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May 09, 2013

新緑の奈良へ

GW明けのお休みを利用して奈良に行ってきた。一年で一番美しい春の奈良。最初は興福寺で特別公開されている南円堂北円堂にある国宝坐像を見た。毎年一年に一日しか扉を開かれることのない南円堂。その創建1200年を記念して、今回は北円堂と合わせておよそ2ヶ月にわたって公開されることになった。
南円堂には運慶の父である康慶が掘った国宝不空羂索観音菩薩坐像(ふくうけんさくかんのんぼさつざぞう)が安置。威厳の堂々としたお顔の菩薩像だった。北円堂には運慶作の国宝弥勒如来坐像が安置。56億年後に弥勒菩薩が成仏した姿だと言う。
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次の日は長谷寺へ。花寺と言われるだけあって、境内にはお花がたくさん植えられており、ちょうど牡丹が満開だった。
2年前、十一面観音像のご開帳に合わせて参拝したが、今回、偶然にもまた十一面観音像のご開帳と重なったので、再び足下にひれ伏し、再会させていただくことができた
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高さが10m以上あり木造の十一面観音としては国内最大の大きさだ。足下からお顔を崇めると、背の高い観音像の姿は圧巻。その大御足に触れると病が治ると言われている。正面から御参拝するだけではわからないけれど、とにかく大きい。同時に神仏の前ではいかに自分の存在が小さいのかと気づかされる。
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その後は赤目四十八滝に足を伸ばし、新緑の渓谷を歩き、マイナスイオンをたっぷりと浴びてきた。かつて役行者が滝で修行している時に目の赤い牛に乗って不動明王が現れたことから赤目四十八滝と命名されたそうだ。
渓谷の遊歩道を歩きながら大小さまざまな表情をした滝に出会うことができる。モミジの若い黄緑色の葉が鮮やかで美しかった。葉の隙間から光がもれてキラキラと輝いていた。歩きながら清々しくさわやかな森の空気をたっぷりと吸ってきた。

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最後の日は春日大社へ。この頃、奈良に来る度に必ずご参拝している。こちらもちょうど藤の花が満開。藤原氏の氏神でもある春日大社の社紋は下り藤。境内には昔から藤がたくさん植えられていたそうだ。特にその中でも樹齢800年の「砂ずりの藤」は花が長く垂れ下がり地面につくほどと言われている。
さすがにそこまで垂れてはいなかったが、朱色を基調としたお社の中で薄紫の藤の花がとても映えていた。
奈良が大好きでもう何度も何度も奈良に来ているけれど、春の花と新緑がこれほど美しい時期に訪れたことは初めてだ。
見るもの見るもの全てが美しく、何度ため息をついたことだろう。お寺や神社が春という季節と共に輝きを増している。自然と一体となり、その中で調和した風景になるよう昔の人たちは建てる時から計算していたのだろう。だから千年以上の時を経てもその姿はしっとりと山や花と溶け込んでいる。本当に美しい場所だなあと思う。
たくさんの自然と文化と神仏に触れ、とても素敵な時間を過ごしてくることができた。やっぱり古都はいいなあ。

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Comments

奈良は、日本人の心の故郷であるように思います。自然とほとけの慈愛を感じさせてくれます。

Posted by:  押尾虎夫 | June 15, 2013 at 03:40 AM

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