August 31, 2012
古民家の座敷で見上げる月はとても美しい。その美しい月を見ながら皆さんと共に静かな時間を過ごしたいと思って計画した満月瞑想会。ほんの数日前に決めたにも拘らず多くの方に集まっていただくことができ、直前にお申し込みいただいた方はご参加をお断りせざるを得なかったほど。
朝は黒い雲が一瞬広がって、もしかしたら月が見られないのではないかとちょっと心配になったけれど、本当にぽっかりと澄んだ美しい月が始まる頃に合わせて座敷から見えたので、スタートから幸せな時間に包まれた。
終了後の交流会もたくさんの差し入れが座卓の上に並び、皆さんとお話しながら温かいひとときが過ごせて楽しかった。
最後に皆さんを送りだし、片付けが終わった後、夜空を見上げるとその月の回りに虹がかかっていた。そしてほんの一瞬の間に流れ星がいくつも見えた。
今回お世話になった大橋住職ともこれはきっと祝福のメッセージだね・・・といい場を持てたことをお互い心から喜び合った。
終了後、何だかその感動をいつまでも話していたくて、結局、大橋住職と3時頃まで話し込んでしまった。
それで時間がなくなってしまい、今、瞑想会のことを書き切れないのですが、愛と静寂に満ちた素晴らしいひとときを皆さんとご一緒することができ心から感謝しています。
ありがとうございました。


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August 30, 2012
今日も残暑は厳しかったけれど、ビオンはいい感じにお客様が途切れることなく来て下さり、一日、忙しかった。特に2時からはあいりん堂さんで行われているTAW理論の受講生の方たちがお茶会に集まって下さり満席に。
お話しやすいように、テーブルを全部寄せて、全員の顔が見えるように四角くセッティング。ドリンクセットを皆さんからご注文いただいたが、人数が多かったので、急きょ貸し切りにさせていただくことにした。こんな感じでミーティング風の使い方もできるんだなと改めて発見した。
草ちゃんに首輪を付けた。ミー介が時々シャーっと言うので、まだおそるおそる一緒にいる?という感じだが、少しずつここでの生活にも慣れてきたようだ。お腹がよほど空いていたのか、本当によく食べる。体の大きいミー介よりもよく食べるくらい。
首輪を付けた写真を夕方撮っていたら、ミー介と一緒に捨てられていた兄弟のトラ(二人はものすごく仲良しだったけれど、病気で昨年の秋に死んでしまった)と草ちゃんは目から上がそっくりだと言うことに気が付いた。ますます兄弟ではないかという推測が強まってきた。
三毛猫だけど、もしかしたらトラの生まれ変わり?なのかもしれない。古民家の猫の仲間入り?したので、可愛がってくださいね!
月がぽっかりと浮かんでいる。満月の一日前の月は小望月と言う。座敷からとてもキレイな小望月が見える。月灯りに照らされ庭にいるミー介の姿もハッキリと見える。あの子は月灯りがよほど嬉しいのか?満月の夜はいつも遅くまで外で遊んでいるのだ。
明日はいよいよ満月瞑想会。古民家では初めての瞑想会で、私自身もとても楽しみにしている。
今回、本当にたくさんの方からお申し込みいただき驚いている。今日になってからのお申し込みも何件かあった。少しでも多くの方に参加していただきたいのですが、初めてのことでもあり、人数が多くなりすぎることでざわついたり混雑してしまったら、かえって本末転倒になるので、これ以上のご参加はお断りさせていただくことにしました。大変申し訳ありません。
これからもやっていきたいと思っていますので、次の機会にぜひおいでください。


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August 29, 2012
夏休みということもあって今日のパン教室はママに連れられて3人の子供たちも一緒に古民家で過ごした。庭でプールをしたりシャボン玉をしたりネコと遊んだり・・・すっかりおばあちゃんち化?した風楽で孫たち(?!)が楽しく遊んでいるのを仕事の合間に眺めていた。時々笑い声がしたり、泣き声がしたり・・・子供たちがいる風景は何とも和気あいあい。しかも今日は参加された方も多かったのでとても賑やかだった。
ハーブを入れて白神こだま酵母のパンを焼こうということで、タイムを使ったパンとプレーンのパン、生地のタイプの違うパンを2種類作った。ふわっともっちりしていて香りがあるとても美味しいパンだった。
古民家に迷い込んで来た子猫ちゃん。エサを一回あげただけなのにすっかりなついてしまい、結局、飼うことにした。昨日、さっそく首輪を買ってきた。目やにが出ているので、パン教室が終わってから動物病院に連れて行ったら結膜炎だと言われた。目薬(と言ってもチューブの塗り薬)を一日2回塗るようにとのことだった。歯の生え方からすると生後3~4カ月のメス。
先生も一昨日拾ったばかりの野良猫だとはとても思えないと話していた。ずいぶん人に慣れているし、毛もキレイだし、ガリガリではないから、捨てられる寸前まで家の中で飼っていたんじゃないかなと推測していた。ミー介が先週、ネズミ取りの粘着シートに引っかかり、その動物病院に行ったばかりだったので、先生もミー介のことを覚えていて、「すごく似てるからもしかしたら兄弟かもしれないね」だって。
・・・ってことは同じ人が同じ場所に2回も猫を捨てたってことだよね?!
だとしたら確信犯的でとてもいやだなと思った。それにしてもここまで育てて可愛い盛りなのに、愛着や愛情というものはないのかなあ?ものすごく甘えん坊でずーっと鳴きながらすりすりすりすりしてくる。自分が急に外にほおり出されてしまって、その状況が全く理解できず、どうやって生きて行ったらいいのかわからなくて不安なのだろう。根っからの野良猫ならともかく、それってものすごく残酷なことだ。
でももう大丈夫!
ここにはご飯もあるし、寝る場所もあるし・・・お姉ちゃんだっている(まだ仲良しにはなってないけど時間の問題だと思う)。お庭でもいっぱい遊べるし、お昼寝にピッタリの縁側だってあるんだよ!好きかどうかわからないけど食べられるなら虫や小さい動物?もいっぱいいからね!
草むらの中で見つけたらから「草(そう)」ちゃんと名前を付けた。ミー介と同様、きっとソー介?!なんて呼んでしまうのだろうけれど、二人とも女の子。さあ女の子3人で仲良く暮らそうぜ~っ!



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August 28, 2012
今日は13日ぶりのお休み。何をしようかなと考えるのはとても楽しい。前から行きたかったお店でランチをしたり、ヨガに行ったり図書館にも行きたいな。
午前中はマイちゃんのヨガ教室「麻(ま)こころのわ」に行ってきた。マイちゃんは5月に古民家で結婚披露パーテイをやった時、司会をしてくれた人だ。自宅の一角でヨガを教えていると聞いて、初めて行ったけれど、もしかしたら家から一番近いヨガ教室かもしれない。久しぶりに1時間半、ゆったりとしたヨガができて気持ちよかった。
ヨガが終わったらお腹が空いてきたのでランチへ。
宗吾霊堂前の店で何回か作陶展をやっていただいた陶芸家の西木さんがこの前、ビオンにいらっしゃった。息子さんが南房総で就農し、有機野菜を作っているので、週一回、野菜の配達に回っているそうだ。そしてその野菜や西木さんの器を使った店が印西の方にオープンしたという。
かくれ里というその店は桜の名所小林牧場の前にある。古い家を改装した和食料理の店だ。店内では陶器や小物なども販売されており、裏にある工房ではステンドグラスや木工、西木さんが講師の陶芸教室などが行われている。料理と器、両方を楽しんでいただきたいというオーナーの思いが感じられる。
食事の後は図書館に行き、その後、ホームセンターで買い物をしていたら住職の大橋さんに偶然会った。今週行われる満月瞑想会の指導をして下さるので、それに向けて何度かメールで打ち合わせをしてきたのだが、時間さえ合えば、直接会ってお話できたらと思っていた。
それがあまりのタイミングの良さで会ってしまったものだから、お互いにもうビックリ!近くの店でお茶を飲みながら具体的な打ち合わせをしていたのだが、これから古民家で当日の流れに沿ってリハーサル?のようなものをやろうということになった。
それで古民家に戻り、灯りを消して私を参加者に見たてて瞑想指導をしていただいた。月灯りがもう随分と明るくなっていて庭を照らしている。コオロギの鳴き声を聞きながら静かに呼吸をしていった。打ち合わせとは言うもののとてもいい時間が過ごせた。
その後、また食事に行き話の続きをしているうちに、あっという間に深夜になってしまった。朝から夜まで久しぶりのお休みは何とも盛りだくさんの一日だった。

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August 27, 2012
天草を煮て寒天を作る。波照間島の黒糖を煮て黒蜜を作る。赤エンドウ豆を塩茹でする(なぜか塩味の豆が豆寒天の美味しさの秘訣?)、十勝の大納言小豆を煮てあんこを作る。これらの別々の作業が組み合わさってようやく冷やし豆寒天が出来上がる。昔からどこにでもある夏の定番のデザート。暑い時にはひんやりデザートが最高!でも全てを手づくりして仕上げるとなると、完成までにとても時間がかかってしまう。
天草は鴨川で採れたもの、そしてこの前国東半島に行った時に買ってきたもの。天草を水で戻してからひたすらグツグツグツグツ2時間近くかき混ぜながら煮込んで溶かしていく。最後にさらしを広げたザルで濾してから冷やして固める。
いつも何気なく寒天のパウダーを使っているけれど、煮ているうちに糊のようにどろ~りとしてきた天草を見ていると、寒天って海藻なんだなってつくづく思う。天草から作った寒天は海の匂いがほんのりとして美味しい。
土曜日のオーガニックマーケットに持っていって販売した。調子にのって寒天を作り過ぎたので、今日もビオンに持っていった。
何だか最近、本が読めてないなあと思っていたら、ずっと仕事だったんだってことに気が付いた。お盆の前に草刈りした所もすでに草ぼうぼうになってしまった。お盆の15日からずっとお休みなく毎日仕事をしている。特に先週はお食事会があったり、料理教室があったり、オーガニックマーケットがあったりと忙しかった。古民家で何もない時はビオンで仕事だ。いつも仕事がある時は夢中になってやっているので、お休みがないなんてことも忘れてしまう。
でも明日は13日ぶりのお休み。やっぱりちょっと嬉しい。一日休んでまたいっぱい仕事して、来週は連休でお休み取るぞ!って決めている。冷たいデザートが本当に美味しいなぁ~って思う季節もあとわずかだ。

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August 26, 2012
ちょっと前から朝方になると、どこかからミャーミャーというか細い猫の鳴き声が聞えてきた。近くにいるようなので窓を開けて見るのだが姿が見えない。昨日、初めて玄関前の植え込みの所で姿を確認。生後2~3カ月くらいの子猫だった。ミー介そっくりの三毛猫だ。用心深いので中々近寄っては来なかったけれど、外のエサ皿にエサを入れ、おいでおいでをすると少しずつ少しずつ距離を縮めて近寄ってきた。そしてエサをカッカカッカと勢いよく食べていたら、ミー介が突然、威嚇してその子を追い払ってしまった。
今日もまた鳴き声がしたので、エサを入れたら、今度はすぐに食いついてきた。ものすごくお腹が空いていたみたいだ。ユウコさんが声をかけて手を伸ばすとすんなり抱っこされた。「うわ~可愛い~!」とユウコさんが抱っこしながら体を撫でたら、急に安心したのか体をどんどん押し付けてきた。
そのうち隣りにいた私の所へも「抱っこして~」と言わんばかりにすり寄ってきた。とってもちいちゃくて軽い。抱っこして喉を撫でたらすぐにゴロゴロ言い始め、腕の中で安心して寝てしまいそうだった。ああ、どうしよう~!そんなに人懐こくしないでよ~。
飼うつもりもないのにそんなに懐かれたら、もう逃げられなくなっちゃうでしょう?困ったな。
ユウコさんは「あらこんなに慣れちゃうなんて、この子はきっと捨てられた猫よ。それにしても可愛いわねえ~。」とメロメロ。「明日またきっとご飯を食べに来るから、もうあげないことには可哀そうよ・・・」とユウコさん。なんとなく、もう飼うような流れに?なってしまった。
確かに家のミー介は可愛くて飼っているうちにメロメロになってしまったけれど、私は元々猫好きと言うわけではない。猫を飼ったのも初めてだ。ミー介だから可愛いなあとは思うけれど、正直なところ他の猫がみんな可愛いとは思えない。
でもトラが死んで一人になってしまったミー介の遊び相手がいたらいいなとずっと思っていた。飼うならきっと捨て猫だろうなあと思っていたけれど、まさか古民家にわざわざ捨て猫がやってくるなんて・・・、。
それにしてもミー介によく似ている。遠くで走っている姿はミー介と間違えてしまいそうだ。耳がピンとたっていてちょっとバンビみたい。確かに可愛いかも?!
明日もまた会えるかな。その前にミー介と仲良しになれるかな。もしかしたら新入りになるかもしれない?猫の話でした。




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August 25, 2012
今日は第8回目となるヤワタホームのオーガニックマーケット。回を重ねるごとに出店者の数が増えていき、今回は今までの中で一番多い39組の出店となった。有機農家さんやオーガニックのカフェ、天然酵母のパン屋さん、ヒーリング、クラフトなど種類もいろいろあって盛りだくさんの内容だ。8月だけは暑いので日中ではなく、涼しくなってからの夕市にしようとスタートは3時から。
でも搬入は2時前からなので、外での出店者は炎天下で設営し、とても暑そうだった。私は明け方から仕込みを始め、古民家の定食の準備をした後も、出かけるギリギリまで持っていくものを仕込み続けた。2時ちょっと前に車に荷物を積み込みガーデンビオン風楽へ。
毎回、セミナールームの方でお惣菜などを販売しているのだが、今回は風楽の店の前にテーブルを並べ、そこで酒粕マフィンなどの焼き菓子、冷たいスープ、ガスパチョや冷やし豆寒天など販売した。いつもの定位置のセミナールームに私がいないので、途中で会ったお客様から「今日は遊びに来たのですか?」と聞かれて大笑い。ちゃんと店頭販売していたのに~!?
スープと寒天は冷たい状態で販売したいので大きなバッドに水をはり氷を入れ、その上にボールを浮かべたが、暑さで氷がすぐに溶けてしまった。本当に今日も暑い一日だった。
スッシーは風楽の仕事を2時であがり、自分の会社として炭焼きブタを実演販売した。風楽の店頭で販売していたにも拘わらず、意外や意外、豚肉を注文される方が多くて面白かった。
夕市のためランチタイムをはさんでいなかったので、カフェの方は大入りと言う感じではなかったけれど、チョコチョコとお客様が来て下さった。イベントの時だけに作る玄米のライスサラダや玄米ちらし寿司は毎回、買いに来て下さる方がいて完売。ありがたいことだ。このマーケットがすっかり地域に浸透し、多くの方たちが楽しみに待ってくださっているということがよくわかった。
障がいを持っているお子さんたちのボランティアをされている方がお店にいらっしゃったので少しお話しさせていただいた。「こういうマーケットに子供たちと出てみたいのですが大丈夫でしょうか?」とお聞きになったので、「それほど大きくはないけれど、のんびりと温かいマーケットなので、ぜひ10月には参加して下さいね」とお伝えした。そんなふうにおススメできるマーケットってやっぱりいいなと思う。


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August 24, 2012
今日はスパイスで作るカレーのアレンジ編の料理教室。みみずの会のミゾグチ君から冬瓜をいっぱい分けてもらったので、まずは冬瓜カレーを作った。これはベースがセロリ、玉ねぎ、人参、にんにく、生姜。そこにクミンとカレーパウダーを加え、炒めてから冬瓜と一緒に煮込む。それと大豆タンパクと茄子のカレートマト煮。こちらはコリアンダーとクミンを使ってトマト煮の味をカレー風味にしたもの。
サラダは人参の豆乳ヨーグルトサラダ、デザートは豆乳ココナッツ寒天。
人参の豆乳ヨーグルトサラダはカシューナッツとレーズンを入れるので人参が食べやすくなる。ヨーグルトの白さがとてもさわやか。
どれも美味しかったのだが、今回、お子さんのご都合などで急に参加できなくなってしまった方が多く、参加されたのは二人だけ。「この美味しさをもっと多くの方に味わっていただきたかったな~」と残念に思いながらも、人数が少なかった分だけゆっくりお話することができた。料理の話題だけではなく、お話している中で様々なシンクロがあったので、きっと今日はこの人数で過ごせってことなんだなと思った。
今日はお店の方も大忙しで、まだ定食の支度が全部、終わらないうちから次々にお客様が来て下さった。金曜日はヒマな日が多いので、日中は明日のオーガニックマーケットに持っていくものを仕込もうと思っていたのだが、忙しくて何もできなかった。
結局、料理教室が終わってから9時頃まで明日の準備でケーキやマフィンを焼いたりしたいた。明日は早朝から起きて、今日できなかった分の仕込みをしなければ。
明日のヤワタホームのオーガニックマーケットは3時から7時です。夕食がわりになるものもあります。お子さんたちが遊べるものもあります。有機野菜の農家さんや天然酵母のパン、オーガニックカフェ、クラフト、ヒーリングなど盛りだくさん。お時間があったらぜひご家族連れでお出かけくださいね!私も3時までに会場に行きます。
*なお風楽のオリジナルカレーは9月13日(木)10時半よりガーデンビオンのセミナールームにて料理教室を行いますので、ご希望の方、メールかお電話でお申込み下さい。


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August 23, 2012
ブログの号外。瞑想会のお知らせです。
去年、空海に導かれて高野山に初めて行き、宿坊に泊まった時、真言宗の阿字観瞑想を体験しました。サンスクリットの「阿」の字を月(大日如来)に見たてて、住職の導きに合わせて静か時間を過ごすことができました。日ごろアクティブに動きまわっている私にとって静的な時間は自分の心をニュートラルに保つためにも必要なことのようです。
その後、なぜか空海とゆかりのある場所に足を伸ばす機会が増えていきました。アミニズムや真言密教に不思議と惹かれて行くような気がしています。
古民家に移り住むようになって丸3年が過ぎました。周囲にひとけのない大きな古民家で過ごす夜は確かに長く孤独です。その分、朝もやをかきわけて昇ってくる太陽や真っ暗な夜空にきらめく星の光、日中の座敷に射し込むキラキラとした日の光、そしてぽっかり浮かぶ月灯りなど自然界からのエネルギーをいただくことの喜びを意識するようになりました。
そして今まで以上に月の満ち欠けを身近に感じるようになりました。
3年前の暑い夏、大勢の方の力をお借りして古民家を修復し、その工事が終わり、店のオープンが決まった時、関わって下さった方たちに集まっていただき、ささやかなお祝いをしました。
その時、みんなが集う座敷を静かに照らしていたのは、中秋の名月の美しい月灯りでした。たくさんの方たちに助けていただいた感謝の気持ちと、ようやく修復が終わったという喜びと、これでやっとスタート地点に立てたという安堵感・・・そういう気持ちが入り混じり合った中で見上げた月の美しさを生涯忘れることはないでしょう。
古民家は周囲を闇に囲まれているので、月灯りがとても明るく、どんな月も美しく見えます。
特に満月の夜に瞑想するのは私にとって至福の時間です。
もちろん一人で内観するのもいいのですが、気持ちの通じ合う方たちと一緒に月の光を感じ合うことができたら、よりハートフルな時間を過ごせそうな気がします。
そんな月の美しさを皆さんとシェアし合えるような集いを(どんな形がいいかわかりませんでしたが)、いつか持つことができたらいいなと思っていました。
今回、真言宗の僧侶であり、愛と平和の活動家である大橋照賢さんとご縁があり、真言宗の瞑想の一つである「月輪観」(がちりんかん)を古民家でやらせていただけることになりました。
初めての方にもわかりやすい導入で、静かに内観の時間に入っていくことができる瞑想法です。
本来はお寺で行われるものですが、満月の夜に古民家の座敷でやってみたいとお願いした所、快く引き受けて下さいました。
折しも 8月31日はブルーンムーンの満月。
通常満月は一カ月に一回ですが、数年に一度、一カ月に2回、満月を見られる月があります。
その2回目の満月はブルームーンと呼ばれ、特別な月で願いを叶える力があると言われています。
夏休み最後の一日、そんなブルームーンの光を受けながら、静かな時間をご一緒しませんか?
◎日時:8月31日(金)18時30分~
(瞑想が始まってからは静かに過ごしたいので、15分くらい前にお集まり下さい)。
瞑想は一時間ほど。
その後、玄米おむすびをご用意していますので、お時間のある方は、夕食を食べながら住職を囲んでゆっくりお話しましょう。
持ちこみ、差し入れ大歓迎です。
◎導師:真言宗智山派松風山福星寺副住職 大橋照賢
◎ 参加費:500円
*ご希望の方、メールか電話でお問い合わせください。
0476-36-1960
earthwind.eiko@nifty.ne.jp

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今日も暑かった~!だからガーデンチェアでフラッペ?!・・・のように見えるけれど、これは冷たいスィーツではなく切干大根を入れたトマトとキヌアのサラダ。
今日はビオンで仕事。久しぶりにキヌアを使った。私の行きたいペルーとボリビアにまたがるチチカカ湖が原産地。インカ帝国時代から栽培されていたと言われる古代の穀物だ。必須アミノ酸全てがバランスよく含まれており、リノレン酸、オレイン酸などの不飽和脂肪酸なども多いので、ペルーでは長寿食として食べ続けられている。
プチプチとした食感は独特で、サラダやリゾット、スープなどに入れること多い。今日はレンズ豆、玉ねぎ、セロリなどと一緒にフレンチドレッシング仕立てにして、ざく切りにしたトマトと混ぜた。冷たいトマトの酸味と切干大根のシャキシャキ感、そしてキヌアのプチプチ感が3拍子揃って美味しいサラダだ。
お客様にはいつものサラダボールによそってお出ししたが、少しでも涼しげに見えるように?写真の時はアイスクリームグラスに入れて外のテーブルの上で撮影。
今日はこの暑さにも拘わらず入れ替わり立ち替わりたくさんの方に来てくださって、予想を裏切って?忙しかった。でも早めにお客様が引けたので、後をトモちゃんに頼んで明日の料理教室、明後日のオーガニックマーケットの準備の野菜などを買うために私は早めにビオンを抜け出し買い物に行った。
いよいよ今週末25日土曜日はガーデンビオンのオーガニックマーケット。暑い夏のマーケットは日中ではなく3時から7時までの夕市。今回で8回目となるが夏休みということもあって、8月のマーケットが一番賑やかで楽しい。
有機農家さんや天然酵母のパンやナチュラルスィーツ、風楽のパン教室の高田さんの作る米粉パン、ヒーリング、クラフトなど盛りだくさんの出店です。
今回、私は2時まで古民家で仕事をし、その後、会場に駆けつけます。セミナールームの方ではなく、店の前で冷たいデザートやスープを販売する予定。ご家族連れで楽しめるイベントですので、どうぞお出かけください。

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August 22, 2012
今日は夏の定番、料理教室のカレー版。毎年行っているのだが、カレーの時は毎回大人気で、今年もまた10名プラス子供3名というにぎやかさ。風楽のカレーは美味しい!と知っている方はその作り方を覚えたいと思ってくださっているようだ。私が店で作っている通りのスパイスの調合レシピを公開し、目の前でお作りしている。
参加される方が多かったので、今回は基本的に実習は行わず、カセットコンロを卓上に置いて、皆さんの前で風楽カレーと、キャベツのサブジ(蒸し煮)、キュウリのヨーグルトサラダ、豆乳マサラ寒天を作った。
スパイスに慣れていないと、カレーはとても難しいと思ってしまいがちだが、一度、スパイスの使い方を覚えてしまえば、ほとんどの料理に応用がきく。基本的にクミン、ターメリック、コリアンダーをベースにすれば、たいていのものはカレーになってしまう?のだ。今日、参加された方もきっとご家庭で美味しいカレーが作れるようになっていると思う。
ヨーグルトのサラダにクミンシードを入れたり、サブジにターメリックやココナッツファインを入れたりしていると、「どんな味になるか想像ができない」と驚いていた皆さんも、いざランチの時間になると「食べたことのない味だけど美味しい!」と喜んで下さった。
パン教室の高田さんも今日は一参加者。カレー用にと米粉のナンを焼いて来てくれた。これがまたとても美味しくてカレーにピッタリ。大好評だった。
今回はお子さん連れの方もいらしゃったので、教室の最中はお外で水遊びをしていた。ミー介と遊んだり、裸足で庭を駆け回っていたり、子供たちが古民家で遊んでいる姿を見ているのは楽しかった。まさに「夏休みに田舎のおばあちゃんちに孫たちがやってきた」という光景そのものなのだ。
ああこんな場所で子育てをしたかったなぁと裸足で遊んでいる子供を見て懐かしくなった。
お食事が終わった後も皆さんが片づけを手伝って下さり、その後もお座敷でのんびりまったりと過ごされていて、何だか本当に時間が止まってしまったような午後のひとときだった。
今度は明後日金曜日の3時から。カレー教室の応用編。スパイスを使って冬瓜カレーを作ります。今からでも間に合いますので、ご希望の方はぜひどうぞ!
なおホームページの料理教室案内の方でミスがありご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。カレー教室を24日の10時半からとアップしてしまいましたが、24日は3時からですのでお間違いのないように。



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August 21, 2012
昨日の朝日新聞の家庭欄に「はじめてのベジタリアン」という記事が大きく載っていた。一言でベジタリアンと言っても、肉だけを食べない人、肉魚卵など動物性食品を全て食べない完全菜食の人(ビーガン)、肉も魚も食べないが卵や乳製品は食べる人などいろいろなケースがある。
私は30歳の時に肉を食べるのをやめた。厳密に言うと私の場合、卵や乳製品、魚などは(時々)食べるペスコベジタリアンだ。一時期、ビーガンもやっていたが私にとってはかなりのストレスになったので、今は食べないのは肉だけだ。
さて20年間ベジタリアンをやってきて体は変わっただろうか。私自身、自分で作った酵素をもう何年も愛用しているし、発酵食品もかなり積極的に摂っている。よく肉を食べないとたんぱく質が足りないのではないかと言われるが、大豆(または大豆製品)はたっぷり食べている。その結果、ほとんど風邪をひかず20年近く病院にも行ったことがない。もちろん薬も全く飲んでいない。若い頃よりも体調がよくなったような気がする。
でも一番変わったなと思うのは自分の体の快・不快にとても敏感になったということだろうか。また闘争心がなくなった。そして理屈ではなく直観やひらめきで行動することが多くなった。ただ体質や性格もあるので、それが一概に肉食をやめたことにつながるかどうかわからない。
よくベジタリアンになった理由を聞かれるのだが、きっかけは子供のアトピーだった。妊婦は牛乳や卵などのたんぱく質をたっぷり摂るようにと保健所で指導されたので、とにかく母乳をいっぱいあげようと、ガブガブ牛乳を飲んでいた。生まれてきた娘はアトピーがひどかった。
その頃、マクロビオティックのことを知り、少しずつ食生活の中に取り入れていくようになった。いろいろな書物を読んでいくうちに、先進国の人たちの肉食を支えるために、第三世界の人たちが家畜用の穀物を栽培し、それが飢餓や貧困につながっていくということを知った。
例えば牛肉1キロを食べるためには11キロの穀類が必要だ。飼育だけでなく生産や流通などにおいても肉食は多くのエネルギーを消費するので、環境に負荷を与えるという考え方もある。ポールマッカートニーが週一回肉を食べるのをやめる「ミートフリーマンデー」を呼びかけているのは有名な話。
何を食べるかというのはどう生きるかということと直結している。そして食べてきたものの結果がその人を創っていく。
だから私は健康面からだけでなく、環境や南北問題なども考え、肉を食べない生き方を選びたいと思った。
ただこれは決して人に強要するものではない。食の好みや価値観というのは千差万別で本来は自由であるべきだ。回りにいる人が食べているものを「これはいい」とか「これは悪い」とか言いながら食事をしていたら、美味しいものもまずくなってしまうだろう。
要はどんなものでも感謝しながらいただくことが大切なのだと思う。食は究極的には命をいただくことなのだから。食べ物を通して自分の体が作られ、この体を通してお役に立つ生き方をさせていただくのだということを忘れてはならない。
風楽もベジタリアンの方やマクロビアンの方の食事ができる店だ。一般の方たちも大勢来て下さるので出汁は昆布だけではなくかつお節も使っている。またデザートには卵や乳製品などを使う場合もあるが、予約の時にご希望があればお食事には昆布出汁を、デザートには卵、乳製品、砂糖を使っていないものをご用意している。
10年前、宗吾霊堂前に店をオープンした時、風楽の前にどういう名前を付けたらいいのかとても悩んだ。当時はまだマクロビオティックという名称が一般の人には浸透していなかった。ベジタリアンレストランにしようかとも思ったけれど、ケーキなどには乳製品や卵なども使っていたので、そこまでハッキリと言い切れなかったのだ。
迷った末、「自然食レストラン 風楽」と表現した。カフェという名前もまだ当時はそれほど使われていなかったので、軽食よりも食事中心ということで「レストラン」と付けた。
今はオーガニックカフェ風楽と呼んでいる。カフェ飯という言葉があるように、美味しいご飯を売りにしているカフェも珍しくないからだ。
名称はともあれ、とにかく美味しい野菜をたっぷり食べていただける店にしたいと思う。
それにしてもまだまだ認知度の低いベジタリアンが記事になるなんて、時代が変わってきたのだろう。確かに以前よりもベジタリアンが増えてきたように思う。
それが本当に南北の不均衡や飢餓を減らすことにつながっていくのはいつの日だろう。

この前五條の町屋に泊まった時の茶がゆの朝ご飯
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August 20, 2012
成田市内の墓地にお父さまを埋葬されることになったお客様が、納骨の後、集まった親族の方たちとお食事会をすることになった。墓地でも仕出し弁当はお願いできるそうだが、わざわざこちらまで足を伸ばして、お父さまの写真を囲んで皆さんとゆっくりお食事をしたいというご希望だった。
日中に四十九日法要と納骨を済ませ、夕方から風楽に来て下さった。今までも法事が終わってからお食事をしに来て下さるお客様は何組かいらしたが、平日(営業日以外)で夜のお食事というのは初めて。
当然貸し切りなので、お父さまのお席も一つご用意し、遺影を立てかけた。親戚同士とても仲がいい雰囲気で、住職さんも交えて乾杯をした後も故人の思い出話に花が咲いていた。また故人がよく食べていた手作りシュウマイを皆さんにも食べていただきたいからと、シュウマイを持っていらしたので、蒸し器で温め大皿でお出しした。
私は亡くなられたお父さまという方とは面識がないけれど、こんな親しい人たちに集まってもらってお幸せだなあと思った。生き残っている人たちが幸せに生きることが故人の成仏にもつながるのだと思う。そういう意味でとても温かい雰囲気の法事だった。ご家族を本当に大切にされているということが、喪主のご兄妹お二人から伝わってくるようだった。
今日のメニューは法事にゴマ豆腐は欠かせないので、鍋で葛粉を練って作り、漆の小皿に並べてお出しした。その向こうに並んでいるのは銘々皿に盛り付けたテンペのフライの野菜マリネ。
お食事の後は縁側やガーデンテーブルなど、お好きな場所にそれぞれ移動されてお茶とデザートを召しあがっていた。「涼しくて気持ちいいわ~。いい所ねえ」と親戚の方たちも気に入ってくださった。
お食事の後、住職さんとお話させていただいたら真言密教やバリヒンドゥやチベット仏教にお詳しい方で、福島のお寺からこの法事のためにいらして下さったという。時間があればもっとお話をお聞きしたかった。
そのお寺では満月と新月の夜に阿字観をやっているそうだ。今度満月の時にぜひ行きます!とその場で宣言?してしまった。またもや空海とのご縁だ。最近、空海を中心とした密教的なものに引き寄せられているようだ。不思議な流れを感じる。


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August 19, 2012
夜から子供たちが家に来るというので、店を閉めてから買い物に行き、夕食の準備をした。麹を醤油の中に入れて寝かせた醤油麹にマグロの切り身を一口大に切って漬け込んだ。アボカドを切って長芋をすりおろした中に入れ、わさび醤油で下味を付ける。丼の中に玄米ご飯を入れ、長芋とアボカド、その上にマグロの醤油麹漬を乗せて、刻みのりと青シソを散らす。簡単にできて美味しい漬け丼だ。
一緒にご飯を食べようと言われるのは嬉しいけれど、仕事が終わってからだったので、毎回、時間が遅くなる。今日も子供たちが家に着いたのは10時過ぎ。それから夕飯になるので、すぐに食事できるように丼の準備をし、ゴーヤチャンプルーを作り、お刺身を盛り付けてみんなが揃うのを待っていた。
娘の結婚式以来、一人ずつには会っていたけれど、子供たちがみんな揃うのは初めてのこと。結婚式の写真をDVDに入れて持って来てくれたので、パソコンの画面で写真を一緒に見ながら、結婚式の思い出?話で盛り上がった。そのDVDはホテルのカメラマンが撮影したものらしいが、その量たるや相当なもので、ゆっくり見ていたら寝られなくなってしまいそう?だった。私も自分で写した写真を何枚か六つ切りに伸ばし、額に入れて娘にプレゼントしたら、とても喜んでくれた。
昨日今日はお店の方も忙しかった。お盆休みは長くても今日あたりまでなのだろう。多くのご家族連れがお食事に来て下さった。今日は青空がすっきりと広がり、緑もくっきり見えた。暑かったけれど風がよく入り、気持ちよく過ごせた一日だった。昼間でも風がもう秋風のように涼しかった。

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August 18, 2012
空港の真ん中に位置する一軒家のペンション木の根におひさま発電所がオープンした。空港用地の南側にかつて「木の根」と呼ばれる部落があった。開港に伴い住民たちは皆移転し、部落はなくなってしまったが、現在、空港の反対同盟と全国に広がる一坪共有者たちによって所有された土地がぽっかりと残っている。そこに木の根ペンションを建て、支援者たちの宿泊施設して利用されている。ペンションの真横は成田空港。空港内を移動する飛行機がほんの数メートル先、身を乗り出せば届きそうな距離から見える。
原発事故以来、学習会などを重ねながら少しでも電気を自給していこうと「地球的課題の実験村」でプロジェクトを立ち上げ、多くの方からの出資やカンパを集めた。そしてこの春から最大3.8kw/hのソーラーパネル20枚が発電できるようになった。それを記念して夏祭りが行われることになったので仕事が終わってから参加してきた。
韓国農楽集団ウリトやおかげさま農場の高柳夫妻を中心に自由に演奏活動を楽しんでいるバンド「ザ・空」など、ステージでの演奏もたっぷり。清志郎さんの脱原発ソングもたくさん演奏された。コンサートの楽器やスピーカー、プロジェクターなどの電気はペンションに設置されたソーラーパネルで賄っている。この日のために蓄電もしておいたそうだ。
そして暗くなってからの照明はガーデンソーラーライトやちょうちん、手作りの竹灯籠などが使われていた。
参加者は参加費1000円を払って1ドリンクとカレーと有機野菜のバーべキューが食べ放題。
このほか、自然エネルギー事業共同組合REXTA代表の桜井薫さんのお話や全員参加?の盆踊りなどもあって、こじんまりとした楽しい夏祭りだった。知り合いの農家さんや友達もたくさん参加していたので、いろいろな方とお話できた。皆、皆さん思い思いのスタイルで手作りのお祭りを楽しんでいた。
空港の反対運動など知らない世代の若者たちがとても多く参加しており、有機農業や脱原発をテーマに世代の違う人たちが交流できる場があるって素敵なことだなと思った。




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August 17, 2012
今日のミー介は朝帰り。昨夜、寝る前に何度も縁側から呼んだが反応なし(いつもなら遅くまで外で遊んでいても、私が寝る前に手を叩いて名前を呼ぶと、鈴を鳴らしながら飛んで帰って来る可愛い奴。そして夜は私の隣りで寝ている)。
朝になってミー介の鳴き声がしたので縁側の窓を開けて中に入れたら、何とそこには「一体この子誰?!」と驚くくらいゴミだらけになったミー介が立っていた。泥と小枝と葉っぱが左半身にベッタリ!慌ててシャワーに連れて行ってイヤがるミー介を洗ったのだが、全然落ちない。ボンドのようにベタベタしたものが左半身にこびりついているのだ。
なんじゃこれ~?!このまま家の中を歩きまわったら座布団も畳もベタベタになってしまう。仕方なく私のタンクトップを切り裂いてミー介に着せたが何とも動きにくそう。それでも昨晩、食べなかった分のご飯を取り戻そうと食欲は旺盛で元気だけはあった。でも粘着物が全く取れないので、このままでは皮膚呼吸も妨げてしまうんじゃないかと心配になり動物病院に電話をした。
本当はすぐにでも連れて行ってみてもらいたいところだが、店が終わるまでは動けないので、どう応急処置したらいいかお聞きした。まず新聞紙を敷いた上にミー介を乗せ、小麦粉を全身にまぶすように言われた。洗っても取れないので小麦粉に粘着物を包ませて少しずつダマにしながら手で取っていくしかないとのこと。
ジュンコさんが来たので、抑えてもらいながらミー介に小麦粉をまぶした。まぶしながら粘着物を取ろうとしたが、毛が引っ張られて痛いのでミー介は大暴れ!逃げ出したいので唸りながら抑えていたジュンコさんに噛みつこうとする。結局、まぶすだけまぶして粉猫?にしたけれど、粘着物を取ることはできず、そのままの状態で縁側に出し店をオープンさせた。
夕方、店を閉めてからミー介を動物病院に連れて行った。何か猫の毛用に使える特別なベンジン?のようなもので落としていただけるのかと思ったが、病院でも小麦粉作戦しか方法はないそうだ。そのうち粘着物が小麦粉と一緒に乾いて自然に取れていくらしい。どうやらどこかでネズミ取りの粘着シートに引っかかったんじゃないかと先生がおっしゃっていた。
と言うわけで当分の間、キレイな毛並みで美人のミー介は、「左半身ベタベタ粉猫」に変身?です。
唯一の救いは毛がベタベタするだけで皮膚呼吸を妨げているわけではないから健康には問題ないということがわかったこと。よかった~!
どうしてこんなことに?って考えたのだが、もしかして食いしん坊のミー介、ネズミ取りシートに捕らわれたネズミを食べようとしたんじゃないかしら・・・?ミー介、そういうのを「ミイラ取りがミイラになった」って言うんだよ!もうしないでね!

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August 15, 2012
風楽で採れたジャガイモは男爵とキタアカリ少々。今年は台風で茎が折れてしまったので、あまり大きくはならなかったけれど、風楽のお惣菜用に大事に使っている。
今日もビオンで仕事。ビオン用のジャガイモをたくさん置いてあるので、今日はジャガイモの冷製スープ豆乳ビジソワーズを作った。ジャガイモ、玉ねぎ、セロリ、パセリを炒めて、グツグツと煮てからフードプロセッサーでミキシングし、そこに豆乳を加えたもの。お客様によっては冷たくない方がいいと言われる方もいらっしゃるので、ご希望に応じて温めたりもしたが、基本的には冷製のスープ。
キタアカリがもっちりとしているので、スープ自体も濃厚なトロミがある。本格的なビジソワーズにするにはここにバターやコンソメ、生クリームなども加えたりするのだが、風楽のスープは動物性のものを使わず野菜の味だけを生かして作ったもの。野菜の味が生きており、飲んだだけで力が沸いてくるようなスープだ。
出来上がったものをまずは鍋ごと冷水で冷やし、荒熱が取れたらそのまま冷凍庫に入れて保存。ご注文がある度に冷凍庫からスープボールへとよそった。かなりたくさん作ったのだが、暑かったせいか冷製スープが人気で、全部があっという間になくなってしまった。
お盆最後の今日はビオンも大忙し。久しぶりにトモちゃんと二人で仕事をしたけれど、次々にお客様がいらして、最後はすっからかんになり全て完売。冷蔵庫があんまりスッキリしてしまったので驚いた。
仕事の後に印西のヒーリングヴィラに行き、岩盤浴と温泉でまたまた汗をたっぷりかいてきた。いよいよお盆も終わり、これから早生の田んぼでは稲刈りが始まる。日もだいぶ短くなってきた。暑い暑いと言っても、お風呂上がりの風はもう秋の気配だ。

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August 14, 2012
今週のお盆のシフトは飛び石でお休み。今日はお休みだったので、柏にあるつむぎやに行ってきた。前から気になっていたのだが、夜しかやっていなかったので、中々行く機会がなかった。でも日中のランチも場合によっては受けていただけるので、何回か問い合わせをし、ようやく今日行くことができた。
使っている野菜は東葛地域の有機野菜で、私の知っている農家さんの野菜も使われていた。調味料も本醸造のものを使用しているとのこと。またコースによってはマクロビの懐石風に作っていただけるので、今日はそれをお願いし、とても楽しみだった。オーナーは元々日本料理店で修業されていたそうだ。少しずついろいろなものをいただけるのは、とても嬉しいものだ。一つ一つ丁寧に作られた料理に舌づづみを打ちながら、やっぱり和食っていいなあと改めて思った。
柏駅西口から歩いて3分と近いので、車を使わず久しぶりに電車に乗ってランチに行った。いつもたくさんの人で混雑している柏駅も今日は人出が少なかった。小さな構えで席数も少ないけれど、こういうお料理は大量には決して作れないので、ちょうどいい席数だと思う。
ランチの野菜コースは3700円とちょっと高めだったけれど、一度はいただく価値がある。有機野菜と国産の乾物、豆、本醸造の調味料を使っているので、妥当な価格だと思う。料理そのものはさりげないけれど、素材の味を生かすよう、手をかけて作ってくださっているのがわかり、とても美味しかった。
サイトに載っていた店主の言葉がいい。同じ思いで店をやっている人だ。
当店のある柏周辺で、無農薬で野菜を作っている若者がいて、
国産大豆を使って美味しい豆腐を作っている人たちがいて、
昔ながらの製法でオーガニックの日本酒を造っている蔵があります。
遠くに求めるのではなく、身近にあるものを。
安全なものを、本物を作っている人たちを支える。
もっともっと多くの人に身近にこんなにもすばらしい生産者がいることを知ってもらいたい。
ゆっくり大切に作られたものを、ゆっくり丁寧に料理して、ゆっくり丁寧に味わう。
そんな時間と場所を作りたい。



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August 13, 2012
今日はビオンで仕事。昨日は忙しかったらしく、朝行ったら、冷蔵庫の中はほぼ空っぽ。野菜も少ししかなく、ケーキやスープなどもなかった。マクロケーキは焼くつもりだったので、古民家の方であらかじめプルーンの紅茶煮を作り持っていった。普通は紅茶に砂糖を加えて一緒に煮るのだが、クラウンのオーガニックプルーンはかなり甘いので、砂糖は一切加えず、濃いめの紅茶で少々煮ただけだ。
ケーキ型の一番下に紅茶煮のプルーンを刻んで並べ、そこに豆乳や菜種油で作った生地を流し入れて焼く。その際、生地が固くならないように、最初から天板は熱しておいて、生地を入れると同時に天板にも水を注ぐ。天板から水蒸気がジュッとあがってきて、スチームオーブンのような働きをしてくれる。そのため卵がなくてもふっくらとした美味しいケーキに焼き上がった。
写真は底に敷いてあるプルーンが見えるように、ケーキを横に倒して盛り付けた。豆腐クリームもいいけれど、もう少し酸味のある柑橘系のソースの方が似合いそうだ。
11日から15日まではガーデンビオン内のモデルハウスで見学会が行われている。期間中、EASY LIFEの多田さんが入口前で美味しいコーヒーを淹れに来てくれている。ランチタイムが一段落してから、多田さんにアイスカフェラテを出前してもらって、スッシーと多田さんと3人でティータイム。コーヒーのバリスタである多田さんが淹れるコーヒーは本当に美味しい。
いよいよ来週から新店舗の工事が始まり、年内にはビオンの近くに新生EASY LIFE CAFEが完成する予定。お店ができたら合同のかわら版?のような冊子を一緒に作って、お客様に配布しようと早くも意気投合し?打ち合わせ。
これからは小さなお店一軒一軒が協力しながら、小さなネットワークのコミュニテイを作り、お客様を紹介し合っていかなければと思う。資本力のある大規模のチェーン店とは違う良さを出していかない限り、個人の店は生き残れないだろう。
特に街の本屋さんや酒屋さん、ファミレスなどを見ていてそう思う。みんな画一化されたチェーン店ばかり。どこへ行っても同じモノばかりで面白くもなんともない。立ち読みを黙認しながら?本の並べ方にもこだわりを持ち、雑誌一冊からバイクで配達してくれるオジサンのいる本屋さんはどこに行ってしまったのだろう?
資本力の弱い個人の店は必然的に仕入れ量や販売量、広告宣伝費などでは太刀打ちできないから、やれることも限られているけれど、でもこんな時代だからこそ、店主の顔が見える店や物語(ストーリィ)のある店こそ面白いと思っていただけるように、共に発信していけたらいいなと思う。
小さな店だからこそできることがきっとあるはずだ。

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August 12, 2012
今年は蚊が少ないのでは?と喜んでいたけれど、どうやら雨が少なかっただけの話で、先日の大雨の後、蚊がいきなり増えた。追い打ちをかけるように昨日と今日の二日間は降ったり照ったり・・・の不安定なお天気。畑にとっては恵みの雨となり大喜びだけれど、これで蚊の大量発生間違いなしだ。
昨日の夜は蚊取り線香を二つ焚いて寝たにも拘わらず、夜中に蚊の羽音で目が覚めた。気がつけば手、足、首・・・と何カ所も刺されまくり。眠いのに蚊と格闘?しなければならず、しばらく寝られなくなってしまった。
ちょっと前にお客様から蚊帳をいただいた。家に蚊が多いとブログに書いたのを読まれて、ワンタッチ式の蚊帳をプレゼントして下さったのだ。その後、それほど蚊に悩まされる夜がなかったので、一度出したきりで、しばらくしまっておいた。
でもここへ来ていよいよ蚊帳の出番だ。実は私、大人になるまで蚊帳で寝たことがなかった。都会育ちだということもあるけれど、ホンモノの蚊帳を見たことがなかったので、蚊帳がどういうものかも知らなかったのだ。
10年ほど前、北海道の友達の家に泊まった時、初めて蚊帳の中で寝た。その友達は蚊取り線香や殺虫剤を一切使わない人だったので、山に囲まれた友達の家は夜になるとものすごくたくさんの虫たちが飛びかっていた。でも蚊帳のおかげで虫たちに邪魔されず寝ることができ、昔の人の智恵に驚いた。
古民家暮らしで大変なことの一つにこの虫対策がある。古民家に引っ越すまで安全性を考えて、菊花蚊取り線香を使っていたけれど、殺虫効果がなく除虫菊をもとにした忌避効果だけの成分だと、古民家では役に立たない。大きなヤブ蚊が多いので、菊花線香の煙に動じるようなヤワな相手ではないのだ。仕方なく市販の蚊取り線香を使うようになった。電子蚊取りも併用している。それでも隙間が多い古民家は蚊がいないということがない。まあ、自然にそれだけ近い場所なので、小さな虫や生き物たちもたくさんいるということなのだろう。
この蚊帳があれば、今夜からゆっくり寝られそうだ。でも問題は私の横で寝ているミー介が夜中にネットをひっかかず、下からうまく出入りしてくれるかどうか.だ。破られたらお終いだから、ミー介に要注意!?
今日の古民家は久々に忙しく、この夏一番の賑わいとなった。ユウコさんと二人で「久しぶりに、ああ仕事した~!って感じだねえ!」と喜び合った。店を閉めた後、刈払機で庭の中央部分をガーッと草刈り。
真っ暗になるまでやっていたので、シャワーを浴びる時、腕、首、お尻、太腿など服の上から何十ヶ所も蚊に刺されているのを発見。ああ、今度は蚊帳をかぶって草刈りをしようかしら?!

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August 11, 2012
ビオン店がオープンして以来、古民家の方ではしばらくお休みしていたメニュー「キッシュプレート」を再開することにした。この前発売された「千葉の森カフェ」の本で紹介されているメニュー写真は日替わり玄米定食ではなくキッシュプレートだった。取材が一年以上前のことなので、あの頃はキッシュプレートがあったんだなあと懐かしく?なった。
それで本を片手に来て下さる方がいることもあろうかと、慌てて?キッシュを焼いた。キッシュの中味は毎回、その季節の野菜を使っているが、今日はこの時期の旬であるかぼちゃを入れた。ビオンができてからは向こうでキッシュをお出ししているので、同じものをこちらで出さなくてもいいのではないかと思っていた。でも今でも古民家でキッシュプレートをご希望される方が時々いらっしゃるので、これを機に再開するつもりだ。
今朝は朝からラジオでずっと高速道路の渋滞情報を流していた。お盆は月曜日からだが、早くも帰省ラッシュが始まっているようだ。そのせいかお店はとてもヒマで気が抜けるほど?だった。
今日は予報通りの雨となり、一日降ったりやんだり。夕方、草刈りをしようと思ったけれど、これほど土が湿っていては刈払機が使えそうもないので、草削り鍬で草を抜いて集めた。でも雨上がりの土が重けっこう重たくて手間取ってしまった。
お盆の期間中はどこのお宅も静かになるので、明日中に刈払機で一気に庭の草刈りをしてしまわないと。
古民家もガーデンビオン店もお盆期間中に関わらず平常通り営業していますので、よろしければぜひお出かけください。

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August 10, 2012
お休みを利用して大好き奈良から和歌山へ行ってきた。

奈良の五條市の一角に江戸時代の面影が残っている街並みがある。その中には建築年代がわかる民家で最も古いと言われる栗山家の住宅(1607年築)があり、国の重要文化財に指定されている。そんな五條を愛し町おこしを続けている有志が会社を立ち上げ、古い町屋をリノベーションし、宿泊施設とレストランを経営していると知り、いつか訪れてみたいなと思っていた。

今回宿泊したのは大正時代の数寄屋建築の離れと蔵のある「やなせ屋」。古いものが大好きな私にとって、時を経たものが、今もなお生活の中に溶け込んでいる姿を見るのは喜びだ。雪見障子や書院造り、欄間、天井板など一つ一つにぬくもりを感じる。とても美しく再生された建物で落ちつく空間になっていた。
歪んだ窓ガラスからは吉野川や熊野へと続く山並みが見える。天河弁財天、十津川村、高野山、吉野、熊野・・・と世界遺産に登録された紀伊山地の霊場と参詣道へと足を伸ばす拠点としても便利な立地だ。その周辺には何度か行っているけれど、私にとっては何度も行きたくなる特別な場所だ。
五條の古い街並みを散歩し、次の日は空海の母が晩年住んでいたと言われる女人高野慈尊院と、高野山の守護神である丹生都比売(にうつひめ)神社へご参拝。空海が高野山を開祖する時、一番最初に守護神として丹生都大神と高野御子大神を祀る社を建てたという。これが日本における仏教と神道との習合の始まりと言われている。
丹生都比売の「丹」は丹砂の鉱石から採れる朱を意味し、古来、朱には魔よけの意味があったそうだ。丹生都比売は丹砂を支配する一族の氏神でもあった。また高野御子大神の化身が黒と白の犬を連れた狩人となり、空海を高野山へを導いたと伝えられている。そんな謂れを読んでいたので、高野山に行く前にお参りしたいと思った。
その後、高野山を抜け、白浜、那智勝浦へ。


勝浦温泉に宿泊してから次の日は那智の滝(飛瀧神社)と熊野那智大社へご参拝。大社のご神体である荘厳な滝の気配を間近で感じ、心洗われる思いがした。前回歩かなかった滝から大社への石畳の道を上ってご参拝へ。大社から三重の塔と那智の滝が並んでよく見える。自然の造形美一つ一つも全て計算した上で、この聖地が構成されているのではないかと思えてくる。

山と海両方に囲まれたこの美しい土地を神さまは選んで降りて来られた。一体どれだけの人たちが、どれだけの思いを持って、この険しい場所まで歩いてきたのだろう。豊富に湧き出るお湯に体を沈めて休み、澄んだ湧き水で喉をうるおしながら、この山道を歩いてやってきた。

その古道の石畳に苔が生え、木々は天に向かって枝を伸ばしていた。山は深く緑が迫ってくるようだ。昔の人たちもきっと同じものを見て、この場所に何か感じるものがあったのだろう。時を越えて同じ思いを共有できることの喜び。なぜだかわからないけれど、私もまた古い神社仏閣を見て回ることがとても好きだ。そして特にこの周辺の場所にはとても惹かれる。
今回もまたとてもいい時間だった。古来の土地からパワーをいただき、自分の中にうまくそれを取り入れながら、また元気な毎日をおくりたい。

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August 06, 2012
新しいカフェガイドが送られてきた。「千葉の森カフェ」[鈴木美也子)。発行は福岡県にある出版社書肆侃侃房(しょしかんかんぼう)。なんと一番最初に取材を始めたのは2010年だったという。以来約2年の歳月をかけて取材をし、ようやく発行となった。ライター兼カメラマンの著者が下見を兼ねて初めて風楽に来て下さった日がいつだったのかもう覚えていない。その後、取材にいらしたのは去年になってからだったと思う。緑に囲まれた古民家全体の写真を鳥瞰図?のように遠くから撮りたいのですが、どこかで写せる場所はあるでしょうか?と言われた。そしてお天気のいい日をねらって、開店前の風楽にいらっしゃり、向かいにある竹林の道なき斜面を登り望遠で撮影。
校正の時、その写真が風楽のページになかったので、使わないことにしたんだなと思っていた。でも送られてきた本のページの中に見覚えのある風景を見つけた。
本の構成は森のカフェ、田んぼのカフェ、里山のカフェ、森のギャラリーカフェの4つに分かれている。鳥瞰図の写真は里山のカフェの章が始まる見開きに掲載されていた。とてもキレイな写真だった。
今までのカフェガイドブックとはちょっと異なり、「季節の風が感じられる」30軒のカフェに絞られているので、この中には都市型のカフェはない。そしてカフェのストーリーが美しい散文的に紹介されているのだ。小さなカフェやほとんど知られていないカフェ、人里離れたカフェなど、どちらかというとメジャーではないカフェが多いかも。でもその場所の風景に溶け込みながら、確実な個性を持って存在しているカフェたちが集められている。緑の中に佇んでいるのはカフェという箱を借りて表現しているオーナーの思いだ。
著者の視点や感性のようなモノが静かに伝わってくる。やはり旅人なのだろう。千葉にこんなに緑いっぱいのカフェがあったなんて・・・と嬉しくなった。どのページも開くたびに、その店の光の色と風の匂いが感じられる素敵な一冊だ。
風楽でも販売しますので、よろしければぜひお手にとってご覧ください。

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August 05, 2012
今日は娘の結婚式。すでに3月に入籍し二人で新生活を始めているが、ようやく準備が整いお披露目の日を迎えることができた。春から毎週、ホテルで打ち合わせを重ね、自分たちのやりたいような結婚式をやるという。私はただ言われるがまま、指定された時間にホテルに行き、着付けをしてもらい末席の方で参列していればいい。会社の方たちもたくさん来て下さるので、「くれぐれも普通の花嫁の母?でいてね」と釘を刺されていた。
私は朝、定食の支度をしてから、昼前に店を出て、子供たちを迎えに行ってホテルへ。チャペルでの式も披露宴も入念に打ち合わせされていたので、プログラムどおりに滞りなく進行していった。私は何かあれば指示された通りに立ったり座ったり移動したり・・・。留袖姿で三脚を付けたカメラを持ってシャッターチャンスを狙ってはあちこち移動していた。
久しぶりに子供たちが全員集まり、元夫や元義理母たちと同じテーブルに座った。たとえ離れて暮らしていても、みんな同じような気持ちで娘の門出を心から祝い喜んでいる。とてもキレイにメイクをしてもらって、素敵なウエディングドレスとお色直しのドレスを着た娘は今まで見てきた中で一番可愛らしかった。そしてとても幸せそうだった。
こういう商業ベースにのった華やかな結婚式は、私自身、苦手だけれど、二人の幸せそうな笑顔を見ていたら、人それぞれやりたいスタイルがあるんだなと思った。受付には私がお祝いに書いた「祝婚歌」の額と、娘に頼まれて書いたウエルカムボードの文字が飾られていた。
最後の花束贈呈の前に、娘は自分で書いた手紙を読んでくれた。もう一行目から泣いているので、絶対に泣かないと決めてきた私もホロり。「お父さんお母さん私は二人の娘で本当によかった。私を産んでくれてありがとう。私は二人が付けてくれた名前の通り、今隣りにいる人と幸せになります」。
たくさんの打ち合わせと準備、そして挨拶と接待。ほとんど飲まず食わずだし、緊張もしているだろうし・・・新郎新婦はとても大変そう。でも最後にこんなに素敵な言葉を贈ってくれるなんて、それが聞けただけでも今日という日は二重丸。嬉しく楽しくありがたい、忘れられない一日となった。
若い二人にはまだまだいろいろなことがあると思うけれど、二人でこれからの人生を楽しく歩んで行って下さい。結婚おめでとう。そして結婚式お疲れ様でした。
母は二人の幸せをいつまでも祈っています。



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August 04, 2012
最近のお気に入りスポット?はこの西の縁側。毎朝、すりガラスの引き戸を開けて、外の景色が見えるようにしている。奥座敷との縁側の間には雪見障子(さしずめ緑見障子?)が入っているので、お座敷に座ったお客様には緑をたっぷり見ていただくことができる。
いつも置いてあるのは私の読書椅子と足を置く台。ここで本を読んでいる時間は至福だ(あまりに気持ちよすぎてついウトウトし、本が中々進まないのが難点だが)。ちょっと前から、さらにちゃぶ台と座布団もここに置くようにした。そうしたら、「あそこで食べたい!」と希望されるお客様が出てきた。特に日曜日はのんびり縁側で寛ぎながらお食事をされる方が多い。そのシーンはまさに「休日のんびりランチ」と言うタイトルが付けられそうだ?!
ただ、営業時間中はお客様が多いため、この場所で定食の写真を写すことができない。今日は千葉方面で配布されている女性のための生活情報誌「サンケイリビング新聞」の方が取材にいらっしゃった。9月にちょっと遠出して出かけたいレストランの特集があり、そこで掲載していただけるそうだ。
開店前で、まだお客様がいらっしゃらなかったので、定食の写真を縁側で撮影。器の並び方をちょっと変えてあるので、いつもの定食とは雰囲気が違うけれど、背景に緑が入るとそれだけでとても素敵に見える。
でもこの場所は、もしかしたらどんなご飯でも美味しそうに見えちゃうのかも?(・・・と言ってしまうと身も蓋もないけれど)。
明日は娘の結婚式。定食の支度をしてから出かける。昨日と今日の夕方は草刈りをせず、どこにも出かけずのんびり家の中で過ごした。連日の草刈りですっかり日に焼けてしまった顔を見て、さて明日はどうしよう?
化粧品は何一つ持ってないのでノーメイクでいくしかないけれど、今さらながらちょっと焦って?友達からもらったままのパックをどこからか引っぱり出し、しばしお顔のお手入れ?それにしても焼け石に水だなあ・・・!?


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August 03, 2012
日照り続きのせいか、今年のゴーヤは生育が遅い。こんなに陽射しが強いというのに、まだグリーンカーテンが完成?していないのだ。この調子だとグリーンカーテンが役立つようになるのは秋になってからかも?まあ、きっと残暑も厳しいだろうから、育ってくれるならゆっくりでもいいのだが。
例年、この時期になると「もう食べ切れないから使って~」とゴーヤをあちらこちらからいただくことが多い。もちろん風楽でも作っているけれど、お店で使う分としてはとても足りない。だからゴーヤ大歓迎!なのだが、今年は残念ながらどこも生育が芳しくないせいか、「食べ切れない」という声をほとんど聞かない。
去年は1週間に一回くらいの割合でゴーヤの酢漬けや佃煮を仕込んでいた。どうせ仕込むなら手間は同じなので、量が多い方がいい。先週、ビオンのゴーヤで今年初めての酢漬けを作った。今日は古民家のゴーヤ2回目の収穫。まだ全部で5本・・・と多くはない。そのゴーヤと舞茸、こんにゃく、人参を合わせてピリ辛の炒め煮にした。
やっぱり夏だ。ゴーヤの苦みが妙に美味しく感じられる。ゴーヤに含まれるビタミンCは加熱しても壊れにくいので夏バテ防止に最適。そしてカリウム、カルシウム、マグネシウムなどもたっぷり含まれているので、動脈硬化予防・肝機能強化・血糖値低下・ガン予防・疲労回復・胃腸の働きをよくする・・・などの効果があると言われている。この時期、積極的に摂りたい野菜だ。
今日もまた暑かったけれど、先週の金曜日のガラガラ状態?に比べれば、お客様は多かった方だ。寒すぎる2月と暑すぎる8月。そして2月と8月の前後は飲食店にとって最も厳しい時期である「ニッパチ」。でもこんな時こそ、一生懸命美味しいものをお作りしてお客様をお待ちしていなければ・・・!

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August 02, 2012
今夜は満月。空が澄んでいてお天気もいいのでとても美しい月が古民家の座敷から見える。この美しさ、いくら写真で撮ろうとしても、とてもホンモノにはかなわない。
成田の市街地の方まで買い物に行き、帰りが遅くなった時、ふと見上げると空に満月が浮かんでいることがある。もちろんそれはそれで美しいのだけれど、古民家に帰ってから、再び夜空を見上げると、これが同じ月か?!・・・と思うほど美しいのだ。月灯りがこんなに明るかったなんてここに住むまで気付かなかった。
古民家の回りには家も数件あるのだが、そのお宅の灯りは古民家まで届かない。小さな街灯が一つあるだけ。南と西と北に庭があって、それぞれ畑として使っている。だから周囲には緑しか見えず野中の一軒家状態。つまり古民家の回りは、夜、寂しいくらい真っ暗なのだ。
でも闇に囲まれているからこそ、光の存在がより美しく見えるのだと思う。
満月はエネルギーが最大に満たされた状態。だから満月の日は自分が達成できたことに感謝すると同時に、執着しているものを手放し解放してあげるとよい日だと言われている。いつの頃からか、満月と新月を意識しながら暮らすようになった。
夜は座敷の灯りを全部消して、月の光の中で少しだけ瞑想をした。月の引力が最も強い満月の晩は人間の血液や体液も引力に引っ張られ神経が活性化するため、衝動的、感情的、突発的な行為をすることが多いと言われている.。でも私は満月のエネルギーを浴びるのが好きだ。静かにふり注がれる大きな月の光は体にも心にも心地よい。
今日も一日暑かった~!ビオンはお客様がとても少なくてヒマだったので、暑い中で草取りをし、窓ふきをし、冷蔵庫の掃除をし・・・早めに店を閉めた。この暑さじゃ仕方ないなあと納得せざるを得ない。
8月のビオンは夕涼みも兼ねて、日曜日の営業時間をちょっとだけ延長することにしました。日が長いので7時頃までのんびりとオープンしてます。早めのお夕食もどうぞ!


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August 01, 2012
モップや玄関マットなど清掃、衛星用品のレンタルや販売でお馴染みのダスキン。ガーデンビオン風楽でも玄関マットをレンタルしている。
ダスキンの創業者である鈴木清一氏は、奉仕やお掃除などを積極的に取り入れ、回りの方たちに喜んでいただけることを経営の理念にし、日本企業として初めて国際フランチャイズ協会への入会が認められたことでも有名。
そのダスキンでは4週間に一回、「喜びのタネまき新聞」というオールカラー8ページの小さな新聞を制作し、お客さまに配布している。私も子供たちが小さかった頃はリビングの床掃除用にモップをレンタルしていたので、うっすらと新聞のことを覚えていた。
そのタネまき新聞の制作会社の方から風楽を取材したいと連絡をいただいた。何と2年前に朝日新聞の「ひととき」欄に掲載された私の記事を今も切り抜いてとってあり、いつか機会を見て取材したいと思っていたとのこと。
今日はランチにいらっしゃる方のご予約が入っており、時間的にもちょうどよかったので、取材日程を今日にお願いした。
予約のお客様がいらっしゃる前に風楽に到着し、風楽の内観、外観、定食や私の写真などを撮影し、私自身のことも少しお話させていただいた。
特に定食は西側の縁側のちゃぶ台に並べて写していただいたので、多分、とてもキレイに写っているんじゃないかな(この写真は私が撮ったも)。
取材の後、定食を「美味しいわ~」と言いながら喜んで食べていただき、古民家を「落ちけるわねえ」ととても気に入って下さった。取材抜きで、そういうお声を聞けるのはとても嬉しい。
でもカラーの見開き2ページに紹介されるので、かなり目立ちそう?。何と今は全国のダスキン利用者に600万部、配布されているそうだ。あまりにスゴイ数字でビックリ!(全国の朝日新聞の購読者数と同じくらい・・・とのこと)。
10月中旬から配布されるそうだ。出来上がりが楽しみ。

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