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June 09, 2012

厨房の片付け

こんなお天気だったにも拘わらず、今日は朝からご予約の電話が次々に入って大忙し。雨できっとヒマだからケーキを焼いて、カレーを仕込もう・・・なんて思っていたのだが、あまりの忙しさに結局仕込みは何一つできなかった。定食もケーキも全部なくなり、ユウコさんとようやく3時近くになってから賄いを食べた。
店が終わってからケーキを焼き、白神こだま酵母でパンを焼いた。パンを発酵させている間、先日、友達からもらってきたステンレスのワイヤーラックを組み立て、厨房にあった古いカラーボックスと入れ替えた。数あるワイヤーラックの老舗エレクターのものなのでとても安定していて質感がいい。収納する場所に困っていた容器類だが、棚が増えたことですっきりと収納できた。来週、年に一回の店舗検査があるので、数日かけて厨房をキレイに変身?させていこうと思う。夜までかかってようやく仕込みとラックの設置が終わった。
関西電力大飯原発が再稼働の手続きに入りそうだ。国内にある50基の原発が全て停止している中、「国民生活を守るため再稼働すべきだ」と野田首相が表明した。
一体国民生活の安全って何なんだろう?国を預かる長の言葉なのに国民(私)の胸には全然響かない。原発の安全神話などとっくに崩壊しているはずなのに・・・。
「私の責任で最終判断したい」とは何を根拠に言えるのだろう?人間の命に対する責任はそんなに軽いものではない。福島原発の事故を見れば、いったん起こってしまったら、収拾がつかなくなることくらい、もうわかりきっている。まして個人で責任などとうてい負えるものではない。人の命が失われ、長い間、環境を汚染し続ける原発事故の責任があの首相にとれるわけがない。
人々の日常の暮らしを守るためと本気で思うなら、今すぐ再稼働を阻止すべきだ。福島周辺で被災した人たちの補償問題さえまだ解決していないというのに、一体どういうつもりなのだろうと呆れてしまう。そして私たち一人一人の無力さに悲しくなる。
生活クラブ生協の「本の花束」に私の尊敬してやまない落合恵子さんの短いインタビューが載っていた。
『反原発は反差別でもあります。「反」というといつも拳をふりあげて、というイメージになりがちですが、「反」の向こうにあるのは、なだらかで緩やかで「拓かれた地平」です。憤りばかりでは疲れますから、たまにはおしゃれしようよ、贅沢は不要だけど、旬の野菜をテーブルに、と人にも自分にも言い聞かせています』
再稼働の動きがある中、それでも自分にとっての大切な日々の暮らしは続いていく。そこに怒りや憤りの気持ちを持ち込みたくはない。でも同時にこんな状況に対しては怒りや憤りの気持ちを抱かざるを得ない。
憤りと平安と・・・二つの揺れ動く感情の中で私たちはバランスを取りながら生きていかなければならないのだなと改めて思った。
Dscf7969


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Comments

あすぱらさんありがとう。
落合さんは人生の先を歩く先輩として私が尊敬してやまない女性の一人です。
私もかつてはよく落合さんの小説を読んでいました。でももう小説は「あなたの庭では遊ばない」で完結したよな気がします。
むしろそれ以降は「母におくる子守歌」などエッセイや反原発へのメッセージなど小説以外での文章の方が印象に残ります。
個というものを大切にしていらっしゃる方ですね。そして少数派の痛みのわかる方だと。
自分が仕事をしながら、少しでも落合さんの歩いてきた道に近付けていけたらと思っています。
おっしゃるとおり、自分の回りに何も解決しない(できない)負のエネルギーに取り巻かれたくないと思います。
でも現実には声をあげていかなければならないことがあまりにも多すぎて・・・・。
祈ることがとても大切なのだと思います。

Posted by: 風楽 | June 11, 2012 at 09:44 PM

もりのこびとたちのブログ・・・一応あります。

あまり更新できていませんが、まずは存在に意味ありということで、よろしくお願いします。

http://blogs.yahoo.co.jp/gmfsr665

Posted by: あすぱら | June 10, 2012 at 11:14 PM

落合恵子さん…愛読書でした。なので、40代50代にあこがれをもっていました。


反・戦う・憤り

そういうエネルギーでは、何も解決しないと思い、静かに強かにいろいろなことを思うようにしています。


戦いのエネルギーは反発を生み出し、憤りのエネルギーは、相手を怯えさせる・・・なにも新しくならないと思っています。

Posted by: あすぱら | June 10, 2012 at 01:21 AM

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