« スタッフミーティングと業者さんとの打ち合わせ | Main | カフェ本の取材と荷物の運び出し »

December 03, 2011

ミホちゃんのおみ漬け

美味しくて止まらない。おみ漬けは本当にご飯が進むお漬物だ。山形出身のミホちゃんご夫婦。ミホちゃんの旦那さんが家庭菜園で青菜(せいさい)を育て、樽いっぱいにおみ漬けを作ったそうだ。そのお裾わけをいただいたのだが、とにかく美味しい。
私は昔からなぜか山形出身の友達や知人が多いので山形にはかれこれ10回以上行っている。初めて行ったのは宮城と山形の県境にある冬の作並温泉で夜にかまくらを作ってろうそくを灯した。その幻想的な美しさは何十年とたった今でも鮮やかに思い出される。
初めてきのこ狩りを体験したのも高畠の里山だったし、ピッカピカの佐藤錦をほおばったのも南陽市のさくらんぼ農園だった。蔵王の樹氷の間をスキーをするのも楽しかったし、当時まだ高級品だったラ・フランスを送ってくれたのも山形の友人で、芋煮会に招待されたり、おみ漬けや青菜漬け、三五八漬けといった山形ならではのお漬物を以前からよくいただいてきた。
冬の終わりに雪深い孤村に泊まった時、ちょうど帰る日の朝、南側の庭先に小さな福寿草を見つけた。まだ雪に囲まれた中、ほんの一輪だけ咲いた黄色い小さな花はほっこりと温かく、灯りがともったように輝いていた。後にも先にもあんなに可憐な福寿草を見たことはない。
宿泊先のおじさんがその日の朝早くに家を出て、蕗のとうを摘んで来た。それを朝ご飯の時、天ぷらに出してくれた。当時、若かった私は蕗のとうの天ぷらなんて苦いだけで特別美味しいとは思わなかったので、なんでわざわざ天ぷらを出すのだろうと思っていた。でも今ならわかる。雪国で暮らす人にとって、雪の溶け始めた土手にようやく頭を出す蕗のとうは真っ先に春の訪れを告げてくれる喜びの使者だということが。「もう出た頃かな」と思いながら、まだ雪の残る山道を歩いて蕗のとうを探し出し、都会から泊まりに来た来客のために天ぷらにするということは、何よりのおもてなしだったのだろう。
そんな思い出がたくさんある場所なので、山形のお漬物というと、それだけで食指が動いてしまうのだ。おみ漬けは青菜(せいさい)の葉と干した大根、人参などを細かく刻んで紫蘇の実と一緒に塩漬けにしたものだが、作り方によっては醤油やみりん、砂糖なども加えてほんのりと甘い味付けにする。それがしょっぱいだけのお漬物とは違って青菜のシャキシャキ感も加わってとても食べやすいのだ。
お裾わけがたっぷりあったので、定食のお漬物としても少しずつ添えさせていただいた。ダンナさんがこんな美味しいお漬物を作ってくれるなんてミホちゃんいいなあ~!ご馳走さまでした!
Dsc01469


|

« スタッフミーティングと業者さんとの打ち合わせ | Main | カフェ本の取材と荷物の運び出し »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/78167/53397370

Listed below are links to weblogs that reference ミホちゃんのおみ漬け:

« スタッフミーティングと業者さんとの打ち合わせ | Main | カフェ本の取材と荷物の運び出し »