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April 29, 2013

蕎麦のパスタ

美味しそう〜!・・・じゃなくて美味しかった〜!
でも残念ながら風楽でお出ししているランチではない。実はこれ本日の賄い。カズコさんがお手伝いに来てくれる時はいつも保冷ケース持参。中にはおうちで作った煮物やサラダがいろいろ入っている。それを賄いの時にいろいろ並べて食べさせてくれるのだ。
今日のランチはホタルイカ入り蕎麦パスタ、ほうれん草のスープ、白子のディップ。昨日、あれだけ忙しい中で仕事して、買い物をして家に帰り、夕飯を作り、今朝も風楽に持っていく賄いを作り、風楽の仕事もぱきぱきとこなしてくれる・・・本当によく動ける人だ。
厨房も手早く回してくれるのでとても助かったのだが、もう新しい仕事を見つけてしまったので、風楽でのアルバイトはほとんどできなくなってしまうそうだ。やはりギリギリまで厚生年金をかけられる仕事に就きたとのこと。根っからの働き者なんだなあ。
このパスタ、オリーブオイルとガーリックと鷹の爪でペペロンチーノ風。仕上げに醤油をちょっとたらしただけ・・・旬のホタルイカが蕎麦ととてもよく似合って美味しいパスタだった。お天気がよかったので、裏庭に出して自然光の元、菜の花を添えて写真を撮った。春らしいパスタだ。
今日も早朝からお弁当を仕込み、昨日の夜に焼いたスコーンとクッキーを袋に詰め、9時半にはお弁当販売に出かけてもらった。今日の担当はユウコちゃん。本当はお弁当販売よりも古民家で仕事をしたいと言っていたのに、車の運転に慣れているので(販売に行く時は私の車を使ってもらうので)、無理にお願いしてしまった。
今日は持っていったお菓子の方が好評でお弁当は完売ならず。はりきって作ったのにがっくりだ。でも二日続けて早朝からのお弁当を作り、夜も仕込み、そしていつもの数倍も忙しい店を回したのでちょっとさすがにちょっと疲れた。
明日はお休み。朝ヨガに行き、ちょっとはのんびりしたいけど、庭の手入れも草が伸びてきたので気になって仕方ない。
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April 28, 2013

こねこの肉球

お部屋で5人の子供たちに授乳中の草(そう)ちゃんと赤ちゃん猫の寝顔。おっぱいを飲んでいる赤ちゃんの肉球が可愛いので思わず写してしまった。まだ歩いてないから生まれたてのネコの肉球はキレイなピンク色をしているんだね。大きい方はママの。肉球の形も親に似るのかしら?
そして授乳中の様子を見守るミー介。このよく鳴く小さな生き物たちは一体なんだろう?と興味津々。

今日は川村美術館のお弁当販売もあったので、朝、7時から厨房に入った。昨日が全く売れなかったので、今日はスタッフが来たらすぐに出られるように9時半には仕上がるように早めに支度をした。仕込みに集中したので、お弁当を送り出した時にはすっかり定食の準備も完了。さらに開店時間までに人参ケーキが焼けるほど今日はゆとりがあった。
午前中はお客様が少なかったのだが、午後から次々にお客様がいらして大忙し!でも今日は頼もしい助っ人カズコさんが来てくれたので大助かりだった。とても機転のきく人でまだ2回目なのにすぐ厨房の動きを理解してくれた。おかげで私は厨房の合間に店の様子を時々見に行くことができた。
お弁当の方も今日は初めて完売。はりきって作ったお弁当がそのまま売れずに残ってしまうほど悲しいことはないので、ほっとした。
店の方はずっと忙しく、中々仕事が終わらず、ようやく5時近くになって買い物に出られた。いろいろなものがなくなってしまったので、帰ってからすぐキッシュやクッキー、スコーンなどを夜9時過ぎまで焼き続けた。朝から夜まで今日は一日よく働いたなあ〜。でもがんばった甲斐があった。明日も早朝からお弁当の仕込み。がんばろうっと。

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April 27, 2013

GW突入!

今日からGW。長い連休の所があるかもしれないが、私はこの11年間、毎年、ずっと仕事をしている。スタッフは交代で出てもらっているが、私はお休みなし。だから行楽地の大渋滞とは全く無縁だけれど、期間中にあちこちで開催されているイベントにも行ったことがない。
今年はどうなるかわからないけれど、例年、GWはいつも忙しい。だから店が混むという想定のもと、スタッフもできるだけ3人体制を確保し、忙しくても充分回していけるよう、ビオンと古民家のシフトを何日も前からトモちゃんと検討している。特に今年は連休中、川村美術館のお弁当販売もあるので、何度もシフトをチェンジしていたら、その日のスタッフが誰だったかわからなくなってしまったほど?だ。
今日は途切れることなくお客様はいらしたが、3人体制だったし、おかずもたっぷり用意しておいたので、それほど忙しくはならなかった。合間に明日のお弁当の下ごしらえをやる余裕もあったくらいだ。お弁当販売は早く行った方がいいようなので、明日は早起きして店が始まる前にお弁当の支度をする予定だ。
今日のサラダはじゃがいものフレンチサラダ。蒸したキタアカリにパセリとセロリと玉ねぎのみじん切りを入れてフレンチドレッシングを作って和えたもの。芽が出てしまってもう終わりだというキタアカリを高柳さんからコンテナ一箱いただいた。キタアカリは粘りがあって私も大好き。特にコロッケにしたら最高!
一個ずつ芽を丁寧に取り、皮を厚めにむけばまだまだ美味しくいただける。千葉の新じゃがまではもう少し間があるので、当分はこの芽かきじゃがいも?をいろいろなお惣菜に変身させていこう。
お皿にルッコラの花を添えて庭のガーデンテーブルの上で撮影。

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満月瞑想会

瞑想会が終わってやっとブログを書き終え、アップしようとしたらみー介がパソコンの上に突然飛び乗って、書いたものが全部消えてしまった!
・・・もう一回、同じことを書くには眠すぎるので、今日のブログは写真の紹介だけにします。
一つは光明真言を大橋住職の叩くジャンベに合わせて21回、みんなで唱えているところ。
もう一つは交流会の時、中川敬の「満月の夕」を大橋住職のギターに合わせてみんなで歌っているところ。

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April 25, 2013

新緑の香取神宮

昨日、大神社展を見てから、どこかの神社にお参りに行きたくなった。春日大社大神神社など、奈良の神社からの出展も多かったので、本当はとても奈良に行きたかった。でも連続でのお休みが取れなかったので、近い所で香取神宮に行くことにした。
ちょうど式年遷宮に合わせて大鳥居と本殿を工事(改修)していたので、建築シートがかけられ見えないようになっていて残念だった。入り口のシンボルである朱色の大鳥居が白いシートで覆われていたので、なんとなく香取神宮ではないような錯覚に陥ってしまった。
でもそこを過ぎて参道を歩くと、昨夜の雨に打たれた新緑の美しさが目に飛び込んできた。薄いきみどり色の葉っぱから光が木漏れ日が差し込んできて、まるで木の葉全体が輝いているみたいだった。雨上がりの後はマイナスイオンたっぷりで清々しい。
木の香りもいつも以上に感じられ、ぽかぽかとお天気もよくて歩いているだけでとても気持ちよかった。
一雨降るごとに雑草たちが伸びていく。あちこちで今年初の刈り払い機を動かす音が聞こえてくる季節になった。あっという間に古民家の庭も草が伸びてきた。庭の手入れが中々追いつかないけれど、芽が出てきた里芋の種芋をようやく植えることができた。
来週はネギ坊主をつけてしまった長ネギたちを抜いて、耕して夏野菜を植えるのと、ハーブが植えてある一角に生い茂ってしまった雑草たちを片付けなければ。GWへの突入と同時に忙しい庭仕事の季節も始まる。
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大神社展

本選びの会の用事で都内まで出かけたので、帰りに国立博物館で開催されている大神社展を見に行ってきた。今年の伊勢神宮の式年遷宮に合わせて、開催されることになった。全国の神社から集められた国宝や重要文化財が160点、それ以外にも珍しい文化財や神社の宝物がたくさん展示されていた。
私は神社仏閣をお参りすることが好きだが、秘宝はいつでも見られるわけではなく、ご開帳の時などに限られている。大好きな奈良の大神神社石上神宮春日大社など、何度も足を運んでいる神社からの出展や、地元、香取神宮からは海獣葡萄鏡、鹿島神宮からは黒漆平文大刀などもあった。
古来から日本人は自然の中に神が在ると信じてきた。山川草木に神宿る・・・山や木や岩を一つのシンボルとして、そこに神を見いだし、祀り、敬い、畏れる。古代の人たちは人間が万能ではなく自然の一部に過ぎないと自ずとわかっていたのだろう。
目に見えるものだけではなく、目に見えないものの中にも、何か大きな力があり、恵みがあると信じる感性を持つこと・・・古神道の中には今を生きる私たちにとって大切な示唆が秘められていると思う。だからこそ神仏習合の時代の寺社に惹かれて私は何度でも足を運んでしまうのだろう。
今回の展示で圧巻だったのは後半部分、第二会場に集められた神々の姿だろう。神社では基本的に神の姿は見えない。ご神体が大木であったり山であったりするのだが、神が人間に降りて仏の姿?のように表現された神像がある。仏像のような彫りの深さや迫力はないけれど、人間の姿を借りた神の存在は逞しいというよりは、むしろ人に近い分だけどこか愛らしく親しみを感じる。
男神坐像、女神坐像、童子坐像、武装神などいろいろ並んでいたが、まるで仏像のようなものもあった。悟りをひらき、高次のレベルに達すると人も仏の姿になっていくのかもしれない。
現代はお寺と神社を分離させているけれど、実は神も仏も区別できるものではなく、それぞれが自然の中に、人の中に存在しているということなのだろう。
見ていたら、また神社に行きたくなった。大神社展は6月2日まで。ぜひご覧下さい。
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縁側でご飯

縁側がとても気持ちのいい季節になった。特にこの時期は陽射しがそれほど強くないので、縁側のぬくぬくとした温かさが心地よい。真夏になってしまうと縁側の板まで暑くなり、とても座っていられないのだが、今は縁側の板の上に座るのがちょうどいい。
東京から友達が泊まりに来たので、縁側で一緒にお昼を食べたら、とても喜んでくれた。普通のご飯でも、ほんの一杯だけのお茶だとしても、いいお天気の日に縁側に座っていただくと景色と空気のご馳走が加わり、何でも美味しく感じられるのだろう。
以前は縁側に私の読書椅子を置いていたので、ここで本を読むのが至福の時間だったのだが(そのままこっくりしてしまうことが多かったけれど)、いつのまにかネコたちの昼寝場所になってしまった。彼らは居心地のいい場所を見つけるのが得意だ。昼寝しているだけなら貸してあげてもいいのだが、困るのはお店をやっている時間。
座敷に入ってお客様に遊んでほしくて仕方ない?草ちゃんは、その椅子から障子に飛びつき、ダイブして座敷に入ってしまうのだ。基本的に営業時間中は外に出しているので、ジャンプする時の踏み台になってしまう読書椅子は他の場所に動かすことにした。
だから今、縁側には卓袱台とミニ椅子だけが置いてある。もちろん希望されるお客様がいらしたら、そこでお食事していただくことも可能だ(お二人席のみ)。
そんなやんちゃな草ちゃんもママになった。結局、赤ちゃんは5匹生まれた。ご飯をバクバク食べながら、大半はベットの中で授乳しながら子猫たちに寄り添い、しっかりママ業をやっている。
5匹も赤ちゃんがいるので里親、引き続き募集中です!

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April 22, 2013

Legame

ビオンで仕事をしていたら、閉店間際に大橋住職がカレーを食べに来てくれた。この前参加した「ミツバチからのメッセージ」の感想を話したり、今週の金曜日に古民家で行う満月瞑想会の打ち合わせなどをしていたのだが、私は夕方、どうしても花苗を買いに行きたかったので、話の途中で時間がなくなってしまった。「じゃあ一緒に苗を買いに行くから僕の車の中で話の続きをしよう」ということになり、一緒に買い物につき合ってもらった。
終わってからビオンに戻る途中、「お腹空かない?なんか食べて行こうよ」と急きょ寄り道することに。ピザが美味しい「Legame」に行くことにした。ここのシェフは以前、移動販売のトラックに手作りの薪窯を積んでピザを焼いていたのだが、それが美味しいと評判になり、昨年、公津の杜駅の近くにお店を出した。
全てのピザ生地を手でこね、店の入り口に鎮座しているイタリア製の薪窯に入れ、待つこと1〜2分。自然な焦げ目のついた美味しいナポリピザが焼き上がる。店内はかつてのカフェバー?のような雰囲気でとてもオシャレ。そして何より美味しいので、オープン当初から、いつ行って混んでいる人気の店になってしまった。
桜エビのピザとカジキマグロと筍のパスタ、ティラミスを注文し、がっつり食べた。美味しかった〜!
真言宗では浄土に行くという考え方はなく、今、生きているこの場こそを浄土にしていくと考えるそうだ。
一生、修行ということなのだろう。でも何をやっても大切なのは今ここに在る自分がどう生きるか(何ができるか)ということ。
大橋住職とは何を話していても最後は仏教の話になる。私のわからない世界のことをいろいろ教えてくれるのでとても面白い。
今朝、草ちゃんに赤ちゃんが生まれた。小さな体で4匹も生んだので様子が気になっていたのだが、つい話し込んでしまって帰りはすっかり夜に。でも車が到着すると草ちゃんが元気に飛出してきて早くご飯をおくれ〜とねだる。エサをあげたらまたすぐに箱の中に。赤ちゃんたちは元気かな。誰からも教えられていないのにすっかりお母さんになっていてすごいなあ。明日はネコ座布団を新しいものに変えてあげようっと。


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April 21, 2013

出産間近?!

草(そう)ちゃんがドテッと寝てばかりいて動かなくなってきた。エサをトレイの中に入れると、いつもなら飛んでくるのに、ちらりとエサを横目で眺め、時々思い出したように食べるだけ。そろそろ出産が近づいて来たのだろう。お腹が大きくて横に広がり、動き方もゆったりしてきた。
家の中にいる時は私の読書椅子の上で丸まってずっと寝ている。みー介はそんな草ちゃんの隣りに来ては寄り添っている。「だいじょうぶ〜?」と話しかけながら?ひたすら草ちゃんを舐めまくる。自分は妊娠しないので身重の気分はわからないけれど、なんだか一緒に子育てしそうな勢い?だ。
草ちゃんはうっとりと目をつぶりミー介に身を任せている。二人のこの姿、なんとも微笑ましくって可愛らしい。でもミー介がずっと顔を動かしながら舐めているので、写真がキレイに写せない。
今日はとても寒かった。古民家ではまだまだ灯油が切らせない。このお天気のせいか日曜日だというのにお客様が少なく本当に暇な一日だった。営業時間中にセンちゃんと二人で厨房と台所の拭き掃除。あちこちの鍋を動かし、箱を動かし、掃除機をかけ、厨房がスッキリと片付いた。
縁側にいつ生まれてもいいように草ちゃんの分娩室?を段ボールで用意。昨日、来たお客様は「草ちゃんの子供なら欲しい!」と生まれる前から生前予約!?
ちゃんと子育てして無事にみんな育ってくれるといいんだけど。あの小さい体からどんな子たちが何匹生まれるか楽しみ。
○楽健法の講習会、日程が決まりました。
日時:5月21日(火)1時半から5時
参加費:2000円
指導:楽健法セラピスト土井景子
*少人数制なのでご希望の方、お早めにご予約くださいね!

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April 20, 2013

そば粉のクレープ ジェノバソースサンド

急に冷え込んでしまった。昨日の天気予報でも今朝は寒くなると言っていたので、今日の川村美術館でのお弁当販売は取りやめようとトモちゃんと話していた。でも林農園からコラボで作った「林と風のクッキー」の追加注文をいただいたので、どのみち川村美術館までは行かなければならない。
それなら・・・!と思い、朝、起きてから突然お弁当を作ることにした。まだ雨が降っておらず、今日はユウコちゃんと和子さんの3人体制なので、何とかやれそうだと思って、早々に厨房に入った。お弁当がある時はある程度、前日から下ごしらえをしておくのだが、今日は全てゼロから。定食の支度もあったのでもう大忙しだった。
初めて来た和子さんに厨房に入ってもらったが、飲食店の厨房を経験しているだけあって手早い。お弁当を仕上げて、急きょユウコちゃんに出張販売に行ってもらうことにした。結局、寒くてあまり人がいなかったようで、半分しか売れなかった。はりきって作ったのにがっかりだ。そろそろ川村美術館ではつつじが満開になるので、いいお天気と週末が重なればいいんだけどなあ・・・。
和子さんは料理が好きなので、店に来る時、何かしら自分の作ったものを持って来てくれる。今日も玄米の筍ご飯と米粉グラタンとそば粉のクレープを持参。賄いの時にそば粉のクレープにアボカドとレタスとジェノバソースとシャケのディップをサンド。全部、和子さんのお手製だ。食べきれなかったものは今夜のご飯で美味しくいただいた。
店が終わった後、ユウコちゃんから絵の指導を受けた。あらかじめスケッチブックと絵の具を渡されて、何でもいいから書いてみてという宿題が渡されていた。私の絵を見て、その時の心理状態や書き方のクセ、そして絵との向き合い方など、本当にいいアドバイスをしてもらった。風楽でアルバイトをしているだけではわからない絵描きとしてのユウコちゃんの鋭い視点と洞察力に感動した。どの指摘も本当に核心をついていた。さすが絵の専門家だ。
絵だけでなく、書でも写真でも裁縫でも料理でもモノ作りには全てその人が投影されていくのだなとしみじみ思った。専門家から見たら「とりあえず仕上げた」だけのモノは底が浅い。もちろんそれも表現だと言い切ってしまうことはできるけれど、大切なのはそれを一言で線引きして完結させてしまうのではなく、その時、自分が対象とどう向き合ったかということなのではないか。
何をするにも技法や修練というものはあった方がいいのかもしれないが、テクニックだけを体得しても得られるものは限られている。自分の都合でその世界と関わるのではなく、その世界の中に自分を合わせて身を置いてみる。そしてそこで感じたものをすくいあげて「表現」することが本当の面白さにつながっていくのだろうなあと思った。
絵を通して自分を見つめるいい機会だった。


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April 19, 2013

料理教室〜板麩のラザニア〜

今日は金曜日なのにお店が忙しかったので、料理教室が始まる直前になるまで準備ができなかった。マクロ仕様のラザニアというオーブンで焼く熱々のメニューを先月から考えていたのだが、あたたか過ぎる日になったら、メニューを変更しないと季節外れになってしまうかなと心配していた。
でも今日はまた急に冷え込んできて、朝からストーブがないと寒いくらいだったので、逆に熱々のメニューがちょうどよかった。
このラザニアはひき肉もチーズも使わない。作ること自体は難しくないのだが、豆乳のホワイトソース、酒粕入りのトマトソース、粟のソース(チーズ代わり)の3種類のソースを別々に作るので、少々手間がかかる。ひき肉の代わりにはグルテンミートを玉ねぎと一緒に炒めて使う。
それぞれを耐熱容器の中で層になるよう重ねていき、最後に上から粟をゆるめに炊いたソースをチーズのようにかけてオーブンで焼く。一つ一つには味見ができるのだが、焼き上がるまで全体のバランスと味見ができないので、塩加減が少々心配だったけれど、ちょうどよかった。
あくまでラザニア風?だけど、ラザニアのように美味しくいただくことができた。
そして炒めものはさっとできるアマランサスの味噌ソースをからめて作る春キャベツの味噌炒め。庭のルッコラを摘んで作る簡単なルッコラのサラダ。デザートはいちごと豆腐で作るマクロ仕様のいちごババロアの4種類を作った。
いつも作っているものでも、微妙な加減によって味は変化していくので、できあがるまでは毎回、心配だ。だから皆さんと「美味しいねえ」と言いながら、あれこれお話する夕飯のひとときは、無事にできあがってとてもほっとする。
日が伸びたので、料理教室が終わってからまだ外が明るいのでそれもちょっと嬉しい。
古民家での料理教室は毎月、第三金曜日の3時からやっていますので、よろしかったらぜひご参加ください。
ちなみに来週の金曜日の2時からはビオンでトモ&まーちゃんによる初めて料理教室があります。八方出汁の作り方、玄米の炊き方、重ね煮の作り方・・・と基本の「き」をしっかり伝授する予定。参加費3000円で八方出汁のお土産付き。作ったものを少しずつ盛り合わせて試食していただきます。こちらもぜひどうぞ!

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April 18, 2013

ミツバチからのメッセージ

世界的にミツバチの大量死や数の減少が起こっているという。日本でも2005年に岩手県で大量にミツバチが死んだ。以来、あちこちで同様の被害が広がっているという。
これはカメムシ防除のために稲に散布されたネオニコチノイド系の農薬が原因と見られるが、国はその因果関係を認めようとしない。
ミツバチが大量に死んでいく現実を知った造園家の御園孝さんが、その事実を検証し、ミツバチの危機を救おうと「ミツバチを救えプロジェクト」を立ち上げ、ドキュメンタリーのDVDを制作した。今日、宗吾霊堂前のギャラリー「teramae」で夜からその上映会があったので行ってきた。
ネオニコチノイド系の農薬は90年代より使用が始まった。即効性があり、殺虫効果が抜群なので、使用することで逆に「減農薬」扱いを受けられ、エコファーマーにも認定されるという(なんという皮肉!)。
しかし浸透性と残効性、そして何より恐ろしい神経毒性があるとても危険な農薬なのだ。ネオニコチノイド系の農薬が散布された稲は農薬が浸透しいつまでも残留することになる。しかも日本は欧米よりその残留基準が300倍もゆるいそうだ(作物によって基準は異なる)。また空中散布されると、頭痛や異常行動など人の健康にも被害が及ぶ。
昆虫がいなくなることで生き物や農村の生態系が崩れていく。今まであまりネオニコチノイドのことを詳しく知らなかったが、制作代表を務めた御園さんも来店されてお話をして下さったので、その危険性がとてもよくわかった。おかげさま農場の高柳さんも短い時間ではあったが、日本人の環境や食に体する問題意識の希薄さや、今の農業の現実についてお話をして下さった。
公害も農薬も、その時やっていることのツケはずっと後になってからやってくる。だから被害が出ないうちは安全だと思ってしまいがちだが、国の基準を鵜呑みにしてはいけない。
自分たちの体や命を本当に守りたいなら、まずはいいと言われているものを疑ってみることだ。そして自分で納得のいくように調べてみなければ・・・。本当にわからないことだらけだ。
言葉を発することのできないミツバチたちが自分たちの死を通して、私達にそのことを警告してくれたのだろう。
teramaeは以前、風楽が借りていた店舗だ。7年間、あの場所で店をやり、2階に住んでいた。様々な思い出がありすぎて、そこに行くと泣いてしまいそうで、私は移転以来、一度も足を踏み入れたことがなかった。
3年ぶりに店の中に入ったら、すっかり改装されていて小さな集まりもできるような場所になっていた。それぞれがそれぞれの場所でまた新たな拠点になっていく。一人ではわからないことも人が集まれば少しずつ理解が深まる。そういう場があることが嬉しい。

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April 17, 2013

段ボールネコ?

ネコはなぜか段ボールや紙袋などに入り込むのが好きだ。空いている箱や袋があるといつの間にか頭を突っ込んでいる。
毎月届く本選びの会の本はかなりの量があるので、毎回、私の部屋に置いてある段ボールでできたボックスに移して置いておく。そして少しずつそこから出して読むのだが、今日は会議だったので本を送り、段ボールが空っぽだった。気がつくとミー介が自分の根城にしていた。
昨日は久しぶりに実家に泊まってきた。父が亡くなってからほとんど実家に行かなくなった。ドアをあけてリビングに入ると、今でもそこに父がいるような気がする。私が今日行くからと電話をすると、いつもソファに座り、テレビを見ながら新聞を広げて私が来るのを待っていた。でも父がいつも座っていたソファはもう弟が処分してしまったのだが。
あの家も年内には取り壊すことになった。年を重ねるにつれ、中島みゆきの「誕生」ではないけれど、「ふり返る暇もなく時は流れて 帰りたい場所がまた一つずつ消えていく」ことになる。
高校生の頃、文通していた手紙や交換日記など、懐かしい思い出たちがそのまま私の部屋には残っている。食器や衣類や寝具、家具などいろいろなものも処分してしまうので、折りを見て運ばなければと思うのだが、あまりに膨大な量を前に、どうしたものかと途方にくれてしまう。
あのモノにあふれた家の中から本当に残しておきたいものを探し出すのはかなり大変だろう。都内に出るついでに、ちょこちょこ通おうと思っている。
ミー介は私がいなくても一晩だったら、ちゃんとお留守番をして待っていてくれる。出かける前に「ママは今晩いないからちゃんと草ちゃんとお留守番しているんだよ」と言い聞かせていたら「ニャー」と鳴く。ミー介は私の言うことがわかっている?ような気がする。
帰って来たら大喜びでべったりだ。待っていてくれる子がいるって、いつも嬉しい。
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April 16, 2013

パン教室 イングリッシュマフィン

今日はパン教室。白神こだま酵母で作るコーンミ—ルを入れて焼いたマフィン。イングリッシュマフィンをパン教室で作るのは初めて。コーンミールの食感がサクサクとしていてとても美味しかった。お天気もよかったので、久しぶりのガーデンランチ。
コーンミールにサンドするディップは豆腐と寺田本家の酒粕で作り、ルッコラやブロッコリーなどのグリーン野菜を並べ、一緒にはさんでいただいた。
もっちりしているのにふわふわサクサク。イングリッシュマフィンはイギリス人のティータイムの時に用意され、ジャムなどつけるものによってスィーツ的な感覚で食べられているようだ。でも食べてみて思ったのは洋風のおかずではなく、意外と和風のおかずをサンドしても似合うということ。これなら和食の朝ご飯の時にもいけそうだ。
来月は5月21日(火)。可愛らしいブリオッシュを作ります。ご希望の方はぜひどうぞ!
もっと温かくなっているので、緑に囲まれた楽しいガーデンランチになりそうです!

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April 15, 2013

筍のつくね

今日はビオン。金曜日は古民家にジュンコさんが初物の筍を持って来てくれた。全部、水煮して若竹煮を作った。昨日は残りを野菜と一緒に煮物にした。今日、ビオンに行ったら段ボールンの中に筍が4本。ジュンコさんが実家の竹林にまた堀りに行き、持ってきてくれたらしい。
今日は煮物じゃないものにしようと筍のつくねを作った。簡単に作れるのだがあまり知られていない料理だ。筍を生のまますりおろして片栗粉のつなぎを入れ、油でゆっくり揚げる。それに煮詰めた出汁醤油をからめてもいいし、炒めた野菜をあんかけにしてもいい。
ほんのりと筍の香りが残っていて中はふわっともっちり。とても美味しいつくねだ。言わなければ筍からできているなんてわからない。でも忙しくていい写真が撮れなかったので、写真は今が旬?の大根の花。薄紫色がとても美しい。菜の花の黄色と大根の花の紫が空き地で群生していると思わず見入ってしまう。
ここ一ヶ月ほど、月曜日はいつも暇なビオンだったけれど、今日は久しぶりに賑わった。そんな中でカレーを仕込んだり、タルト台を焼いたり、キッズカレーを作ったり、一日、仕込みとお店の対応で忙しかった。厨房の中は早くも暑くて汗ばんでしまうほど。窓を開けて網戸から外の風を入れながら仕事。久しぶりにいっぱい働いたなあ〜と充実した気分で家に帰った。貧乏性?のせいか、体を動かし忙しくしていないと働いた気がしないのだ。
しばらく嬉しい悲鳴をあげるほど筍ラッシュ?の予定。煮物や筍ご飯だけでなく、美味しくいただく方法をいろいろ考えなくっちゃ。

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April 14, 2013

10種類のスムージー

珍しく果物が何種類か揃ったので、冷蔵庫の中で少しずつ残った野菜を小さく切ってスムージーを作った。寒い時は飲みたいと思わなかったけれど、少しずつ生ものが飲める季節になってきた。特に最近、酸味のあるものが恋しい。
いちご、りんご、キュウイフルーツ、清美オレンジ(果肉のみ)、アボカド、人参、セロリ、小松菜、パセリ、キャベツ・・・適当に入れたのだが数えてみたら10種類!セロリとパセリとキャベツは多すぎると美味しくないので、ほんのちょっぴりにした。それでも豆乳と甘酒を加えて、全てをミキサーにかけたら、一度には飲みきれない量ができてしまった。生ものだからすぐ飲むことに意味があるのに、いつものようにトントントンと調子に乗って野菜を切っているうちに、いつのまにやら多くなり、例によって作り過ぎ!
日曜日の今日はお天気はよかったけれど、あまり忙しくならなかった。センちゃんと二人だったので、忙しくなるからね!なんて構えていたのだが拍子抜け。
店が早く終わったので、楽健法をたっぷりやってもらった。センちゃんからいつも踏んでもらってばかりで私は踏み返しができないので、定食のおかずを持って帰ってもらっている。でもこれからは私も少し勉強したいので、5月くらいから古民家で毎月一回ずつ楽健法の勉強会をやれたらと思っている。寝転がっている人を片足で踏んでいくのだが、それもバランスや力加減が必要なので、踏む側にも効果があると言う。
片側の足だけでも7本の筋(角度)に沿って踏んでもらうし、特に鼠蹊部をぎゅーっと足で押されるので、リンパの滞りがかなり解消されそうだ。やってもらっているうちにお腹がゴロゴロ動き出すし、トイレにも行きたくなってくる。そして知らず知らずに凝ったり萎縮してしまっている筋肉や経穴を刺激されて、血流がよくなり、ちょっと痛いけど、その踏まれ加減がとても気持ちがいいのだ。
興味のある方、一緒に勉強しませんか?」

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April 13, 2013

いちごのアイスクリーム

毎年春になると登場するデザート。いちごのアイスクリーム。いちごと生クリームと砂糖で作る甘酸っぱいアイスクリーム。普通のレシピは生クリーム1パックにいちご1パック。ほぼ1対1なのだが、このアイスクリームを作った時は1対3とかなりいちごの割合が多いのでとてもいい香り。
ちょっと前から作っていたのだが、古民家の中はまだ寒いのでお出しできなかった。今日、デザートにお出ししたら、偶然にもいちご狩りの帰りだというお客さまがいらっしゃった。摘みたてのいちごをお土産にいただいく。真っ赤に熟れた甘いいちごだった。いちごのアイスクリームを囲んでガラス皿に並べて撮影。いつ見ても可愛いなあ、いちごって!
今日の閉店間際にいらしたお客さまは日本に住んでいる中国の方だった。駆け寄ってきたミー介と草ちゃんを見て「捨て猫でしたか?」と聞かれた。二匹とも古民家の周辺に捨てられていたネコなので「そうです」とお答えした。
「私も飼うのはいつも捨て猫たち。レスキューしたくて。でも今はネコは死んじゃって犬がいます」。
「保健所で保護された犬をもらってきました。私がもらわなければ多分、殺処分でした。良かった助かって」と。
日本人が捨てた犬やネコたちばかりを選んで飼って下さっている中国の方。「ありがとうございます」とお伝えしたら、「ここのネコちゃんたち幸せそう」と言って下さった。またお会いしたいな。優しい感じの方だった。

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April 12, 2013

春らんまんのおかずたち

今日は初物いっぱいの嬉しいランチ。ジュンコさんが実家から筍を掘って来てくれた。先週、行った時はまだ小さ過ぎてほとんど掘れないと話していたのに、今日、持ってきてくれたのはかなり大きく育った筍だった。雨が降ったので「雨後の筍」がぐんぐん伸びて、たった1週間で成長しきってしまった。まだ頭が出ない時に足で探りながら掘るのが好きなジュンコさんは「こうなっちゃうと探す楽しみがなくてつまんない」と笑う。
そして何より待ちこがれていた山独活の新芽!風楽の庭にも植えてあるがまだとても小さい。ジュンコさんの実家にはたくさんの独活が生えていて、この季節になると毎週摘んで来てくれるのだ。
山独活の新芽は山菜の天ぷらの王様だ。たらの芽なんて目じゃない。香りといい歯ごたえといい最高!私の一番大好きな山菜。天ぷらにして定食の付け合わせにしている。
そして遅ればせながら菜の花。少しずつは食べていたけれど定食にお出しできるほど量がなかった。昨日、おかげさま農場の高柳さんの畑に行ったら何と、もう時すでに遅しで、本芽はすっかり花が咲き脇芽がちょっぴり残っているだけだった。
今年は突然温かくなったので、一挙に咲いてしまったようで、毎年、ちょこちょこ摘ませていただいたのに、今年は昨日が最初で最後になりそうだ。からし和えにしてほろ苦さを楽しんだ。
すっかり春だ。筍のえぐみも、山独活の香りも、菜の花のほろ苦さも、冬の間、縮こまっていた体から毒素を排出し、春に向かう体へと整えてくれる自然界の滋味。
近くの野山で採れるものを自分で採って食べられるなんて田舎暮らしならでは。都会育ちの私にはとても贅沢なことに思える。
昨日、パン教室にいつも来てくれる農家さんがネギの苗を届けてくれた。ありがたいことに、毎年、植えられるようにと時期になると分けて下さるのだ。まだ冬ネギも畑に残っているし、畑を耕して堆肥を入れていないので、いつ植えられるかなと思っていたら、今日は酪農をやっている方が牛糞の堆肥を持って来て下さった。
店が暇だったので、たっぷり春の味覚を楽しんだ後は、そのまま堆肥をまいてジュンコさんと一緒に畑をうないネギを植えた。ネギの小さな苗と育ちきった冬ネギが同じ畑に並んでいるのはちょっと不思議な光景だった。
ジュンコさんが帰った後も夕方まで作業をし、早めにお風呂に入った。畑仕事の時は五十肩もかまわず鍬を力いっぱいふるうので、また明日は痛くなるかも。春の滋味たち、早くこの肩、治しておくれ〜。

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April 11, 2013

糖質制限のケーキ

今日、突然、お電話があってアルバイトをしたいという方が店にいらっしゃった。カズコさんというその女性はフルタイムのお仕事を辞め、失業保険の受給期間がもうすぐ終わるので、できたら食に携わるお仕事をいたいということだった。
旦那さんが糖尿病だということで、2年ほど前から高雄病院江部先生糖質制限食の勉強をし、血糖値も下がってきたそうだ。ご自身も予備軍のため、同じような食事にしている。
糖質制限食は、最近、特に話題になっているが、簡単に言えば炭水化物、糖質を取りすぎないようにという考え方に基づいた食事だ。糖質は食後、数分で血糖に変わる。血糖値をあげるのは糖質だけだ。これに対してタンパク質は50%が糖質に変化するが、変化のスピードが遅いので糖質に比べると血糖値をあげにくい。
血糖値が急にあがると全身の血管や臓器を傷つけ、糖尿病の合併症や動脈硬化などを起こしやすくなる。血糖値が急上昇すればインスリンを分泌する膵臓にも大きな負担がかかる。
肉や魚を食べるよりも糖質の多いパンやお米を食べる方が血糖値はあがるので、糖質制限食は従来の食事制限とは異なり、カロリーの高い肉や魚も食べられる。血糖値を上げるのはカロリーではなく糖質だからだ。この糖質制限食により効果のあった症例がとても多いそうだ。
糖尿病予備軍まで含めると今や2200万人という国民的な生活習慣病になっているので、この糖質制限食は一つの選択肢としてとても注目されている。
糖質制限食に関してはその程度の知識しかなく、実際に私は糖質制限をする必要もないので、具体的な食事を作ったことがなかった。
写真はカズコさんが作って来て下さったケーキ。スポンジ部分は小麦粉ではなく大豆を煎って粗挽きした粉を使っている。生クリームの代わりに中味はアボカドペーストとレモン、白いんげん豆のマッシュを混ぜたもの。砂糖の代わりに羅漢果を使う。外見は普通のお菓子を変わりない。この他にもアーモンドプードルやおからなどもスポンジに使うそうだ。
初めて食べた糖質制限食のお菓子。糖尿病でない人にとってもダイエット効果があるとのこと。
今日は再決断カウンセリングのワークショップのため、一日古民家は貸し切りだった。ちょうどお食事の用意をしている時にいらしたのでカズコさんが急きょ手伝ってくれることになった。手を動かしながらご自身のことなどをいろいろお聞きした。
風楽の料理の基本である重ね煮や無水料理などを説明したら、とても熱心に聞いて下さり、これからも勉強をしたいし料理が好きなので、ぜひ仕事がしたいと言われていた。
ちょうどこれからGWに向けて忙しくなるので、人手が欲しいと思っていたので、さっそく来週から来ていただくことにした。私も糖質制限食についてもう少し詳しく調べてみよう。


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April 10, 2013

本選びの会

昨年の秋から生活クラブ生協の本選びの会の活動に参加した。生活クラブ生協では出版文化を残し、良書を伝えていくために毎月一回、本の共同購入を行っている。その指針となるのが「本の花束」という毎月配布されるA3版8ページの読み物だ。
本選びの会では「暮らし」「子供」「読み物」「現代社会」という4部門に分かれて、毎月一回新宿にある事務所で会議を行っている。それまでにある程度まとまった数の新刊本を読み評価をしておく。そして会議の時、読んだ本について紹介し合い、他の人にも本を回し改めて評価をする。帰る時は次の会議までに読む新しい本を持ち帰り、また評価をして会議に参加する。
そんな地道な作業を繰り返しながら、それぞれの部門ごとに共同購入する本が選ばれ「本の花束」で紹介される。より多くの視点から多角的に評価をするので、一人の評価だけでは決まらない。だから選定にはとても時間がかかるけれど、多くの人に読んでほしい本当に良い本が選ばれていく。そして自分の評価した本がとりあげられた時は「本の花束」に紹介文を書かせていただく。
私も本が大好きなので新聞の書評などには目を光らせている。でもこれだけ出版物の多い時代だから、気づかない新刊本もたくさんあり、他のメンバーから紹介されて初めて知った素晴らしい本もある。
実は15年以上前、本選びの会の「子供」部門に関わっていた。子育てが一段落した今回は「暮らし」担当になり、レシピ本から写真集、健康、旅、趣味の本など、かなり広いジャンルの本が手に取れるようになった。
この前、共同企画会議という全体の会議に出た時、次号で取り上げられる本が一同に並べられており、それを一冊一冊手にとって眺めていった。子供から大人まで、読み物から現代社会まで、幅広いジャンルにわたって良書が集められていた。中には小さな出版社のものや、街中の本屋さんには決して並んでいないような本もあり、一流の本屋さんでもこれだけの本のセレクトはできないだろうなとしみじみ感動してしまった。
せっかく素晴らしい本が出版されても、ともすれば宣伝が少ないために世に知られることなく埋没してしまうものもあるだろう。そんな一冊を発掘し光を当てて行くのが本選びの会の仕事だと思う。ベストセラーや大きなキャンペーンで名前が売れる本が必ずしも良い本だとは限らないからだ。
事務所には刊行されたばかりの新刊本や献本が届けられるので、その中から毎月、読みたい本を持って帰っては読み、評価をして会議に臨む。自己申告なので、忙しい時は本の数を減らせばいいのだが、ついつい面白そうな本があると読みたくなって、持ち帰りの本の量が増えてしまう。
今日は久しぶりに家にいられるお休みだったので、本をどっさりと座卓の上に並べ、来週の会議までに必要な評価を書きながら日中を過ごす。今回はちょっと量が多くて読み切れないものもありそうだ。
私の隣りにはいつも本があった。本を通してどれだけ楽しい時間を味わうことができただろう。良い本と巡り会えた時の喜びははかり知れない。そして本から得られた知識や情報を自分の生活の中で知恵として生かしていきたいといつも思う。
そんな本との出会いのお手伝いをする本選びの会。とても楽しいけれど、読みたい本にたえず追われ続け、図書館に行く暇がなくなってしまった。そういえば最近、小説を読んでいないなあ・・・。
でも読書に忙しいなんて、贅沢な悩みかも?!
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April 09, 2013

アンニャ・ライト 交流会&ミニコンサートin 風楽

先週の金曜日の夕方に開催を決めたナマケモノ倶楽部の共同代表であり、環境活動家、シンガーソングライターアンニャ・ライトの交流会&ミニコンサート。平日の昼間なので人が集まらないんじゃないかと、一度はコンサートの開催を見合わせたのだが、結局、直前になって一品持ち寄りの小さな集いを開くことにした。
わずか4日間の告知だったにも関わらず、20人近くの方が集まった。参加を予定していて急に来られなくなった人もいたけれど、当初5〜6人でこじんまり?の予定が、予想以上にとてもにぎやかな集いになった。
今朝は早起きして、朝ヨガに行ってから、玄米を炊いて、友達が送ってくれた祝島のひじきを煮てひじきご飯を作った。アンニャにもぜひ祝島の海産物を食べてほしかったし、来てくれる人も祝島・・・というだけでその思いが伝わるだろうと思ったからだ。
その後、部屋の机のセッティングをして空港へ。アンニャと子供たちのパチャとヤニとナマケモノ倶楽部事務局の馬場さんをピックアップ。大荷物とギターと人間で小さなマーチは満杯だった。
古民家に戻ったら大橋住職や何人かの人たちがすでに到着していた。だいたいの人数が集まったところで、アンニャに乾杯の音頭?を取ってもらってみんなで「Welcome!」。
とにかくお腹ペコペコなので、みんなが持って来てくれたおかずやケーキを食べ、その間、バックで大橋住職が歌う。その後はアンニャにどんなメンバーが集まっているのか自己紹介。せっかくなので「自分と自然との関わり」を何か一言自己紹介の中に加えて話してもらうことにした。
全員回ったところでアンニャの歌。大橋住職がジャンベでセッションし、パチャもジャンベを叩いたり、コーラスに参加したり、遅れておかげさま農場の高柳さんも来て下さったので、無理に引っぱり出して?「風に吹かれて」や「イマジン」を大橋住職とアンニャ3人でセッション。
最後は質問を交えながらアンニャの自然や環境についてのトーク。サクラワやエクアドルの話など、18歳の頃から生涯、森を守ろうと活動してきたアンニャのメッセージは私たちのハートにとても響くものだった。
子供たちと一緒にいるアンニャはとても自然だった。子供というよりも一人の人間として接していた。歌うことも暮らすことも食べることも、どれもみなとても大切でhappyなこと。そんなメッセージが歌やアンニャの存在からたくさん伝わってきた。
環境運動をやっている人の中には(あまりに問題が山積みなので)とても疲弊して行き詰まっている人たちが多いけれど、アンニャはとても明るかった。難題にぶつかった時も、決して怖じけないしなやかな強さを持っている人なんだなと思った。
とても楽しくて温かなイベントだった。私はその様子をどこか違う所(物理的な意味ではなく)から俯瞰しているのが好きだ。終わってからアンニャたちを成田駅まで送って戻って来た時もまだ何人かが古民家に残っていて、その後、何と言うことなしに6時半くらいまで話していた。
来てくれる人たちはいつの間にか自分よりも若い人たちばかりになってしまった。人が集まって何かをやれば、必ずそこに何か得られるものがある。人との出会いだったり、情報だったり、笑顔だったり・・・それをお土産にし、明日からもまた自分の活動を楽しみながらがんばろうって思えるようなひととき。
そんな時間を古民家で多くの人たちと一緒に刻んでいけること。それは私にとっても幸せな時間だ。

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April 08, 2013

出産ラッシュ?!

出産ラッシュ・・・ネコの世界の話。
今朝、ビオンに仕事に行ったら、ビオンでトモちゃんが面倒を見ているマイケルが分娩中!すでに2匹の子猫が生まれていた。トラとクロだ。まだへその緒がつながっていた。マイケルの後ろ足の毛が羊水?と出血で赤くなっていて、ぐったりしていた。そしてなんやら居心地悪そうにモゾモゾと動いていた。
様子を見ていたかったんだけど、一応、仕事もあるので、ランチの用意をしながら、しばらくたってからまた見に行ったらもう1匹白いネコが生まれていた。最初の2匹は分娩中のマイケルのおっぱいにしがみついていた。
仕事に戻り、しばらくしてまた見に行ったら、また増えていて今度は白と黒のブチ。ここでようやくお産が終わったらしく、マイケルのお尻から胎盤が突然出て来た。へえ〜ネコの胎盤ってこんなに大きいんだ・・・と驚いていたら、それをすぐに口に持って行って食べ始めた。ゴムのように伸び縮みするのですぐには噛み切れなかったようだが、あっという間に全部食べてしまった。
獣は出産後、血の匂いを残さないように胎盤を食べると聞いていたけれど、目の前でそれを見てびっくりした。もちろんネコのお産も初めてみた。まるでネズミのような?生まれたてのネコの赤ちゃん。しっぽなんて細いミミズみたいだ。でも可愛い〜。
マイケルは生まれた子供をなめていた。最後に生まれた子はまだ動けないのでおっぱいに辿り着かない。トモちゃんにメールしたらあまり覗かれるとマイケルが警戒して子猫ごとどこかに移動してしまうので、触っちゃダメと言われた。もちろん触らないけれど、ネコの出産シーンなんて見たことないから、目が釘付けになってしまう。
多分、4匹だと思うけれど、マイケルは多産型?でビオンが始まってからこの1年の間に3回も出産している。今回はホトホト疲れ果てたのかもしれない。トモちゃんに買ってもらった小屋の中で子猫たちと一緒に眠っている。
それにしても出産ラッシュだ。古民家にいる草(そう)ちゃんもこの前、避妊手術に連れていこうとトモちゃんに予約を入れてもらったのに、直前になってお腹が大きくなっているのがわかった。あれれ〜いつの間に!?その2年前にやってきたミー介は手術が間に合ったので、未だにずっとお嬢様だけど、草ちゃんは間に合わなかったようだ。
相変わらずやんちゃだけど、お腹は日々膨らんでいく。近いうちに古民家でも子猫がミャーミャー泣き出すだろう。でもそんなにいっぱいネコばかり生まれてどうしよう!?可愛いには違いないけれど、そう何匹も飼えるわけじゃないから、里親探さなくては・・・。
マイケルの写真は朝、iPhoneからアップしたけど、こちらは家の椅子でまどろむ臨月の?草ちゃん。マイケルも草ちゃんも、古株のミー介も全員、捨て猫(野良猫)だけどなぜか全部ミケ!
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April 07, 2013

LOVE FARM のお弁当作り

昨日の風はすごかった〜。ごうごうと鳴って古民家が軋む?ので怖かった。一晩明けて大風は去ったようだが、一日中、風が強かった。今日は店の営業が始まる前にLOVE FARMの野菜を使ってお弁当を作った。お約束の時間が10時半で、定食の支度と重なってしまうため早めに起きてお弁当作りを開始。
ごぼう、長ネギ、キャベツ、人参、里芋、じゃがいも、赤ほうれん草、小松菜と玄米を持ってきていただいたので、それらの材料をお弁当の中に入れられるようメニューを考えた。
その他に卵を使ってほしいというご希望があったので、最初は卵焼きを作ってお弁当に入れようと思っていた。でも材料をたくさん提供していただいたので、お弁当+αで何かを作ろうと考えた。NPOの交流会をやるということだったので、お弁当以外にも食べられるものがあったらいいかなとクッキーとキッシュを作ることにした。
でもただのクッキーとキッシュじゃ面白くないので、そこにもLOVE FARMの野菜を入れることにした。クッキーはごぼうクッキー。ごぼうの土臭さを消すためにレーズンも入れたのだが、そのせいかごぼうの味があまりしなくてちょっと残念。キッシュは人参と長ネギのキッシュ。卵をたくさん使ったので、ちょっと卵焼きっぽい感じのキッシュになった。
人参と長ネギなんて普通だったら絶対にキッシュの材料にしない。でもせっかくある素材を何かに生かしたかったので、人参は蒸し煮し、長ネギはオリーブオイルで気長に炒めてブラックペッパーと酒粕を加えて匂いを消した。
お弁当を詰め終え、キッシュを一口大に切ってアルミ皿に盛りつけていたところで時間切れ。多めに炊いたご飯でおむすびも作って持っていってもらおうと思っていたけれど、そこまで手が回らなかった。でも用意していただいた材料を生かすことを考えながらのお弁当作りはなんだかとっても楽しかった。
お弁当をお渡しした後は厨房を片付け、定食の支度の続き。なんとか開店時間ちょっと過ぎには全部が仕上がった。かなり早くから仕事をしていたので、1時頃にはもう一日働いたような気分?になってしまった。
店を閉めてからはビオンへ。柿ぴーの作陶展の最終日だったので片付けを手伝って見送り。今日もわらちゃんとカンタロウが来ていたので、バタバタと慌ただしく別れを惜しむ暇もなかった。久しぶりに会ったのに柿ぴーと話すよりわらちゃんと話している方が多かったかも?!
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April 06, 2013

LOVE FARM の元気な野菜たち

爆弾低気圧が接近している。なんだかずいぶん不安をあおる?物騒な名前だ。台風と呼ぶ方がまだ安心できる。今日から荒れ模様の天気予報だったが、朝はまだ雨も降っていなかったし、それほど風も強くなかった。
でもこういう時はお出かけも控えるので、お店は暇なんじゃないかなと思っていたが、意外や意外、日中はたくさんの方に来ていただき、とても忙しかった。
2時過ぎにミゾグチ君がLOVE FARMの有機野菜とお米を届けてくれた。若手の農家さんたちが新しく設立したNPOだ。生産者、生活者、販売者が対等な立場で活動し、食の選択(有機農業)から社会を変えていこうと呼びかけている。
明日、交流会があるので、お弁当のご注文をいただいた。あいにくのお天気なので明日の交通機関が心配だけど、とりあえず雨天(悪天?)でも決行するそうだ。
お弁当にはLOVE FARMの野菜と玄米を使ってほしいとご希望があった。コンテナの中には美味しそうな赤ほうれん草やぱりっとしたキャベツ、太いごぼうなどがたくさん入っていた。
さて、何を作ろうかな?とあれこれ考えながら店が終わってから野菜を洗って、お弁当に備えて下ごしらえを始めた。
その生産グループの野菜を食べている消費者の方達にお弁当を食べていただくのであれば、野菜の味を生かし、その美味しさをきちんと橋渡しできるようにお作りしなくてはと思う。いくら野菜が美味しくても、料理の方法によっては野菜の味をダメにしてしまうこともあるからだ。
でも同じ料理を作るにしても、食べてくれる人の顔が見えるといつもよりもがんばれる。家庭のお母さんのご飯が一番美味しいのは我が子に美味しいご飯を食べさせたいと愛情をこめて料理するからだろう。
ある飲食店の経営者が「うちの店の一番のライバルは家庭のお母さん」と言っていた。心をこめて子供たちにご飯を作るお母さんの味に匹敵するくらいのお食事をお出ししたいということなのだろう。
ふり返ってみると、私は仕事にばかり夢中になって、自分の子供たちのご飯はいつも後回し。お母さんの味なんてほとんど伝えきれなかったなあ・・・と反省。
そんな自分への贖罪の意味もこめて、仕事の時は我が子を愛するお母さんの気持ちになってご飯を作り続けたいなあと思う。

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April 05, 2013

アンニャ・ライトの交流会&ミニコンサート

今日、店が終わる頃、大橋住職が来た。満月瞑想会の打ち合わせをするつもりだったのだが、久しぶりに会ったのでまたいろいろ話し込んでしまった。
話しながら、突然、思いたって?来週の火曜日に古民家でナマケモノ倶楽部の共同代表であり環境活動家・シンガーソングライターであるアンニャ・ライトの交流会&ミニコンサートをやることになった。
アンニャはオーストラリアにセルフビルドで家を建て、国内外からのボランティアを受け入れながら、馬とともに、自給自足の「SLOHAS」な暮らしに取り組んでいるそうだ。
来週、アンニャがトークライブツアーのためお子さんと一緒に来日する。それに合わせてナマケモノ倶楽部の事務局から風楽でコンサートをしませんか?とお声をかけていただいた。でも平日の日中はとても人が集められないと思い、今回は見送らせていただくことにした。
その後、コンサートはやらないにしても、せっかく近くまで来ているのだから、空港に到着してからランチを食べがてら、事務局の方がアンニャと一緒に古民家に来て下さることになった。
そんな話を大橋住職にしていたら、「えっアンニャがここに来るの?俺、ずっと会いたいと思ってたんだよ」と言う。
それで話してうちに、せっかくなら来られる人だけでもいいから集まって、アンニャを囲んで、歌ってもらったり、セッションできたら面白いね・・・ということになり、その場でこちらの意向をナマケモノ倶楽部の事務局の方にお電話で問い合わせた。
日本に到着したばかりで空港から古民家に直行するので、改まった形のコンサートは(予定していなかったので)無理かもしれないけれど、何人かが集まってアンニャを囲んでラフな形の交流会を兼ねたコンサートだったら・・・と言っていただいた。
とは言っても来週の火曜日まではあと数日。チラシを作る時間もないのでとりあえずブログとFBで告知し、知り合いなどにも声をかけ、集まれる人だけでいいから少人数で小さな集いをしようということになった。

・・・というわけで突然ですが、古民家で4日後の4月9日火曜日1時からアンニャ・ライトの交流会&ミニコンサートを行うことが今日、決まりました。
参加費は特に決めていませんので、お気持ちをその場で帽子の中に入れて下さい。
大橋住職はジャンベ&ギターでアンニャのバック?を務めます。セッションもあるかも??
いらっしゃれる方、お電話かメールでお知らせくださいね!
皆さんと一緒に楽しい集まりにしていけたらと思っています。

こういうブログの展開になるとは思ってもいなかったので、今日のブログ用にと写しておいた写真は、昨日、酵素作りの時に参加した方からいただいた夏みかんを入れて作った切干大根のサラダ。ずっと前に買った柿ピーのお皿の上に乗せて撮影。久しぶりに気持ちよく写真が撮れた。
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April 04, 2013

春の野草酵素作り

何とも忙しい一日だった。昨日から柿ぴーの一家が泊まりに来ていたので、朝、一緒にご飯を食べた後は柿ぴーだけビオンに器の搬入へ。片付けと洗濯をしながら10時からは初めて作る人たちと一緒に春の酵素を作ることになっていたので、樽や包丁などを準備をした。
昨日は暴風雨?のようなすごいお天気だったが、今日はスッキリと晴れて外は暑いくらい。半袖のTシャツに着替え、麦わら帽子と足下が悪いので長靴で出かけることにした。
みんなが集まってから車2台に分乗し、車で10分ほど走った所にある田んぼの畦と空き地になっている場所に移動。わらちゃんやカンタロウも一緒に行くことにした。初めての人にとって草をバッサバさと手でちぎりながら摘んでいくのはかなり大変なようで、中々ごみ袋いっぱいの草が集められず、思っていた以上に時間がかかってしまった。
だいたいの様子を見ながら切り上げることにして、途中、めぼしい所を見つけてはまた摘んだりしながら帰宅。井戸水で草を洗いながら計量。何しろ人数がいるので、洗うのにも時間がかかった。皆野草酵素を仕込むのは初めての人たちなので、簡単に説明しながら作った。
1時頃ようやく全員が仕上がり、土間でお茶を飲みながらその他の注意事項を説明して1時半頃解散。その後、大急ぎでお昼を作ってわらちゃんたちと食べビオンへ。
初日の作陶展がどうだったのかとても気になったが、お客様がたくさん来て下さったようで、予想を上回る売り上げ?に柿ぴーも驚いていた。大分からわざわざ千葉まで来てくれたのに、売れなかったらどうしようと心配していたが、これでちょっと一安心。ビオンのカフェの方も忙しかったようだ。昨日はあの天候でほとんどお客様がいらっしゃらなかったので、こちらの方もちょっと一安心。
その後、明日用の食材を買い物しながら古民家に戻ったら、ドーッと疲れた。でもバタバタしながらでも春の酵素を仕込めてよかった。明日から毎日手を入れて自分の常在菌たっぷりの美味しい酵素ができますように!

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April 03, 2013

柿ぴー家族で宿泊

大分から柿ぴーが車でやってきた。東京のギャラリーでの作陶展が終わったので明日からビオンでも作陶展。それに合わせて今日は家族で古民家にお泊りすることになった。長女のわらちゃんは5歳、下のかんたろうは1歳3ヶ月のやんちゃ盛り。食事の時間もちっともじっとしていない。
茶の間に夕飯を並べたら、カブのお新香が気に入ってそればかり食べていた。お味噌汁も煮物もみんなスプーンを突っ込むので中々落ち着いて食べられない。本当は食べる前にみんなそろって写真を撮ろうと思ったけれど、バタバタしていてうっかり忘れてしまった。
こういう食事風景は久しぶり。懐かしいなあ。下に置いてあるものをだんだん高い所に移動させ、自分のお味噌汁もお茶もおさえておかないと危険?!食事が終わったら、すぐに食器を片付けた。
男の子だけあって動きが活発!この間まで赤ちゃんだと思っていたわらちゃんがすっかりお姉ちゃんになっていてびっくり。子供の成長って早いなあ。
明日は柿ぴーだけ先にビオンに行って作品の展示。わらちゃんとママたちは家で過ごし、夕方、ビオンに行く。
垣野勝司作陶展 ヤワタホームの社屋の入り口で明日から7日日曜日まで展示しています。4日と7日は柿ぴーが終日滞在。お買得器も用意しています。2000円以上お買い上げの方にはビオンでのドリンクチケットをプレゼントします。よろしかったらぜひお出かけください。


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April 01, 2013

帰ってきた一眼レフ

修理に出していた一眼レフのカメラSONYα200が帰ってきた。夜行バスの網棚から落として調子が悪くなってからというもの、だましだまし使っていた。ファインダーから覗いて写した写真と実際に写っている写真がズレているのだ。しかも時々、シャッタースピードが勝手に狂ってしまう。
そのうち、いよいよスィッチも入らなくなり、修理の見積もりをお願いしたらかなりの金額になった。新しいカメラが買えてしまうほどの値段だったので、修理をしないまま返送してもらった。
でも私にとっては使い慣れたカメラで随分いろいろな所に連れて行った。カメラを持って行くのと行かないのとではかなり手荷物の量が違う。それでも気がつくといつも荷物の中にはカメラがあった。
料理の写真も、花の写真も、ネコの写真も・・・いっぱい写した。メカに弱い私でも使いこなす?ことができ、いっぱしのカメラマン気分?にさせてくれた。
新しいカメラを探しに行ったこともあるのだが、どうしても買う気にはなれなかった。ブログには写真が必要なので、しばらくiPhoneのカメラ機能を使っていたけれど、一番レフを慣れていた私にとってiPhoneのカメラは手軽なのだが、細かい調整ができずどうにも使いづらく、もの足りなかった。
ある時、親しくしている友達が、ブログに載せているiPhoneの写真を見て、せっかく(いいカメラを持っているのだから)修理して使った方がいいんじゃない?と言ってくれた。それで手元に戻ってきたカメラを再び修理に出しすことにした。修理の見積もりに出したカメラを、一度戻して、再びお願いしたものだから、修理が終わるまでえらく時間がかかってしまった。
そしてようやく元気になって戻ってきてくれた。久しぶりに構えてみる。どっしりと重いけれど、ファイダーを覗いた時、何とも懐かしい手応えがあった。
ビオンから家に帰り、カメラを手にした時はもう夜だったので、私の好きな自然光の中での写真は撮れなかったけれど、何でもいいから写したくて、夕飯に並べたきんぴらを撮った。なんの変哲もない普通のきんぴらだ。
ただテーブルの上に置きオートで写しただけだけど、やっぱり仕上がりがキレイ。光が入り、背景に緑があって絞り込めたらもっと美しい写真が撮れる。ほんの数枚だけだったけれど、久しぶりに写す快感?を味わえた。
桜はほとんど散りかけているけれど、これからの季節、大好きな花の写真がたっぷり撮れそうだ。やっぱり修理してよかった。今は何でも安く売っているから、壊れたらわざわざ直して使うよりも買った方が早いし安い。でもやっぱり大切なものは修理しながらでも長く使いたい。使えるのものであれば古いからといって価値がさがるわけではない。
どれだけ自分に馴染んでいるか、愛着があるか・・・そして一緒に過ごした思い出があるか・・・それが私にとっては何より価値のあること。自分が楽しく過ごしてきた時間はお金では決して変えない。
戻ってきたカメラに触りながら、私は新しいカメラを買った時と同じくらい嬉しい気持ちになっていた。

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