本選びの会
私の生活クラブ生協の組合員歴はかれこれ25年くらいになる。もう一つの ノーベル賞「ライト・ライブリフッド賞(RLA)」名誉賞を受賞した生協で、暮らしを守るという視点を大切にしている。いろいろな生協があるが、その中でも生活クラブ生協は特に「食の生協」と言われており、安全、健康、環境が活動の大原則。国産のものを中心に食品添加物や農薬の使用が限りなく少ない確かな消費財を共同購入できるのが特徴だ。
組合員は単に商品を買うだけのお客様ではなく、生協活動を支えるために出資し、利用し、その運営にも参加していくことを理想としている。
また遺伝子組み換えに反対したり、合成洗剤を追放するための石鹸運動、反原発運動、環境ホルモン対策など、食と生活の安全を守るために社会的な運動にも取り組んでいる。
その中で日本の出版文化を守ろうと、本の共同購入も行っている。毎月「本の花束」という刊行物が発行され、組合員が選んだ本が推薦文と共に紹介されている。子供の本、現代社会、読み物、暮らしの4つのジャンルに分かれ、数ある出版物の中から、ぜひ読んでほしいと思う本を選んで取り上げている。
その本を選考するのが「本選びの会」のメンバーだ。実は20年近く前、子育て中に家庭文庫をやっていた私は子供の本が大好きだったので、子供の本を担当する本選びの会に入っていた。でもフルタイムの仕事が忙しくなり、時間が取れなくなって数年やってやめた。
数ヶ月前、また新たなメンバーを公募していたので、おススメの本の推薦文を書いて申し込んだら、メンバーに選んでいただいた。それで今日はその第一回目の会議が生活クラブ連合会であったので、参加してきた。
今回は暮らしのジャンルを担当することになった。料理の本や写真集や旅の本、実用書など、暮らしはとても範囲が広いので面白そうだ。
これからいろいろな本を読んで、共同購入にふさわしい本かどうかを検討するため、毎月一回、連合会で行われる会議に参加する。さっそく今日も料理本など10冊を選んで家で読むため送っていただくことにした。
もともと本が大好きなので、これからまた本選びの会に関わり、いち早く出版された本を手に取り読むことができるかと思うとワクワクしてくる。そしてよい本であれば多くの皆さんに読んでいただけるよう紹介文も書いていく。
読みたい本がいつも部屋にあって読むのに追われそうだが、とても楽しみだ。
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