« スペルト小麦のサラダ | Main | 夜のガーデンビオン風楽 »

May 05, 2012

タラの芽

喜多方に住んでいる友達からタラの芽が送られてきた。80歳を過ぎた彼女のお父さんが山に入って摘んで来てくれた野生のタラの芽だ。福島産の山菜は出荷制限や採取制限がかかっているものが多いが、幸い喜多方市の山菜は今のところ規制されていない。
喜多方で生まれ育ったお父さんにとって、山菜摘みは遊びと言うよりも生活の一部になっているようだ。毎年、春には山菜摘み、秋にはキノコ狩りをして、山の恵みを食卓に乗せている。そして私は時々、季節の産物を喜多方から送っていただいている。
ずんぐりとした売っているようなタラの芽ではないけれど、大きくて芽が伸びているジャンボな?タラの芽だった。シュンとしているものは52度のお湯に少しつけておくと元気になるよと教えてもらったので試してみた。本当に葉がピンピンとしてきたので驚いた。
長男が働いている47DININGという居酒屋の鈴木賢治社長も福島出身の若者だ。震災の3か月後、福島県の食材を積極的に取り入れた居酒屋47DININGをオープンし、マスコミでも話題になった。47都道府県のたべものを移動販売車で販売する「ヨンナナプランニング」を2009年にベンチャーで起業。ところが震災の時、実家の製氷工場は津波で全壊してしまった。2年間かけて準備してきた移動販売車の最初の運転がくしくもいわき市での炊き出しになってしまったそうだ。その後、復旧作業などを通して被災した人たちが商売をやれる場所を作ろうと、いわき駅の近くに「夜明け市場」という屋台村を構想し、現在、6店舗が営業を開始しているそうだ。
この前、久しぶりに長男に会ってそんな仕事の話や食材の話をいろいろ聞かせてもらった。福島は果物は有名だけど、それ以外にもうまいもんがいっぱいある。それを店で料理し紹介していきたいとがんばっているようだ。
話しながら喜多方の友達のことを思い出した。そう言えば私も彼女からいろいろなものを送ってもらっている。なんだかいろんなことがつながっているんだな。
長男と年齢が近くて面白い生き方をしている経営者の元で働くことができてよかったなと思った。板前の仕事は休みが本当に少ないので、中々思うように出かけられないかもしれないけど、いつか時間を作って福島の生産者さんの所に行けるといいね。
料理という仕事を通して暮らしや世界を見つめていくこと・・・息子が現場で感じたことをいつかまた会った時にゆっくりと聞かせてほしい。せっかく同じ分野の仕事をしているのだから、息子とも食に携わることの楽しさをたくさん共有できたらいいな。
Dsc03228


|

« スペルト小麦のサラダ | Main | 夜のガーデンビオン風楽 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/78167/54641457

Listed below are links to weblogs that reference タラの芽:

« スペルト小麦のサラダ | Main | 夜のガーデンビオン風楽 »