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February 25, 2013

誕生日によせて

今日で53歳になった。私を生み育ててくれた人はもういなくなってしまったけれど、でも二人の命は私に受け継がれ、今ここに私と共に生きている。年を重ねるに従い、どれだけ愛情を込めて育ててもらったか、その愛の深さが痛いほどわかるようになってきた。
50代に入り、ようやく今まで見えなかった景色が少しだけ見えてきた。60代になったら、もっと違うものがまた見えてくるのだろう。年を取るのは素敵なことだと今、素直に思える。若い頃に抱えていた人生に対する葛藤や失望感のようなものも年を重ねるに従い、いつのまにか消えてしまった。どこか生きづらさを感じながら生きてきたところもあったけれど、それさえも今は遠い過去の記憶だ。
人生はいろいろなことがある・・・という何気ない言葉を聞くたび本当にそうだなと思いつつ、そこに多くの真理が込められていることもわかるようになった。
社会心理学者のエーリッヒ・フロムは代表作「愛するということ」(紀伊國屋書店)の中で「愛とは、孤独な人間が孤独を癒そうとする営みであり、愛こそが現実の社会の中で、より幸福に生きるための最高の技術である」と言っている。
様々な角度から愛を検証していく素晴らしい本だが、その中で一番、ハッとさせられた言葉は幼稚な愛と成熟した愛の違いについてだ。
幼稚な愛は「愛されているから愛する」という原則にしたがい、成熟した愛は「愛するから愛される」という原則にしたがうというというもの。
あなたが必要だからあなたを愛するというのは、いわば自己中心的な愛だ。では愛されていなければ愛せないのだろうか?相手はどうあれ、まず自分から結果を求めず無償の愛を注ぐこと。それが最終的には愛されることにつながっていくということなのだろう。
今、育ててくれた人のことをこんなふうに思い出すことができるのも、彼らが私を無条件で愛してくれたからだ。だからこそ、私はいつのまにか自然な形で親を愛することができるようになった。
今日、こうして誕生日を迎えられた私にできることは、自らの命を最大限輝かせて幸せに生きること。それが親に対して最高の親孝行なのだと思う。
今年もまた無事に一つ年をとれたことに感謝しながら、この一年、愛と笑顔と感謝の気持ちを忘れずに、より楽しく充実したものにしていきたいと思っている。
たくさんのメッセージありがとうございました。
さあ、明日からまた新しい自分の一日が始まっていく。


Dsc04967


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Comments

takeruさんありがとう。
沖縄はもうすっかり春になっているのではありませんか?そろそろ桜も開花しているかしら?
古民家の冬は沖縄の気温の半分くらいしかないかもしれません(笑)。
そんな中でも風邪ひとつひかず元気に過ごしています。
早生まれは子供の頃、本当にイヤでしたね。子供の頃はとにかく早く大きくなりたかったですものね。でも今も私は年を重ねていくのを楽しみに?早く大きくなりたい?って思ってます!?

Posted by: 風楽 | March 01, 2013 at 10:46 PM

こんばんは! takeru です。
私は来月、52になります。やっと同級生に追いついたけど、また4月にははなされてしまいます。子供のころには劣等感の気持ちが、今では少しだけ優越感・・・かな?気持ちだけは何時までも若くありたいですね。
お誕生日おめでとうございます。
すてきで楽しく、そしてチャーミングな50代を過ごして下さいね。


緑の風に吹かれながら考えたこと

生きていることのしあわせ

健康であることのよろこび

そして大きく深呼吸している

自分がそこにいること

Posted by: | March 01, 2013 at 12:44 AM

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