満月瞑想会(月輪観)について
ブログの号外。瞑想会のお知らせです。
去年、空海に導かれて高野山に初めて行き、宿坊に泊まった時、真言宗の阿字観瞑想を体験しました。サンスクリットの「阿」の字を月(大日如来)に見たてて、住職の導きに合わせて静か時間を過ごすことができました。日ごろアクティブに動きまわっている私にとって静的な時間は自分の心をニュートラルに保つためにも必要なことのようです。
その後、なぜか空海とゆかりのある場所に足を伸ばす機会が増えていきました。アミニズムや真言密教に不思議と惹かれて行くような気がしています。
古民家に移り住むようになって丸3年が過ぎました。周囲にひとけのない大きな古民家で過ごす夜は確かに長く孤独です。その分、朝もやをかきわけて昇ってくる太陽や真っ暗な夜空にきらめく星の光、日中の座敷に射し込むキラキラとした日の光、そしてぽっかり浮かぶ月灯りなど自然界からのエネルギーをいただくことの喜びを意識するようになりました。
そして今まで以上に月の満ち欠けを身近に感じるようになりました。
3年前の暑い夏、大勢の方の力をお借りして古民家を修復し、その工事が終わり、店のオープンが決まった時、関わって下さった方たちに集まっていただき、ささやかなお祝いをしました。
その時、みんなが集う座敷を静かに照らしていたのは、中秋の名月の美しい月灯りでした。たくさんの方たちに助けていただいた感謝の気持ちと、ようやく修復が終わったという喜びと、これでやっとスタート地点に立てたという安堵感・・・そういう気持ちが入り混じり合った中で見上げた月の美しさを生涯忘れることはないでしょう。
古民家は周囲を闇に囲まれているので、月灯りがとても明るく、どんな月も美しく見えます。
特に満月の夜に瞑想するのは私にとって至福の時間です。
もちろん一人で内観するのもいいのですが、気持ちの通じ合う方たちと一緒に月の光を感じ合うことができたら、よりハートフルな時間を過ごせそうな気がします。
そんな月の美しさを皆さんとシェアし合えるような集いを(どんな形がいいかわかりませんでしたが)、いつか持つことができたらいいなと思っていました。
今回、真言宗の僧侶であり、愛と平和の活動家である大橋照賢さんとご縁があり、真言宗の瞑想の一つである「月輪観」(がちりんかん)を古民家でやらせていただけることになりました。
初めての方にもわかりやすい導入で、静かに内観の時間に入っていくことができる瞑想法です。
本来はお寺で行われるものですが、満月の夜に古民家の座敷でやってみたいとお願いした所、快く引き受けて下さいました。
折しも 8月31日はブルーンムーンの満月。
通常満月は一カ月に一回ですが、数年に一度、一カ月に2回、満月を見られる月があります。
その2回目の満月はブルームーンと呼ばれ、特別な月で願いを叶える力があると言われています。
夏休み最後の一日、そんなブルームーンの光を受けながら、静かな時間をご一緒しませんか?
◎日時:8月31日(金)18時30分~
(瞑想が始まってからは静かに過ごしたいので、15分くらい前にお集まり下さい)。
瞑想は一時間ほど。
その後、玄米おむすびをご用意していますので、お時間のある方は、夕食を食べながら住職を囲んでゆっくりお話しましょう。
持ちこみ、差し入れ大歓迎です。
◎導師:真言宗智山派松風山福星寺副住職 大橋照賢
◎ 参加費:500円
*ご希望の方、メールか電話でお問い合わせください。
0476-36-1960
earthwind.eiko@nifty.ne.jp
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