December 31, 2012
大晦日。いよいよ今年残すところあと数時間。皆さんにとってどのような一年でしたか?年々、月日が流れていくことの早さを痛感しています。子供の頃は、時間が無限にあるように感じていたのに、今は朝起きたと思ったら何もしないうちにもう夜?!・・・というくらい。
昨日まで仕事だったので、今年は大掃除もおせち料理も簡単にすませました。午前中、いつもより時間をかけて掃除機をかけ、午後からは筑前煮、なます、栗きんとん、伊達巻き、田作りなど簡単なものだけを作っておしまい。
去年の年末年始は大好きな沖縄で過ごしました。海に沈んでいく夕陽を見ながら一年の終わりを静かに迎えました。父の死とビオンのオープン。あまりに忙しく悲しんでいる暇もなかった12月が終わろうとしている・・・その時になって、ようやくゆったりとした時間がやってきたことに安堵したのを思い出します。
去年に比べれば今年はそれほど大きな変化もなく穏やかな一年でした。若い頃は刺激の多い、変化に富んだ人生が楽しいと思っていた時期もありましたが、年をとったのか?波風がない凪の時間にも安心して身を任せられるようになってきました。
そして日々の暮らしこそが人間にとっての生きる基本であると改めて思います。家の外でいろいろな活動をすることも、充実した仕事をすることももちろん大切ですが、何より自分の暮らしを愛おしみ丁寧に生きることができなければ、本末転倒になってしまうような気がします。
忙しさに追われて一番犠牲になってしまうのは家で過ごす時間。本来は充分な休息と共に明日へのエネルギーを再生産させるための居場所であるはずなのに、それができなかったら、いったいいつどこでほっとすることができるのでしょうか。
ストレス解消になんとか・・・とよく言われていますが、自分の暮らしの中で解決できないストレスを外で発散させていくとしたら、いつまでもキリがない。心が満たされることを外の世界にだけ求めていたら、永遠に安らぎを得られることはないかもしれません。
外の世界の流れとは別に一人の時間をどのように過ごすか・・・自分をしっかり見つめることで初めて人の優しさや思いやりに気づくことができるのでしょう。
来年もまた穏やかで満ち足りた時間が過ごせますように。そして仕事を通してお役にたつことができますように。自分自身が成長していけますように。
一年間どうもありがとうございました。

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December 30, 2012
今日はビオンの今年最後の営業日。久しぶりに3日連続でビオンに行ったけれど、この年末の3日間はずっと忙しかった。やはり年末はあいりん堂さんに買い物にいらっしゃる方や、近くのスーパーやホームセンターへのお買い物がてらにお寄りくださる方が多いようだ。
今日も出足は遅かったけれど、昼過ぎには満席となり、ランチプレートも完売。ケーキもほとんどなくなってしまい、最後にケーキが2個残ったので、トモちゃんと1個ずつ持って帰った。冷蔵庫にある野菜も全て使い切りたかったので、今日のサラダはピーマン、人参、大根、キャベツ、白菜、玉ネギなどを千切りにした野菜たっぷりサラダに。おかげで終わる頃には冷蔵庫の中もすっきりとキレイになった。
最後に流し台と床、水道の蛇口などをキレイに掃除して、今年の仕事を終わりにした。昨年末にオープンしたビオンも早1年。今年もたくさんの方に来ていただき、ありがとうございました。
4時で仕事を終わらせて、3日連続一緒にがんばってくれたトモちゃんと中華を食べに行った。本当はイタリアンに行きたいねと言っていたのだが、4時だと時間が中途半端でまだ店が開いていなかった。来年の抱負を語りながら、お疲れさま〜と声をかけ合う。
1月は5日より営業いたします。それでは皆様よいお年をお迎えください。一年間どうもありがとうございました。

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December 29, 2012
瞑想会の後、泊まっていった何人かと簡単な朝ご飯を食べてから、すぐに仕事へ。昨日、今日、明日と3連チャンでビオン。ロケ弁やら満月瞑想会やらいろいろやりながら、ビオンでも仕事なので、今年の年末は特に慌ただしい。
店の方は年末なので、それほど忙しくないんじゃないかと思っていたけれど、お昼頃から買い物がてらにたくさんのお客様が来てくださって、一日忙しかった。ランチプレートもすっかりなくなってしまった。でも忙しかったおかげで寝ないで仕事をしていても睡魔に襲われる暇がなかった。
さて、明日はいよいよビオンの今年最後の営業日。なんだかもう今年も終わってしまうんだなあ。
今日は写真を撮る時間もなかったので、この前タイに行った時の写真をアップ。チャイナタウンの中にあるマーケット。色とりどりの果物がとてもキレイだった。私はアジアの屋台や市場の喧噪が大好き。歩いているといつも元気になってくる。
今頃、アメ横もきっとこんなにぎわいなんだろうなあ。もっともこの明るい色彩は南国ならではのもの。写真を見ていたらまたタイに行きたくなった。今年のお正月はどこにも出かける予定がないので、年が明けたら、またどこかに行きたいなあ〜〜とウズウズしてしまう。
今頃になって眠くなってきた。今夜は早く寝て、明日、今年最後の仕事を終わらせたら、その後は家のミニ大掃除?とミニお正月料理?が待っている!


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December 28, 2012
今年最後の満月瞑想会。満月が年末に押し迫ってからだったので、12月はできないかと思っていたのだが、住職もぜひやりましょう!と後押ししてくれた。せっかくなら一品持ち寄りで忘年会も兼ねて、ゆっくり話せたらいいねということになった。
今回は始まる前にヨガをやらずに、住職の解説のもとにみんなで般若心経やご真言を唱えた。その分、瞑想自体は短めにして、その後、食事をしながらのシェアタイムを長くとった。一年の最後ということもあって、来年度への抱負なども語っていただいた。
私はけんちん汁を作り、中にセンちゃんの家で作っている無農薬の黒米100%のお餅を入れた。なんという贅沢なけんちん汁!住職は特製インドカレー。大量のカレーを煮込むためにステンレスの寸胴もわざわざ買ってきたという徹底ぶり。野菜たっぷりの美味しいカレーだった。ソフトドリンクだけでなく、ビールや日本酒などもいろいろ買って来ていただき、その他にもお漬け物にピザにお粉・・・といろいろ食べるものがあって、食卓はとてもにぎやかだった。
住職がギターを片手に歌を歌ったり、ジャンベを叩きながら唱えた観音経は圧巻?だった。4時過ぎまで飲み食いし、飲んだ人たちは泊まっていったので、2時間ちょっとくらしか寝ない状態で朝になった。
残ったご飯で小さなおむすびを作り、昨夜の残りのけんちん汁にお餅を入れて、コーヒーと一緒に簡単な朝ご飯。私はその後、ビオンで仕事だったので、皆さんを送り出してから大急ぎで出かけた。
楽しい夜だったけれど、終わってしまうのはあっという間で、朝はなんと慌ただしいこと。でもそれぞれ置かれている状況が違う中で、こうして時間を作ってひとときを共にできるというのは幸せなことだなと思った。偶然にもその場に共に集うことのできた人たちとはきっと何かのご縁があるのだろう。
1月の瞑想会はお休みするけれど、また2月には再開できたらと思っている。この瞑想会の時間が皆さんの心の中で何かを気づくきっかけになっていったら嬉しい。

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December 27, 2012
昨日から準備をしていたロケ弁。ご注文数は72個。成田空港までの配達する。お弁当は肉料理と魚料理、二種類を用意してほしいというご要望があった。彩りよくボリュームたっぷりでおかずの種類も多く、さらにスープも付けてほしいとのこと。基本的に肉や魚の料理はやっていないが、数がまとまっていたので、特別にやらせていただくことにした。風楽始まって以来、初めての肉料理だ。
私自身も肉は食べないので、久しぶりに肉を料理することになった。肉弁当は鶏肉の塩麹焼きをメインに野菜炒めを添えたもの。魚弁当は鯖の味噌煮にネギや人参、ジャガイモなどの味噌煮込みを添えたもの。
配達時間のご希望は当初、朝9時だったので、これは明け方から作らなければと覚悟していたのだが、昨夜遅くに10時半に変更してほしいと連絡があった。ちょっと遅くなったおかげで助かったけれど、私は5時半頃から仕込みを始め、まーちゃんには6時半に来てもらった。
数も多いし、ふだん作り慣れていない肉と魚のお弁当を同時に2種類作るので、準備はしておいたものの、出来上がるまで心配だった。盛りつけはまーちゃんに任せて私は裏方に回り、阿吽の呼吸で?黙々と仕事。全部つめ終わったら、とても彩りのいいお弁当ができあがった。
配達はお弁当だけでなくジャーに入れた玄米やスープも2鍋あるので、車に積み込んだら相当な荷物!これを空港内の指定された場所に運ぶのはけっこう時間がかかりそうなので早めに店を出た。
今回は配達場所の勝手がわからないと困るので、配達もまーちゃんと二人で行った。空耗内の某ビルの搬入口から入り、台車を押して出演者やエキストラの休憩室として用意されている部屋まで諸々の荷物を運んだ。長机の上にお弁当や保温ジャー、スープの鍋、割り箸などを並べた。
パイプ椅子が並び、お茶やコーヒーなどが用意された撮影現場の休憩室の一角に風楽のお弁当が並んでいるのはとても不思議な光景?だった。でもこんなにたくさん作ったんだと思うとちょっと感動。ロケ弁そのものも初めてのことで、ちょっと大変だったが、納得のできるお弁当ができたと思う。お昼過ぎに再び現場に向かい、ジャーを回収しに行き、ようやく今日の仕事が終わった。


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December 26, 2012
ロケ弁という言葉があることさえ知らなかった。つまりはロケをやっている所に届けるお弁当のことのようだ。今、成田空港を舞台に1月から始まるテレビドラマの撮影が行われているという。でもテレビがない私は連続ドラマの話題についていけない。最近ではタレントの名前さえもわからなくなってきた。なので、ロケの番組名や出演者を聞いても全くピンとこないのだ。
撮影はすでに始まっており3月まで続くそうだ。それに伴い毎日のスタッフのお弁当を用意できないかとお問い合わせをいただいた。もちろんたくさんのお弁当屋さんに頼んでいるようだが、何分にも毎日のことなので、バリエーションが必要なのだろう。
肉バージョンと魚バージョンの2種類、それにスープを付けて・・・といろいろご希望の多いお弁当だった。配達時間も早く、その他の条件もかなり厳しいので、この先、継続してお受けできるかどうかはわからないが、とりあえず一回、やらせていただくことにした。
今朝は朝から成田市場に行き、お弁当やスープの容器を買い、その後は食材の買いものをしてどっさり荷物を積み込んで帰ってきた。一人で準備するつもりでいたのだが、帰ったらなんとユウコさんが「遊びに来たから手伝うよ」と待っていてくれた。
話を聞いて準備が大変だと思ってくれたみたいだけれど、予期せぬ助っ人の出現に大助かり。二人でやったおかげで、思っていた以上に仕込みがはかどった。それでも私は朝の買い物から始まって夜まで、ほぼ一日準備に追われた。明日は早朝からお弁当を作るのにまーちゃんが来てくれる。一人ではできない仕事もこうして手伝ってくれるスタッフがいてくれるおかげでなんとか形になっていく。
数がとても多い肉のお弁当と魚のお弁当。初挑戦?だ。明日、がんばらなくっちゃ!

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December 25, 2012
久しぶりに今日はお休み。古民家の年内営業も昨日で終わったので、一日のんびりと自分の体が喜ぶことだけをしようと思った。先週は料理教室やお食事会のご予約、忘年会など、仕事や出かける用事が集中してとにかく忙しかった。しかも水道の水漏れや天井陥没事件?などいろいろなことが起こったので、本当に大変な1週間だった。
今朝はゆっくりめに起きて朝風呂に入ってから、午前中「麻こころのわ」のヨガクラスに参加してきた。また間が空いて体がすっかり固くなってしまった。アーサナをしながら腕がけっこう張っていたことに気がついた。体だけに向き合う90分、呼吸を通してどこが滞っていたのかよくわかる。知らず知らずのうちに酷使してきた体の一つ一つにゆっくりと息を吹き込むようなつもりで伸ばしていった。
銀行などの用事を済ませて家に帰り、白神こだま酵母で焼いたパンとサラダでお昼を食べ、その後は友人のセンちゃんが来て楽健法をやってくれた。2週間に一回、食事と楽健の施療をバーターしているが、経絡に沿って全身を足で踏まれていくと痛いけれど何とも気持ちがいいのだ。
今、踏まれて一番痛いのは太ももの内側と膝の前後。足で踏み込まれることによって深い部分のコリがほぐされていくようだ。終わってからワンプレートに盛り合わせて作った夕食を食べながら、二人で9時過ぎまであれこれおしゃべり。
ヨガと楽健法・・・今日は午前と午後、二つの手段で体をほぐしていった。そして野菜たっぷりのご飯と楽しいおしゃべり。なんて贅沢なお休みだったのだろう。明後日、大量のお弁当の配達の仕事が入ったので、明日はまた朝から一日仕込み仕事。でも体にやさしい時間が過ごせたので元気になってまた明日もがんばれそう。

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December 24, 2012
メリークリスマス!
古民家は毎年、12月24日のクリスマスイブの営業日が超ヒマだ。クリスマスのディスプレイや華やかさとも無縁の静かな古民家にいると、クリスマス商戦あふれるちまたの喧噪がとても遠い世界のことのように感じられる。それでもクリスマスの数日前からは賛美歌やクリスマスソングなどのCDを流してはいるのだが、どうも世間的なクリスマスムードについていけない?ようだ。
今年こそは忙しいイブ?を期待していたのだが、またもや今年もイブは空振りだった。幸い今年最後の営業日にあたるので、空いている時間を見計らいながら、厨房の掃除をした。
そして最後の営業日に毎年やっているのは鍋磨きだ。もちろん使い終わるたびにいつも洗っているけれど、どうしても黒ずんできたり、油汚れが周りにこびりついたりしてしまうのだ。今日はそれを重層でピカピカに磨いた。
みそ汁用の重ね煮を作る鍋、青菜を湯がく鍋、出汁をひく鍋・・・というように用途に合わせて使う鍋はだいたい決まっているので「いつも美味しい重ね煮を作ってくれてありがとう」「美味しく青菜を湯がいてくれてありがとう」と一つ一つに声をかけながら磨いていった。一年間ご苦労さまの意味をこめて、手を動かしていく。
元々、もらいもの、拾い物、リサイクルなどを寄せ集めて作った厨房だ。そもそもキレイでピカピカのものなどほとんどない。それでも道具がキレイになっていると使う時も気持ちいいし、道具たちも喜んでいるように見える。
片付け仕事の合間にけんちん汁を飲んだ。昨日の夜、作った残りだ。賄いにしてユウコさんと一緒に「美味しいね〜」と言いながら飲んだ。まだお弁当の仕事などは残っているけれど、とりあえずお店としての営業日は古民家は今日が最後。ビオンの方は30日までやっています。古民家に来てくださった皆様、今年もありがとうございました。


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December 23, 2012
今年は寒くなるのが早いので12月となったばかりでも水道が凍った。それに合わせて灯油もぐんぐんと減っていく。
年が明けたらやろうと思い油断していたサツマイモの保管。新聞紙を敷いた段ボールに入れて、厨房に置いておいたのだが、すでに寒さにやられてブヨブヨになっていた。室内に入れておけばまだ大丈夫だと思っていたのが失敗。大切に作った風楽の畑のサツマイモがダメになっていたなんてすごくショックだった。
今日はその中から大丈夫そうなものだけを選んで、段ボールにスクモをしいてベッドを作り、サツマイモたちをしまった。スクモという言葉は千葉に来てから知ったのだがお米の籾殻のことだ。お米を作っていないと手に入らないので、お米農家さんに分けてもらう。使い終わったスクモは春になったら庭で燃やしてから灰を畑に撒くといい肥料になる。本当に稲作というのは日本の文化や生活の基本の部分なのだなと野菜の保存の方法一つとっても米を作ることの大切さを感じる。
痛んだサツマイモは皮をむいて、溶けてない部分だけを切り取り小さく切って蒸し器で蒸した。マッシュして冷凍しておくつもりだ。
あんなにあったサツマイモがたったこれだけになってしまうなんて・・・12月というのに今年の寒さは侮れない。でも菊芋もヤーコンも同様の方法で保存しておけばなんとか寒さも乗り切れる。もっと早くやっておいてあげればよかったな・・・。
もう一枚の写真は昨日の夕方、神栖にあるヨガスタジオシャクテイのクリスマス会に行った時のもの。アシュタンガヨガを担当しているユキヒト先生の模範ヨガのワンシーンだ。まるでアクロバットのように自在に動く身体を見て本当に驚いた。トレーニングによってこんなに変わっていくんだと思うと改めてヨガの奥深さを感じる。


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December 22, 2012
朝からしとしと冷たい雨が降っている。ただでさえもお日様が出ていないので、夕方、暗くなるのがとても早かった。でも冬至が過ぎたので、あとは徐々に日が伸びていくのを待つばかり。気持ちの上では冬至前よりもちょっと嬉しい。
世間では三連休。きっと繁華街はクリスマス商戦でにぎやかなのだろうなあ。古民家は今日はこのお天気もあってヒマだった。定食を作る合間に調理台やシンクなどを少しずつ磨いて過ごした。今年もまた大掛かりな大掃除は多分やらないと思うけれど、最低限、気持ちよく使えるよう年内のうちに簡単に掃除をしておきたい。
昨日と今日のデザートはさつま芋とむらさき芋にリンゴを重ねて焼いたもの。リンゴをスライスしてレモンと粗製糖をふりかけ、そこにさっと蒸したイモを散らす。その上から小麦粉を溶き入れた生クリームとシナモン、ラム酒をふりかけてオーブンで焼いたもの。
まとめて作って、大きなキャセロールに入れて焼いてから小さなココットに分けて盛りつけ、デザートにお出しした。お出しする時に軽く温めたのだが、毎回、シナモンとリンゴのいい匂いが厨房にあふれていた
さつま芋とリンゴって本当になんて相性がいいんだろう!昨日の料理教室で作った芋けんぴといい、なんだか最近、さつま芋ばかり食べているなあ。まだまだ風楽の畑で収穫できたさつま芋はたっぷりあるので、当分、さつま芋ざんまいが続きそう。

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December 21, 2012
今日は今年最後の料理教室。前日から冷え込みが厳しかったので、水道が凍らないように夜からチョロチョロと出しっぱなしにしておいた。日中も寒かったので参加された方も重装備?。キッチンにいながらコートや帽子をつけたまま、一見野外料理をしているみたいないでたち?!
でも寒さにめげず?にぎやかで楽しい料理教室だった。メニューはたかきびのスパイシー春巻き、根菜の重ねにポタージュ、さつまいもけんぴ、ごぼうのゴマクリームサラダ。
根菜のポタージュは辰巳芳子さんの命のスープのようなポタージュを作りたくて、その材料を根菜の中から選んで、玄米を加えた重ね煮にしてからミキサーにかけた。なんとも言えない滋味のある優しい味のスープになった。体の温まる美味しいスープ¥を飲んでいると、体だけでなく心も温まる。冬のごちそうだ。
さつまいもけんぴは家で採れた巨大さつまいもを切ったら、ずごい量になってしまい、途中で揚げきれなくなって、最後の方はオーブンで焼く事にした。砂糖を使わず甘酒を煮詰めてタレを作り、さつまいもにからめてとても手軽で美味しくできるスィーツができた。
母娘で参加してくださった方もいらっしゃったり、いらした方同士が親しくお話したり、古民家の料理教室はかなりフレンドリーな「おうち」モード?だ。お食事の時も8人で座敷のテーブルを囲んで、ちょっと狭いくらいだったけれど、寒い冬はおしくらまんじゅう?のようで、そんな食卓の囲み方もなんだか温かく感じられた。いつもなら一人で寒い夜も、いらしてくださった皆さんの熱気で温かく過ごすことができた。
片付けを終わらせてから用事があったので都内まで出かけて夜中に帰宅。忙しい一日だった。
」

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December 20, 2012
1976年に発行されベストセラーになった桐島洋子のエッセイ「聡明な女は料理がうまい」が36年ぶりに復刊した。当時、桐島洋子は39歳、私は16歳。高校生だった。タイトルに記憶はあるものの、エッセイストやテレビなどでも活躍している「翔んでる女」?(なんと懐かしい言葉!)に特に当時の私はほとんど関心がなかった。だから彼女の書いたものを雑誌の連載などでは読んでも、本として出版されたものを読んだことはなかった。
今回、生活クラブの本選びの会でこの本の復刊を知った。取り組みも決まったそうだ。自身の人生を「食卓を中心に回っているメリーゴーランド」みたいと例え、「好きな料理を思い浮かべるとその周りには必ず家族や恋人や友達がいて、それがさまざまな愛の記憶に繋がっていく」と語っている。
本当にそうだ。あの時に食べたアレが美味しかったなあと思い出すのは、いつだって誰かと食べたあの時の味。
この本が出版された当時、私は将来、料理の仕事につくなんて思ってもいなかった。でも生活クラブ千葉での仕事も含めると、かれこれ20年近く料理(調理)の仕事に携わってきたことになる。いつのまにか料理は単なる趣味を超えて、私の人生の中でかなりのウエィトをしめる存在になってしまった。そしてやればやるほど料理ってやっぱり愛なんだなと私も思う。
歯切れのいい文章。世界各国の料理のレシピが紹介されており、メニューを読んでいると、桐島家のパーティでのテーブルセッティングが目に浮かんでくるようだ。
自分らしく生きることがごく自然にできる人。人との向き合い方も恋も仕事も潔い。それは自分がこうありたいという明確なモノサシを持っているからだろう。好きだなあ、そういう女性って。
そしてより自由で有能な女になるためにまず必要なことは、自分の食べたいものを何でも作れる自由さを手に入れること。なぜかと問われたら、食べることは生きることそのものだからと私も答えるだろう。
自分の人生を自分で開拓してきた人だから、時に向かい風にも合ったことだろう。決して平穏な人生ではなかったはずだ。だけど体当たりで丸ごと生きたから後悔なしという清々しさが伝わってくる。それがなんとも心地よいのだ。
きっと桐島洋子の作る料理も彼女の人生のように大胆で常識にとらわれず自由なのだと思う。そしてスパイスが効いていて、何より味わい深いのだろうなと思う。
おもしろおかしく、一人の女性の人生論のようにも、料理のレシピ本のようにも読める肩のこらない楽しい一冊。復刻を機に改めて今の女性たち、いえいえ男性たちにもぜひオススメしたい一冊。

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December 19, 2012
昨日の夜、仕事を終えて11時過ぎに家に帰ってブログを書き、さあお風呂に入ろうと脱衣所に入ったらもうびっくり!
床一面に煤や土ホコリ、真っ黒のカヤなどが散乱していた。何が起こったか一瞬、理解できなかったけれど、なんと天井が落ちてしまったようだ。これはお風呂どころではない。とにかく足の踏み場もないほど散らばったゴミを片付けなくては。
古民家の屋根は高くて大きいので、室内は上部と区切るため天井がつけられている。その天井の上はかつて使われていたカヤがそのまま残っているので、それが天井と一緒にどっさり落ちてきたのだ。いつも天井裏から足音がするので、隙間から何が降りてくるかわからない。参ったなあと思いながら片付けていたら、隅っこの方に何かの尻尾らしきもの?を発見。
どうやら天井と一緒に生き物が落ちてきたようだ。こんな夜中に家の中に動物がいるなんてかなり怖い。なんだかわからない動物だけど、捕獲しなくては寝るに寝られない。震えながら帚の先で突っつくと動き始めた。ひえ〜!なんとハクビシンだ。顔の真ん中にすーっと白い筋が入っている。
それから小一時間。虫取り網や傘で格闘し、なんとか籠の中に追い込んだ。そのままタオルでフタをして庭に投げ出した。もう心臓がバクバクだった。
今日は天井の補修をやった。ホームセンターでベニア板を買ってきて、天井に張り付けるのだが、ビスを打ち付けられるような梁が天井にない。おまけに天井は石工ボードなのでビスが打てない。仕方なく鴨居の淵に端材の板をつなぎ合わせて押さえにした。
脚立に乗って下手なりに何時間もかかってなんとか天井の補修ができた。さすがに全面を補強するのは大変なので落ちた部分だけにしたけれど、全体的にかなりブカブカになっているので他の部分も時間の問題かも。
ちょっと前の厨房の水漏れに続いて、今度は天井の陥没。古民家生活って本当にスリリング?だ。それにしてもある程度のことは自分でやれないと古民家ではとても暮らしていけないなあ・・・この先、何が起こるやら・・・もうクタクタ〜!
*写真はなんとか修復し終わった脱衣所の天井です

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December 18, 2012
今日はビオンで仕事。朝から、サクレやマクロキッシュ、大根とセロリの酒粕スープなどいろいろ作るものがあったので忙しかった。お店の方も少しずつだけれど、ずっと途切れることなくお客様が夕方まで来てくださって、ランチプレートは完売。
今日は夜から忘年会のご予約が入っていたので、食材を用意するため、夕方、店を閉めてから一度買いものに出た。戻ってきてから、一人で夜のお食事を準備した。ランチ用のものが全てなくなってしまったので、作らなければならないものがとても多く、夜に向けての仕込みに追われた。
来てくださった方達はお若い男性が多かったので、風楽のお食事で大丈夫なんだろうか?とちょっと心配になった。ガッツリ肉とか?ボリュームがあるものとか?の方がいいんだろうなあと思いつつ、いつもの風楽の野菜中心のプレートの他、焼きおにぎり、サクレ、中華炒めや揚げ物などを別盛りでお出しした。
幹事役の方が「今日は残すと罰金だから」なんて一言添えてくださったおかげで?日頃の野菜不足を解消すべく?ほとんの方が残さず食べくださり嬉しかった。
でもさすがに朝から夜まで、ずっと厨房にいるのはけっこうハードだった。片付けを終えて帰ったのは11時。ほとんど休まずしみじみよく働いたなあ・・・。


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December 17, 2012
今日はビオンの料理教室。高野豆腐のシソ巻きフライ、根菜と雑穀(もちきび・ひえ)のスープ、重ね煮の漉き昆布の煮物を作った。基本的にガーデンビオンでの料理教室はヤワタホームのキッチンをお借りし、実習ではなく私のデモンストレーション形式で行っている。
このところサイトのイベント情報がアップできない状態なので、告知が行き渡らず参加してくださる方が少ないのがちょっと残念。でも少人数だと、一方的なデモンストレーションではなく、流しを囲む形でいらした方と一緒に料理が作れる。今日も急きょ、重ね煮や高野豆腐などを作っていただくことにした。
終わった後、参加された一人の方とちょっとお話する時間があった。この土日にあいりん堂さんが開催したTAW理論の講演会に参加されて、今ちょうど何か動き出したいと思っていらっしゃるようだった。私が常日頃、思っていることをお伝えしたら、ご自身の中でTAWとシンクロする部分がいろいろあったようだ。
話の流れから、「何か始めたいと思っていらっしゃるのであれば、とっかかりの一つとしてビオンでアルバイトしてみませんか?」とお誘いしてみた。突然のことだったので、ずいぶんと驚かれていたが、その場で「やります!」とお返事をされた。
求めている人には求める道が用意されている。そして自分の思いを行動に移した時、現実に自分の描いていたビジョンが形になっていく。今までの人生の中で私は何度もその経験をしてきた。だから生きて行くことって本当に楽しいし、自分次第でいかようにも人生をデザインしていくことができるのだと思っている。
その方にとってビオンは通過点の一つにすぎないかもしれない。でもたとえ通過していく時間であったとしても、自分自身のアンテナをしっかりと張り巡らせてさえいたら、次のステップへのヒントが見つけられるだろう。始まりはいつも未知だ。そして動いてみないとわからない。
自分の人生を主体的に生きている人はとても素敵だ。私もそうありたいと思う。そして同じように生きている人たちと関わりながら、共に成長していけたら嬉しい。


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December 16, 2012
風楽で人気の冬のフライドポテトと言えば、ジャガイモではなく、この菊芋。ヤーコンと一緒に八千代市の福祉作業所の方が毎年届けてくださっている。繁殖力が旺盛で、畑に一度植えると、とんでもないことになると言われているこの菊芋。それだけ蔓延るということは、強い生命力を持っているのだと思う。
一昔前は線路際や空き地に群生しているこの黄色い花の球根が食べられることさえ知られていなかった。最初にそれを提唱したのはホリスティック医療の先駆者であるかのエドガワ・ケーシーだと言う。天然のインシュリンと言われ、常用することによって血糖値が下がったという臨床ケースが立証されているそうだ。
日本でも最近では医療関係者からも菊芋の効用を認められ、病院食に積極的に取り入れているところもあるようだ。
醤油漬けや味噌漬けはよく知られているけれど、私はこの素揚げが一番美味しい食べ方だと思う。ヒマラヤの岩塩をぱらっとかけて揚げたてをシンプルにいただくのが最高!生姜のような見かけなので、メインのお皿にゴロリと生姜が転がっている?と驚かれる方も多いが、「初めて食べたけど美味しかったです」とよく言っていただく。
今日も厨房の床は水浸し状態。大鍋の中で洗い物をして排水溝の中にまとめて水を捨てるようにした。できる限り水を流さないようにはしたけれど、それでも床に敷いてある足場板の下は水であふれプッカプカ。よくこんな状態でお店がやれたと思う。ユウコさんと二人、どうしようもない状況だけど、「もうこうなったら楽しまなくっちゃね」なんて言いながら、水浸しの厨房をユラユラと?笑って歩き回った。大変な状況でもユウコさんが笑っていてくれたからやれたんだろうなあ。一人だったらもういやだ〜と卑屈になっていたかも?!
明日はビオンの料理教室。デモンストレーション形式なので、当日参加もOKです。高野豆腐のしそ巻きフライ、雑穀と根菜のスープ、重ね煮のすき昆布を作ります。玄米ランチ付きです。お時間のある方、今からでもメールかお電話でお申し込み下さいね!

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December 15, 2012
厨房の流しの配管から水が漏れていた。買い置きのビニールテープで補修したのだが、いつまでたっても水が止まらない。よく見ると配管そのものにも亀裂が入っているようだ。それに流しのゴミ受けの部分から水がうまく流れないのだ。配管の途中に何か詰まっているのかもしれない。
今までも蛇腹の部分が詰まった時は自分で外して外から長いワイヤーのようなもので流れをよくしてきた。水漏れもたいていはビニールテープで補修できた。でも今日のはなんだか様子が違う。そのうち水を流すたびに配管のあちこちから水が漏れてくるようになって、あっという間に厨房は水浸し。
せっかく足場板をしきつめ、その上からいらない絨毯と竹のセンターラグを敷いて、今年は足元が少しは温かくできそうだったのに、流れてくる汚水はあっという間に足場板を浸透し、竹のセンターラグまでびしょびしょに濡らしてしまった。
朝から1時間ほどかけて格闘したのだけれど時間切れ。定食の支度もしなければ。もうこの際、水浸しでもいいかとあきらめて、そのまま調理に入った。一面水浸しで、足場板がぷかぷか浮いているような状態。
これはもう素人には手がつけられないなと水道屋さんに電話したのだけれど、今日明日はお葬式が入ったとかで月曜日になるという。ああ、この土日、水浸し状態で仕事するのか・・・とがっくり。
仕方なく厨房の床に唯一あいている排水用の穴があったので、そこをあけて、床に水がたまるたびにブラシで流しながら仕事をした。
ライフラインの故障は本当につらい。かなりがんばってがんばってできることはやってきたつもりだけれど、やはり専門的なことまではわからない。もうイヤって叫びたい所だったけど、そんなイライラした気持ちのまま仕事をするのは絶対によくないし、何か他のミスまで引き起こしてしまいそうだったので、ブラシで水を流しながら(全て流れるというわけではないけれど、やらないよりはマシという程度)、「この機会に床にブラシがかけられてよかった。ありがとう!」と言いながら、心を落ち着かせながら仕事をすることにした。
それにしてもこんな状態の厨房でご飯作っているなんて・・・すごいな。古民家生活って!
今日届いた「パーフェクトガイド房総半島」(マガジントップ)の農園レストランのコーナーに掲載されました。本屋さんにあったらお手に取ってご覧になってくださいね。

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December 14, 2012
ちょっと前から定食にヤーコンを使うようになった。初冬になると出回るこの野菜、ポリフェノールとプラクオリゴ糖たっぷりの体に優しい食材だ。風楽の畑でもまだ全部掘ってはいないのだが、細くて小さなヤーコンがけっこう育っている。
もう幹の部分はすっかり霜にやられて真っ黒に溶けてしまったけれど、地中にあるヤーコンはもうしばらくなら大丈夫だろう。
もちろんそれだけではとても足りないので、毎年八千代市にある福祉作業所からヤーコンと菊芋を分けていただいている。障がいを持った人たちが作っている無農薬の野菜たちだ。
今年もまた作業所の職員の方が届けてくださった。先週はキャベツとヤーコンのサラダに、今日はさつま芋とヤーコンのサラダを作った。
とにかくヤーコンを食べるとお腹の調子がよくなる。食べたその場でお腹がグルグルと動き出すのだ。腸内環境を整えてくれる強いみかた。便秘の方や糖尿病の方には特におすすめだ。
にも関わらずしなびたさつま芋?のような外見が悪いのか、ヤーコンの人気は今ひとつ。どこの直売所に行っても隅っこの方に申し訳程度に置いてあるだけで、スーパーなどでは見かけることがまずない。
それに美味しい食べ方が今ひとつ知られていないせいか、作っている農家さんでさえ「使いきれないから食べて」と持って来てくださることがある。
私はヤーコンが大好きなので、いつもサラダに入れて美味しくいただいている。夏みかんや柚子、グレープフルーツなど柑橘系との相性がいい。うちのスタッフたちも皆、ヤーコンの魅力を新発見!誰もがヤーコンファンになっていったほどだ。
難点は寒さに弱いので、極寒の厨房にそのまま出しておくと本当にしなびてしまうということ。まだまだ出たばかり、しばらくはこの美味しさを堪能したいので、しなびさせるわけにはいかない。寒くないように籾殻のベットの中にそおっとしまってあげよう。明日はヤーコンをどんなサラダにしようかな?

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December 13, 2012
生活クラブの本選びの会の集まりがあって新宿の連合会に行ってきた。うっかり食事をするタイミングをはずしてしまったので、3時頃になってお腹がすいてきた。歩きながら、こんなところにカレー屋さんがあるんだなと見ていたら、いきなり中からドアが開いて「いらっしゃいませ〜」とインド人。
いつのまにか店に招き入れられて席に着いてしまった。お腹もすいていたので、そのまま座ってナンとカレーのセットを注文した。ナンとサラダはおかわり自由。と言ってもナンはとても大きいので、食べたかったけれど入らなかった。これにマンゴラッシーまでついて900円。都内でこんな値段でやっていけるのかなと心配になってしまう。でもスパイスが効いていて美味しかった。風楽のカレーもスパイスを調合して作っているけれど、インド人みたいに中身によってスパイスの調合をアレンジするのはまだまだ未知の世界。
行き帰りの電車の中で『呼吸ひとつで「怒り」「イライラ」がすっと消える本』(宝島社)を読む。怒るから呼吸が乱れるのではなく、呼吸が乱れているから怒りやイライラとした感情に振り回されるのだという着眼点から、深い腹式呼吸で気持ちを整えていくようアドバイス。簡単な内容で腹式呼吸をもっともっと生活の中に意識的に取り入れようということのようだ。
私もヨガを始めて以来、自分の呼吸の浅さを痛感している。意識しなければ中々お腹の底まで息を吐ききっていないのだ。そして入ってくる息も胸の辺りで留めてしまっていることが多い。だから一人で行う瞑想の時間には気持ちをそこに集中させるというよりも、ただひたすら呼吸することだけに意識を向けるようにしている。
私は嬉しい楽しいという感情は大歓迎で素直に表現したいと思っているけれど、怒りやイライラというマイナスの感情はできることなら手放していきたい。だから心がザワザワと波たつような時はゆっくりと腹式呼吸をするようにしている。
うまく取り入れていくことによって、冷え性や便秘、高血圧や低血圧の改善、さらにはダイエットにもつながると書かれていた。瞑想もヨガも座禅も呼吸法も目指していく山は一つなのだろう。
食べ物、心、体、自然・・・自分にとって大切にしたいものはみんなつながっている。

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December 12, 2012
December 11, 2012
今日はおやすみ。久しぶりに家で過ごす休日だ。朝、少しゆっくりめに起きて午前中はヨガに行ってきた。これもまた久しぶりだったので、体がやけに固くなっていた。この年代だと今まで習得してきたものも動かさないでいる限り後退?してしまうのが早いようだ。
昼頃に家に帰って冷蔵庫の中にあった残りものを好きな器に盛りつけ、陽射しの明るい奥座敷の文机の上に並べて一人でランチをした。私は誰かとご飯を食べるのが好きなので、食べる相手さえいればはりきって作るのだけれど、自分のためにはほとんど作る気がしない。
でも今日は本当に久しぶりに古民家でのんびりとしたお昼ご飯の時間を一人で過ごせるので、たとえそれが冷蔵庫の中にある昨日のおでんだったり、残り物の里芋のにっころがしだったりしても何となく嬉しいのだ。
本当に人生を豊かに生きている人は、一人の食事も丁寧に作り、ゆったりと毎日の食事を楽しむことができるのかもしれないけれど、私は一人だとダメだろうなあ・・・。
昼過ぎからは読みたかった本を座敷に積み上げ読書ざんまい。今秋から生活クラブ生協の図書の共同購入である「本選びの会」のメンバーに入ったので、新刊本など読みたい(読まなければならない)本が目白押しで嬉しい悲鳴をあげている。
その時に読んでいる本はその時の自分に関心のあるものが多いので、読んた本の履歴をみれば自分の関心のあることの変遷がよくわかる。料理の本は相変わらず多いけれど、若い頃に比べて小説があまり読めなくなってきたのが(老眼のせい?)ちょっと寂しい。
本を読んでいる間中、ずっとミー介が膝の上に乗っていたのが可愛かった〜!

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December 10, 2012
今日はビオンで仕事。昨日は古民家もビオンも両方とも忙しかったので、ビオンに行ったら、ストックがほとんどなくなっていた。プレートの用意をしながら、カレーや出汁、スープなど何もかもなかったので、これを開店時間までに全部作れるかなと思いながら仕込みに入った。
まーちゃんもいたので、二人で手分けしながら野菜をあれこれ切っていたら、使う量が多いのであっという間に人参やタマネギも減ってきて、冷蔵庫の中にあった野菜たちもどんどんとおかずに変身していった。
なんとか11時頃までに仕込みが終わってギリギリセーフ。さっそくカレーのご注文もあったので、「間に合ってよかったねえ〜」とまーちゃんと一息ついた。
今日は朝から北風が冷たい。夕方、友達が来ることになったので、温かいご飯がいいなと思い、おでんを作ることにした。一人暮らしになると作らなくなるメニューの一つがおでんだ。大きな鍋でたっぷり作っていた頃のことを思い出すと、どうしても一人分だけ作ろうという気になれないのだ。
大きな土鍋も本当に出番が減った。でも今日は鍋を見ていると少しは温かくなりそう?だったので、久しぶりに土鍋を引っ張りだしてきて、おでんの具を煮た。
熱々の湯気。やっぱり大きな土鍋で作る鍋は心まで温かくなってくるようだ。それにしてもまだ12月というのにこんなに寒いなんて、今年の冬は先が思いやられるなあ・・・。

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December 09, 2012
最近、キッシュプレートのご注文が増えている。2年ほど前に新メニューに登場して以来、人気のあったメニューだが、しばらくご注文が減っていた。でもこのところ、再びご注文が多くなってきた。
キッシュと一緒に通常の定食と同じおかずをワンプレートに盛り合わせたものでお味噌汁付き。キッシュは全粒粉のタルト台の上に季節の野菜を乗せて焼いたもの。
友達の陶芸家かきぴーが焼いてくれたシンプルな白い平皿の上にキッシュやおかずを盛り合わせると、何とも色とりどりでとてもキレイ。私も好きなメニューの一つだ。
昨日が忙しかったので、今日はヒマになるんじゃないかと思っていたけれど、予想を大きく外れ?今日も昨日と同じくらい大忙し。二日続けて忙しくなることはあまりないので、ちょっと驚いてしまったけれど、ユウコさんの息子さんが助っ人に入ってくれたので助かった。1キロ分の大豆を煮て作った大豆のハンバーグもすっかりなくなってしまった。
*今、ビオンでも古民家でもスタッフにゆとりがないので、土日にかけて、お手伝いをしてくださるアルバイトの方を探しています。美味しいまかない付き。できたら1月から始められる方。
ご希望の方、メールかお電話でお問い合わせください。共に成長し合いながら一緒に楽しく働きましょう!

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December 08, 2012
一日中、風が強く吹いていた。厨房のトタン屋根もミシミシと音をたてていた。窓を閉めていても古民家にはすきま風が吹き込んできたけれど、その風さえも気にならないほど忙しい一日だった。作ったものも全てなくなってしまい、3時ちょっと前にユウコさんと二人でうどんを煮て賄いにした。
夕方からはビオンのスタッフと忘年会を兼ねて集まることになっていたので、店を閉めた後、大急ぎで栗ごはんと秋刀魚の蒲焼きを作った。
長野に移住したコバヤシくんもちょうど帰郷していたので、それに合わせてみんなで集まれるよう、スタッフたちで計画してくれたのだ。
私が着いた頃には赤と白のワインとシャンペンがよく冷えていた。今日は飲みたいというトモちゃんの車を自宅に置きに戻って、私が代行役をすることにした。
スッシーが黒米のピザを焼き、トモちゃんが春巻きと大豆タンパクの酢豚を作ってくれたので、テーブルに料理が並ぶと風楽らしい?手作りの忘年会の会場になった。
ビオンの夜の部はその間も営業していたので、途中、お客様もいらっしゃったが、テーブルを分けてやらせていただいた。一緒に仕事をしているとは言うものの、なかなかみんなで集まる機会がないので、美味しいものを食べながら過ごす時間はとても楽しい。居酒屋に行くのもいいけれど、持ち寄りで手作りのパーティというのが私は大好き。気取らないし、時間も気にならないし、何より安上がりで美味しいからだ。
明日も仕事なので早めに切り上げようねと言っていたのに、話が弾んで終わったのは12時ちょっと前。あっという間に時間がたってしまった。忘年会のシーズンだけど、こういう集まりだったら、特別、構えることもないので、何度やってもいいかなあ?!

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December 07, 2012
買い付けの仕事をやめてからここ数年、すっかり行かなくなってしまったタイ。でも私はあの市場の喧噪や何でもアリのごちゃごちゃ感が好きだ。そして手織りや草木染め、木彫りや彫金など、手仕事のぬくもりが残る手工芸品が大好きだ。
今年結婚しフルタイムで働きながら新米主婦をがんばっている娘とタイに行ってきた。お互いに仕事の休みを合わせて、その日程で潜り込める格安のチケットを探した。4日間のうち、正味使えるのは中二日間だけ。マッサージはたっぷりと、そしてショッピングやタイ料理を楽しもうと思っていたけれど、あまりにも短かい滞在であっと言う間に終わってしまった。それでも久しぶりにゆっくり話せた楽しい母娘旅がだった。
私はタイにはかれこれ20回以上行っているのだが、ほとんど観光をしたことがない。今回は完全に仕事抜きなのでチャイナタウンやカオサン通りをマンゴシェイクやザクロジュースを片手に歩き周りのんびりショッピングをした。
初日の夜はいつも近くを通り、その美しいスタイルを見上げていたバイヨークスカイに初めて上った。タイで最も背の高いホテルだ。奮発して84階のスカイラウンジから夜景を見ながら食べるインターナショナルビュッフェへ。毎回、タイの車の渋滞には辟易するけれど、高層ビルから見下ろすと長〜くつながるヘッドライトの光が何とも美しく、とても贅沢な気分になった。そして仏教国なのにあちこちで飾られていたクリスマスのイルミネーションを見て歩いた。
次の日は早起きして郊外の水上マーケットへ。ここも私は初めて。ボートから野菜や花や雑貨を次々に差し出すタイ人たちと楽しく価格交渉。すでに観光用にマーケット化されているのだが、久しぶりに見るタイ雑貨を前にわくわくしてきた。
2日目の夜はタイ屈指の歓楽街パッポンのマーケットへ。かなり怪しい世界だけれど?明るいところを歩く分にはとにかく面白い。ゴーゴーバーやライブハウスがあちこちにあって、道の真ん中にはブランドのコピー品がおかしいくらいに積み上げられている。それを真剣に売ってるタイ人たちを見ていると、パッポンはコピー品のテーマパークなんじゃないかと思えてくる。こういう場所に足を踏み入れることはまず日本ではないのだが、旅先でのナイトタイムは何ともエキサイティング。不夜城の世界を歩きながら深夜までおおいに笑った。
私の交渉術を見ているせいか、自分でもほしいものがあると、次々にタイ人に話しかけ、しまいには私が選んでいる品物にまで助け舟を出してくる娘。今回私は全く買い付けモードにはなっていないので、仕事抜きでこの価格交渉もゲームの一つのように気軽に楽しめた。
疲れたら足マッサージとオイルマッサージ。たっぷり2時間やってもらっても千円ちょっと。高価なエステに行かなくても街中にけっこう上手な店があふれている。
何より楽しかったのはしっかりと主婦をやっている娘とゆっくり話せたこと。仕事から9時過ぎに帰って、夕食を作り、次の日のお弁当を作っているという。営業の成績もトップクラスをキープしながら、家庭との両立は大変そうだ。でも本当に一生懸命やりくりしていて、いつのまにこんなにしっかりした女性に成長したのかと感心してしまった。
タイから帰ること自体は何とも思わなかったけれど、旅が終われば娘と過ごす時間ももう終わってしまうんだなと思ったらなんだかちょっと寂しくなった。終わってしまうのがもったいないと思った。
今までも娘とは何度も一緒に旅行しているけれど、今回の旅が一番楽しかった。それはおそらく、大人になった娘との旅が本当の意味で「女同士の時間」だと思えたからだろう。
また一生懸命仕事しよう。そしてまた一緒にどこかに出かけよう。いつか私が娘に旅をプレゼントできたらいいな。






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December 03, 2012
サイトの方から今、アップできない状態なので、こちらから12月の教室のお知らせをお伝えします。
ご希望の方はメールかお電話でご予約ください。
FBメールまたはinfo@fura-organic.comまでどうぞ。
☆12月19日(水)10時〜1時半 古民家で天然酵母のパン教室
白神こだま酵母を使ってクリスマス用にドライフルーツたっぷりのパネトーネを作ります。
焼きたてパンと一緒に晴れていればガーデンランチをご一緒しましょう!
○参加費:3900円(講習・ランチ・お土産付)
☆12月17日(月)10時半〜1時 ガーデンビオン風楽料理教室
八幡ホームショールームのすてきなキッチンでデモンストレーション形式の料理教室を行います。
実習はありません。
○メニュー:高野豆腐のフライ・すき昆布の煮物・根菜と雑穀のスープ
○参加費:3000円(ランチ付き)
☆12月21日(金)3時〜6時 古民家で玄米菜食料理教室
古民家のキッチンで行うアットホームな料理教室です。お土産を入れる容器をご持参ください。
○メニュー:高きびの春巻き・重ね煮のポタージュ・ごぼうのサラダ・さつまいものデザート
○参加費:3900円(ディナー・講習・お土産付き)
☆12月28日(土)6時半から
満月瞑想会&忘年会
瞑想会の後、一品持ち寄りの忘年会を行いたいと思います。古民家で今年最後の満月を見上げながら、この一年を振り返り楽しく過ごしませんか?

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December 02, 2012
千葉県の郷土料理の一つ、いわしのごま漬けをいただいた。とても美味しいのだが小さなカタクチいわし(背黒いわし)の頭と内蔵を取り除くのはかなり手間がかかるので、自分ではまだ一度も作ったことがない。
以前、スーパーでバケツいっぱいの背黒いわしが200円で売っていたのを見て、思わず飛びついてしまったのだが、あまりの量でそれをつみれにするのはかなり時間がかかってしまった。以来、背黒いわしはいくら安くても買わないようにしている。
でも九十九里では豊富に採れるいわしなので、これを生かさない手はない。久しぶりに美味しいごま漬けをいただいて、今度、背黒いわしを見つけたら挑戦してみようと思った。
昨日の夕方からまた友達が来て、Macの指導とメールなどの設定をしてくれた。Macを買って以来、誰かしらが来たり、出かけたりでずっとバタバタしており、Macにかじりつく時間がほとんど取れない。だから私はまだ何がわからないのかということがきちんとわかっていないのだ。
質問するにも支離滅裂で?ただ思いついたままに「これどうやるの?」と勝手に聞いてしまう。そしてその答えを説明してもらっている間に、説明の中にまたわからないことが出てきて、質問の答の腰を折り?違う質問に飛んでいってしまうようだ。
だから前の質問と今の質問の関連性が理解できなかったり、何を質問されているのかわからなくなってしまったり、まじめに対応してくれている友達をかなり困らせてしまったようだ。
話しているのも楽しいので、途中脱線も多く、かなり長時間になってしまったけれど、本当にわかりやすく根気強く説明していただいたおかげで、なんとか画像を加工してようやくブログにアップできる状態になった。この1週間、ブログをiPhoneからアップしたり、画像がアップできなかったりと、統一性がなかったがこれでようやく、とりあえずブログは元のスタイルに戻ることができた。
元のパソコンはもう使えない状態になってしまったけれど、データの取り出しをサポート業者さんに依頼したところ、なんとか無事に取り出すことができたそうだ。旅先での写真や料理の写真など思い出の画像がいくつもあったので、それだけが心残りだったがこれで一安心。早くMacを楽しめるようになりたい。

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