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January 11, 2013

厨房の床 防寒対策

毎朝、寒い。朝起きると庭一面、真っ白に霜が降りている。古民家の冬は特に厳しいので、布団から出る時は気合いを入れて「さあ起きるぞ!」と自分を奮い立たせるのだが、隣りで温々と気持ち良さそうに眠っているミー介(ネコ)を見ると、入れたはずの気合いがいつのまにかしぼんで?「も少し寝てよっか…」になってしまう。
しぶしぶと起きて支度をし、仕事に入る時はもう一度気合いがいる。厨房が寒いのだ。凍結防止のため夜のうちから流している水道はたいてい蛇口でつららになって凍っている。もちろんお湯も出ない。
家のキッチンの水だけは出るのでお湯を沸かし、蛇口に熱湯をかけてしばらくすると、ようやく水がしょぼしょぼと出始める。最初はもちろん冷たいけれど、地下水なので冬は温かい。でも厨房全体が冷えきっているので小型ストーブを点けても部屋自体は温まらない。鍋の取っ手も氷のようだ。
煮炊きしているうちに少しは温まってくるけれど、最初は冷凍庫で仕事をしているようなものなので、エプロンの下はかなり重装備。外に出かける時のように重ね着をして仕事をしている。足下はコンクリートなのでとても冷える。足場板を冬の間だけ敷きつめているけれど、それでもまだ寒い。
ジュンコさんは家の洋間を、年末、フローリング床にリフォームした。それまで洋間に敷き詰めてあった絨毯と断熱材はリフォーム会社に引き取ってもらうと5000円もかかるそうだ。もう20年以上使っているが、有料で捨てるよりはもしかして風楽の厨房で使えるかも?と今日、持って来てくれた。
足下はとにかく温かくしたいので、多少の汚れは気にせずにそのまま使わせていただくことにした。店のランチが一段落してから作業開始。作業台をどかしモノを片付けながら、9帖分の絨毯と断熱材を厨房の長さに合わせてカットし、今敷いているマットをめくって下に敷き詰めた。目測だけで計りもせず適当に切って敷いたけど、終わったらちょうどよく全体が埋まった。断熱材と二重になっているのでクッション効果もあって足元が優しい。
「なんだか二人でリフォーム屋さんになった気分だね〜」
「でもさ、この絨毯、ジュンコさんちから剥がされた時、捨てられる運命だったから、まさかもう一度、使われることになるなんて思ってもみなかっただろうね」と私が言うと
「そうだよね。きっと絨毯も喜んでいるよ!でも使い古しの絨毯を持ってきて喜んでくれるのもエイコさんくらいだね!」
ははは。風楽は使えるものは最後まで何でも使うのです。そして捨てられそうなモノたちにも新しいお役目を与え、しっかり働いてもらっています。
ジュンコさん捨てる前に風楽のことを思い出してくれてありがとう!
おかげで明日から少しだけ温かい場所で仕事ができるぞ〜!

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