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October 31, 2012

パン教室~ガーデンランチ~

今日はパン教室。今が旬のさつま芋をたっぷり入れたさつま芋パンを白神こだま酵母を使って2種類作った。生地の中にもマッシュしたさつま芋を入れたので、まさにさつま芋づくし!ふわりとしていてほんのり甘くて美味しいパンだった。
参加された方も今日は多かったし、お子さんも一人いて、ミー介と草ちゃんも一緒に参加?していたので、終始笑い声にあふれていた。
講師の高田さんはいつもお持ち帰りのお土産のパンもいろいろ考えてくれる。特に今日は人数も多かったので、焼く量が多く焼き上がるのが遅くなってしまった。お食事が終わってしばらくしてから、やっとお土産用のパンができたので、アツアツをお持ち帰りいただいた。
ランチタイムは今回もお庭で。パン教室の日はいいお天気に恵まれていることが多いので、だいたいガーデンランチができる。今日は初めての方も多かったので、秋空の下、美味しい空気を吸いながら、焼きたてパンと手づくりのおかずを並べたガーデンランチがとても喜ばれた。猫や子供の遊ぶ姿もあって、それがとても和やかな雰囲気を作ってくれた。
先日、農家さんからいただいてきた大量のスープかぼちゃを使ってスープを作ったら、「美味しい美味しい」と大好評。あまりにスープかぼちゃがたくさんあるので、作り方を説明して、おひとつずつお土産にどうぞと言ったら、全員の方がお持ち帰りになった。さっそく皆さんの今夜の食卓にはかぼちゃスープが並んでいる?かもしれない。
古民家の料理教室と違って、パン教室は昼間なので、お天気さえよければ、ちょっぴりどこかのリゾートに行ったような気分になれる?ランチタイムが楽しめる。
今日みたいな日はキッチンはちょっと寒かったようだが、日中のお庭は温かい。来月もまた楽しめるかな。ちなみに来月は11月21日(水)。グルテンミートを使った肉まんとあんまんを作ります!
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October 30, 2012

ガーデンビオンの料理教室と満月瞑想会

今日はビオンでの料理教室と満月瞑想会の日。2つの催しが重なってしまったので、時間がきちんとやりくりできるよう朝から段取りを考えた。
料理教室のメニューはたかきびのハンバーグ、切干大根のサラダ、重ね煮のきんぴら。ビオンでの料理教室は基本的にデモンストレーション形式なので、実習はないのだが、たかきびのハンバーグは固さを知ってほしかったので、具を加えてから皆さんに丸めていただいた。またいつもならオーブンで焼くのだが、数がそれほど多くはなかったので、フライパンでじっくり焼くことにした。
どれも風楽の定番メニューだが、実際に目の前で作ってランチに食べていただいたら、美味しい美味しいと大好評だった。今日はアシスタントなしの私一人だったので、その後の片付けも小一時間ほどかかったが、終わった後、大急ぎで片付け古民家に戻った。
帰ったらまず玄米を火にかけ、その間に座敷の座卓などを動かし、瞑想会用に会場を整えた。昼間はお天気があまりよくなかったので月が見られるかどうか心配だったが、夕方になってから時々雲が途切れ始め、夜になってからは空高くに美しい満月が見えた。
今日の参加者は23名。5時半くらいから集まれる人だけが自由に集まって、大橋住職指導により体ほぐしや片鼻呼吸など、瞑想に入りやすいよう準備をした。6時半頃、だいたいの人数が揃ったところで、ご真言を唱えながら、住職から菩提心のお話を聞いた。
特に今日はプロジェクター持参で、住職自らプリントアウトした大日如来像や曼荼羅をシーツで作った即席のスクリーンに映した中で瞑想を行った。体ほぐしの準備を事前に行ったせいか、実際の瞑想が始まる頃にはもう場がすっかりと出来上がっていて、今日もまた古民家全体がいいエネルギーに満ち溢れた場となっていった。
集まった人全体で作る場のエネルギーもさることながら、瞑想会を行っている空間が何か大きな力で守られているような気がした。瞑想をしている時の私は、深い腹式呼吸をしながら、そんな場全体を俯瞰して眺めていた。
会を重ねる度に集まった方同志も知り合いになって輪が広がっていく。特に30代から40代までの層が多い。
何かを模索しながらずっと走り続けてきた私の30代。あの頃、立ち止まって瞑想することなど、私には必要ないと思っていた。むしろ、やらなければならないことに追われてそれどころではなかったと言う方が正しいかもしれない。でもあの頃の自分が瞑想という手段を見につけていたとしたら・・・?
自分の人生に対して主体的に生きようとしている30代から40代の人たちは、アクティブに動きながらも静的な時間をも持とうとしている。きっとそれが次のステップへのヒントにつながっていくことだろう。
回を重ねる度に、より充実した場になっていく満月瞑想会。次回は年内最後で、11月28日の満月の夜を予定しています。お時間ある方、ぜひご参加ください。
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October 29, 2012

true colors ~シンディ・ローパー~

朝日新聞の土曜日版「be」の「うたの旅人」コーナーでシンディ・ローパーの「トゥルー・カラーズ」が紹介されていた。かれこれ25年前のヒット曲だ。私も好きな曲だが、去年と今年の日本ツアーの最後でシンディはこの曲を歌っているそうだ。
あの震災の当日、日本ツアーのためシンディは飛行機に乗っていた。ところが地震のため成田に着陸できなくなり各地を旋回してようやく次の日羽田に到着。余震の恐怖と原発事故のため、放射能をおそれ、国内にいる外国人たちは次々に日本から出国していった。そんな中、バンドのメンバーを説得し混乱の中で日本ツアーを行ったことはあまりにも有名なエピソードだ。
当時の取材のことが紙面に書かれていた。シンディは涙を浮かべながら話したそうだ。
「トンネルを進んで行けば、いつか必ず光が見える。つらい経験をするほど、人間はそれを乗り越え、強くなる。それを伝えたくて日本に残ったの。私は歌う。歌うことで誰かを幸せにできると信じている。東北の人々が元の暮らしに戻れる日が来るのを願って歌う」と。
それを読んでこの曲がますます好きになった。
「人がひしめくこの世界で、自分を見失い、心の中の暗闇が君をとても小さな存在に思わせる・・・」。
でも「現実がつらくて耐えられなくなったら電話して。いつだって私がいるじゃない」と歌う。
マンハッタンで生まれ両親は離婚。母親が働いてシンディを育てた。小さい頃から変わり者と呼ばれいじめられて育ったと言う。いつのまにかアウトサイダーに。奇抜なファッションのまま歌い続けた。
外側にいることで見えてくる内側の矛盾。真の価値は見た目だけでは決してわからない。もうすぐ還暦になるこの歌姫は相変わらずキュートであるがまま、自由な人だ。そうやって生きている姿そのものが内側へ風穴を空けるきっかけになっていく。素敵な女性だなと思う。

So don't be afraid to let them show       
怖からないで 皆にも見せてあげて
Your true colors,                   
そう あなたらしさを
True colors, are beautiful,  Like a rainbow.  
虹のように美しい あなたの本当の色を

心を通してしかわかることのできないものがある。だけど、心さえあればいつかわかり合うことができる大切なこと。シンディはそれを知っている人なのだ。
差別に対してはきちんと闘い、昨年の秋、住む場所のないレズビアン、ゲイ、トランスジェンダー、バイセクシャルの若者たちの住宅施設「トゥルーカラーレジデンス」を開設したそうだ。
シンディの横顔を垣間見ることができたいい記事だった。

小望月が美しい夜。明日は満月。
古民家で行う満月瞑想会でご自身の光を見つめにいらっしゃいませんか?
今回はあと数名は大丈夫です。6時半より。興味のある方、お電話でお申し込みください(0476-36-1960留守電可)。
なお明日10時半から行うガーデンビオンの料理教室もデモンストレーションなので、当日参加OKです。ご希望の方、ビオンにお電話下さいね。0476-23-0422
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October 28, 2012

忙しさの後で

この2週間、いろいろと忙しく仕込みに追われていたけれど、とりあえず昨日のオーガニックマーケットを最後に、外に出かけるイベントは一段落。実際スタッフ不足なので、他にも行きたいイベントはいろいろあるけれど、土日はあまり店を抜けだすことができない。
久しぶりにゆっくりと店の仕事だけに専念できた。気が付いたら、スープやカレーのストックがなくなっていたので、朝からスープを煮込み、カレー用の野菜を刻んだ。今日は祭りの後の静けさなのか?いつもの日曜日のように大忙しと言う感じにはならなかった。でも久しぶりに厨房の中を見渡してみると、何だか随分と汚くなっていた。
確かに忙しくて掃除が後回しになっていたのは事実だ。
今日はユウコさんとマキさんの二人がいて人手もあることなので、調理台の下や流しの下、換気扇の周辺などを思い切って全部拭き掃除。途中でお客様が途切れたので、なんだかんだと後半は黙々と掃除に没頭していた。
雑巾がけをしながら、コンロや調理台に向かって心の中で「よく働いてくれてどうもありがとう」と声をかける。いっぱい働いてくれたのだからキレイにしてあげるのは最低限のマナーだと思いつつ、いつもマナー違反ばかりでごめんなさい!
今日は朝からずいぶんと肌寒かった。寒くなっても先が思いやられるので、ストーブはもう少しの間、ガマンしようと思うけれど、そろそろ本格的な冬支度が必要だ。コンクリート打ちっぱなしの床で足元の冷える厨房。ここが寒さの一番のネック。また足場板を敷きつめよう。さつま芋掘りもしなければ・・・。
風楽の畑で作ったじゃがいも。大切に食べていたけれど、残りわずかとなってきた。さつま芋ができるまでは残したいと思っていたので、そろそろ時期的にも終わりになってちょうどよかった。今日はじゃがいもを茹でて、人参ドレッシングでサラダにした。
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October 27, 2012

ヤワタホーム オーガニックマーケットで思うこと

今日はガーデンビオン成田でヤワタホームが主宰する第9回目のオーガニックマーケット。先週の太陽の市に引き続き、このイベントのためにいろいろなものを仕込んだ。
風がちょっと強かったけれど、いいお天気の一日。今朝は6時頃から仕込みを開始した。焼き菓子などは昨日までに焼き終えたが、お惣菜やスープは当日でないと仕込めないので、朝一番で、冬瓜を切って生姜で炒め、もろこし粒(トウモロコシとはまた別のタカキビによく似た雑穀)やもちきびや粟などと一緒に合わせて、スープを作った。
また大根やカブの葉がたくさんあったので、茹でて細かく刻み、大豆を入れた菜飯を作り、白ゴマを炒って混ぜた。イベントの時はいつも作っている定番の玄米ライスサラダは今回もたっぷり仕込んだ。前回、買って下さった方が美味しかったからと、また買いに来て下さるのだ。
今回の出店者数は41組と過去最高。回を重ねるごとに出店される方が増えて来て、マーケットとしては定着してきた。
反面、年3回行っているので、ややマンネリ化してきたことは否めない。出店者が増えたわりに来場者の数がさほど多くはなかったのだ。いずれにしても秋はイベントシーズンなので、どの日程でやっても必ず何かしらのイベントとは重なってしまう。
だから来場者もどこに行こうかと考えるのだろう。その時、吸引力になるような花火のようなものが必要なのかもしれない。例えばお餅つきとか、ふるまいの食べ物とか、子供たちが喜ぶ人形劇とかパントマイムとか、ライブとか・・・何か一つでも人寄せとなる目玉のお楽しみコーナーなどはやはりあった方がいいのかなと思った。
このオーガニックマーケットはヤワタさんのご好意で出店料をとても安くしていただいているけれど、少し出店料を値上げしても、その分をイベントの目玉商品の経費として活用していけば、集客にも繋がるし、毎回、変化があって面白いマーケットになるのではないかなと思う。
農家さんやモノづくりに携わる方は時間を捻出して出店した以上、少しでも売りたいと思うのは当然のこと(もちろん売るだけが目的ではないが)。でもそこで売れなかったとなると次回からの出店は考えてしまうだろう。
私はイベントとなると、とにかく仕込みはできる限りがんばってかなりの数を用意する。人が多くても少なくてもその時のイベントには全力投球したいなと思っているので。
今回もかなりの量の食べものを用意したので、焼き菓子などは全部売り切れなかった。確かに来場者の数は少なかった。でも私の場合、ビオンにカフェがあるので、イベントがあればお店のお客さまも増えるので、イベント自体の売り上げは少なくてもお店がある分、収支はそれほど悪くはならない。また作ったものを次の日に店で売ることもできるので恵まれていると思う。
ただ直接の売り場を持っていない生産者の方は売れ残ると大変だ。お客さまとお話しながらダイレクトに自分が作ったものを売るのはとても楽しい時間に違いない。そしてそこでの出会いがきっかけになって、コアな関係につながっていく場合もある。だからマーケットはとても貴重な交流の場だと思う。
次回は年が明けて来年の春。新しい年は何らかの工夫をしながら、より充実したマーケットになるようヤワタホームの方とも相談しながら考えていきたなと思った。
できる限りこのマーケットを楽しく続けていきたいので、今日はいろいろなことを考えさせられた一日となった。
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October 26, 2012

SANKEI EXPRESS 掲載されました

先日取材をしていただいた産経新聞のタブロイド版の日刊新聞SANKEI EXPRESSの「食を楽しむ」コーナーに昨日、風楽が掲載され、さっそく今日、掲載誌が届いた。正直なところ、SANKEI EXPRESSがどのような新聞なのか見たことがなかったので、実物を見て、随分キレイな新聞だなと思った。白黒印刷や縦書き、そして新聞紙共通の大きさという概念を越えて、白い紙にカラー印刷で横書き、コンパクトサイズというスマートでオシャレな日刊新聞だ。
12面のほぼ全面にわたって大きく取り上げていただいた(ネット上でも全文記事がお読みいただけます)。カラーページなのでとても見やすく美しい。
夏の東京新聞(中日新聞)やダスキンの「喜びのタネまき新聞」の時もそうだったが、全国に配布されているメディアに掲載されると、随分、遠方からお問い合わせがあったり、東京や地方など、かなり多方面からのお客様がいらっしゃるようになる。
わざわざ高い交通費と時間をかけて来て下さるのだから、そういう方たちの期待を裏切らないよう、今まで以上に丁寧にお食事をお作りしなければと襟を正している。
先週の太陽の市、そして昨日のお弁当の仕込みに引き続き、今日も明日のヤワタホームオーガニックマーケットに向けて、仕込みをした。明日は古民家をユウコさんとまーちゃんに任せて、私はマーケットに出店。玄米のキッシュ、重ね煮のきんぴら、もちきびぜんざい、玄米ライスサラダ、マクロマフィンなどをお持ちする予定。
お時間ある方、どうぞ会場においでくださいね~。
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October 25, 2012

法事のお弁当作り

今日は法事のためのお弁当作り。昨日から少しずつ下準備をしておいたので今朝は5時に起きて厨房に入った。まずは玄米を炊き、れんこんと人参を切ってキンピラを作った。白和え用のゴマを炒り、豆腐を水切りし、下ごしらえしておいた煮物に火入れをして味を整えた。
そうしているうちにまーちゃんが来てくれた。今日は早朝出勤?だ。去年もこのお弁当を作る時に朝早くから手伝いに来てくれたっけ。その後、ビオンができ、まーちゃんはスタッフとなり、持ち前の料理の腕を発揮してくれている。現場で経験を積んだ分、さすがにお弁当を詰めるのも去年よりもずっと早くなっていて、次々に仕事を片付けていった。
私が天ぷらやグルテンミートを揚げている間に、まーちゃんはおかずを一つずつアルミ皿に盛りつけ、お弁当に実際におかずを並べながら、全体の色バランスを考えてくれた。最後まで盛り付けはほぼまーちゃんが担当。
分業しテキパキと動いたせいか10時には完成。配達するにはまだちょっと早かったので、片づけをして一緒にお茶を飲みながらあれこれ話した。
無事に配達を終えた後は今春、公津の杜にできたヴォナッペティートでピザランチ。
ひといきついた後は明後日のヤワタホームのオーガニックマーケットに向けての仕入れや備品など、大量に買い物をした。帰ってからオーガニックマーケットに向けてまた焼き菓子の仕込みを始めた。先週からやることがいっぱいあり過ぎて、さすがに少し肩が凝ってきた。
何とか夜までに終わらせて、7時からヨガへ。今夜はキャンドルヨガ。キャンドルの灯りの中でゆったりとした時間を過ごし、背中と腕を気持ちよく伸ばしてきた。今夜はよく寝られそう~!
*ちなみに写真のお弁当は1500円でおかずが10品以上あります。数がまとまれば配達もしますので何かの折にどうぞご利用下さいね!
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October 24, 2012

定食とお弁当の準備

今日もランチのご予約があった。月曜日から木曜日は5名様以上でご予約があった時のみオープンしているのだが、最近、平日にいらっしゃる方も増えてきて嬉しい限り。定食の支度をしてお出しした後は、明日のお弁当の仕込みを始めた。
ある会社で毎年行っている供養の後に召し上がる精進お弁当だ。いつもよりも大きいお弁当箱に動物性のものは一切使わず野菜中心で作る。お弁当箱が大きい分だけ料理の数も多いので、毎年、このお弁当のご注文をいただくと、前日から準備をしている。
この時期、厨房の窓を全開にして仕事をしていると、キラキラとした秋の陽射しがとてもキレイに見える。さわやかな風も吹いていて、とにかくとても気持ちがいい。少しずつ色づいていく緑を見ながら、季節の移ろいを肌で感じながら、包丁を持てることの幸せ。
時折り、畑で遊んでいるミー介たちが厨房の窓の前にやってくる。そんな姿を見ていると一人でも顔がほころんでいく。
昨日のかぼちゃでかぼちゃスープを作った。とても甘いのでかぼちゃだけでも充分美味しい。日暮れ前の奥座敷で撮影。
夕方までかかって下ごしらえを終わらせ、もう一度買いものへ。ようやく6時半頃、体が空いた。なんだか最近、料理をしている量がものすごく多いので、久しぶりに指に包丁ダコができた。
朝、厨房に入る前に、扇風機を片付け、お天気がよかったので、ホットカーペットと冬用の布団を出して干し、夏掛けをしまった。こんなにお天気がいい日は、冬が来ることを忘れてしまいそうだが、確実に日が沈むのが早くなっている。いよいよ冬支度。
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October 23, 2012

冬瓜とかぼちゃ満載!

私の愛車マーチがいきなり八百屋さんになってしまった!?と言っても積んでいる野菜は冬瓜とかぼちゃだけなのだが・・・。友達のセリさんが近くのおばあちゃんの畑からもらってきてくれたものだ。本当は昨日の夕方、一緒に畑に採りに行こうと約束していたのだが、私に急用ができて行けなくなってしまった。
でもセリさんは自分が食べるわけでもないのに、昨日のうちに畑から冬瓜とかぼちゃを採って自宅の納屋まで運んでおいてくれた。
今日、松尾の友達の家まで玄米を取りに行った帰りにセリさんのお宅に寄ったら、納屋に冬瓜とスープかぼちゃが積みあげられていた。こんなにたくさん一人で運んで来てくれたなんて・・・。
玄米90キロを横に並べ、その上に野菜たち積みあげて行ったのだが、あまりの量におかしくなって笑ってしまった。おばあちゃんに全部、持って行って~と言われたそうだ。無農薬の野菜をたくさんいただけるなんてありがたいことだけど、それにしても量が多い・・・。
いくら私が野菜料理をいっぱい作ると言ったって、こんなにたくさん使えるのかな。しばらくは冬瓜とかぼちゃ料理が続きそう・・・!?
明日もランチのご予約、明後日は精進の特製お弁当の配達などが続くので、帰りに買いものをしようと思っていたのだが、他のものを積める場所がなくなってしまったので、一度家に帰って荷物を?降ろしてから出直すことにした。
こうやって積みあげられた野菜を見ると、タイやミャンマーの市場を思い出す。無造作に野菜が積み上げられているのだが、それが何とも絵になるのだ。とりあえず土間と玄関の軒先に並べた。何とも壮観!
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October 22, 2012

いちじくのクラフティ

昨日の太陽の市に持っていったいちぢくのクラフティ。珍しいせいか、3台焼いたものが全て売れてしまった。でもテーブルの上に並んでいるいちぢくのクラフティを見ながら「クラフティって何ですか?」と質問される方が多かった。
クラフティの定義をあまり考えずにいつも焼いているので、改めてクラフティとは何かと説明するとなると難しい。生地の中に生クリームを入れて焼くので、生地がスポンジというよりもプリンに近い感じのケーキ・・・とは説明したのだが、食べていただいかないことにはあの食感はうまく説明できない。
クラフティはフランス中央部の高台にあるリムーザン地方が本場。さくらんぼを使うものが最もポピュラーなようだ。でも私はいちぢくが出回る季節になるといちぢくを入れてクラフティを焼きたくなる。あのいちぢくのねっとりとした食感と優しい甘み、そして水分を含んだ柔らかさが何ともたまらないのだ。特にラム酒との相性がバッチリ!
アツアツはまだほとんど固まっていないので、食べる時に崩れてしまうけれど、冷やすとプリンの用になって固まる。だから熱くても冷たくても美味しいのだ。
今日は本当はビオンの日だったが、ご予約が入ったのでナミさんに代わってもらって、私は古民家の方で仕事をすることになった。昨日と同じくらい今日も温かく、午後は西側のお座敷にキラキラとした秋の陽射しが差し込んでいた。
その陽射しを浴びながらポカポカのお座布団で眠っているミー介と草(そう)ちゃんと風(ふう)ちゃん。何だかとてものどかな時間だった。
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October 21, 2012

太陽の市出店

ビオンから歩いてすぐの場所にある富里の大木戸大銀杏公園で行われた太陽の市。テーマは「太陽と地球と生命のつながりを祝い、みんなの未来に平和の種を蒔く祭り」。今年で3回目の開催となる。
地元北総地域を中心にした有機農家さん、オーガニックのレストラン、自然派のプロダクツ、ヒーリングや子供向けのワークショップ、トーキングサークルやライブなど、内容も盛りだくさん。
どこか遠くの場所で開催されるイベントに出店するのではなく、地元で行われるお祭りなので出店者やお客さんも顔なじみが多い。あちこちで挨拶をしたり、懐かしい再会に話が弾んだり、数歩歩けば知り合いに会う?ようなフレンドリーな会場だった。
今朝は3時頃から起きて仕込みを開始した。玄米を炊き、ひよこ豆を茹で野菜を煮て・・・と次々に持っていくものを作っていった。今日のお惣菜はひよこ豆のトマト煮、玄米ライスサラダ、冬瓜とさつま芋と丸麦の煮物、大豆とひじきのご飯。
焼き菓子はいちぢくのクラフティ、豆腐とおからの玄米キッシュ、豆腐と酒粕のマフィン、ブルーベリーのパウンドケーキ、甘酒とドライフルーツのケーキなど、けっこうがんばって仕込んだ。
今日のビオンはまきさんとなみさん。今日は他のスタッフも皆、都合がつかず、まだ新しく慣れていないスタッフ二人に任せることになってしまった。古民家の方も昨日今日はユウコさんとユウコさんの息子さんにお願いすることになり、それぞれ慣れていないので、大変だったと思う。でもこれもよい経験になったのではないかな。
太陽の市も人がいなくて、最初は私一人での出店になると覚悟していたのだが、前に手伝ってくれていたユウコちゃんが急きょ来てくれることになって助かった。何しろ搬入と搬出、そしてテントの設営が一人ではとてもできないのだ。
特に使い古して?骨が折れ、ぼろぼろになってしまったテントを未だに使っているものだから、建てても建てても傾いてしまう。それをだましだまし何とか一日持たせたが、それこそ吹けば飛ぶようなテントでブースを出しているので遠くから見る度に笑ってしまった。
大銀杏公園は広い芝生のとてものんびりとした公園。隣りに大きなスーパーがあるけれど、こんな場所にまだこんな公園が残っていたなんて・・・と嬉しくなるような空間だ。
あらかじめ実行委員会の方たちが竹を裂いて用意してくれた大きな竹のボールに子供たちが新聞紙を張りつけて、祭りのシンボル「太陽玉」を作った。フィナーレではおかげさま農場の高柳さんたちがやっているバンド「空」が演奏する中、太陽玉を転がしながらみんなで会場内を歩いた。
顔の見える人たちと創る祭りは楽しい。やはりつながりというのはモノではなくヒトからヒトへが基本なのだなと思う。そしてこの地域ではこんなにも有機農業関係の方が多いんだと改めて気付かされる。
途中に店番を抜けだして、脚で体を押しながらもみほぐしていく楽健法のブースに行って15分ほど体を踏んでもらい、しばしの休息を取った。でも久しぶりに会えた友達やお客様とキャッキャ言いながらお話したりして、準備の大変さを忘れてしまうほどのんびりとリラックスしながら過ごせた。
お天気も暑いくらいにお日様が出ていたので、一日中、芝生の上を裸足になって歩いていた。気持ちのいい時間だった。でも祭りの後も用事があって、夜は出かけることになり、ようやく日付が変わる頃、ほっと一息。ああ眠い~。
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October 20, 2012

ユニバーサル農業フェスタに参加してきました!

今日は幕張のメイプルインホテルで行われるユニバーサル農業フェスタに参加するため、朝から野菜を蒸してドレッシングを作った。と言っても今回は出店するわけではない。会場の一角でプチ講座を担当し、古民家での生活や野菜の美味しい食べ方のお話をさせていただくことになっていた。
そのため、地元の生産者団体「LOVE FARM」で取り扱っている無農薬の人参、かぼちゃ、ほうれん草、かぼちゃなどを事前に分けていただき、蒸して持っていった。蒸し野菜を美味しく食べるために、風楽の定番、人参ドレッシングと甘酒ドレッシングを作って用意し、それぞれ試食していただいた。
試食はとても美味しいのでレシピを教えてほしいと好評だったのだが、出店でもなく講演でもないというプチ講座のスタイル自体がちょっと中途半端だったような気がする。
会場がホテルの入り口付近で人の出入りが多く、しかもオープンスペースだったので、落ち着かなかったのも事実だ。でもその後、「LOVE FARM」のブースに行って、余っていた野菜とドレッシングをいらした方にも食べていただけたのでよかった。
ユニバーサル農業とは「みんなで関わる農業」と定義されており、今回のイベントは団塊の世代や、都市住民、障がい者などの就農や農地を守る活動など、それぞれの立場から多様な農業の新しい形を広めていこうというもの。
JR幕張本郷駅の目の前にあるホテルで周辺はマンション街。アスファルトの駐車場の会場にはテントが立ち並び、泥付き野菜たちがびっしりと並んでいた。そこだけ都市の中の異空間。だからこそここから農業に関心のある人たちが増えていってくれたらいいなと思う。
私が以前働いていた生活クラブやその関連団体が実行委員会の中心になっているので、あちこちに生活クラブ関係の方たちの知った顔があり、懐かしい再会ができた。
買いものして帰り、夕方からは明日の太陽の市に向けての仕込みの続き。去年は前日から大雨で当日の朝まで雨が降っていたので、仕込もうかどうしようかとかなり迷っていたので、今回、お天気の心配がないだけでも一安心。
9時頃まで仕込みを続けて、ようやく今日の分は終了。明日は3時起きて仕込み開始かな。早く寝なくては。
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October 19, 2012

料理教室~秋なすのご飯・塩麹チップス他~

今日は古民家で料理教室。秋なすの玄米ご飯を作った。なすの皮をむいて塩でもんでから水気を切って胡麻油で炒め、八方出汁で味をつけたものを玄米ご飯に混ぜる。小女子をカラ炒りしてパリッとさせたものに醤油を絡めて、細かく刻んだ茗荷と一緒にご飯の上に散らして出来上がり。とても簡単なのに最高に美味しい!参加された皆さんからも早速作ります!と大好評だった。秋なすがあるうちにまた作りたい一品。
それと旬のさつま芋を生かして、さつま芋のトロリとした重ね煮スープを作った。しいたけ、大根、さつま芋、厚揚げ、人参、ごぼうなどを切って重ねていき、一番上に味噌を丸めて乗せて重ね煮にしたもの。もちきびが汁の中でトロ~リと溶けて、甘くて温まるお汁ができた。
さつま芋とリンゴのマクロカントリーケーキはリンゴを煮る時間が短かったせいか、焼き上がりのケーキが予定より柔らかくなってしまった。でも私が前日に見本に焼いたものよりも柔らかい方が美味しい?と言われてしまった(喜んでいいものかどうか・・・?)。
塩麹チップスもレタスと一緒におつまみ感覚で食べられる一品。ビールに似合いそうだ。
昨夜の大雨で。朝、厨房の中は水溜りだらけ?。新聞紙を敷いて水気を吸い取ってから仕事を始めた。朝のお天気ははっきりしなかったけれど、昼になるにつれてさわやかな秋晴れに。お店の方も金曜日というのに一時、満席となり大忙し。料理教室用のご飯が足りなくなってしまい、追加で炊いたほど。バタバタと慌ただしい一日だったけれど、さつま芋のスープを一口飲んだ時、その優しい味に心底ほっとして、体が緩んだ。
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October 18, 2012

焼き菓子仕込みDAY

今日は焼き菓子の仕込みの日。本当はお休みの予定だったのだが、やることが山積みで休日返上。朝一番でビオンに菜種油の一斗缶や玄米などを届け、その後、買い物をしてから古民家に戻り、結局夜の8時まで厨房で仕込みをしていた。
一日中オーブンはつけっぱなしで、マフィンやパウンドケーキ、タルトなどあれこれ焼き続けた。今日は料理はせずにひたすらお菓子を焼き続けたので、何だか気分はケーキ屋さん?のようだ。明日は店が終わってから料理教室があり、土曜日は幕張で行われるユニバーサル農業フェスタ、日曜日は太陽の市があるので、イベントが続き、その準備に追われている。でも店の外で行われるイベントは店にいる以上にたくさんの方たちとお会いできるし、お話もできるので、出かけていくのはとても楽しい。
秋はあちこちで面白そうなイベントが盛りだくさんなので、本当はもっと積極的に出店したいところなのだが、今年から古民家とビオンの2店舗になったので、さらにそこにイベントへの出店などが重なると3か所に分散されるため、スタッフの確保ができず、身動きできないというのが現状だ。
ともあれ太陽の市はビオンのすぐ近くで行われるので、お時間のある方、どうぞお出かけくださいね!

◎満月瞑想会のお知らせです。
10月30日(火)6時半より古民家にて。
10月の満月の夜に真言宗の月輪観の手法を取り入れた瞑想会を行います。
導師は真言宗智山派住職大橋照賢さん。
仏教の話、空海の話などを取りまぜながら、初めての方でも入りやすい瞑想を指導していただきます。
今回は5時半頃からいらっしゃれる方はどうぞ。
簡単な体ほぐしや呼吸法などをやりながら瞑想時間の前に体を調えていきましょう。
瞑想会自体は6時半からです。お話を含めて1時間ほど瞑想の後、終了後は玄米おむすびを食べながら皆さんと交流会の時間を設けています。
食べものの差し入れ大歓迎です!
秋の夜の静かなひととき、そして同じ時を過ごした方たちと語らいの時間をご一緒しましょう。
参加費は500円。ご希望の方、メールかお電話でご予約ください。
0476-36-1960  
info@fura-organic.com
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October 16, 2012

秋野菜の種まき

すっかり秋が深まってきたのだが、毎度のことながら季節に畑仕事が追いつかない。植え付けが遅かったさつま芋は収穫までまだしばらくかかりそうだ。敷地が広いわりに畑にできるところは意外と少ないので、さつま芋とヤーコンを掘り上げるまで秋野菜を植える場所がちょっとしかない。
というよりもトマトや茄子やピーマンをさっさと片付けてしまえばいいのだが、まだピーマンも茄子も少しだが、実ってくれるので、中々引き抜くことができないのだ。
今年はにんにくは植えられそうにないけれど、秋野菜の種まきくらいならできそうだ。とりあえず西側の青ジソが群生している畑を片付けることにした。堆肥を入れて鍬で土を耕していった。
初めてこの場所に鍬を入れた3年前は土がガチガチだった。ちょっとやっただけでは全然土がビクともしないので、何度も何度も同じ場所に鍬を振りおろしたので、ほんの1m四方を耕しただけでもうヘロヘロになってしまった。
今でもまだ瓦礫が出てくるし、下の方は真っ赤な粘土質だし、篠竹やスギナや根の張る草がギチギチとひしめき合っている。決していい土だとは言えないけれど、あの時に比べたらかなり土がふかふかになってきた。
いつまでたっても満足のいく野菜はできないけれど、これでもかなりいい畑になってきた方だ。
大根、カブ、水菜、サニーレタスを撒いた。さて今年の冬はどれだけ採れるかな。
写真はマリーゴールド越しに見える畑。秋の夕暮れ前の西日はとてもキレイだ。
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October 15, 2012

さつま芋タルト始めました!

この前、長野に行った時、どっさりと紅玉を買ってきた。リンゴはいろいろな種類があるけれど煮リンゴにしてお菓子の材料にするなら、何と言っても紅玉が一番!。そのまま食べるとかなり酸っぱいけれど、あの甘酸っぱさが煮た時に何とも言えず美味しくなるのだ。アップルパイもいいし、カントリーケーキに入れてもいい。煮リンゴはお菓子に大活躍してくれる。でも店にとって一番の利用法はさつま芋のタルトのフィリングに入れることだ。
さつま芋を蒸してマッシュしたものの中に、ラム酒やシナモン、バターなどを加えてフィリングを作る。それを全粒粉で焼いたタルト台の中に入れて焦げ目が付くまで焼いたものがさつま芋タルトだ。このタルトの美味しさに紅玉の酸味は欠かせないのだ。
今日はビオンで仕事。先週のうちに紅玉は全てレモンと粗製糖で煮ておいたので、今日はその煮リンゴとさつま芋をビオンに持って行き、今年初のさつま芋タルトを焼いた。美味しそうな匂いが厨房に広がってとても幸せな気分!
外ではコバヤシ君とトモちゃんがガーデンチェアとテーブルにサンダ―をかけ、もう一度、塗料を塗り直すための準備をしてくれていた。防水塗料は塗っておいたのだが、さすがにずっと雨ざらしとなると、木のテーブルと椅子なので劣化が早い。まだ買ってから1年もたっていないのに、随分と古っぽく?見えるのだ。
いくらなんでももう少しは使いたいので、防水用のニスをサンダ―で落してから、色つきの防水塗料を塗り直してうまくリメイク?する予定なのだが・・・。
さつま芋タルトは明日からお出しできます。とっても素朴で美味しいタルトですので、どうぞお試しくださいね!
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October 14, 2012

鍬ふるい

今日の古民家は日曜日だというのにマキコさんと二人だけだったので、下の息子にアルバイトに来てもらうことにした。最近、仕事をやめて金欠病の息子はたまに風楽でアルバイトをして日銭を稼いでいる。
最近、日曜日はずっと忙しく、二人ではとても回せない。でも今日はお天気がはっきりしなかったせいか、珍しくのんびりした日曜日だった。
忙しいからきっと大変だよと言われていたのに、思いのほかヒマだったので拍子抜けした?息子。フロアの仕事がなかったので、これはもう庭仕事をやってもらうしかないかなと思い、鍬を持ってきた。
ずっと前に水仙の球根をいただいた。風通しのいい場所で広げて保存し、秋になったら植えるようにと言われていたのだ。量も多くて100玉くらいはある。今日はそれを植えることにしようと思いたった。
さっそく息子は長靴に履き替え園芸手袋をして、鍬をふるいながら地面を掘っていったが、何とも不慣れな仕草で、ちょっとやってはもうヘトヘト~と言う感じった。
私は耕運機を持っていないので、古民家の畑は鍬で耕すしかない。いつも鍬をふるっているのでかなり慣れてきたけれど、決して楽な仕事ではない。一番最初にやった時はなんて大変なんだろうって泣きたくなった。ほとんどやったことがない息子にとってもかなりの重労働だったようだ。
でもどうにかこうにか庭の隅から隅まで溝が掘れたので、店が終わってから、そこに球根を並べて土をかぶせていった。来春には美しく清楚な水仙の花がたくさん咲いてくれる予定?。
それにしても名前がわからない太くて長い根の草が地中の中で蔓延っているので、水仙が自分の根をどれだけ伸ばせるかが問題だが・・・。
花いっぱいの古民家への道のりはまだまだ遠い!?
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October 13, 2012

SANKEI EXPRESS(サンケイ エクスプレス)取材

産経新聞のタブロイド版の日刊新聞、SANKEI EXPRESS(サンケイ エクスプレス)の食の特集で風楽を掲載していただけることになった。
2006年に「美しい新聞」をキャッチコピーに創刊されたオールカラーの新聞だ。ニュースやコラムの他、毎週、家庭欄のような形でアートカフェのコーナーがある。そこでのテーマは「食を楽しむ」。
全国のこだわりのお店などを一軒一軒紹介していくページだ。かなり大きなスペースで、写真の他、お店の紹介が読み物のような形で書かれている。ちなみに8月にはナチュラルハーモニーが運営している銀座のレストラン「日水土」が取り上げられていた。
そんな所に風楽が載っていいのかな?と思いつつ、記者の方からご連絡をいただいたので、お受けすることにした。今日はその取材日。
土日は忙しいので、開店の前の10時の取材でお願いした。定食の写真も写していただけるとのこと。そのため私は朝早くから定食を仕込み、お話する時間も必要だったので、10時過ぎには体を手があくように準備した。
写真撮影の後、簡単な質問にお答えした。さてどんな紙面になることやら・・・?
10月末発行なので、コンビニなどで手にとってご覧になって下さい。
取材が終わった後は息つく間もなく、お客様が次々に来てくださって、今日も満席。ジュンコさんと二人だけだったので、洗いもののお膳がキッチンにどんどん並んでしまい、今日になってのご予約もたくさんあったので、ふらりと来て下さったお客さまのお席がなく、お断りせざるを得なくなってしまった。
ここまで来ていただいてお断りするのは本当に申し訳ないのですが、なにぶんにもお席と作れる量が限られているため、本当にごめんなさい。土日の場合、ご予約いただいた方が確実ですので、早めにお電話いただけると幸いです。
昨日、今日と本当にさわやかな秋晴れ。座布団やお布団を干し、ふっくら気持ちいいお日様の匂いになった。古民家で過ごす一年で一番気持ちのいい季節を少しでも長く楽しみたい。
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October 12, 2012

またもや捨て猫?

長野に出かけようと土間を出た時、縁側を小さなグレーの塊が走り去るのを見た。小さくてスピードが早かったので、何だろう?と気になりながらも、出かける前だったので、それ以上追わず、そのままにしておいた。
次の日の夜、家に帰ったら、玄関の前に小さな猫がいた。私を見るとすぐに逃げ去った。どうやら前日に見たグレーの塊はネズミではなく子猫だったようだ。
そして昨日の朝、窓を開けたら、草ちゃんの隣りにその子がいた。草ちゃんの4分の1くらいの小さな小さな子猫だった。草ちゃんのエサをその子にもあげたら縁側でガツガツ食べた。食べ終わったら、サッシの桟をちょこんと飛び越えて家の中に入ってきた。
やんちゃそうで、ものすごく可愛らしい子猫だった。いきなり家に入ってくるなんて、かなり人間に慣れている。ここへ来るまで家で飼われていた猫のようだ。また誰かが狙って?家の庭に捨てて行ったのだろうか?
家の中をちょこちょこと走り回って遊んでいた。まるで部屋全体を偵察している?みたいだ。なんて愛くるしい仕草なんだろう?私はしばし子猫の動きに見とれてしまった。あまりのちっちゃさに、ついこの前やってきた草ちゃんがやけに大きく見えるし、ミー介なんてもうお局さま?のように感じられる。
相手が小さいせいか、草ちゃんはほとんど子猫を警戒しない。シャーという威嚇もしないので、安心して子猫は草ちゃんの後を追いかけまわしている。このままだと、またもや飼ってしまうことになりそう?だ。
それにしても何で捨てちゃうんだろう?
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October 11, 2012

藤森照信のツリーハウス

昨日、諏訪大社に行く途中、茅野市神長官守矢資料館にコタローさんが寄ってくれた。茅野出身の建築家の藤森照信氏によって設計された土壁の素敵な建物だ。
藤森照信氏の建築作品は遊び心があって面白い。私は土壁が大好きなので、いつかこんな家に住めたら、そしてこんなカフェができたら楽しいだろうなと思う。
守矢家は古代から諏訪神社の神長官という役職を務め、実際に神事もとりおこなってきた由緒ある家だ。敷地内には祈祷殿やミシャクジ社(御左口神)と言って、諏訪大社の神長官を祀る神社が大きなカジの木に囲まれて鎮座している。
そのせいか敷地内全体が穏やかでありながらもどこか荘厳な気配に満ちている場所だった。
その中でもひときわ目を引いたのが、藤森照信氏が作った二つのツリーハウスだ。木を脚にして、青空に向かって浮かんでいる秘密基地?。一つは円盤のようであり、もう一つはまるで長い脚を伸ばした鶴のようだった。
なんて絵になる光景なんだろう。諏訪湖を見下ろす高い木の上に建てられたツリーハウス。ここに一人籠って、風に吹かれながらぼーっとしていたら、時間が止まってしまいそう。
それにしてもこんな独創的なデザインを創って表現できるなんて、建築って面白い仕事だなあ。
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October 10, 2012

諏訪大社とヴィラデストガーデンファームアンドワイナリー

古民家の修復の時にお世話になった棟梁コタローさんのログハウスに行ってきた。ちょうど長野に来ていたコバヤシ君とも合流し、一緒に泊まらせていただいた。
以前から行きたいと思っていたエッセイスト玉村豊男さんがやっているヴィラデストガーデンファームのことを話したら、コタローさんの奥さんもぜひ行きたいということで、今日は朝から諏訪大社の前宮と本宮をご参拝し、その後、上田まで足を伸ばし、ランチを食べに行ってきた。
諏訪大社に行ったのは6年ぶりくらいで、以前は上社本宮、上社前宮、下社春宮、下社秋宮と諏訪周辺にある4つの境内を車で回った。今回は春宮には行けなかったけれど、昨日は秋宮、今日は前宮、本宮とご参拝してきた。
久しぶりにご参拝して、自分の感じ方が以前と違っていきているなあと思った。以前よりも深く神社の懐に入り込めるようになった気がした。諏訪は風と水の神さま。五穀豊穣にもつながっている。どこに行っても、その時々の気配というものはいつも感じているけれど、今回はなぜか懐かしい気持ちになった。
自分が自然とより近い場所で暮らすようになったせいなのだろうか。木々に囲まれた境内に還ってきたような気がしてならなかった。
ランチに行ったヴィラデストガーデンの庭は信州の山々を見降ろす高台に、美しい花々やハーブが色鮮やかに咲いており、最高のロケーション。レストランやワイナリー、ショップなどがあり、よく手入れされている庭とワインを仕込むための葡萄畑が眼下に広がっている。
レストランはガラス窓が大きく広がり、美しいガーデンが室内からよく見渡せる。
ランチは畑で採れた野菜やハーブを使ったコース料理だが、とても美味しかった。もっともこんな素敵な場所にいればどんなものでも美味しく感じられるだろう。
本当はこういうレストランや食事にはあまり興味のないコタローさんだが、女性陣のために一肌脱いで?運転手を引き受け、飲みたいワインもガマンして?食事にも付き合ってくれた優しいコタローさん。久しぶりに再会できて嬉しくて、ずっと笑ってばかりいた二日間。本当に楽しかった~!
やっぱりコタローさんは修復が終わってもずっ~と素敵な棟梁だ。
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October 07, 2012

茹で落花生

千葉に引っ越してきた時、「落花生掘りに行こう」と言われて驚いた。「えっ?落花生って掘るものなの?」。
なんと私は落花生が木の実のように、木になるものだと思っていたのだ。都会育ちの私は落花生の生育過程を見たことがない。理科の授業で習ったのかもしれないけれど、それが生活の中に根付いたものではなかったので抜け落ちていたのだろう。
昨日、今日と連休は大忙し。毎年5月と10月は行楽シーズンで季節がいいので、お店も一番混む時期だ。今日は久しぶりにマキコさんが来て、ユウコさんと3人体制だったので、定食の準備の他、朝からケーキを焼いたり、八方出汁を作ったり、冬瓜ポンチを煮たり、大納言小豆を煮たり・・・と開店前までにたっぷり仕込みがができた。
定食もいつもの2倍近くご用意した。次々にご予約の電話がかかってきて、お客様が来てくださり、とにかくランチタイムは大忙し。2時半過ぎにようやく一段落したので、さっと賄いを食べ、片づけが終わってからゆっくりお茶を飲むことにした。
ユウコさんが昨日、農家さんから買った落花生を茹でてきてくれたので、私は大納言で作ったあんこを小鉢に入れ、茹でた栗を乗せて即席栗ぜんざい?を作った。そして茹で栗を並べ新高梨をむいてお茶を入れた。
食卓に秋の味覚が並んだ。秋に実るものって春のようなにぎやかさはないのだけれど、しっとりと落ち着いているものが多い。
ユウコさんもマキコさんも千葉の人ではないので、私同様、千葉に来て初めて茹で落花生を食べた。どうやらユウコさんも落花生が木の実だと思っていたらしい。ホント、知らないことっていっぱいあるんだなぁと3人で大笑い。
二人が帰ったら、急に古民家がひんやりとしてきた。今日はやけに肌寒い夜だ。扇風機、まだ使うことがあるかと縁側に出したままなのだが、そろそろ片付けなくては。
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October 06, 2012

冬瓜ポンチ

秋の声が聞こえてくると毎年作り始めるこのデザート。
冬瓜ポンチ。冬の瓜と書いて冬瓜。でも収穫できるのは夏。そのまま転がしておけば冬まで保存できることから冬瓜という名前が付いたそうだ。大きな冬瓜だと核家族では持て余してしまうからなのか、今はとてもコンパクトなミニ冬瓜の方が人気があるようだ。
いろいろな農家さんや知り合いからもこの時期になると「食べ切れないから」といただくことが多い。去年はあの大きな冬瓜を50個近くいただいた。だから年内いっぱい冬瓜は途切れることなく、煮物やスープに大活躍。
中でも一番人気があって美味しいと喜んでいただいたのが、この冬瓜ポンチ。毎年のように作っているので、風楽によく来て下さるお客様の間では周知の料理?なのだが、初めて召しあがる方はたいてい驚かれる。
「えっ!?これが冬瓜なんですか~?!」。
この連休から冬瓜ポンチがスタートした。冬瓜の皮をむいてワタと種を取り除き、さいの目状に冬瓜を切っていく。
それを平たい鍋に並べ、水を一滴も加えず、落し蓋をして梅ジュースで煮込む。冬瓜の中から自然に水分が出て来て、梅ジュースと一緒に美味しいシロップになって冬瓜に沁み込んでいくのだ。
彩りにクコの実や缶詰の果物を加えてデザートにお出ししている。冬瓜自体は味がほとんどないのでこれは一緒に煮るシロップが美味しさの決め手になるのだが、私が作った中では梅ジュースが一番似合うようだ。
ただ難点は冬瓜をカットする時間がかなりかかること。何しろあの巨体?だ。丸々一つ切り終えるのに20分以上はかかってしまう。忙しい朝の仕込み時間にその時間を捻出するのはなかなか大変。
だから作りたいと思っていても、定食の支度に時間がかかる時は作りたくても(時間がなくて)作れないのだ。
最近、知ったのだが、冬瓜の皮も千切りにしてキンピラにして食べれるそうだ。あのトゲのある皮がホントに美味しいのだろうか?とちょっと心配だけど、今度やってみよう。ただし冬瓜ポンチを作る時とは別の日にしなくてはカットが追いつかないが・・・。
朝、丸々一個煮たにも拘わらず、とても多くの方に来ていただいたので冬瓜もすっからかん!気持ちいいくらいさっぱりとなくなってしまった。明日もまた私は冬瓜カットマシーンになるぞ~!
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October 05, 2012

神の宿る三輪山ご参拝~盤座(いわくら)~そして光明真言

奈良の一日目はコスモスに囲まれた法起寺から法輪寺を歩いた。Dsc05316


次の日は大神神社のご神体である三輪山に登ってご参拝した。大神(おおみわ)神社は日本最古の神社でご祭神は大物主神。お酒の神さまでもある。本殿を持たず、しめ縄で作られた三ツ鳥居が結界となっており鳥居の向こうの三輪山をご神体として拝む。
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三輪山は標高467mの円錐形の山で太古から神が宿る山として信仰を集めてきた。神仏習合の時代をさらに遡り、自然そのものを崇拝した原始信仰の名残が大神神社には今も残っている。入山にあたっては社務所で許可を得て、決められた時間内に帰ってこなければならない。山全体が聖域なので飲食や写真撮影も禁止。
太陽や木や山や川など自然界のあらゆるものに神が宿ると信じられていた古代からのアミニズム信仰が一番自分の感覚に近いと感じているせいか、私はこの大神神社にとても惹かれる。
その日の午前中は奈良県の北東部にある山添村岩谷枡型を見に行った。観光ガイドにはほとんど紹介されていないが、神野山を中心に数々の巨石群が残っている神秘的な場所だ。
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アミニズムを信仰する古代人たちは巨石にも神が宿ると信じていたので、祈りの場所、または一つのシンボルとして昔からあった巨石の周辺や、自分たちの集落に岩を積み上げ、容易には立ち入れない神聖な場所として敬ってきた。以来、そこは磐座(いわくら)と呼ばれ、神の降臨する場所として畏れ崇められてきた。
周囲を雑木林に囲まれた小高い山の中腹にある岩屋枡型は一枚岩が分裂してできたもの。16mもある巨岩に大日如来がうっすらと掘られており、ものすごい存在感だった。その下の岩窟には護摩壇が設置されており、かつて修行僧が籠ったと言われている。大日如来は空海が掘ったという説もあるそうだ。
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初めて聞いた盤座という言葉の不思議な響きとあいまって、あまりにも自然のままの荒削りで神秘的な崇拝の方法が沖縄の御嶽によく似ているなと思った。そしてこの場所もまた空海と繋がっていたことに驚いた。
その後、大神神社のご神山の入口となる狭井神社へ。入山の受付は2時までだったので今回はなんとか駆け込みで間に合った。
社務所で申し込みをして「三輪山参拝証」の襷を首にかけ、入口の御幣(ごへい)で自らお祓いをしてから一礼し、しめ縄の下をくぐった。
歩き始めてすぐにこの場所の神秘的な空気に包まれた。自由に人が立ち入れないようにすることによって守られてきた聖域。一本一本の草や木から発せられる静かな鼓動が伝わってくるようだった。
途中、「三光の瀧」と呼ばれる場所で滝行ができるようになっていたので、少しだけ滝にあたった。信心深くない私は祝詞をあげることもできず、ただ手を合わせ、ほんの束の間、滝を全身に受けた。冷たく清らかな神の水が体の中をスーッと通り抜けていった。
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その後、椎の木や樫の樹林、烏山椒の林などを通り、一時間以上かかってようやく山頂に到着。撮影ができない場所なので、山頂がどうなっているのか全くわからなかった。周囲を見渡せる景色が広がっているのかと期待もしていたのだが、山頂というのに、こんもりとした木に囲まれ、何かを見渡せるような場所はなかった。そしてそこにあったのはまたもや巨石が立ち並ぶ磐座だった。
午前中に見てきた磐座がここにもあったなんて・・・。でも山頂にたどり着いて、ようやく何度か来ていた大神神社に初めてご参拝できたようで嬉しかった。
私は参拝者の最後だったので、下り道では夕方の見回りのため登って来られた神主さんとずっと一緒に歩くことになり、いろいろお話させていただいた。やはり大神神社の神殿の形態は日本の中でもかなり珍しいようだ。
ご参拝の最後は檜原神社。大神神社の摂社の一つでご祭神は天照大神。大神神社と同じく三ツ鳥居があり、そこから二上山が見渡せる。美しい夕陽で有名な場所だ。ちょうどこの日は二上山の雄岳と雌岳の間に太陽が沈む日で、境内には三脚を持ってスタンバイしているカメラマンで溢れていた。
夕陽が落ち始めてから境内に着いたので、残念ながら一番いい瞬間のシャッターチャンスを逃してしまったけれど、三ツ鳥居の向こうに染まる美しい夕陽は感動的だった。
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夜は「粟 ならまち店」で夕食。築130年の町屋で大和野菜がたっぷり食べられる店だ。以前、「清澄の里 粟」へ行ったけれど、奈良県産大和野菜の地産地消を基本に、緑の多い郊外でとてもゆっくり食事ができる素敵なお店だった。こちらは人が行き交うにぎやかな奈良町にあり、清澄の里同様、美しく調理されたカラフルな伝統野菜が少しずつ籠に盛られ、目を楽しませてくれた。
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大好きな神社へご参拝し、美しい夕陽で一日の終わりを迎え、お腹が空いたら美味しい大和野菜のお食事。多分、どのガイドブックにも紹介されていない行程を辿った一日だったけれど、なんて贅沢で実り多い豊かな一日だったのだろう。私にはとても素敵な旅の一日だった。
最後の日の朝は西大寺光明真言土砂加持大法会に行ってきた。西の大寺と呼ばれる西大寺で750年にわたって行われてきた伝統的な法会だ。
「オンアボキャ・ベイロシャノウ・マカボダラ・マニ・ハンドマ・ジンバラ・ハラバリタヤ・ウン」
これは「帰命し奉る 空しからざる遍照尊よ 偉大なる印を有する尊よ 摩尼宝珠(智慧)と蓮華(慈悲)の光明(救済)を回らせたまえ フーム(菩提心を表す聖語)」という意味の光明真言で、真言宗ではもっとも重要視されている。これを唱えれば抜苦与楽(ぼっくよらく)、罪障消滅(ざいしょうしょうめつ)、亡者往生(もうじゃおうじょう)の功徳があると言われている。
以前、古民家の満月瞑想会の時にも大橋住職から教えてもらったご真言だ。
真言律宗の総本山である西大寺では年に一度、三昼夜にわたってこのご真言を一日唱える法会が行われる。光明真言を休むことなく本堂で唱え続け、本尊前に置かれた土砂を加持(光明真言の力を加えて清める)していく。
この法会に合わせて、境内ではクラフトや屋台の出店などが集まりイベントが行われていた。あいにくの雨で人出は少なかったけれど、お寺の伝統的な行事に合わせて市民たちの手づくりのお祭りができるのは参拝者にとっても楽しみが増える。
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私はご真言が唱えられている本堂に一人座って瞑想をした。ご真言の中で瞑想ができるなんて、ものすごく贅沢なことだ。何も知らず、たまたま通りかかった駅のチラシを見て思い立って行ってみたのだが、ここでもまた満月瞑想会の時に唱えたご真言に出会ってしまった。
今回の奈良の旅での最後の時間に、そんな場に偶然にも居合わせることができ、ここでもまたお引き合わせを感じている。
ここ数カ月の間、見えない糸でつながっている出会いや出来事が重なり、そのたびに心に静寂を持ち、心を調えよ・・・と言われているような気がする。そこから何が生まれるのだろう?これからどんな道が用意されているのだろう?何があっても自分の中の光を信じて歩いて行くしかない。
今回の奈良はそんなことを確認するための3日間だったのかもしれない。

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October 01, 2012

クミン風味の野菜たっぷりスープ

台風一過の青空の下、久しぶりに暑い一日だった。今日はビオンで仕事。朝からお米やら全粒粉やテンペなどいろいろな食材を車に積み込んで出かけた。ビオンの方は今日は珍しくヒマだった。ずっと混んでいたので、今日も忙しくなるのではと覚悟していたが、久しぶりにゆったりと仕事ができた。
朝、作ったクミンとガーリック風味のスープ。大根、人参、セロリ、キャベツ、玉ねぎなど野菜をたっぷり入れた。
今日は夕方からスタッフミーティング。新しく入ってくれたナミさんも参加。ビオンはほぼ二人体制で仕事をしているので、シフトによっては私と一カ月に一回くらいしか会わない場合もある。もちろん全員揃うこともほとんどない。
オープン当初は毎月ミーティングをしていたが、いつしか日常の業務に追われ、みんなで集まることができなくなってきた。
でも新しいスタッフも増えたことだし、もう一度、メニューや価格など、改めて見直ししなければならないことも出てきたので、スタッフの方からミーティングをしたいという意見が出てきた。
4時半頃から、見直す内容について、一つ一つ確認しながらミーティングを進めていった。毎日、ランチタイムが終わった後、3時から5時までの時間が空白になっている。その時間は仕込みにあてているのだが、何とかティータイムとしての利用を伸ばせる方法はないかと考えている。
以前に話し合ったことでも、記憶力が衰えてきた私?は忘れていることも多く、改めて話してみると、抜けおちていることもいろいろあった。今回は一つ一つ決まったことに対して「誰が」「いつまでに」やると念押ししていったので多分大丈夫?だろう。
自分の店でもないのに、ビオンの売り上げをあげようと、一生懸命考えてくれるスタッフたちに恵まれ、幸せだ。
先週はイベント続きで忙しかったけれど、明日からは3連休。3日ほどブログお休みします。
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