可愛いけれど厄介な葛
お盆の後、ずっとほったらかしにしておいたらジャングルのようになってしまった畑とお庭。今日の休みは草刈りDAY。
7時に朝ヨガに行き、戻ってコーヒーを飲んだら、すぐに着替えて刈り払い機でまずは庭全体の草を刈った。ところが突然にわか雨が降ってきた。暑いので、雨に濡れながら草刈りをしていたのだが、あまりにもビッショリになってしまったので途中で中断。
シャワーを浴びて小休止。その後、再び晴れて気温が上がって来たので、日中はあきらめてゴロゴロと本を読んだ。3時頃、風も出て少し涼しくなってきたので、再び着替えて庭へ。
北側の畑の草取りをカマでやったのだが、隣りの松林を覆っている葛のツルが伸びて畑にまで侵入していた。本当にこの葛はやっかいだ。伸び放題に伸びて、あちこちを侵略していく。すでに隣りの空き地には松の木が植えられているのだが、葛が繁殖し全体を葛のツルと葉で覆われてしまい、松の木どころか葛の木?に変身してしまった。
繁殖力が旺盛なので、切っても切ってもまたそこから根を下ろして生えてしまうし、刈り払い機で刈ると歯に蔓が巻き付いて、毎回、手でその蔓を外さなければならない。しかもサルスベリやサザンカなど庭の木にまで巻きついてしまう。
だいたい荒れ果てた山林や空き地にはどこでもこの葛が蔓延っている。きちんと管理して、マメに切っておかないとあっという間にツルを伸ばして、そこにあるものに巻き付いてしまうのだ。
だけどこのツルの下にある根っこからは貴重な葛粉が採れる。葛粉には薬効がある。とろりとした口当たりは片栗粉などのでんぷんよりも滑らかで上品。しかも血行をよくして体を温めてくれる働きがある優れた自然食材なのだ。私も大好きなので、時々料理にも使うけれど、何しろ本葛粉は高級品なので、大切に保存しながら少しずつ使っている。
本葛粉を鍋で気長に鍋で練って作るゴマ豆腐は私の得意料理の一つだ。あの品のある食べものの原材料がこの野生化してしまった葛の根元にあるなんて、とても結びつかないなあと思いながらツルの片付けに追われた。
とにかく庭にいく筋ものツルが地面を這って伸びて来ているので、一本一本手で引っぱってたぐり寄せ、まとめて根っこをカットし丸めて空き地に捨てていく。葛の始末はとても手がかかって大変だ。
結局、葛の片付けに追われて、古民家の外側の土手の草取りや、その他の場所まで手が回らなかったので、明日もまた引き続き草取りだ。やらなければならない場所が多すぎて、とても片手間では終わらないので、しばらくは草刈りDAYが集中しなければ・・・。
それにしてもこの葛の花、見ているだけならなんと可憐で美しいこと!
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