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July 25, 2013

地球暦ワークショップ

昨日の夕方、寺田本家の美化蔵で地球暦のワークショップが行われたので参加してきた。講師は地球暦を考案した杉山開知さん。昨年、初めて地球暦の存在を知った。店でも数部を配布したり、図書スペースにも貼ったりしていたが今ひとつ、わからないことが多かった。
開知さんは暦の原型は円盤形の分度器であることに気づき、2007年より地球暦を作成し始めたという。
地球暦は太陽系時空間の1兆分の1の地図(暦)だ。中心には太陽がある。太陽と地球と月の3つの球の位置関係が地球暦の基本だが、さらに太陽系には水星、金星、地球、火星、木星、土星、海王星などの惑星たちが一定の速度でめぐっている。たとえば木星は12年で太陽系を一回りする。それは十二支や十二星座の動きと同じである。
太陽系の視点から見ると一年は円で丸い。
今日の日付というものを直線ではなく、太陽系の配置図で見ると、地球や土星、水星などの惑星と共に、今、ここに生きている私たちの存在位置と方向がわかる。連綿と続く宇宙の営みの中で時を重ねていく。同時に時を超えて星々と巡り合っていく。私たちの命の営みは星のめぐりと同じなのだ。
時間や日付いうのを平面でとらえるのではなく、宇宙の時空間の中でとらえることによって私たちの命が宇宙とつながっているということを意識することができる。
実際、4つのテーブルに別れて、テーブルごとに地球暦を広げて小さなピンで現在の私たちの位置(その日の日付)、その他の惑星の位置などをプロットすることにより、より具体的な宇宙の中で「今日」という日の存在位置がわかった。地球暦上からその時期の「季節」がわかるなんて素敵なことだ。
さらに開知さんのお話は地球暦の説明だけに留まらず、時ってなんだろう?季節ってなんだろう?生命ってなんだろう?という根源的なテーマに広がっていきとても面白かった。
大きく季節を区切る夏至と冬至、秋分と春分、そして四季の間にある土用。二十四節気。大きなスパンでみていくと季節の移ろいに無限な連続性があることがわかり、一つ一つ暮らしにつながっているということに気づかされていく。
「年」(nen)という言葉の語源は「稲」(ine)だったそうだ。稲穂を狩り取る人の姿=主食である米を育てること、生きることそのものを表す言葉だったという。
一つ一つの言葉や数字も実は深い所で宇宙とつながっているんだなと思った。とても面白いワークショップだった。たくさんの知り合いが来ており、終わってからは何人かでトージバに場所を移し、深夜まで楽しく過ごさせていただいた。
開知さんから地球暦を数部、お預かりしてきましたので、ご希望の方はどうぞお持ち下さい。

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