藤森照信のツリーハウス
昨日、諏訪大社に行く途中、茅野市神長官守矢資料館にコタローさんが寄ってくれた。茅野出身の建築家の藤森照信氏によって設計された土壁の素敵な建物だ。
藤森照信氏の建築作品は遊び心があって面白い。私は土壁が大好きなので、いつかこんな家に住めたら、そしてこんなカフェができたら楽しいだろうなと思う。
守矢家は古代から諏訪神社の神長官という役職を務め、実際に神事もとりおこなってきた由緒ある家だ。敷地内には祈祷殿やミシャクジ社(御左口神)と言って、諏訪大社の神長官を祀る神社が大きなカジの木に囲まれて鎮座している。
そのせいか敷地内全体が穏やかでありながらもどこか荘厳な気配に満ちている場所だった。
その中でもひときわ目を引いたのが、藤森照信氏が作った二つのツリーハウスだ。木を脚にして、青空に向かって浮かんでいる秘密基地?。一つは円盤のようであり、もう一つはまるで長い脚を伸ばした鶴のようだった。
なんて絵になる光景なんだろう。諏訪湖を見下ろす高い木の上に建てられたツリーハウス。ここに一人籠って、風に吹かれながらぼーっとしていたら、時間が止まってしまいそう。
それにしてもこんな独創的なデザインを創って表現できるなんて、建築って面白い仕事だなあ。
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