July 31, 2012
今日はガーデンビオンでの料理教室。ヤワタホームのセミナールームのキッチンをお借りして行った。最近、料理教室は参加人数が少ないことが多いのだが、今日は13人も参加される方がいらしてとても賑やかだった。ガーデンビオンの料理教室は基本的に実習はせずデモンストレーション形式で行っている。そのため始まる前は野菜を切ったり、材料を並べたり計量したりと、お料理に必要なものをあらかじめ準備しておく。
今日のテーマは玄米菜食料理の基本編。玄米の炊き方や重ね煮のお味噌汁の作り方、八方出汁の作り方、出汁のひき方、グルテンミートの使い方など、一番基本的な内容で、もう何度も何度も同じ内容で行っているものだ。八方出汁を仕込んだ後、青菜の和えものや揚げびたしなどを八方出汁をベースにして作るので、八方出汁の応用ができるようになっている。
ミヤちゃんとナミさんが勉強がてらお手伝いに来てくれたのでとても助かった。メニューはグルテンミートのフライ生姜あんかけ、ヒジキのマリネ、青菜の和えもの、茄子とカボチャの揚げびたし、それに玄米ご飯と重ね煮のお味噌汁という定番のメニューだが、皆さんとても美味しい美味しいと喜んで下さった。いつ食べても飽きないメニューだと思う。.
食事をしながら自己紹介をしていただいたが、顔なじみの方だけでなく初めてお会いする方もいらして、やはり料理教室などの場があれば、お話する機会も増えていくのだなと思った。
一番驚いたのは、先日私が参加してきた神栖のヨガスタジオ「シャクティ」のワークショップに、同じ日に参加された方がいらしたことだ。私のブログを読んだわけでもないのに(もちろん私がワークショップに参加していることも知らずに)、「シャクテイ」に行った数日後、「風楽」に初めていらっしゃるなんて・・・。
つながっているものはつながっているのだなと思った。
デモンストレーションで行う料理教室は料理を実演しながら、作り方をお伝えしていくので話すことがとても多い。ただやり方を説明するだけではなく、そこに作り手の思いや食と命とのかかわりのようなものも同時にお伝えしていけたらと思う。食べることは生きることと同じであり、今あるその人の体はその人の食べてきたもので作られていると言っても過言ではないだろう。
誰でも簡単にできる体に優しい料理を基本に、美味しく楽しくありがたくをそれぞれのご家庭の中で実践していただけるよう、たくさんのヒントをお伝えできたらいいなと思う。
また9月にも行う予定なので興味のある方はぜひご参加ください。


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July 30, 2012
今日はビオンでトモちゃんと一緒に仕事。今週は明日もビオンで料理教室、水曜日は古民家でランチのご予約、木曜日はまたビオン・・・とビオンに行く日が多く、ずっと仕事だ。
日曜日は古民家で定食の支度をしてから娘の結婚式に参列。新婦の母なのに?慌ただしく結婚式の日を迎えることになりそうだ。でも来週はお休みを確保して出かける予定なので、今週はしっかり仕事をしなくては。
夕方、お客さまから人参ケーキがほしいとリクエストをいただいた。できたら酒粕を中に入れてほしいというご希望だった。マクロケーキではよく酒粕を使うけれど、バターを使うお菓子などに酒粕を入れても、ほんのりとした香りはかき消されてしまうような気がする。
でも人参ケーキにはバターではなく菜種油を使うので、入れるだけ入れてみようと、古民家に戻ってから人参ケーキを焼いた。シナモンも入っているので、酒粕の匂いはほとんどわからないけれど、いつもよりも焼き上がりがふっくらしているような気がした。もしかして酒粕の効果?なのかもしれないけれど、どうなんだろう。
明日、ビオンでも販売するのでよかったらお試しください。
明日のビオンの料理教室は全部で13人になった。料理教室にしては多い人数だ。夜は持って行くものをあれこれと準備。料理教室の間もビオンの方は営業しているので、調味料や道具など全てこちらから持っていくしかない。圧力鍋も持参だ。大荷物になりそう。
風楽でのお料理を作るための基本の教室なので、美味しさの秘訣をきちんとお伝えしようと思う。

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July 29, 2012
千葉県生まれの無農薬のジャガイモ・・・なんてことはない男爵なんだけど、風楽の畑で育ったから風楽ジャガと呼んでいる。自分で育てただけに特別思い入れがあるジャガイモだ。毎年60キロ前後は収穫できているが、今年は台風で花が折れてしまったものも多く、例年よりは少ない。それに掘ってみると育っていない種イモが残っていたりするから、植えているわりには収穫率は少ないのかもしれない。
最近、定食に大活躍だ。煮物、コロッケ、キンピラ、サラダ、スープ・・・とジャガイモがあるだけで、料理のレパートリーが広くなる。
昨日、ナミちゃんとトモちゃんの3人でたくさ~ん作ったので、今日はビオンも古民家も両方ともメインの揚げものはこの風楽ジャガだ。和風テイストにしようとひじきをたっぷり入れて作った。コロッケを半分に切ったので、写真があまり見栄えしないのだが、とても美味しいコロッケだった。
毎日のように茄子、トマト、ピーマン、キュウリも収穫できて、定食のおかずの材料として役立ってくれる。でもたとえばキュウリ一本収穫するまでに一体何本の雑草たちを抜いているんだろう・・・?自分でやってみると無農薬で野菜を育てることの大変さを痛感する。本当に有機農家さんたちはスゴイ!と思ってしまう。
今日は朝から地域の草刈り。世帯から一人は必ず参加し、男性は刈払い機、女性はカマとゴミ袋を持って、周辺を草刈りとゴミ拾いをしながら歩く。私も仕事の前に参加してきた。直射日光はなかったものの、朝から気温が高かったので、もう汗びっしょり。帰ってシャワーを浴びてから仕事。でも私にしては珍しく拭いても拭いても、汗が止まらなくなってしまった。
ユウコさんが仕事の時に首に巻く畜冷剤を借りて首を冷やしながら仕事をしたけれど、今日は一日中、いつもより暑がっていた。
スポーツドリンクをゴクゴクと飲み干し、さらに梅サワードリンクをガブガブ。夜になっても体がほてっているみたいだ。お盆前にはまだまだ草刈りをしなければならない場所が山積み・・・というよりもひと夏中、やってもやっても終わらないので、やり続けるしかないのだが。
それにしても毎日暑いなあ~。そろそろ一雨降ってくれないと畑もお花たちもカラッカラだ。そんな中でも雑草たちだけは容赦なく伸びていく。何と逞しい生命力・・・!

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July 28, 2012
今日も暑かった~!
7月から電車とバスで通勤してくれているナミさんが今日はトモちゃんと一緒に古民家に来てくれた。3人体制でやるほど今は忙しくないので、今日は仕事を覚えてもらうための研修ということで、厨房でいろいろなものを一緒に作った。
そのほとんどがビオンに持っていくものなのだが、マクロ豆腐のキッシュ、マクロかぼちゃのタルト、ジャガイモのコロッケ、米粉のロールケーキなど。焼くものが多かったので、ほぼ終日オーブンは点けっぱなし。ただでさえ暑い厨房がオーブンの熱気に包まれてサウナ状態。トモちゃんはタオルを片時も手放せないほど大汗をかいていた。
最後に作ったのが米粉のロールケーキ。間にブルーベリーのジャムと生クリームを塗って、缶詰めの黄桃とキュウイフルーツを刻んでロールした。2枚焼いたのだが、片方は卵白があまり泡立っていなかったので、膨らみも今一つだった。
それにしても営業時間中に次々とよく仕込んだなと思う。
いっぱい仕事をしたから、今日のティータイムはちょっと豪華に?膨らまなかった方のロールケーキを食べちゃうことにした。ちょうどヨウコさんも来たので、ロールケーキとカボチャタルトの切れ端、タピオカ葛もち、梅ジャムをかけたヨーグルト・・・・などをちょこちょこと並べて、梅サワ―ドリンクを片手に4人で話しながらゆっくりお茶の時間を楽しんだ。ようやくサウナから脱出できたので、お座敷の風が気持ちよかった。
久しぶりに風楽の味を食べた?と言う感じがしたとヨウコさん。梅ジャムの美味しさにはみんな感動?していた。せっかくならもう少し早く来て賄いも一緒に食べたらよかったのに。
梅ジャムは本当に作るのが大変だったけれど、何と言っても美味しい!まるでアプリコットジャムのような甘酸っぱさが最高だ。こんな贅沢で美味しい梅ジャムはないんじゃないかな?と完全に自我自賛?している。
梅サワードリンクは梅と氷砂糖と酢を漬けこんだもの。飲んだ瞬間、シャキッと目が覚めるような爽快感があってクセになる。この季節にはたまらない。これだけクエン酸を摂っていれば、夏バテなんて飛んでいってしまいそう?!。

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July 27, 2012
神栖にあるヨガスタジオ「シャクティ」でアメリカから来たゲストのインストラクターによるヨガのワークショップがあったので参加してきた。この週末にかけて3日間行われるのだが、土日は朝から夕方までで、金曜日のみ夕方から3時間のワークショップだったので参加できるのは今日だけだった。
「シャクテイ」は友達にとてもいいヨガスタジオだよと紹介されたので、一度は行ってみたいなとずっと思っていた。ちょっと距離があるので、定期的に通うのは厳しいかもしれないが、単発のワークショップだったら何とかなる。そう思って、今日、仕事が終わってから「シャクティ」に行ってきた。
天井が広くかなり広いスタジオなのだが、25人くらいの参加者があり、横に手を伸ばせないほどだった。
ミラとジャレットはヨガ・ライフスタイル企業 Pranahataの創設者でもある。ミラはハタヨガをはじめ、アシュタンガヨガ、アヌサラヨガの講習を何百時間と受け、さらにチベッタンヨガや古典のヨガなども研究し、ハートに働きかけながら、身体の奥深くを流れるエネルギーと繋がることをテーマにヨガの指導にあたっている。単にアーサナだけでなく通訳を交え心と体についてのレクチャーもあった。
ポーズそのものはそれほどたくさんの種類をやったわけではなく、一つのアーサナを丁寧に細かく調整しながら繰り返して行った。特にバンダを意識するように何度も何度も指導されていた。
実際、ミラがバンダを意識したアーサナと全く意識しないで行ったアーサナを二つやってくれた。きちんをバンダを意識したアーサナの動きは何と優雅なのだろう。チャーミングで足の長いミラのアーサナはとても正確な動きをし、本当に惚れぼれするほど美しかった。あんなにキレイなアーサナを見たのは初めてだ。
たったこれだけのポーズなのに、バンダを意識して行うとあっという間に体温が上昇し、汗をどんどんかく。アーサナを丁寧に行うのがいかに大変なのかということがよくわかった。できるつもりでいたポーズがこんなに難しかったなんて・・・。
ヨガが終わった後はキルタンと呼ばれる瞑想の音楽をジャレットのギターに合わせて全員で歌った。ヒンドゥーの神であるクリシュナを讃える同じフレーズを何度も復唱するのだが、大勢で歌うことでそれが倍音のようになって響いていく。
とてもいいワークショップだったので、帰りがけに主宰されているノリカ先生にご挨拶をしたら、何と風楽には何度も食事にいらして下さっているとのこと。もうビックリだった。
今、草刈りなどで体に負荷がかかっているので、ヨガをしっかりやって体を伸ばしたいという気持ちがものすごく強い。今日は久しぶりにたっぷり汗をかいて、素晴らしいヨガ時間を過ごすことができた。心地よい疲れが残っているので、もうぐっすり寝られそうだ。ちょっと遠いけれどまた行きたいスタジオだ。


終了後、参加者が集まって写した集合写真。かなり呆けているけれど、この方が顔がわからなくていいかな?
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July 26, 2012
東京電力が家庭用電気料金を9月から値上げするようだ。あれだけの事故を起こしたのに、補償金、事故処理などで経営が大変だからと申請すれば、値上げが認められるなんて不思議だ。役員報酬や人件費、福利厚生、広告宣伝費など、もっと自分の所の支出を見直すべきだ。
実際、50アンペアで契約している4人家族の場合、一カ月の電気代が1000円前後上がることになる。企業や工場など電気を大量に使っている所では経費が急騰するので、電気料金の値上げに伴い、秋以降、様々なものが値上がりすることになりそうだ。
今日の朝日新聞を読んでいたら、独身の記者が都内のマンションで電気料金の契約を40アンペアから最小の5アンペアに切り替えてみたという記事が載っていた。5アンペアにすると基本料金がかからなくなるそうだ。果たして5アンペアで単身者だったら生活できるのだろうかと興味深く読んだ。
変更したら「普通の暮らしができない」と東電からは言われたそうだ。エアコン、電子レンジ、掃除機、トースター、ドライヤーなどは10アンペア。炊飯器などは13アンペアかかるそうだ。
一つ一つの電化製品の消費電力がわからないので、最初はいつブレーカーが落ちるかとドキドキだったそうだ。そこでコンセントに差し込み、家電のプラグを入れるとどのくらい電気を使うかわかる消費電力計を購入。使う電気量がわかるようになったらブレーカーが落ちる不安はなくなったそうだ。
結局消費電力のかかる家電を使うのをやめ、代わりに鍋でご飯を炊いたり、洗濯機とテレビを同時に使うのをやめたりと、工夫すればたくさんの電気を消費しなくても何とか暮らしていけるかも・・・?という実験だった。
自慢ではないけれど風楽の契約は30アンペア。飲食店としては破格だろう。エアコンや炊飯器はない。電子レンジはできたら使いたくないけれど、やむを得ない時だけは使う。コーヒーメーカーでコーヒーを落す時、オーブントースターは使えない。冬になるとストーブが5台もあるので、営業時間中に時々ブレイカ―が落ちることもある。春に友達からアラジンのストーブを2台もらったので、来年はストーブの消費電力がちょっと減らせるかも。
以前借りていた古い貸家では子供たちも一緒だったけれど、15アンペアの契約だった。エアコン、ホットカーペット、こたつ、テレビ、掃除機、扇風機、電子レンジ、炊飯器、ドライヤーなどの電化製品は家になかった。鍋でご飯を炊き、箒で掃き掃除をし、窓を開け放して涼んだ。
子供たちはいつも「家は電気製品がなさすぎ!普通の暮らしをしたいよ~」といつも嘆いていた?けど、私自身は別に何の不便も感じていなかった。
そのうち、どこかから古いテレビをもらい、電子レンジをもらい・・・と少しずつ電化製品が増えていったけれど、それでも契約アンペアは引っ越すまで変えず、使い方を工夫しながら暮らしていた。
できることなら極力電気に頼らないで生活したいと思う。でも少しずつ便利なモノが生活を浸食してきて、いつのまにか、もうそれなしでは暮らせなくなってしまった・・・という人がきっと多いんだろうな。まあ電化製品はないよりもあった方が便利は便利なので・・・。
値上がりする前にみんな一度契約アンペア見直してみたらいいんじゃないかなぁ・・・?契約アンペアが少ないと基本料金も下がるので、それで値上げ分くらいはカバーできるかもしれない。

いよいよ梅干の土用干し。一昨年の梅干がまだあるので、今年はそれほど大量に仕込まなかったけど、太陽の光を借りて干すという行為、本当に理にかなっているなあと思う。
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July 25, 2012
今日のパン教室は風楽の梅を使って梅の酵母をおこし、梅の実パンを作った。もう梅の実は全て仕込んでしまったけれど、先月の教室の帰りに高田さんに酵母用の梅を持って帰ってもらった。
中に入れる梅の実は梅ジュースを仕込んだ後に残ったもの。高田さん曰く、梅の酵素はとにかく発酵力が強く、ほおっておくとどんどんと発酵してしまうとのこと。発酵種なのに、パン生地なんじゃないの?と驚くほど膨らんで?いた。
梅の香りはあまりしなかったけれど、とにかくふっくらと柔らかく、ほんのりと甘くて美味しいパンができあがった。もう梅が手に入らないので、梅ジュースの実を皆さんにお配りした。お家ではその実で酵母を起こしていただけたらと思う。
今日は久しぶりに暑~い一日。スープはキャベツ、人参、ブロッコリー、ピーマン、トマト、セロリなど10種類の野菜を炒めてミキサーにかけ、冷やした冷製野菜ミックススープ。飲むだけで力が沸いてくるような野菜たっぷりのスープで皆さんからも大好評だった。
おかずはピーマン、茄子、トマト、レタス、キュウリ、バジル、にんにく、じゃがいも(ついでに酵母の梅まで!)・・・と風楽の畑で採れた野菜たちが大活躍。ほとんど自家製野菜でランチが作れたので、なんだか嬉しい。
今日はあまりに暑かったので、ガーデンランチはやめて久しぶりにお座敷でランチ。自家製野菜だけでなく、ついでに自家製ハーブの花たちもランチの前に摘んできて、テーブルの真ん中に生けて彩りを添えた。
「ちょっとお庭に出ただけでこんなにお花がいっぱい摘んでこられるの?!」と驚かれた。そうなんです!少しずつだけどいろいろな花が今いっぱい咲いている。
でもこの楽しみのために、日々一体どれだけ草取りに追われていることやら・・・!?


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July 24, 2012
私の友達の中でも最高齢73歳の友達の家に遊びに行った。持病が進行してきたので、今年に入って車の運転をやめた。家の中でもカートのようなものを杖代わりに押して移動するようになったという。もう一人で外出することはできないので、私が出向くか、誰かに連れて来てもらわない限り、彼女には会えない。
ゆっくり話したかったので、お昼を作って持っていくことにした。畑の茄子とトマト、キュウリがいっぱい採れたので、茄子とエビのカレーを作った。
菜種油の中にマスタードシードとクミンシードを加えて香りが出てきたら、にんにくと玉ねぎを加えよく炒める。そこにトマトとヨーグルトを加えてグツグツ煮込む。別の鍋で茄子とエビをカレー粉で炒めてから、最初の鍋に加え、塩コショウ、ガラムマサラで味をつける。煮込んでいる間にトマトとキュウリのサラダを作った。
カレー、サラダ、玄米ご飯、ポットに落したコーヒーをカゴに並べて車に乗せ、昼前に彼女に家に着いた。彼女の部屋から見える庭の緑はいつもキレイだ。雑木林をイメージして作った庭だという。
勝手知ったる余所の家の台所でカレーを温め、サラダを盛り付けランチの準備をした。久しぶりに会ったので、積もる話もいっぱい。とてもオシャレでモダン、そして知的な人なので、73歳だけどジェネレーションギャップをほとんど感じることなく、いつも楽しくお話させていただく。スパイスのきいたカレーも美味しい美味しいと言って食べてくれる。
彼女の口癖は動けるうちに身辺整理をしておかないと・・・・ということ。本や服、身の回りのモノを次々に処分して
いる。今日も私にきっと似合うからと言って、サマーウールのアンサンブルと正絹の着物地で作った黒のワンピースを下さった。さっそくその場で着て見たら本当にピッタリ?だった。
会う度に体力は少しずつ衰えているようだが、彼女は老いを静かに受け容れ、本当に潔く生きている。そんな彼女が私は大好きだ。人生の先輩として、まだまだたくさんのことを教えてもらいたい。

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今日はビオンで仕事。朝から小麦粉やテンペ、海藻や野菜など、持っていくものをどっさりと車に積み込んで出発。ビオンに行く時は8時には家を出て通勤?するので、いつも自宅で仕事をしている私にとっては慌ただしい朝だ。
今日はスッシーとだったので、生おからを持っていって、スッシーにおカラサラダの作り方を伝授。と言ってもスッシーは慣れるまでは分量を計りながら作りたいと言っているので、私は合わせる調味料を並べて時々味見をするだけだ。自分で配合をメモしながら味見をし、追加して加えた分も記録し、最後に何をどれだけ使ったかということをまとめている。
私はいつも味見をしながら作るので、計って作るということがない。だからスッシーのメモがそのままレシピになりそうだ。
午後はお店があまり忙しくなかったので、甘酒のパウンドケーキとレーズンを加えて作るマクロケーキを試作することにした。研究熱心なスッシーがこれも一人で作ってみたいと言うので、そこも手を出さず私は片付けに徹した。
夕方は仕事を早めに切り上げ、スッシーからフェイスブックのレクチャーを受けた。登録だけはずっと前にしたのだが、全体像がよくわからないので、全く何もしない状態のままだった。
プロフィールもずっと何も書いていなかったが、最近、あまりにも回りにフェイスブックをやっている人が増えてきたので、思い切って少しずつやってみようかなと思い、スッシーにいろいろアドバイスをお願いした。
実名で登録しているし、不特定多数の人が見るので、私はそこで個人的な思いを公開していこうとは思わない。ただ仕事として生かすのであれば、個人的な感情やプライベートなことは一切抜きで、イベントのお知らせや店の情報などをアップしていけば、小さいながらも手軽な発信ツールになるかもしれないなあと思うようになった。
とりあえずプロフィールに写真を2枚だけアップし、フェイスブックの知り合いかも?でお名前があがっていた方にお友達のリクエストをお願いした。
どのような活用方法があるのか、まだよくわかっていないし、プロフィールも未完成(と言うよりも何も書いていない)だが、これから少しずつページを作っていこうと思っている。
フェイスブックをやっている方、Eiko Kawabataで検索して、お友達リクエストして下さいね!そして面白い利用方法があったらぜひ教えてください!
写真は今日の仕事中の私。スッシーが写してくれた。

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July 22, 2012
お客様から昼過ぎに電話があり、夕方食事に行きたいということだった。突然だったけれど、今日の夜は出かける予定がなかったので、人数が少なかったけれどお受けすることにした。よくお店に来て下さる方だ。
夕食を用意するまで時間があったので、店が終わった後、玄関周りの草取りをした。ここ数日、涼しい日が続いているので、今週は毎日のように夕方、2時間ずつ草取りをしている。それでも全部がキレイになるなんてこと、とてもできないのだが。
5時半頃、夕食の支度にとりかかっているうちに、お客様がいらした。何と大きな袋を二つも下げて!
中にはお刺身のパックがいっぱい。そして缶チュウハイやノンアルコールビールも。「えい子さんも一緒に食べましょう」と一言。
トモちゃんのことも知っているお客さまだったので、トモちゃんに電話をかけたて、「お刺身や美味しいご飯があるから一緒に夕飯を食べよう」と誘った。ちょうどビオンから帰る途中だったけれど、すぐに来ると言う。
定食をお出ししてから、私も一緒の席に座らせていただいた。みんなで乾杯をし、「美味しいね~」と言いながらいただいた。お客様に食事に来ていただいたのに、こちらの方がご馳走になってしまい、嬉しいやら申し訳ないやら・・・?!
にぎやかにみんなでワイワイと食べるご飯は美味しくて楽しい。何だか日曜日の夜らしい?ご飯だった。

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July 21, 2012
昨日、ひょっこりと大花さんが来た。料理教室をやっている最中だったのでゆっくり話すことはできなかったのだが、明日からまた個人リーディング(チャネリング)を風楽でやりたいということだった。
ちょうど去年の今頃から秋まで、ほぼ毎週、金土日の営業時間中、大花さんは風楽に来てリーディングをしていた。ただ土間で座って待っているだけなのだが、いつのまにかたくさんの方が希望されるようになり、風楽だけでも40人くらいの方が大花さんのリーディングを受けた。
もちろん一日店に居ても誰も来ない日もあった。そういう時も大花さんは気にせず、「必要な方は必ずいらっしゃるから」と気長に待っている。
チャネリングとはエンジェルカードなどを使って、自分の意識の下にあるメッセージを読み解いていくヒーリングの一つだ。大花さんはそれをとても尊く神聖な時間だととらえ、チャネリングをやらせていただくことで何かお役に立てたら嬉しいといつも話している。大花さんはとても心がキレイでヒーラーとしての感覚が備わっている方だと思う。その人が幸せになることを心から願いながら、カードを開いていく。
さっそく今日から土間の一角にチャネリング用のお席を用意して、大花さんは待機していた。今日はお店がヒマだったので、受けた方はいらっしゃらなかったが、久しぶりに会ったので、二人で積もる話?をいろいろした。
明日も大花さんは風楽に来て、ご希望の方にチャネリングをしています。
興味のある方はぜひお出かけください。一回30分3000円です。ご予約も受け付けています。

以前、大花さんに書いていただいた太極図
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July 20, 2012
今日の料理教室は参加者が3名と少なかったので、とてもこじんまりとしていた。昨日、摘んできたビオンのバジルを使って胡桃と寺田本家の酒粕を入れたバジルペーストを作り、豆腐とトマトのサラダの上からかけた。カボチャとグルテンミートのコロッケの中にも隠し味に酒粕を加えたら、ほんのりとしたチーズ風味の美味しいコロッケが出来上がり、皆さんからも大好評だった。
またひよこ豆と夏野菜の重ね煮スープを作ったが、昨日とうってかわって今日はひんやりと涼しいくらいだったので、アツアツの野菜たっぷりのスープも美味しくいただけた。
人数が少ないと座卓を囲んでいても、家庭の食事風景?のような感じになって、皆さんともゆっくりお話しながら楽しく食事ができた。
今日、参加された方のお一人は先日の東京新聞の記事を見て興味を持ち、都内から電車とバスで乗り継いで古民家に来て下さった。40代の方だったが、これから食と農とに何らかの形で関わっていけたらということだった。そういう活動や仕事をしていくなら、都内に住んでいるよりも、どこかの田舎に引っ越す方がいいだろう。それもいきなり山奥というのではなく、適度な田舎で、東京にも出やすく、有機農業をやっている人も多い千葉の北総地域はとてもいいと思う。
都会から離れ、自然に近い場所で暮らし、土に触れながら暮らしたいという人はこれからも増えていくことだろう。当然のことだと思う。都会での生活は人間を疲弊させるものが多い。そして五感が知らず知らずのうちに鈍くなっていくような気がする。私も東京生まれで都会育ちだから、東京の魅力はわからないでもないが、今になってふり返ってみると、随分と不自然な暮らし方をしていたなあと思う。そんな生活の中から知らず知らずに生じるストレスを消費という行動で解消していくのが都会人だ。だから都会はお金さえ払えばいくらでも欲望を満たせるものであふれている。
古民家周辺には何もないけれど、ここでの時間が都会での暮らしや人間関係に疲れた方たちにとって、自分を見つめ直すきっかけになったら嬉しいなあと思う。



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July 19, 2012
ビオン店の回りの敷地にトモちゃんが花やハーブを植えている。山土だったので、花の栽培に適した土を買ってきて土を入れ替え、そこにずいぶんいろいろな花たちを植えている。土がいいのか、どれも皆、とても元気に育っている。特にハーブ類はぐんぐんと伸びて元気がよすぎる?ほど。
先日もバジルの葉を摘んでバジルペーストを作ったが、もう新しい葉が次々に出ていた。明日の料理教室でバジルペーストを作りたいので、ビオンのバジルを摘みに行った。今年、古民家のバジルは生育が悪く、とてもバジルペーストを作るほどは採れないのだ。
摘みながら、茎がものすごく太くなっていたので驚いた。葉もシソの葉くらいの大きさに育っているものがあった。とてもバジルとは思えない?。
でもたっぷりあったので、片方のバジルの葉はほとんど摘んでしまった。もう一回、茎が伸びて育つだろうか?
葉っぱのままで残しておいたら、こんなにはとても使い切れないだろう。でもたっぷりある時は思いきってペーストにしておくと、冷凍で長い間保存ができるのでとても重宝だ。ただどうしても自分で作ったバジルペーストは黒くなってしまうという難点があるのだが・・・。バジルの香りは暑い夏でも食欲をそそり、トマトのサラダには欠かせない。たっぷり仕込んで定食のサラダにも使いたい。

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July 18, 2012
ずっと気になっていたパソコンのマイドキュメントを整理した。思いつくまま保存をしてきたのだが、特に分類をしていなかったので、資料が増える度に、探し出すのが大変になってきた。文書に関しては料理のレシピや保存文書などが混在していて、すぐに出したい資料を開けない。
一番、わかりづらいのはマイピクチャーだ。とにかく私は画像が多い。料理の写真、古民家の内観・外観、ガーデンビオンの関係、イベントなど仕事関係のものから、趣味のもの、旅先での風景写真、そして大好きな花の写真などが増える一方だ。
他の人はどんなふうにそれらを保存しているのだろう?参考がてらにパソコンの中を覗いてみたいものだ。いつもデジカメから画像をパソコンに取り込む時、その日付でファイルができる。ほぼ毎日、画像を取り込んでいるので、ほおっておくと画面一面に日付だけで中味のわからないファイルが並んでしまう。
また一回の取り込みが全て同じ内容のものとは限らないから、その一つずつにファイルの名前は付けていない。だからいざ必要な画像を探そうとすると、日付ごとのファイルを一つ一つ開いていかなければならないのだ。
今日は思いきっていらない画像は削除し、保存したい画像はファイルごとにまとめて分類した。例えば単品料理、定食写真、ケーキ写真、弁当写真、料理教室・・・というように料理に関してもいくつかの種類に分けられる。かなり削ぎ落して丁寧に分類してもファイルの数は70以上。でもこれで前よりはずっとスッキリした。
単品の料理だけでも一つのファイルに1000枚近くの画像が入っているので、今度はそれを料理の種類ごとに分類したいのだが、とてもそこまではできなかった。
メールに関しても残しておきたいものは、内容ごとに分けて分類しておこうと思うのだが、それが中々できずにいる。使っているうちに増えていく一方の容量。使わないものは次々に捨てていかないとあっという間にパソコンが重たくなってしまう。
ハードディスクの片付けって、部屋の片づけより大変かも・・・?!

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July 16, 2012
連休中、友達が泊まりがけで遊びに来てくれているので、昨日の夜はお庭でご飯を食べた。ウッドテーブルに食事を並べて、夕涼みをしながら食べるご飯は最高!
引っ越してきた当初は嬉しくて一人でもしょっちゅうお庭でご飯を食べていたのだが、最近はその回数もだんだんと少なくなって来た。でも友達が来てくれる時ははりきってご飯を作るし、運び手もいるので、作っているそばから外に運んで行ってもらう。準備が整ったら、あとはずっと庭の椅子に座ってゆ~っくりひたすらご飯を食べる。
ただ蚊が多いので、蚊取り線香をたっぷりたいているのだが、それでも刺されてしまうのが難点。ミー介も隣りのテーブルに座って一緒に?ご飯。日が沈んでからは北一ガラスの灯油ランタンをつける。周囲が暗いので、ガラス越しに見える炎がとてもキレイだ。
日中は猛暑だったけれど、このあたりは夜になると今でもまだ涼しくなるので、夜風がとても気持ちいい。家にいながらこういう楽しみ方ができるのも田舎暮らしならでは。
連休最後の今日は全然予約が入らなかったので、ヒマなんだろうなあと思っていたら、飛び込みの方が次々に来て下さり、予想外に大忙しとなった。下がってきたお膳の置き場がなくなり、久しぶりに床にまでお膳が並んでしまった。ユウコさんと二人だったので、終わってから「大変だったねえ~」と言うと、「え~っそう?まだまだやれるんじゃない?」と笑う。いつもユウコさんはゆとりたっぷり?だ。

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July 15, 2012
去年の夏に糠床を仕込んだ。いつもは市販の糠床を買ってきて、そこに糠を足して使っていたのだが、初めて糠と塩水を合わせて糠床を作った。野菜くずや唐辛子や昆布などいろいろなものを加え、毎日手を入れてかき混ぜた。
ビオンでも糠漬けを出すことにしたので、ビオンの分と古民家の分の二店舗分の糠床となり量も多かった。今まではあまり本気で糠漬けをやろうと思っていなかったのだろう。かき混ぜない日も多かった。だからいつも仕込んでも途中で虫がわいたりカビたり・・・でダメにしてしまった。
でも今回は絶対にそういうことのないようにと、最新の注意を払いつつ?「美味しい糠床になってね」と毎日話しかけながら手を入れ続け、ようやく糠床が一歳になった。まだまだ若く熟成はしていないかもしれないけれど、手前みそながら?本当に美味しい糠床になってきた。
何でもそうだけど、手をかけたモノほど可愛らしい。今では本当にすっかりこの糠床に夢中になっている。
結局、ビオンは店内の温度が高く、発酵が進み過ぎてしまうので、古民家でしばらく糠床を預かることにした。責任重大。古民家でその分たっぷり漬けて、私がビオンで仕事をする時は持って行くようにしている。たくさん漬け込んだ分だけ、今度ビオンで使う時には前よりも美味しい糠床にしておかなければ。
私が一番好きなのはキュウリ。毎日のように漬けている。今日はキュウリ、茄子、人参、大根、茗荷を漬けた。その年、初めて漬ける野菜はちょうどいい漬け込み加減の時間がわかりにくいので、浅漬けになったり、酸っぱくなりすぎたりと味にもバラ付きがある。だから様子を見ながら漬けていくしかない。それがまた楽しい作業でもある。
この樽の中に一体、どれだけの植物性乳酸菌が棲んでいるのだろう?酵素やビタミンB1,ビタミンC、食物繊維などもたっぷり。発酵食オタク?の私は冬の間はとにかく甘酒だったが、夏は糠漬けで勝負?!
生で食べる何倍ものビタミンが摂取できる夏の健康食だ。
今度こそ、おばあちゃんになるまでこの糠床と付き合っていきたいな。

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July 14, 2012
昨日に引き続き、今夜も夕食のご予約が入ったので、日中の仕事が終わった後、夜のお食事のご用意をした。めったにやらない夜の営業なのに、2日続けてご予約が入るなんて珍しいことだ。
と言っても今日の予約はジュンコさんのお友達。毎月、自宅の近くに住んでいる隣組の奥さんたちとお食事会をしている。農家や公務員、サラリーマンなどダンナさんの職業は違っても皆、田舎の農村地帯で結婚し、おじいちゃんおばあちゃんと同居している若奥さん?たちだ。
その集落に昔からあった古い習慣をやめて若奥さんたちだけで自由に集まれる習慣を作ってしまったそうだ。みんなでやれば怖くない式?で、以来、毎月のお食事会の他、年に一回、みんなで旅行に行くなどとても楽しそうだ。
それぞれが古くからの集落に住んでいるので、その方たちにとって古民家自体は特別珍しくもないし、家とあまり変わらない。だからわざわざ風楽に来ないで他のお店に行けば?なんて言っていたくらいだ。
でもせっかく来てくれることになったのだから、美味しく楽しい時間になるようお食事をご用意させていただいた。
今日はビールや焼酎も飲むということだったので、つまみにもなるよう定食の玄米を焼きおにぎりにしたり、ズッキーニ、カボチャなどの夏野菜をグリルにしたり、オーブンが大活躍。
写真のグリルは塩麹と甘酒と酒粕で作ったタレに野菜を切って漬け込んでから焼いたもの。バーベキューソースのような、何とも言えない美味しいタレがよく沁みていて、皆さんにも好評だった。
今日jは湿度といい温度といい最高に暑い一日だったので、早くも夏バテ気味の方がいるかもしれないけれど、野菜をモリモリ美味しく食べて元気に鬱陶しい季節を乗り越えたい。

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July 13, 2012
今日の夜は12名様でお夕食会があった。夜はご予約のあった時にしか営業をしていない。今日のお客様には食事制限があった。出汁を混布出汁に変え、完全に動物性食品を取り除き、さらに長ネギ、玉ねぎ、ニラ、ラッキョウ、にんにくなど匂いのある野菜を使わないお食事にしてほしいというご希望だった。いわゆる五葷(ごくん)抜きのお食事というものだ。
マクロビオティックは陰陽五行の考え方に基づいている。自然界の全てのものは陰と陽に分けられ、さらに木、火、土、金、水・・・という五つの要素から成り立っていると考えられている。五臓(肝臓・心臓・脾臓・肺・腎臓)や方位(東・南・中央・西・北)、季節(春・夏・土用・秋・冬)、感情(怒・笑・思慮・悲・恐)、五官[目・舌・口・鼻・耳)なども全て五行に対応している。
また五行に対応する野菜としてニラ・にんにく・らっきょう・あさつき・ねぎがあるが、アクや匂いが強いため、五臓に負担をかけてしまうと考えられている。これらの野菜は五葷(ごくん)と呼ばれ、体に負担をかけないよう意図的に五葷と動物性のものを完全に抜く食事療法がある。
今日のお客様のご希望は五葷(ごくん)抜きのお食事だったので、長ネギだけでなく玉ねぎも使わないで料理をした。除去食などにも対応しているけれど、玉ねぎ抜きで食事を作ることはけっこう大変だ。
まず重ね煮のお味噌汁の具に玉ねぎを使えない。野菜の甘みを出すため代わりにキャベツを使った。また豆のハンバーグにしたのだが、玉ねぎを入れないので、人参を甘くなるまでよく炒めた。切干大根のサラダは玉ねぎがない分、トマトやラディッシュ、ピーマン、人参など他の野菜をたっぷり入れた。
いつも当たり前のように使っている玉ねぎを使わないと、なんとなく香りが薄いような気もするが、結果的に優しい(大人しい)味になった。
お膳を12人分一人で運んだので、行ったり来たりにかなり時間がかかってしまったけれど、今、夜にお願いできるスタッフがいないので、一人でやるしかなかった。五葷抜きのお食事を初めて作らせていただいてとても勉強になった。

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July 12, 2012
風楽の看板娘の座を気ままに守っている愛猫ミー介の予防注射に行ってきた。トラとミーが来て以来、猫の可愛らしさにすっぽりとハマってしまったけれど(だからトラが死んだ時は本当に悲しかった)、実は私、猫を飼うのは初めて。だから猫の飼い主としての義務?というものもよくわかっていない。
全ての猫に優しいトモちゃんはミー介のこともとても可愛がっている。何も知らない私は何かにつけては猫の習性について教えてもらっている。その一つに予防注射がある。ミー介たちの兄弟5匹が捨てられていた所を保護して、キレイに洗って里親を募集したのもトモちゃん。里親に譲り渡す前にワクチンもトモちゃんが接種してくれた。
だから私は自分で予防接種を受けさせたこともないし、動物病院に行ったこともなかった。成猫になったミー介はそろそろまた予防接種を受けなければならない。私が一人で連れて行けるか心配だった?トモちゃんは今日のお休みを利用して、一緒に動物病院に行ってくれた。
初めてミー介と一緒に車に乗った私。足元が勝手に動き出し、周囲の風景がどんどん動いていく車の中はミー介にとっては不気味な?世界。今まで聞いたことのないようなミーミーという低い声で鳴き続け落ち着かない。きっとミー介は「一体これは何?どうしたって言うの??早くここから出してよ~っ!」って叫んでたんだろうなあ・・・?!
ようやく到着した動物病院ではホッとしたのか急に静かになり、手慣れた先生の腕に抱っこされて大人しく注射をしてもらった。
車中、騒いだわりに注射はあっけなく終わり、ついでにお腹の虫下しの薬ももらってきた。実際に虫がいるかどうかわからないけれど、これだけ外で遊んでいろんなものを口にしているのだから、あった方がいいだろう。
待合室の本棚には東城百合子さんの「自然療法」や自然食通信社から出ている一条ふみさんの「自分で治す草と野菜の常備薬」や「手づくりのすすめ」などがさりげなく置いてあって、きっと同じような生活感覚の先生なんだろうなあと思った。
予防注射以外で動物病院に行く機会なんて、できたらない方がいいけれど、安心してお願いできるさっぱりとした女性の先生とお知り合いになれてよかった。
家に帰って来てから久しぶりにトモちゃんと一緒にご飯を食べた。ミー介はなんとなくダルそうで、一日中外にも行かず、ずっと家の中でゴロゴロ~。ミー介、大変な一日だったね!

私の部屋で一日寝そべっていたミー介
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July 11, 2012
この前、辻信一さんの講演会を行った時にナマケモノ倶楽部のDVDを2枚購入した。一つはサティシュ・クマール「今、ここにある未来」。もう一つは川口由一の「自然農というしあわせ」。共に辻信一さんが監修したものだ。
ナマケモノ倶楽部ではこれらのDVDを全国のカフェで上映していく「Slowシネマ・カフェ」を今春のアースデイ東京を皮きりに展開している。
大きな映画館で上映するのではなく、DVDという手軽な方法で全国のカフェあちこちで自主上映をし、例えばコーヒー片手に、例えばビールを飲みながら作品を観る。上映後、作品を一つの問題提起にして感想を話し合ったり、自分たちの暮らし方を考えたり・・・カフェ発のミニシアタームーブメントを目指している。
いづれ風楽でも上映会をやりたいし、何よりもサティシュ・クマールや川口さんという私の尊敬する方のトークを中心に作られているので、これはもう絶対に見たいと思い、即、購入を決めた。
まずは自分でも観ておきたいなと思っていたのだが、中々時間が取れず、ようやく2つの作品が観終わった。2つとも本当にいい作品だった。今の日本に必要な大切なメッセージがたくさん込められていた。
シュマールは日本という伝統と文化の基盤の上に、さらにエコロジカルでホリスティックな新しい世界を作る運動をしていってほしい、そのために必要なのは土と心と社会という3つの視点だと語る。1960年代、平和のメッセージを届けるためインドからワシントンまでの14000キロを2年間かけて歩いたシュマール。「歩くことで地球から英知を授かるのです」という言葉は平和巡礼という体験を通して生まれた言葉なのだと思う。
私が一番印象に残ったのは「世界の問題を解決する第一歩はあなたの今日の食事から」という言葉だ。よき食生活は地球への負荷を減らすことを意味する。何を選んで食べるかということは生き方につながる。小さなことかもしれないけれど、今ここに生かされていることの豊かさを日々の食事を通して感じることができたら素晴らしいなあと思う。
また地球に存在する全ての命は一体だということに気付かせてくれる自然農について川口さんは淡々と語り続ける。自然農は「いのちの道」「人の道」「わが道」を同時に生きること。自然の恵みを通して生きるために必要なものはみな用意されているのだなと思った。奈良県の桜井市にある川口さんの田んぼでは機械に頼らず、手と体を使ってお米を作っている。稲を中心に映し出される四季の移ろいと労働のなんと美しいことか・・・。
二つともとても素晴らしい作品だった。皆さんと一緒にこの作品を見る「Slowシネマ・カフェ」の機会をぜひ作ろうと思う。

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July 10, 2012
「休日のごちそう食堂 千葉」の本が届いた時、一番最初に気になったのは表紙に載っていた海辺のカフェだ。窓の真正面に砂浜が広がっている。沖縄にはこういう店が何軒かあるけれど、房総の海沿いの店でこれほどいいロケーションの店を私は知らない。
朝起きたらピッカピカの晴れ。今日もまた草刈りの予定だったが、こんなに暑かったら日中はとても仕事にならない。それにこれだけお天気がよければ海を見ながらドライブするのは気持ちがよさそうだなと思ったので、草刈をさておいて急きょ勝浦まで出かけることにした。
房総には年に何回もドライブに行くけれど、ラグタイムというこの店は知らなかった。地図によると128号沿いなので、いつも店の前を通っているはずなのだが、全然、気付かなかった。
ドアを開けて店の中に入ったら、正面に大きなガラス窓があり、そこだけカウンター席になっていた。表紙の写真のとおり目の前が海だ。カウンターをはさんで左右に禁煙席、喫煙席がそれぞれ用意されていて、外にはテラス席もあった。外も気持ちよさそうだったけれど、あまりに陽射しが強いので、店内の窓側の席に座ることにした。
ランチセットはピザかパスタかタンタンメン。それほど種類は多くないけれど、この景色を見ていられるのなら、もうそれだけでいい。快晴の青空の下に太平洋が広がっている。海を見ながら食べられるランチは最高だ。食事が終わった後もしばらく席に座って、持っていった本を読んで過ごした。
ラグタイムでは店が広いので時々ライブもやっているそうだ。またたくさんのボトルが並んでおり、夜はバーとしても人気があるようだ。波の音を聴きながら、月灯りに照らされた海を見ながら飲めるなんて素敵だ。
夕方帰ったら、すぐに着替えて日のあるうちに2時間ほど草刈り。このところ鎌を使う日が多いので、いつのまにか指先に豆(水ぶくれ)ができてしまった。

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July 09, 2012
この前、イベントで知り合った真言宗のお坊さんが風楽にランチに来て下さった。店がヒマだったので、座敷のお席に行ってちょっとお話した。ヨガやインド哲学、チベット仏教、瞑想、空海、高野山、音楽・・・興味のある話題が次々に登場した。話が尽きなかったので、今度またゆっくりお話しましょうと約束した。
そして今日の夕方、古民家に来て下さった。一緒に夕飯を食べながらまたいろいろなことをお話した。普通のお坊さんと違って?神道や密教系のことにも詳しく、話題が豊富な人だった。ジャンべやギター、シンセサイザーなどを使って曲を作り演奏もしているそうだ。食事の合間にジャンべを叩いてくれた。古民家の庭でジャンべを叩くととても気持ちがいい。混乱の時代の中、人々の気持ちをほぐしていく手段は宗教よりも芸術の方が近道なのではないかと話していた。
ご自分で制作したというCDも焼いてきて下さった。それを聴きながら音楽の話をした。私のCDのコレクションを見て、「いいCDばかりですね」と感心していたので、おススメのCDをあれこれ選んでは聴いてもらった。私の好きなマニアックでネイティブな音楽もよくわかっている方だった。音楽の話をするとキリがなくなってしまう。あれこれ好きなCDを出してきて次々にかけまくっていたら、すっかり遅くなってしまった。
帰りがけにその方がジャンベを下さると言った。古民家でぜひ使って下さいと。
私もかつてジャンべを持っていた。ジャンベチームを作って太鼓祭りにも出たこともある。でもジャンベを叩くのはとてもエネルギーがいるので、自然食レストランを始めてから叩けなくなってしまいチームをやめた。その後、古民家の修復の時、修復費用に充てたくて、持っていたジャンベを人に譲った。
でも古民家の庭だったら、いつでもジャンベが音を気にせず叩けるので、ここにジャンベがあったらなあと内心思っていたのだ。
とても大きく重厚なジャンベで皮がよく張っているので響きもいい。土間に置いておくだけでも素敵だ。そして何かあれば叩いて楽しむこともできるのだ。
予期せぬプレゼントにとても驚いたけれど、ここにあれば、誰かしら来た人が叩くことができるので、喜んで使わせていただこうと思った。
ジャンベはアフリカの太鼓で世界で一番大きな音の出る楽器だと言われている。かつて言葉の代わりに太鼓のリズムで伝言を村に知らせていたこともある。祭りのときは神様をおろすために叩く。そして叩いているうちに皆踊りだし元気になっていく魔法の楽器だ。
再び私がジャンベを持つことができるなんて・・・大切に使わせていただこう。弘法大師からのプレゼント?かもしれない。

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July 08, 2012
梅サワーや梅干し、梅ジュースとたっぷり梅仕事をしてきたが、そろそろ古民家の梅も終わりになりそうだ。でも一番大変な梅ジャム作りがまだ残っている。昼間のうちにバケツいっぱいほど拾ってきた梅を洗って、まずはそのまま煮る。梅を煮ている時の甘酸っぱい匂いはまるで果物のようだ。
柔らかくなったらザルにあけ、梅から種を取り出し、果肉をザルで裏ごしする。それを煮汁と一緒にもう一度煮てから砂糖を加え、さらに煮詰めて出来上がり。作り方を説明するのは簡単だけど、濃度があるせいか、梅ジャムはものすごく焦げやすい。かき混ぜながら弱火で煮て、注意をしていたのだが、それでも少し焦げてしまった。
そう言えば、一昨年作った時もユウコさんと一緒に焦げ取り?をした。かき混ぜているとに焦げた部分が上に浮いてくるので、それを一つずつスプーンで鍋からすくうのだ。そんなことを懐かしく思い出した。また同じ失敗をするなんて、まったく進歩がないなあ・・・。でも一度に5キロ以上の梅ジャムを仕込むので、多少、焦げるのも仕方ないかも?!
東京新聞の記事をご覧になって、昨日は相模原の方から、今日は東京からお客さまが来て下さった。東京からいらしたご家族はなんと電車とバスを乗り継いで来られたそうだ。小さなお子さんもご一緒だったので本当に遠路はるばる小旅行?だ。
わざわざ遠くから不便な田舎まで食事に来て下さる方たちの期待を裏切らないよう、美味しいお食事をお作りしなくては・・・と襟を正す思いだ。

どう見てもカレーを仕込んでいるようにしか見えない?梅ジャムの入った大鍋
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July 07, 2012
7月7日の七夕。夕方から雨になったので、織姫と彦星は会えなかったかもしれないけれど、古民家では斉・布日古徳(チ・ブルグッド)さんと美炎さん、二人による馬頭琴の音色が静かに響いた。古民家に移転してから初めての馬頭琴コンサート。久しぶりに馬頭琴の生演奏を聴けるので私はとても楽しみにしていた。
日中は予約がいろいろ入っていたので、忙しくてコンサートの時のお弁当が作れないんじゃないかと一瞬心配になったけれど、途中で一段落したので夜の準備もできた。
かつてブルグッドさんとは15名ほどの仲間たちと一緒にモンゴルに連れて行ってもらった。当時、美炎さんはブルグッドさんと結婚したばかり。それを機に馬頭琴の手ほどきを受けるようになった。今日、何年かぶりに会った美炎さんは本当に素晴らしい馬頭琴奏者になっていた。今では作曲を手がけ、CDも制作している。
元々声楽やバイオリンなど音楽をずっとやってきたので、センスがよく上達も早かったとブルグッドさんも話していたけれど、確かに美炎さんの高音はのびやかで美しい音色だった。二人のデュオだったけれど、私は美炎さんの演奏にばかり目が行ってしまった。男女二人の馬頭琴デュオというのはとても珍しいそうだ。ミー介までソファに座って観客の一員となり演奏を堪能?していた。
会場をセッティングしている時、奥座敷の雪見障子の前に2脚椅子を置き、そこで演奏していただくつもりでいたのだが、ブルグッドさんが来てから、仏間の本箱の前の方が音が響くような気がする・・・ということになって急きょ演奏場所を変更。
そこで仏間を中心に横長に座っていただくことにしたのだが、ソファや椅子に座わる方も多かったので、なんとなく思い思いの場所で聴いている?という感じになった。残念ながら参加者は20人プラス1匹と少なかったけれど、二人の息がぴったりで素敵なコンサートだった。
ブルグッドさんは「いいね。この家、落ち着くねえ~」とモンゴル人なのに?古民家をとても気に入って下さった。ぜひまた演奏に来てほしい。

私の場所からはどうしても正面から写真を写すことができなかったので、横向きの二人の写真。
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July 06, 2012
なんて蒸し暑い一日だったのだろう。ちょっと前まで肌寒い日があったというのに。残った灯油を使いきりたかったので、ストーブをつけた夜もある。今日はほとんど風がなく、ただ座っているだけでもジトーっとした汗が出てきた。扇風機を出しておかなかったことをちょっと後悔した。
今日はお店が超ヒマだったので、いらして下さったお客さまとお座敷でいろいろお話することができ、それはそれで楽しかったのだが、売り上げは悲惨?だった。
夕方、買い物に行った時、やけに道路が混んでいた。浴衣で歩いている人たちを見て、今日から成田山の祇園祭が始まったことに気が付いた。お祭りの時は成田駅周辺に交通規制があるので、イオンに車を停めて成田山まで歩く人が多いのだろう。今年は行けそうもないけれど、子供たちが小さい頃は毎年のようにみんなで出かけていた。もっとも彼らのお楽しみは祭りの見物よりも参道を埋め尽くすたくさんの屋台の中から何を買ってもらえるかということだったのだが。
それにしても10台の山車の引き廻しは見事だ。祇園祭は初夏の風物詩なので、祭りが終わるといよいよ夏がやってくる。写真は一昨年祇園祭に行った時に撮影したもの。
明日は古民家では初めての馬頭琴コンサート。赤羽末吉さんの素晴らしい絵本「スーホの白い馬」を読んで、いつか馬頭琴の音色を生で聴いてみたいと思い、15年以上前、かつての仕事場でコンサートを企画した。ブルグッドさんとはその時からのお付き合いだ。一体何度、彼の演奏を聴いたことだろう。美しく逞しく、そして憂いに満ちた馬頭琴の音色はいつも心の深い部分に響いてくる。演奏を聴いたら、今度はモンゴルに行きたくなった。コンサートをした年の夏、ブルグッドさんは何人かの友達とモンゴルに行く計画を立てたので、私も一緒に連れて行ってもらった。
草原を白い馬で闊歩し、パオに泊まり、夜はパオの中で馬頭琴を聴きながら、楽しく飲んで歌って語り合った。海のような草原を自分で手綱を引き風をきって馬を走らせていたなんて、今でも信じられない。日が沈んだら空いっぱいの星を草原に寝っ転がって飽きるほど見ていた。夢のような時間だった。
今でも馬頭琴の音色を聴くと、あの時の幸せな旅を思い出す。
ブルグッドさんとは親しくさせていただいているが、若手馬頭琴奏者のホープであり、芸大でも教鞭をとり、モンゴルの国家一級演奏家だ。お父上のチ・ボラグさんは中国国家一級演奏家で世界一の馬頭琴奏者。ブルグッドさんと結婚後、馬頭琴の手ほどきを受け、演奏家として実力をつけてきた美炎さんとのデュオが楽しみ。
明日のコンサート、まだゆとりがありますので、お時間のある方、ぜひご参加下さい。5時開場・6時開演。参加費は2500円(プラス000円でお弁当をご用意します)。
明日、私の心はきっと古民家からモンゴルの草原へと飛んで行ってしまうのだろうなあ・・・。

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July 05, 2012
今日は仕込みの傍ら草刈りをしようと決めていた。昨日の帰りは深夜になり、その後、ブログを書いたので、寝たのが遅くなってしまった。今日、店はお休みなので、少し遅起き?してから仕事をしようと思っていたのだが、なぜか朝早くから目が覚めてしまった。
この季節の草刈りは日中になると大変なので、起きたついでに早くから草刈りをしようと7時半頃から作業開始。今日の予定場所は家の回りの土手の草と庭の真ん中の草刈り。土手は茎が赤くてどんどん伸びて木のようになってしまう草がまたはびこってしまった。斜面なので刈払機が使えないため鎌と高枝ハサミで刈って行った。
その後は刈払機で庭の真ん中をガーッと刈り取る。スギナ、タンポポ、オオバコ、ササメ、篠竹がいっぱい。それとハーブコーナーの雑草たちを鎌で。ハーブの根もあるので鎌が使えず手で抜かなければならない所も多く、一苦労。ハーブコーナーは全部できなかったけれど、ここまでやってもう12時。草取りをしていると本当に時間がたつのが早い。おまけにやってもやっても終わらない。陽射しはそれほど強くなかったけれど、温度と湿度がとても高かったので汗だくになりシャワーを浴びて、今日の作業終了。夏の草刈りは一日4時間までにしておかないと、疲れ果ててその後の仕事ができなくなってしまう・・・ということが最近になってわかった。以前はまとめて丸一日やっていたけれど、かえって作業効率が悪くなるようだ。
ブルーベリーの実が色づいていたので、どんぶりいっぱいほど収穫できた。一昨年トモちゃんが植えてくれたのだが、去年はコップ2杯くらいしかできなかった。今年はまだ実をつけているので、もう少しは採れそうだ。少しずつ実をつける量が増えてはいるけれど、いつになったらジャムができるほど収穫できるんだろう?!
梅は拾っても拾ってもまだまだ落ちる。今年に入ってもう何度か梅ジュースを仕込んでいる。今日もバケツ一杯拾ったので、梅干を漬けることにした。
トマトも色づいてきたので、ボール一杯ほど収穫。お昼に酒粕とトマトとガーリック入りのスクランブルエッグを作り、梅ジュースを飲みながら、ブルーベリーをヨーグルトに入れて食べた。自分で手をかけたものを食卓に並べられる幸せなランチタイムだ。この瞬間が楽しみで大変な草刈りもがんばれるのだろう。
庭にあるものをささやかだけど食することができる喜び。いつか年をとって古民家での日々をふり返った時、毎日のように梅を拾ったり草刈りをしていた暮らしを懐かしく思いだすのだろうなあ・・・。
これから夏野菜がいろいろ収穫できる予定だが、その分、草取りも大忙しだ!

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July 04, 2012
思いたって突然奈良に行ってきた。紫陽花のキレイな季節。鎌倉のお寺に紫陽花を見に行こうかと思っていたけれど、う~んと足を伸ばして大好きな奈良に行くことにした。
もう何度も奈良には行っているので、今回は行ったことのない矢田寺という小さな紫陽花寺を選んだ。正式名称は金剛山寺。大和郡山市の矢田丘陵の中腹にある高野山真言宗のお寺だ。日本最古と言われる延命地蔵菩薩が安置されている。
境内の紫陽花庭園には60種類1万株もの紫陽花が迷路のように植えられている。30年以上前から紫陽花を植え始めたせいなのか、一つの紫陽花の株や花がとても大きいのが特徴。大きく育った見事な紫陽花が散策路にまで花を伸ばして迫ってくる。歩きながら色とりどりに咲いた紫陽花のトンネルに吸い込まれていくようで、ちょっと妖艶な気がした。紫陽花は万葉集にも詠まれているらしい。
またその近くにある慈光院にも行った。茶人片桐石州の説いた教えに従い境内全体が一つの茶席のように造られている美しい庭園のお寺だ。境内には陰陽を意識した二つの茶室が用意されており、それぞれに光と影、明と暗の特徴を持たせ、2席で一対と言われているそうだ。
全ての戸が開け放たれ、風がよく通る静かなお座敷に座った。手入れの行き届いた美しい庭を見ながら、お茶をいっぷくいただく。ゆったりとした気持ちのいい時間を過ごすことができた。
庭園の向こうには奈良盆地が広がっている。ここに招かれた古人たちは目の前に広がるこの風景を眺めながら、どんな思いでお茶をいただいたのだろう。
中秋の名月の時は庭から月を愛でながらお茶がいただけるお茶席が用意されているそうだ。なんと雅で素敵な観月会なのだろう。
いくら歩いても見尽くすということのない奈良の寺社だけど、小さなお寺でもいい所がまだまだいっぱいある。奈良を歩いていると、古の歴史が今という時代に脈々とつながっているということを感じる。そんな場所に身を置いて過ごせる時間はかけがえのない休日だ。



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July 02, 2012
今日はビオンでまーちゃんと仕事。会わない時はずっと会えないのだが、最近は仕事で一緒のシフトになることが重なり、顔を合わせる機会が多くなった。まーちゃんは最近、仕事がとても面白くなってきたと言っていた。私から見ても何だか一皮むけたような?感じでどんどん成長していっている。お料理のレパートリーも随分増えてきたので、もうすっかり厨房を任せられるようになってきた。
先日、まーちゃんが作ったランチが「今まで食べたビオンのランチプレートの中で一番美味しかった」とお客様に言っていただいたそうだ。そのことが励みになって、今、積極的に料理をしようとはりきっている。自分のやったことがダイレクトにお客様に伝わって喜んでいただけること。それは仕事をしていく上での大きな喜びにつながる。そしてその喜びを糧にまた次のステップを上り、少しずつ精進していくのだろう。まーちゃんにそう伝えて下さったお客様に感謝したい。
一緒にビオンに入る時は仕事をしながら合間にいろんな話をしているが、ちょっとした会話の中にもその人の成長ぶりが感じられると嬉しくなる。
仕事はどう転んでも自分自身の生き方とつながっていくものだから、どのような仕事をしてきたかということは、そのままどんなふうに生きてきたのかということにつながっていくのだと思う。だから私はいい仕事をすることで人は成長できると信じている。
店を閉めてから佐原に出て、夢時庵で夕食を食べた。雰囲気といい味といい、何度行っても飽きない店だ。ランチに比べてディナーはそれほど混雑していないので、ゆっくり過ごすにはちょうどいい。
九州から帰ってきてから、この10日間というもの、いろいろな人に会って話をする機会がとても多かった。畑仕事にも追われていたので、本を読む時間がずっと取れない。ああゆっくり本が読みたいな~!

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July 01, 2012
昨日の辻信一さんのイベントから一晩明けた今朝。持って行った大皿や茶碗などを仕事の前に片付けながら、天気予報を聞く。今夜から天気が崩れそうだけど、何とか夕方までは持ちそうだ。今日のうちに絶対さつま芋の苗を植えてしまいたいので、片づけが一段落したら少しでも早く畑仕事を始めようと段取りを考えた。
ジャガイモとにんにくが畑を占領していたので、さつま芋を植える場所がなかったため、苗を買う時期を逃してしまった。もう手に入らないと諦めていたのだが、農協の店で花苗の陰に隠れてしんなりしていた売れ残り?を発見。大喜びで全部買ってきた。
面積的には耕しさえすれば、まだ畑は増やせるのだが、何しろ篠竹とササメ?と呼ばれる根の長く張る雑草がはびこり、瓦礫もあって、とにかくカチンカチンで耕せないのだ。
この前もたくさんいただいた水仙の球根を植えようと鍬をふるったけれど、本当に固くて固くて歯が立たず、ほんの少し掘るだけでも一苦労。とてもこれ以上畑にはできそうもない。
3年かけて何とか少しずつ鍬で耕して石灰や堆肥を加えて畑らしく?なってきたけれど、ほおっておくとスギナがはびこり、あちこちから篠竹も伸びてくる。
店も忙しかったけれど、2時半過ぎに、ちょっと時間を見つけて草取りを始め、店を完全に閉めてから、本格的に鍬で耕し始め、畝を立てていった。篠竹の根っこを掘りながらなので、わずか3列なのにとても時間がかかった。
そのうち雨が降り始めたが、全部植えてしまいたかったので、濡れながら作業を続けた。マルチが途中でなくなってしまい、半分以上はマルチなし。さつま芋の蔓が伸びた横の草取りをするなんてちょっとゾッとしたけれど?仕方ない。
最後の方はもう雨が本降りになってしまったので、畝の山も小さいまま、とりあえず植えただけという感じで、何とか全部植え終わった時にはもうヘロヘロだった。
さつま芋の蔓は植えた当初は枯れてしまうんじゃないかと思うほど、元気がなくシナ~っとしているのだが、徐々にぴピ~ンと伸びて行き、やがて秋にはコロコロとしたお芋を実らせてくれる。今からとても楽しみだ。
いつまでたっても季節を先取りできない素人ファーマーだけど、実ったものを無駄なく食べきることだけが自慢?だ。
雨が降って畑の写真を撮れなかったので、さつま芋で作っている風楽オリジナルのさつま芋タルトの写真。

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