「田舎暮らしの方法(仮)」本の取材
明治書院から今年の秋に発行予定の単行本「田舎暮らしの方法」の取材があった。実際に田舎暮らしを実践している何人かを定住型や別荘型、週末型などに分け、土地選びから住まい選びのポイント、田舎暮らしのメリットデメリットについてなど体験談を写真と共に紹介していく本だ。
監修は食や温泉、農業などをテーマにした中高年向けのライフスタイル誌「自遊人」の編集長である岩佐十良(いわさとおる)氏。
成田市の郊外にある古民家を改修し、そこに移り住み、畑をやりながら自然食レストランを営業しているという実践例として私自身がその中の数ページにわたって写真付きで紹介される予定。
編集プロダクションのカメラマンさんとライターさんはそれぞれバラバラの場所から風楽にタクシーでいらっしゃったが、駅からの遠さに驚いていた?様子。あらかじめ用意された質問に答える形の取材と、私の日常の一日を追うという形で写真撮影が行われた。
厨房の仕込み風景、スタッフとのやりとり、掃除をしているところやお客様とお話しているところ、車で買い物に出かけるところ、鍬を持って畑仕事をしている場面や草取りをしている場面など全部で8カット。ある時はエプロン姿の仕事モード(実際にまだ営業時間中だった)で、ある時はエプロンを外し、仕事の後、トラとミーと縁側で寛ぎながら本を読んでいる姿、ある時は座敷で一人夕食を食べ、またモンペに履きかえ、麦わら帽子で外仕事・・・と目まぐるしく?いろいろなスチュエーションに入れ替わって七変化?(まるで年配の売れっ子モデルみたい?!)。
なんだか大急ぎで駆け巡っていった忙しい取材だったが、取材先が何を欲しているのか、そのニーズが明確だったので、ポイントを押さえてこちらも対応しやすかった。「実際に掲載される写真はそれほど大きくはないけれど、少なくともこれである一日の生活の流れはわかると思う。
「実際に田舎暮らしを始めたいと思っている団塊の世代に向けて、何かアドバイスがありますか?」と最後の質問があったので、なんて答えたらいいのかなとちょっとだけ考え、「まずは案ずるより産むがやすしですね」とお答えした。やってみなければ何もわからないので、すぐに購入を考えずとりあえずお試し期間のような形で貸家に住み体験してみることをおすすめした。
そして都会と同じ便利さや情報の多さやモノなどを求めず、価値観を消費型から内面的な充足に向けていくことが大切なんだろうなと思った。心の豊かさや自然との共生など、不便ではあるけれど、田舎ならではの時間の流れ(暮らし方)があるので、そこに価値を置くことができたら日々の暮らしを楽しむことができるのではないだろうか。
要は生活そのものを豊かにダウンシフトさせていくということなのだと思う。それを楽しむことができるか、苦痛に思うかで迎える日々も変わってくるような気がする。
面白そうな企画なので完成がとても楽しみ。私の所はほぼ終盤の取材のようで、この後、追い込みに入り年内には発行される予定だということなので、また本ができたらお知らせしますね!
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