成田山の祇園祭始まる
なんて蒸し暑い一日だったのだろう。ちょっと前まで肌寒い日があったというのに。残った灯油を使いきりたかったので、ストーブをつけた夜もある。今日はほとんど風がなく、ただ座っているだけでもジトーっとした汗が出てきた。扇風機を出しておかなかったことをちょっと後悔した。
今日はお店が超ヒマだったので、いらして下さったお客さまとお座敷でいろいろお話することができ、それはそれで楽しかったのだが、売り上げは悲惨?だった。
夕方、買い物に行った時、やけに道路が混んでいた。浴衣で歩いている人たちを見て、今日から成田山の祇園祭が始まったことに気が付いた。お祭りの時は成田駅周辺に交通規制があるので、イオンに車を停めて成田山まで歩く人が多いのだろう。今年は行けそうもないけれど、子供たちが小さい頃は毎年のようにみんなで出かけていた。もっとも彼らのお楽しみは祭りの見物よりも参道を埋め尽くすたくさんの屋台の中から何を買ってもらえるかということだったのだが。
それにしても10台の山車の引き廻しは見事だ。祇園祭は初夏の風物詩なので、祭りが終わるといよいよ夏がやってくる。写真は一昨年祇園祭に行った時に撮影したもの。
明日は古民家では初めての馬頭琴コンサート。赤羽末吉さんの素晴らしい絵本「スーホの白い馬」を読んで、いつか馬頭琴の音色を生で聴いてみたいと思い、15年以上前、かつての仕事場でコンサートを企画した。ブルグッドさんとはその時からのお付き合いだ。一体何度、彼の演奏を聴いたことだろう。美しく逞しく、そして憂いに満ちた馬頭琴の音色はいつも心の深い部分に響いてくる。演奏を聴いたら、今度はモンゴルに行きたくなった。コンサートをした年の夏、ブルグッドさんは何人かの友達とモンゴルに行く計画を立てたので、私も一緒に連れて行ってもらった。
草原を白い馬で闊歩し、パオに泊まり、夜はパオの中で馬頭琴を聴きながら、楽しく飲んで歌って語り合った。海のような草原を自分で手綱を引き風をきって馬を走らせていたなんて、今でも信じられない。日が沈んだら空いっぱいの星を草原に寝っ転がって飽きるほど見ていた。夢のような時間だった。
今でも馬頭琴の音色を聴くと、あの時の幸せな旅を思い出す。
ブルグッドさんとは親しくさせていただいているが、若手馬頭琴奏者のホープであり、芸大でも教鞭をとり、モンゴルの国家一級演奏家だ。お父上のチ・ボラグさんは中国国家一級演奏家で世界一の馬頭琴奏者。ブルグッドさんと結婚後、馬頭琴の手ほどきを受け、演奏家として実力をつけてきた美炎さんとのデュオが楽しみ。
明日のコンサート、まだゆとりがありますので、お時間のある方、ぜひご参加下さい。5時開場・6時開演。参加費は2500円(プラス000円でお弁当をご用意します)。
明日、私の心はきっと古民家からモンゴルの草原へと飛んで行ってしまうのだろうなあ・・・。
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Comments
憂ちゃんありがとう。
お久しぶり!元気でしたか?
夏休みが近付いてきたけれど、今年の夏はどこに行くのかな?また沖縄に行くのかしら?
私は行きたい所が在り過ぎて、どこに行こうかまだ迷ってます(笑)。
今日は古民家で馬頭琴コンサートがあったのですが、出演した美炎さんは北谷のアカラで今年ライブをしたそうです。
ボクネンさんも聴いて下さったとのこと。
ああ私もボクネンさんにお会いしたいなあ~!?
Posted by: 風楽 | July 08, 2012 12:56 AM
宗吾参道のお祭り思い出しますー♪
楽しかったな~♪♪♪芋もち美味しかったなー笑
成田のお祭りも、盛大で楽しそう!!
そして、風楽10周年、幸ちゃんのご結婚、おめでとうございます!!こんなズレたタイミングになってしまって嫌だーと思いながらも…。
本当におめでとうございます★★★
またお店に遊びに行きたいです!!
Posted by: 憂 | July 07, 2012 02:42 AM