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January 24, 2013

農村カフェnora

今日はお休みだったが、何の予定も入れず、確定申告に向けての準備を始めようと思っていた。一日事務仕事だなあと思いながら、(あまりやりたくないので)書類や領収書のファイルを見てはため息ばかりついていた。毎年、この時期は本当に憂鬱。私は仕事が大好きなので、仕事をすること自体をいやだなとか面倒だなとか思ったことは一度もない。でもこの会計仕事だけは別。何年やっても好きになれない。
しばらく書類の前に座っていたけれど、どうしてもやる気が起こらなかったので、今日のところは放り投げて出かけることにした。それまで身動きできず固まったまま座っていたのだが、「もう今日はやらない!」って決めて、出かけることにしたら動き出すのが早いこと。さっさと着替えて読みたい本をバックに中に入れ、ミー介に行ってくるね!と合図をして車に飛び乗った。
今日の行き先は前から行きたかった長生町にある農村カフェnora。ここをやっているチフミさんは一度、古民家に来てくれたことがある。ちょうど店が終わる頃だったので、お食事の後、しばらくお話をした。その時からカフェを始めるかもしれないと聞いていた。
それが本当に形になって昨秋にはオープン。母体はファームキャンパスという農業体験ができる施設だ。その中にある古民家のカフェを任されることになったそうだ。でもやっているのが木金土日曜日だけなので、私が行けるのは木曜日しかなくて中々行けなかった。
福島で被災したので、お子さんを連れて千葉に移住してきたという。福島にいる頃はあの武藤類子さんのカフェに行って脱原発に向けての活動もしていたそうだ。だからできたら福島の郷土料理のようなものもメニューに取り入れたいと話していた。
ファームキャンパスの畑の管理を任されているパートナーの作る有機野菜をカフェでも使っている。野菜だけでできたランチをいただいた。ほっこりと優しい味がした。大きめのお椀によそわれた具だくさんのお味噌汁と、ふたがついたおひつのような器に入れてある胚芽米のご飯が嬉しかった。作ってくれる人の思いが伝わってくるとても温かい感じのご飯だった。
驚いたのはたった一人でやっていること。オープン当初は何人かでやっていたそうだが、今は実験的に一人でどこまでできるか期間を決めて試しているそうだ。
住み慣れた福島を離れ、千葉での新しい生活をスタートさせるのはいろいろ不安もあったことと思う。それでも明るく元気にカフェを切り盛りしながら小さなお子さんを育てている。
田舎でカフェをやるのは古民家もそうだが、決して交通の便がいいわけではないので、わざわざそこまでお客様に来ていただくことになる。来ていただかない限り誰もいないので、店としてはそれを待ち続けるしかない。
だからわざわざ来ていただいた方に「ここまで来てよかった〜」と思っていただけるようなご飯をご用意しなければといつも思う。
チフミさんがカフェの仕事に慣れて落ち着いた頃、もう一度お話してみたい。きっとおんなじような気持ちを持って料理している人なんだろうなあと思う。
チフミさん、しばらく大変かもしれないけれど、「ご飯を作る」ってとても素敵な仕事だからお互い長〜く続けていけるといいね!


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