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August 08, 2011

百日紅満開

今日の仕事は垣根側の草刈りと決めていたのだが、朝からあまりに暑かったので、日中にやるのは諦めて、とりあえず家中の布団を全部干し、洗濯機を回した。今日はカラリと晴れていたのでよく乾いた。午前中はしばらくやっていなかった店の事務仕事。たまっていた郵便物や書類の山を片付けた。ファックスの返信や食材の発注、会計仕事などを済ます。
3時過ぎに日がちょっと陰ってきたので、早めに草刈りを始めようと着替えて外に出た。先週、留守をした分だけしっかりと草が伸びている。夏の間、特にお盆前のこの時期はあちこちから刈払機の音が聞こえてくる。刈っても刈ってもぐんぐん伸び放題の雑草たちとは、まさに格闘している?という感じだ。
古民家の垣根の外側の下草刈りと、上の方に伸びてしまった枝払いをしたのだが、斜面になっているので、上の枝を切るのは足元が不安定でちょっと手間取った。
その後はこれまた伸び放題に伸びている葛の蔓の根っ切り。ほおっておくと木や畑の野菜たちの所までやって来てぐるぐる巻き付いてしまうツワモノだ。刈払機で切ろうとすると絡まるので、枝ハサミでチョキチョキと切って手で引っ張りながら丸めて片付けていくしかない。
隣りの土地から侵入してくるのだが、あまりにはびこりすぎて隣りの敷地に植えてある松の木は蔓でぐるぐる巻きになった「蔓の木」?みたいになっている。
濃いピンク色の百日紅が満開だ。この花を見ると修復に追われていた暑い夏を思い出す。ちょうど2年前、宗吾霊堂前のお店を閉めてここに引っ越してきた。引っ越し当日はこの広い古民家が店の荷物であふれ足の踏み場もなかった。遅くまで手伝ってくれたスタッフたちが帰った後もずっと片付けに追われ、明け方近くなってようやく布団一枚敷くスペースを確保した。
でも初めて古民家で一人で寝るのが怖くて怖くて・・・体はもうヘロヘロに疲れていたのに中々眠れなかった。それが今ではもう布団に入るとすぐに爆睡だ。今でも怖いことは怖いけれど、怖さにも慣れてしまった?のかもしれない。
あの時も百日紅の花が庭のあちこちで咲いていた。陽射しを遮るものがないので、猛暑が続くと庭の花たちはもう暑さに負けてほとんどがダメになってしまうのだが、百日紅の鮮やかな花だけは暑ければ暑いほど元気に輝いていた。
この先、いつか古民家から離れる日が来たとしても、どこへ行っても百日紅を見る度に、たくさんの人たちの力をお借りしながら汗を流した修復の日々のことをいつも思い出すだろう。2009年の夏は私にとって特別な季節だから、一生忘れることはない。
グリーンカーテンになっているゴーヤの透き通った葉っぱの向こうに咲いている百日紅。
Dsc00167


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