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June 22, 2012

長崎~大分へ

3泊4日で九州に行ってきた。九州には今年の3月にも行ってきたばかり。。その中でも特に山岳信仰の色濃く残る国東の石仏などが印象に残っていた。今回は大分に移住した陶芸をやっている柿ピーの所へ行き、できたらもう少しそれらを見て歩きたかった。
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(海をみおろす遠藤周作文学館)


また大分の前に前回行けなかった長崎にも寄ろうと思った。かつて大好きな作家の一人であった遠藤周作の文学館に行きたかったのだ。
例のごとくチケットを取っただけで何の予定も決めずに出かけたはいいが長崎で台風と遭遇。一日目は空港から3時間かけてホテルに直行しただけで、どこにも行けなかった。
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稲佐山の夜景)


次の日、予想以上に早く台風が移動してくれたので、予定どおり文学館に向かった。長崎駅からバスを乗り継ぎ一時間。外海(そとめ)という「沈黙」の舞台となったキリシタンの里に建っている。海を見下ろす岬の高台に位置し、五島灘に沈む夕陽が見えるとても美しい場所だった。到着した時はすでに台風が通り過ぎ外海には青空が広がっていた。
ずっと行きたかった場所なので、入口の遠藤周作文学館という字を見た時、ようやく遠藤周作に会えた・・・と感慨深かった。氏はここで静かに眠り、毎日、美しい海を見ているのだろう。
また外海には「沈黙」の文学碑もある。「人間がこんなに哀しいのに主よ、海があまりに碧いのです」と刻まれている。この地でキリシタンの血が大量に流され、処刑場の廃墟などが至る所にあるというのに、周囲の自然はあまりにも明るく美しい・・・。
文学館では愛用品や遺品、写真、生原稿などが展示されており、氏がどのような思いで長崎と関わり、どのようなキリスト像を描こうとしてきたのかが伝わってくる。いつか五島にわたり隠れキリシタンの軌跡もたどってみたいと思った。
Dsc03558                (文殊仙寺


同じ九州なら長崎から大分まで行くのはわけないと思っていたのだが九州は広い。移動に思いのほか時間がかかってしまったけれど、次の日、高速バスを乗り継ぎ大分にも無事にたどり着いた。
どこに行くと決めてはいなかったが、途中まで迎えに来てくれた柿ピーと一緒にいくつか寺跡や石仏などを見て歩いた。苔むす石仏や大きな岩や石の塊などがあちこちに点在しており、太古のエネルギーのようなものを感じる場所だった。
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その後、柿ピーの家に行き、みんなで温泉に行ったり、愛娘のワラちゃんと遊んだり、漁師さんに魚を注文しておいてくれたので、それをさばいて夕食を作って一緒に食べたり、カキノ家で楽しく過ごさせていただいた。
ワラちゃんはすっかり大分弁になっていて、「あんな~」「そやろ~」といっちょ前の口調で話すのがとても可愛かった。10人ちょっとしかいない幼稚園に楽しく通い田舎暮らしを満喫している様子だった。
まだ窯が完成していないので、作陶にはしばらく時間がかかりそうだが、お米や野菜を作りながら、家族そろってのスローライフが南の地で始まっていた。
仲のいい友人が遠くに行ってしまったのは寂しいけれど、行こうと思えばいつでも会えるんだなと思った。そして会えばいつも通りにいろんな話をし、楽しい時間を過ごせる。そのことがとても嬉しかった。

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