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December 09, 2011

父の旅立ち

今日は父と最期のお別れとなる葬儀ミサの日。弟と相談し、熱心なカトリック信者であった父を見送るのは、本人が何度も何度も祈りを捧げてきた教会で行うことにした。またお通夜と告別式を行うのではなく、日中に「葬儀ミサ」という形で親族だけのお別れをすることにした。
場所は父が洗礼を受けた教会ではないけれど、渋谷に引っ越して以来、30年以上通い続けた父の所属教会であるカトリック初台教会。母もここに納骨されている。
カトリックでは死を忌み嫌うものとしてとらえるのではなく、ひとときの眠りに過ぎないと解釈する。そして旅立ちによって新たな永遠の命を与えられると信じられている。
先日行った葬儀の打ち合わせの前に、教会の事務の方が「葬儀屋さんの言いなりになって、豪華な祭壇をしつらえたり、お花を多く飾ったり、看板を立てたりする必要は全くないのですよ。神の前では、」皆平等で天国への入り口はそういうことには関係なく誰に対しても開かれているのですから」と言って下さった。
それが葬儀屋さんとの打ち合わせの時にいろいろなことを選択する一つの指針となった。
大きな聖堂に父の棺と白い花を飾り、父の遺影を立てた。親族以外には声をかけなかったが、父が親しくしていた教会の方たちや聖歌隊の方たちもミサに列席して下さった。
出棺の前に皆さんが献花をして下さり、最期は祭壇の花を手折って全て棺の中に納め、たくさんの花に囲まれて、父は静かに旅立っていった。神父さまの祈りの言葉を聞きながら、葬儀ミサというのは、生前の故人に思いを馳せ、私たちが感謝の気持ちを持って、その旅立ちを見送ることができるようになるための準備の時間なのだなと思った。決して華やかではなかったけれど、そういう意味では自分たちにあったスタイルで、こじんまりとした静かないい時間を過ごすことができた。
父に感謝し、その旅立ちを心から祝福すると同時に、この世に生を受け、今、つながっていることのできる人たちを大切にしたいと改めて思った。

神父さまが最後に唱えて下さった「結びの祈り」がとても印象に残っているので全文を記載します。
いつくしみ深い神である父よ
あなたが遣われされたひとり子キリストを信じ
永遠のいのちの希望のうちに人生の旅路を終えたカルロ・ボロメオ(父の洗礼名)をあなたの手にゆだねます
私たちから離れてゆくこの兄弟の重荷を全て取り去り
天に備えられた住みかに導き
聖人の集いに加えてください
別離の悲しみのうちにある私たちも
主キリストが約束された復活の希望に支えられ
あなたのもとに召された兄弟と共に
永遠の喜びを分かち合うことができますように
私たちの主イエスキリストによって
Dscf7740


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