« じゃがいも堀り | Main | 慰労会のランチ »

June 28, 2013

ニコチン・ビー上映会

今日の夕方から古民家で「ニコチン・ビー」の上映会を行った。主催はgreen birds cafe。今まで上映してきた「ミツバチからのメッセージ「赤とんぼがいない秋」では、日本国内でミツバチが大量にいなくなった原因をネオニコチノイド系の農薬にあるのではないかと、あらゆる角度から検証している。
そして2006年以降、それは日本国内だけではなく世界的な現象になっている。今回、上映された「ニコチン・ビー」は欧米での現状をレポートした作品。ミツバチの大量死を消去法で探り、その原因をネオニコチノイド系農薬ではないかと、実際に被害にあった養蜂家が告発している。
「ミツバチが絶滅したら人類は4年で滅ぶ」というアインシュタインの有名な言葉があるが、まさにミツバチがいなくなった後、いなくなるのはどの生物なのだろうか?
今回はゲストに「ミツバチを救え!DVD制作委員会」の御園孝さんと東京都神経科学総合研究所の黒田洋一郎先生、環境ホルモン対策国民会議の理事をされている水野玲子さんをお招きし、上映前にネオニコチノイド系農薬が神経系統に及ぼす危険性についてお話していただいた。
こうした草の根啓蒙活動の結果、市民団体や生協などでも危険性が理解され、各地で本当に安心して食べられるものを作り、買い支えて行けるよう「ミツバチが元気で生きていける米作り」の動きが広まっているそうだ。
実際に茨城県では「ミツバチ認証」、佐渡では「トキ認証」などの認証を市民レベルで設置し、消費者に安心して食べられる農産物を提供できる仕組みを作り始めているそうだ。
また今年、国会でネオニコチノイド使用に関する質問などが初めて取り上げられ、ようやくその危険性が認知され始めた。
今回、交流会もあったので、おかげさま農場の野菜を使ったグリル野菜や玄米の梅シソご飯、キュウリの中華漬、サラダなどを用意させていただいた。
映画からの告発は共通認識を持つ材料としてとてもわかりやすいので、これからも古民家で食や農の分野で問題提起されている作品を上映していきたいと思う。
Dsc00694

Dsc00699

|

« じゃがいも堀り | Main | 慰労会のランチ »

Comments

The comments to this entry are closed.

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference ニコチン・ビー上映会:

» エアマックス 95 [エアマックス 95]
ニコチン・ビー上映会: 風のたより [Read More]

Tracked on July 23, 2013 01:56 PM

« じゃがいも堀り | Main | 慰労会のランチ »