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November 26, 2011

冬支度

昨日の夜からかなり寒くなってきた。特に今朝は今秋最高の冷え込みだったような気がする。朝、起きたら畑に真っ白な霜が降りていた。これからは毎日寒い朝が続くのだろう。
いよいよ本格的な冬支度をすることにした。物置から大きなストーブを運び込み土間に出した。茶の間と台所の間の戸を隙間戸からガラスの入った戸に取り変えた。開け放してあった三間ある座敷と座敷の間に障子と襖を入れた。そして全てのストーブに灯油を満タンに入れていつでもつけられるように準備した。これから毎週のように灯油を4缶づつ買いに行かなければ。
厨房もかなり冷え込んできたけれど、ストーブを付けるのはもう少しの辛抱だ。これから水も凍るほど寒い厨房になるのだから、今から温かさに慣れてしまっては冬が越せなくなって?しまいそう。
夕方、柚子の実を高枝ハサミでもいだ。随分と高い方まで黄色くなっているので、もう脚立に上っても届かないところがある。今秋も何個か使ったが、霜にあたって落ちる前に取っておくとキレイな柚子が使える。鋭い棘に触れて、いつも肘から下がかすり傷だらけになるのだが、ここで暮らすまで柚子をもいだことなんてなかったから、柚子の木に棘があることさえ知らなかった。都会で売られている柚子は棘も葉もキレイに落され、プラスティックのトレイに乗ってラップに包まれたおすまし柚子だ。
庭にある柚子の木は古木なので、その実はゴツゴツボコボコしているけれど香りがとてもいい。皮をひたすら剥いて千切りにし冷凍しておくと、サラダや煮物に重宝する。もちろん柚子の果汁も手で絞ってビンに入れて保存する。
春には筍を煮る筍仕事が、初夏には梅干や梅ジュース、ジャム、梅酵素などの梅仕事が、秋には柿をもいで柿なますにしたり、タルト用に煮る柿仕事が、そして冬の始まりはこの柚子の皮をむく柚子仕事が待っている。
庭になっているものを生かしきる季節の仕事。その仕事はそれぞれの自然の恵みを楽しめる厨房での小さな風物詩だ。何百個も柚子の皮を剥いて大変だなあと思う時もあるけれど、おかげで一年を通してこの最高の柑橘の香りをいつでも味わうことができるのだ。しかも買ったものではなく、その土地にあったものを生かして!
冷えと乾燥でそろそろ手荒れも激しくなってくるけれど、柚子の副産物、種の焼酎漬けを手に塗りながら、古民家生活3度目となる厳しい冬を乗り切らなくては。
Dsc01346

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