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September 29, 2011

畑の片付けと種まき

台風の後、倒れてしまった野菜や終わった野菜がずっとそのままになっており、気になっていた。それで今日は朝から一日中畑仕事をやるつもりだったのだが、アヤコさんが昼前に来ると電話があったので、とりあえず畑の片付けと種まきまではやってしまおうと、8時頃から作業を開始した。
オクラやズッキーニ、とうもろこしなどの終わった苗の残骸がそのままになっていたので、まずはそれを片付け、周囲の草を抜いていった。2年前に比べて、土が柔らかくなったので、フカフカしていて草が抜きやすかった。以前はスギナばかりだったのに今はスベリヒユなどが生えてくるようになった。時々太くて長いミミズにも遭遇し、まだまだとは言うものの、2年前よりも確実に土がよくなってきている。
ざっとだけれど草を抜き、一カ月ほど前に堆肥を蒔いておいたので、鍬で土を耕しながら、小さな畝を立てていった。今日は風はさわやかだったが、太陽の陽射しがけっこう強く、すぐに汗びっしょりになってしまった。でも真夏に比べたらずっと体は楽だ。
とりあえず、大根とカブとラディッシュの種を畝一本ずつ蒔いた。本当は大根はもっと深く高く畝を立てたいところだが、とても鍬一本ではこれ以上土を掘り起こせない。今年もまた短い大根になってしまいそうだが、まあ、料理する分には短くても股割れでもいっこうに構わない。でも一度くらいは太くて長くて抜くのが大変な大根を作ってみたいものだ。
アヤコさんが来たので、昼で作業を切り上げて家に入り、シャワーを浴びた。なんだかもう腰がヘロヘロだ。座布団に横になりながら転がって話をした。そんな体勢でも口だけはよく動く。
ちょうど読み終えたばかりのジェームズ・アレンの書いた「自分の心に奇跡のタネをまく人」(イーストプレス)の本について話す。おそらく長らく読み継がれてきた自己啓発書「原因と結果の法則」の新訳だと思うのだが、訳者が齊藤孝さんなので、きっと面白いだろうと思って借りて来た。アヤコさんとは読んだ本や見聞きしてきたことなどをいつもシェアし合っているが、言葉がいつも響き合い、いろんな意味でお互いを写す鏡のような関係なのでとてもありがたい。
確かな精神性、人間性、揺るぎない価値観という心のありようを土台とし、その上に人間として繁栄するための神殿を築く。その柱となるのはエネルギー、効率、清廉潔白さ、システム、共感、誠実さ、公明正大さ、自己信頼の8つ。それぞれの柱についての原因と結果を検証している。
そもそも原因となるのは物理的な事件などではなく、自分の内なるもの(心)が作っている。そしてその原因が実際の事件(結果)を起こす。ならば繁栄の原因を徳のある心の上に作っていこうという指南書である。
齊藤孝流の訳し方なのかもしれないが、余計な形容を加えずシンプルで的確な文章だった。シンプル過ぎてわかりにくい部分もあったけれど、一つ一つの言葉が名言だった。
「精神面で効率的な人は情熱を知性に、知性を原則に、原則を智恵に変える。そして智恵は行動に表れ、時に大きな成果を上げる」。う~ん思わず唸ってしまった。
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