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January 08, 2013

ヘンプシードパンとかぼちゃスープ

ずっと前に買ったまま忘れていたヘンプシードフラワーを冷蔵庫のすみっこで見つけた。ちょっと古くなっていたけれど、開封していなかったので、パンの生地に入れて使うことにした。ヘンプシードフラワーは麻の実から油を搾った後、細かく砕いた麻の実の粉のことだ。さらっとしていて油分が少なく食物繊維やミネラルが豊富に含まれている。さらに人体では合成できない必須アミノ酸が全て含まれているというからスゴイ!
強力粉の中に全粒粉とヘンプシードフラワーを加え、さらにクランベリーを入れた。焼き上がりは茶色くなったが、ほんのりと甘くなんとも言えない風味のある美味しいパンになった。ちょっと高価だが、これからはクッキーなどにも入れて楽しもう。
お正月以来ずっとお餅を食べていたので、今日の家のランチは久しぶりに焼きたてパンとかぼちゃスープ。とても美味しく感じられた。
辰巳芳子さんの映画「天のしずく」に登場したハンセン病の宮崎かづゑさんのエッセイ「長い道」(みずず書房)をいっきに読む。
10歳の時、故郷の村から瀬戸内海の長島愛生療養園に入所。19歳の時片足を切断し、20歳で園内の男性と結婚。以来70年以上、長島で暮らしている。
親友のハンセン病患者が癌になって余命があとわずかとわかった時、不自由な手で辰巳さんの命のスープを作り、病室に届け続けた。
それに感銘を受けた辰巳芳子さんが島を訪ね、宮崎さんと対面したシーンは映画の中でも特に印象に残っている。学校には2年ほどしか通っていないそうだが、字を覚え、本を読むことが好きだった宮崎さんは、全ての指を失い80歳を過ぎてからポツポツとワープロを打ち始め、今までの人生をエッセイにまとめた。いわゆるエッセイとひとくくりにしてしまうことに抵抗を感じるほど、宮崎さんの文章は素直で聡明だった。そして自らの運命を嘆いたり恨んだりすることなく、淡々と生きてきた姿に深い感銘を受け、涙を止められなかった。
ハンセン病は近年まで隔離され、差別され続けたつらい歴史がある。そのことを決して忘れてはならないけれど、でも与えられた運命を受け入れ、静かに人生を生き続けていく市井の人たちの強さは、その歴史さえ凌駕してしまいそうだ。どんなに長い道のりだったことだろう。
自由に動かせる手も足もある私はもっと自分のできることをやらせていただかなければ。
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