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January 22, 2013

ミネハハコンサート

宗吾霊堂前でお店をやっている時にも来ていただいたことがあるミネハハのコンサートに行ってきた。美しい歌声と圧倒的な歌唱力を持つ素晴らしいミュージシャンだ。
ミネは「水」、ハハは「微笑み」というネイティブアメリカン由来の名前を持つ。生きとし生ける全ての命を一つにつなぐ水の力と働きを歌に生かしたいと名付けたという。
かつて松本
木美音という本名で3000本以上のCMソングを歌い「CMの女王」と呼ばれていた時代もあった。「イオナ〜」「JR東海」「サッポロ一番みそラ〜メン」「ぽんジュ〜ス」など誰もが一度は耳にしたことのあるCMの中のワンフレーズをいろいろな声で歌っていた。
ある時、アフリカを旅し、価値観が大きく変わったという。それを機に商業音楽の活動をやめ、一人一人の心に響く歌をそれぞれの地域に出向き、地道に届けていこうと決意。94年にソロシンガーとしてデビューした。
以来、年間、100本近くのコンサートを全国で展開。去年は八戸から始まって相馬まで東北、福島支援の縦断コンサートを16会場で行ったそうだ。ミネハハの優しい歌声に涙し、勇気づけられた人たちも多いとことだろう。
今回、久しぶりにミネハハの歌声を聴いたけれど、相変わらず透明で美しい歌声は聴く人を癒し、いつのまにかミネハハの世界に引き込まれていった。店でも「アメイジンググレイス」は歌っていただいたが、何度聴いても圧巻。黒人の奴隷を船に乗せて運んだ白人の船長が懺悔の意味を込めて書いたのが原曲になっているそうだが、作り手の気持ちが胸に伝わってくる。
アンコールは「ありがとう地球」。私たちを生かしてくれているこの地球に感謝をしようというメッセージが込められた元気になれる曲だ。歌を通して命や自然、人のつながり、愛と平和など、人として生きていく中で大切にしたいことを思い出させてくれる。そしてミネハハの歌声を聴いているうちに自然と優しい気持ちになれるのだ。
店のコンサートに来ていただいた時は一緒に麻賀多神社にお参りに行き、大杉の周りを手をつないで囲んだ。パラフルでチャーミング、ちょっぴりやんちゃで楽しい方だった。何より感じたのは大地に根ざして自分らしく自然体で生きている方だなということだった。
「人のためにならないことは自分のためにならないのよ」という言葉をステージの上でも話されていたが、歌を通して愛と感動を伝え、喜んでいただくことがご自身のお役目だということをきちんとわかっていらっしゃるのだろう。
一番前の席で聴いていたので、彼女の表情や息づかいがよく見えた。歌を歌い始める時、ミネハハの上に歌が降りてくるのがわかった。そして歌っているうちにミネハハが強いオーラを放つ光に満ちた存在に変わっていくのだ。伝えるべきものを持つ者には神さまからの後押しがあるのだなと思った。

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