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January 18, 2012

トラとの別れ

大好きだったトラが死んだ。土曜日から時々吐いていたのだが、たまにそういうこともあるのかとあまり心配もしていなかった。日曜日の夕方から出かける予定だったので、今回は寒くないようにと、トモちゃんにペットホテルに連れて行ってくれるようにお願いした。
トラは男の子のせいか気まぐれだった。時々ふらりとどこかへ出かけてしばらく帰ってこないこともあった。夜、家の中にいてもお腹がいっぱいになると窓のところに行って出たそうなそぶりをし、窓を開けるとそのまま飛び出してしまうのだ。
日曜日の朝も一回吐いて、朝ご飯を食べなかった。朝は縁側にいたので、すぐに戻ってくると思っていたのだが、私が出かける時には姿が見えなくなっていた。結局、迎えに来てくれたトモちゃんもトラのことを見つけられずにペットホテルには行けなかった。
朝も吐いたし、あんなに食欲旺盛なトラが食べに戻ってこないので心配になったが、ネコは具合が悪くなるとどこかへ行き、うずくまって体が回復するまでじっとしていると聞いたので、きっとトラもどこかに行って体を休めているのだろうなと思うことにした。それに本人がいなければどうすることもできない。
私はその後、出かけたが、なんとなくイヤな予感がして昨日の夕方は早めに帰ってきた。縁側に用意していおいたネコ用のベットの中でトラは寝ていた。
私が車で帰ってくるといつも出迎えに来てくれるので、おかしいなと思って近づいて行った時にはもう死んでいた。まるで眠っているみたいだったので、トラトラって体を揺すりながら何度も声をかけたのだけど、あの可愛らしい声でもう鳴いてはくれなかった。
トラを抱っこしながら自分でもビックリするくらい大泣きしてしまった。一体どうして?外で自由に遊んでいるので、どこかでヘンなものを食べてしまったのだろうか。もうトラのバカっ!金曜日まであんなに元気でご飯もいっぱい食べていたのに。トラはすごく苦しかったのかもしれない。最後の最後に家に帰ってきたのに一緒にいてあげられなくてごめんね。
真っ暗になった庭に泣きながら穴を掘り、トラのお墓を作った。もう涙が止まらなかった。
今日はこちらでビオン店用の仕込みをし、神崎で買い物する予定だった。ケーキを焼いたり、小豆を煮たり、豆を煮たりしながら、縁側をふり返る度にトラがそこにいるような気がした。そしてもう会えないんだとわかるとまた泣けてきた。
人懐こくて穏やかなトラは本当に可愛かった。外でチョウチョやバッタを追いかけている時は野生のネコっぽく?なったけど、普段はいつもまったりとしていてすぐにすり寄ってきた。エサをあげる時、いつもミーが先に好きな方を取った。トラはいつも残った方を食べていた。
自分が帰ってくると「ニャオ~ン」と可愛らしい声で鳴き、中に入れてくれと言う。でもすぐにまた遊びに行きたいと言って窓の所へ走っていった。
私が畑仕事をしている時はいつも近くにいた。ゴミを出しに行く時はついてきた。私はトラとミーが土の上でじゃれ合っているのを見るのが好きだった。二人はとても仲良しでいつも駆けっこをし、じゃれ合いなめ合い一緒に丸まって寝ていた。
そんなトラの姿がもう見られなくなるのかと思うと淋しくて仕方ない。トラとミーは私が初めて飼ったネコだった。ネコのことを何も知らない私でも飼えるような手のかからないネコだった。
私が夜遅く帰って来た時も車の音がすると遠くから鈴をならしながら駆け寄ってきた。あの「おかえりなさい」と迎えてくれる二人の姿にどんなに慰められたことか・・・。私は出かけるのが好きだからお留守番することが多かったけど、いつも二人で待っていてくれたっけ。帰ってきたばかりの時はちょっぴり拗ねて知らんぷりをすることもあったけど、呼べば嬉しそうに膝に飛び乗り抱っこをするとすぐにゴロゴロと喉をならした。思い出すのは可愛い姿ばかり。抱いている時のあの温かいぬくもりと柔らかい毛並み。シマシマのしっぽが美しいネコだった。
これからミーも淋しくなるだろうなあ。まだしばらくはトラのことを思い出しては泣いてしまいそうだけど、短い人生だったけど、きっとトラは幸せだったんだろうなあと信じたい。
自由に野山を駆け回り、たくさんの人たちに可愛がられて、美味しいものをいっぱい食べ、普通のネコの一生分をほんの2年ほどで味わい尽くしてしまったのかもしれない。トラは私に幸せな時間をくれた。ありがとうトラ。トラからもらった楽しい思い出をママはずっと忘れないからね!ミーのこと天国から守ってあげてね。
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Comments

ねこのお父さんありがとう。
温かいお言葉をありがとうございます。トラは初めて飼ったネコでしたが、本当に可愛らしく名前を呼べば駆け寄ってくるような人懐こいネコでした。
トラとの別れがこんなに突然やってきて、しかもこんなに悲しいなんて・・・。
まだちょっと外で音がしただけでも、トラが帰ってきたんじないかって見に行ってしまいます。
でも泣きながらも、仕事をしたり、ご飯を食べたり、人と話したり・・・そうしているうちにきっとトラのいない生活にも少しずつ慣れていくのでしょうね。
トラは私にネコの可愛らしさを教えてくれたかけがえのないネコです。

Posted by: 風楽 | January 19, 2012 at 10:02 PM

今日たまたま、久々にこちらをのぞいてみました。
私は、最近猫を保護して(拾って)もともと居る猫と共生できるよう、二人をなじませている最中なんです。
その先住猫には犬のお姉さんが居て、とても仲良くしていたんですけど、突然事故で死んでしまいました。
犬でも、猫でも、家族なんで、子供が死んだと同じです。
なにより、病気や年齢でだんだん弱っていって命が尽きるのは、こちらもある程度心構えができますが、事故は本当に突然で、ショックは言い表わせません。
今は、この猫達が幸せに暮らせるようにしてやるだけです。
どうぞあまり気を落とさずに。
亡くなった猫ちゃんは、いつもそばに来ていると思いますよ。


ずっと久しく風楽に行ってません。
こんどまたご馳走になりに行きます。

Posted by: ねこのお父さん | January 18, 2012 at 11:01 PM

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