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November 09, 2012

たけおごはん

昨日、さつま芋を収穫した後、ランチを予約して食べに行ってきた。「たけおごはん」は匝瑳市にある昭和初期の家を手づくりで改装した野菜中心の和食のお店だ。6月のオープンして以来、あちこちでとても評判がいいので、私もぜひ行ってみたいと思っていた。
匝瑳高校の向かいの細い道を曲がってすぐの所に小さな看板が出ている。外見は普通の民家。よく見なければ見落としてしまいそうだ。
靴を脱いで友達の家におじゃました時のような気持ちで中に入ると、格子窓から差し込むキラキラとした光が目に飛び込んできた。お座敷にはちゃぶ台が並んでいる。ご夫婦二人でやっている。小さなお子さんもいるので、ママは時々お子さんをおんぶしながらお店に立つ。白を基調にしたシンプルなしつらいの中に温かくて懐かしい雰囲気があった。
まだお店がオープンする前に、ご家族揃って風楽にお食事に来て下さったことがある。大人しい感じのご夫婦だったので、これからお店を始めると聞いても、正直なところあまり強い印象は残らなかった。でもお店を見た時、静かに着実に自分たちの思いを形にしていく方たちなのだなと思った。
たけおごはん野菜定食をいただいた。玄米ご飯と野菜中心のお惣菜が木のトレイに乗って運ばれてきた。舞茸と九条葱の甘酒フリッター、ごぼうと唐辛子の味噌、小糸在来大豆の焼きテリーヌ、ネギペースト・・・手の込んだお惣菜がご飯とお汁の向こうに並んでいた。
ゆっくりと一口づつ味わいながらいただいた。とても優しい味がした。そして少しずつたくさんの種類の食材が入っていた。風楽でも時々使わせていただいているひょっこり農場さんや熱田農園、みやもと山のお米など、有機野菜が献立の中心だ。
丁寧に仕事をしている人たちのお食事をいただくと、心がとてもほっこりする。食事というのは単にお腹だけを満たすものではない。作り手の思いを併せていただくことで心が満ちていく。こういうご飯に出会うと、心も体も喜んでくれる。
そしてまた私自身もそんな姿勢を忘れることなく、厨房に立ちたいと思う。これだけのお食事を全て手づくりしてお出しするとなると、混んだ時はさぞ大変だろうなと思う。まして小さなお子さんもいるからなおさらだ。
でもたけおごはんにはゆったりとした時間が流れていた。
味わい深いお料理・・・手をかけたものが人に伝わっていく時、小さな感動とひたひたとした喜びが静かに広がっていく。食卓という小さな宇宙には未知の可能性があふれている。
「たけおごはん」はカフェでもなくレストランでもなく食堂でもなく・・・ごはんの店なんだなと思った。美味しいごはんがあれば・・・。
また行きたくなる店だ。
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