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October 29, 2012

true colors ~シンディ・ローパー~

朝日新聞の土曜日版「be」の「うたの旅人」コーナーでシンディ・ローパーの「トゥルー・カラーズ」が紹介されていた。かれこれ25年前のヒット曲だ。私も好きな曲だが、去年と今年の日本ツアーの最後でシンディはこの曲を歌っているそうだ。
あの震災の当日、日本ツアーのためシンディは飛行機に乗っていた。ところが地震のため成田に着陸できなくなり各地を旋回してようやく次の日羽田に到着。余震の恐怖と原発事故のため、放射能をおそれ、国内にいる外国人たちは次々に日本から出国していった。そんな中、バンドのメンバーを説得し混乱の中で日本ツアーを行ったことはあまりにも有名なエピソードだ。
当時の取材のことが紙面に書かれていた。シンディは涙を浮かべながら話したそうだ。
「トンネルを進んで行けば、いつか必ず光が見える。つらい経験をするほど、人間はそれを乗り越え、強くなる。それを伝えたくて日本に残ったの。私は歌う。歌うことで誰かを幸せにできると信じている。東北の人々が元の暮らしに戻れる日が来るのを願って歌う」と。
それを読んでこの曲がますます好きになった。
「人がひしめくこの世界で、自分を見失い、心の中の暗闇が君をとても小さな存在に思わせる・・・」。
でも「現実がつらくて耐えられなくなったら電話して。いつだって私がいるじゃない」と歌う。
マンハッタンで生まれ両親は離婚。母親が働いてシンディを育てた。小さい頃から変わり者と呼ばれいじめられて育ったと言う。いつのまにかアウトサイダーに。奇抜なファッションのまま歌い続けた。
外側にいることで見えてくる内側の矛盾。真の価値は見た目だけでは決してわからない。もうすぐ還暦になるこの歌姫は相変わらずキュートであるがまま、自由な人だ。そうやって生きている姿そのものが内側へ風穴を空けるきっかけになっていく。素敵な女性だなと思う。

So don't be afraid to let them show       
怖からないで 皆にも見せてあげて
Your true colors,                   
そう あなたらしさを
True colors, are beautiful,  Like a rainbow.  
虹のように美しい あなたの本当の色を

心を通してしかわかることのできないものがある。だけど、心さえあればいつかわかり合うことができる大切なこと。シンディはそれを知っている人なのだ。
差別に対してはきちんと闘い、昨年の秋、住む場所のないレズビアン、ゲイ、トランスジェンダー、バイセクシャルの若者たちの住宅施設「トゥルーカラーレジデンス」を開設したそうだ。
シンディの横顔を垣間見ることができたいい記事だった。

小望月が美しい夜。明日は満月。
古民家で行う満月瞑想会でご自身の光を見つめにいらっしゃいませんか?
今回はあと数名は大丈夫です。6時半より。興味のある方、お電話でお申し込みください(0476-36-1960留守電可)。
なお明日10時半から行うガーデンビオンの料理教室もデモンストレーションなので、当日参加OKです。ご希望の方、ビオンにお電話下さいね。0476-23-0422
Dsc01147



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Comments

フランツさんありがとう。
そう。宮沢賢治、言ってたよね。
天の才を生かさなければならないと。
私にも天から与えていただいた才がある。そう信じています。
アーティストして生きることもしかり。お役目を全うすることもしかり。
自分の中にもそれがあると信じて生きていくことが、明日へのエネルギーとなり、大切なことなんだなって思います。
でもあまりにも実社会の中で生きていくことが大変だから、そのことを忘れてしまっている人が多すぎるような気がします。とても哀しいことですよね。
好きでもない仕事をして、生きるためのパンを得ることだけに追われてしまう・・・。
そんな生活もある時期は必要なのかもしれませんが、せっかくの人生、一生それだけで終わってしまってはあまりにもったいないですよね・・・。

Posted by: 風楽 | November 02, 2012 at 08:47 PM

「世界は石のように冷たい」はシングルカットされてなかったのかな?
歌詞(対訳)はこちらから!http://blog.livedoor.jp/toilepoete/archives/51347150.html#trackback

先日、えい子さんから貸していただいたDVD『サティシュ・クマールの今、ここにある未来』で、サティシュ・クマールさんがおっしゃてました。
「私たちはみなアーチストです。単なる会社員でも、店員でも、役人でもない。芸術家なのです。本来、すべての仕事はアートです。それが人間の生き方というものでしょう。 」と。

岡本太郎やヨーゼフ・ボイスといった20世紀現代芸術の巨匠が唱えていたこととほぼ一致します。岡本太郎などと同世代のフランスの哲学者 J.P.サルトルのいうアンガージュマン(社会参加)も同じだと思います。
すべての人がアーチスト!
宮沢賢治もわかってた!
http://bit.ly/VeaWJZ

Posted by: フランツ | November 01, 2012 at 10:55 PM

フランツさんありがとう。
この曲、知らなかったよ。もともとシンディってそれほど聴いてはいないんです。
それにしても向こうのミュージシャンはとてもポリシーがありますよね。政治的な発言もおくさない。
芸術活動というのは、閉塞した社会へ風穴を開けるためのものなのかなと思います。岡本太郎がそんなこと、言っていたかしら?
でもアーティストでなくても一人一人の生き方の中に、そういう思いを持って何かを発信していったら、社会は変わっていくのかもしれない。

Posted by: 風楽 | November 01, 2012 at 10:13 PM

"The World is Stone" という曲が好きです。
http://youtu.be/_ywRiJWYl_U

元はミュージカル "Starmania" の曲。
ファビエンヌ・チボー(Fabienne Thibeault)やセリーヌ・ディオン(Celine Dion)といったカナダ人(フランス語圏ケベック)も歌っています。http://youtu.be/KkAtXgllXEc

Marseille のRapper も!
http://youtu.be/NvBFIXrTWQc

Posted by: フランツ | October 30, 2012 at 06:56 AM

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