房総めぐり その1
関西から友達が来てくれた。千葉は全く行ったことがないというので、2日間お休みを取って房総を案内がてら、一泊してきた。海を見ながら走るのが好きなので、房総はしょっちゅうドライブしている。でもここ数年、房総に泊まることは全くなかったので、久しぶりにのんびりと房総を回れるなあと楽しみにしていた。
日曜日からずっと雨が降っていて、出かける朝になっても雨はやまなかった。大雨警報まで発令されていたので、出端をくじかれ一時間遅らせての出発となった。
九十九里の平坦な海岸線を見てから有料道路で一気に一宮まで出て、雨がやんだのを見はからって途中の海岸に車を止めた。持って行ったおむすびとあり合わせのおかずを並べて灰色の海を見ながらランチタイム。せっかく千葉まで来てくれたのに、こんなにどんよりとした海しか見てもらえないなんてガッカリ。
その後は鵜原に出て私の大好きな鵜原理想郷のハイキングコースを歩いた。晴れてはいなかったが、ちょうど雨がやんだのだ。ここは穴場であまり知られていないけれど与謝野晶子が滞在し76首もの歌を詠んだり、三島由紀夫も短編小説の舞台として取り上げている。ゆっくり歩いても1時間ほどで回れるし、岬の突端から見下ろす浸食された岩盤の表情はとても美しい。車から降りて歩かなければならないせいか、千葉の友達でさえここは知らない人が多い。
その後は海岸道路をずっと南下して安房自然村へ。洞窟の先にある薬師温泉で有名な所だ。10万坪の敷地にはお堂や展望台もあり、ゆったりと散歩もできる静かな宿泊施設だ。
富士山の上にちょうど沈む夕陽が重なる珍しい光景の「ダイアモンド富士」が、宿泊日前後に見られるとのことだったので、お天気を楽しみにしていたのだが太陽は雲に隠れて何も見えなかった。
薬師の湯は琥珀色でお湯が柔らかく、メタホウ酸、メタケイ酸、重炭酸ソーダの湯質。ミネラルたっぷりで?長く入っても湯あたりしなかった。この土日はとても忙しく寝不足だったので、お風呂から上がったらすぐに睡魔に襲われて朝まで爆睡してしまった。
The comments to this entry are closed.
Comments