« iPhoneデビュー? | Main | »

January 13, 2012

初もの 蕗のとう

朝、ジュンコさんが「初ものですよ~」と持って来てくれたものは小さな蕗のとうたち。今朝は冷え込みが一段と厳しく、厨房の水道も給湯器のお湯も全く出ない寒い朝だったというのに、地面の下では春を迎える準備が着々と進んでいるようだ。
収穫作業の大好きなジュンコさんは季節を先取りするのが得意。確か去年も1月中に蕗のとうを摘んで持って来てくれた。日当たりのいい南側の土手にかすかに頭が出ているそうだ。目を凝らしてそれを探し、草をかき分け摘みとっていく。春の使者なのに、こんなに寒い冬のうちからウズウズと地表に飛び出してしまった気の早い子たち。まさか見つかるとは思ってもみなかっただろうに?ジュンコさんにかかったらお手上げだ。
まだほんの小さな蕗のとうなので写真に写しても芽キャベツのよう?だが、れっきとした蕗のとうだ。さっそく天ぷらにして、かなり早い春のほろ苦さを楽しませていただいた。
今日の古民家はヒマだったのでジュンコさんが実家から捥いできてくれた夏みかんの皮をむき、果肉を取り出して、ママレードを作った。厨房中、夏みかんの甘酸っぱいいい香りが充満していた。この時期ならではの季節の仕事だ。
去年の晩秋から軒下に吊るしておいた干し柿も完成したので、全部、取り外した。今までも少しずつ出来上がったものから取っていったのだが、ようやく全部、キレイに干し上がったので片付けることにした。渋柿がお日様の光と風によって、乾燥し甘くて美味しい干し柿になる。渋さの原因となる水溶性のタンニンが干すことによって不溶性に代わって渋抜きされる。何と糖度は生柿の4倍にもなるという。ビタミンCなどは抜けてしまうが、その分、食物繊維やカロチンなどは干すことによってかなり増えていく。
見かけはあまり美人ではないけれど、一口食べてその甘さにビックリ。古民家の軒先に干し柿がぶら下がっているのは何とも風情があるし、吊るしておくだけであの渋柿がこんなに甘くなるのだから、来年はもっといっぱい作ろうっと。
野山にあるものを収穫し、ちょっと手を加えて保存できるものにしていく。そんな季節の仕事ができるのも身近な場所に材料がたくさんある田舎に住んでいるからこそ。確かに手間はかかるけれど、自分で手塩にかけたものは何でも美味しく感じられるし、何よりも季節の恵みを暮らしの中で感じられるという楽しみがある。
仕事が終わってから、できあがったばかりの玄米甘酒を飲みながら、ジュンコさんは「来年は私も干し柿作りたいから、軒先貸してね!」。
Dsc01966

Dsc01962

Dsc01968

|

« iPhoneデビュー? | Main | »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/78167/53728617

Listed below are links to weblogs that reference 初もの 蕗のとう:

« iPhoneデビュー? | Main | »