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December 29, 2013

土間の煤(すす)払い

今日は今年最後の営業日。年末の恒例行事?である土間のすす払いをした。でも大掃除の日を別の日に設けるのではなく、営業時間内の午前中にやってしまおうという強行軍。今日は星庵さんとセンちゃんの3人体制。定食の支度ができるまでセンちゃんには土間の椅子やテーブルを全て外に出してもらった。
そして定食の支度ができたら、私も着替えて土間へ。脚立を2台並べて、梁の上に渡してあるスダレを外し、外用の箒で梁の煤払いと蜘蛛の巣掃除をした。始める前は「え〜ここに本当に上るの?大変じゃない〜?」と恐れおののいた?センちゃん。何とか簡単にハタキをかけるだけで終わらせようとゴネて?いる。それを尻目に私はさっさと脚立に上っていくので、仕方なくセンちゃんも脚立に乗って煤払い。あっという間に土間は上から落ちてきた煤やゴミでいっぱいになってしまった。
その後、雑巾で梁を拭いたが、またそこで「拭いてもキリがないから、拭かなくてもいいんじゃない?」なんて抵抗を?する。とにかく梁には長年の煤がしみ込んでいるので、拭いても拭いても雑巾は真っ黒。確かにやってもやらなくても同じ?かもしれないが、一年に一度のことなので、少しでもキレイにしたいと思い、絞ったボロ切れを拭いたらその場で捨てながらせっせと拭き掃除。
古民家の改修の時、一番最初にやった仕事がこの梁のすす払いだった。手伝ってくれた友達はマスクをしても鼻の穴まで真っ黒になって、集まった煤がバケツに溜まっていくほどだった。あの時は本当に拭いても拭いてもボロ布が今より真っ黒でキリがなかった。だから今日なんて当時に比べたらずっとキレイ?だ。
営業時間中だったので、座敷の上がりかまちの部分だけ片付けて、いらしたお客様は奥座敷にお通しした。「今日はお店やっているんですか?」と言いながら入って来て下さった方もいらした。
でも二人がかりでやった甲斐があって、椅子やテーブルを元に戻した土間は見違えるほど?キレイになった(・・・とは言いがたいかな?)。
センちゃんも文句を言いながらもがんばってくれて、「ああキレイになってよかったねえ〜」と最後は上機嫌。
全部のモノをどかして掃き出し、梁の煤を払い、一つ一つを丁寧に拭いて元に戻したら何となく土間の気配が変わった。やっぱり掃除をすると場所が清められて気の流れが変わるのだろう。
勢いづいて脚立の上り下りに精を出したけれど、終わってからは二人とも「あ〜疲れたねえ〜」と椅子に座り込んでしまった。
店が終わってからは星庵さんが打ってくれた蕎麦を一緒に食べ、できたての干し柿と、私の煮たあんこのお汁粉で慰労会。年内最後の営業日にふさわしく静かで楽しく美味しい締めだった。
2013年、たくさんの方のご来店ありがとうございました。年内の営業は今日で終わらせていただきます。2014年は1月10日(金)からです。
なお10日は枇杷温灸の施療もありますので(9時半・11時・1時半・3時=予約制)ご希望の方はどうぞご予約下さい。
一年間お世話になりました。よいお年をお迎え下さい。ありがとうございました。

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December 28, 2013

カズコさんのケーキ

今年も残す所あと3日。
昨日は役所などの仕事納めの日だったけれど、雨が降る寒い平日だったこともあってお店は悲しいくらい?暇だった。こんな暮れまで営業しないで、もっと早くに年末休みにした方がよかったかなと思っていたけれど、そんな昨日とうってかわって今日は賑やかな週末となった。
ご予約のお客さまがいらっしゃるまで、センちゃんとヨウコさんには床掃除をしてもらったり、縁側の雑巾がけや窓を拭いてもらったりした。
「さすが古民家。よく見るとあちこちすきまだらけだね。これじゃ寒いに決まっているわ〜」と縁側を掃除しながらセンちゃんが驚いていた。
そうこうしているうちにカズコさんが2段重ねのいちごのデコレーションケーキを持って遊びに来てくれた。今年一年風楽で楽しく過ごさせていただきありがとうございました・・・なんて言って下さったのだが、いつも美味しいおかずをたくさん作って持って来てくれたり、庭仕事を手伝ってくれたり、お世話になっているのはこちらの方なのだ。
ちょうど掃除が終わったので、みんなで仕事の前にお茶にしようと言って、4人でケーキを切っていただいた。
今年はクリスマスにケーキを食べなかったので、なんだかクリスマスがまたやってきたみたいだった。しかもセンちゃんもヨウコさんも12月生まれなので、バースデーケーキにもなったね・・・なんて言いながら、「美味しいねえ〜」と賑やかに仕事前のいっぷく。
本当にカズコさんは何でもさっと上手に作れる料理人だ。かつて飲食店をやっていたこともあるそうだが、これだけ美味しいものが作れるなら、今でも充分お店が開けるのに・・・と思う。風楽と風楽の周りの自然が大好きだと言ってよく遊びがてらお手伝いに来てくれる。
今年もまたたくさんの方と楽しい時間を共有できた古民家ライフ。風楽の今年の営業もいよいよ明日が最後だ。美味しいご飯をご用意して皆さんのご来店をお待ちしていま〜す!
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December 27, 2013

個性学講座&自家製酵母パンビュッフェとオーガニックランチ

個性学講座&自家製酵母パンビュッフェとオーガニックランチの会を1月14日に行います!

フレンドベーカリー主宰で個性学カウンセラーである増田知加子さんをお迎えして、生年月日から自分の種(気質や幸せ感)を知り、あなたに合った2014年の過ごし方を探っていきましょう。
こだわりの素材で作った自家製酵母の美味しいパンを増田さんが焼いて来て下さいます。
風楽のオーガニックお惣菜と一緒におしゃべりしながらご一緒しましょう!

☆日時:2014年1月14日(火)10時から2時
☆場所:古民家空間風楽(成田市大室750)
☆参加費:2500円
     フレンドベーカリーの美味しい自家製酵母パンビュッフェ
     +オーガニックランチ付
☆申込: お電話かメールで風楽へ
     0476−36−1960
     earthwind.eiko@nifty.ne.jp

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December 24, 2013

パン教室〜クグログ〜

毎月第三火曜日に行っているパン教室。今月は都合により第四火曜日に変更したら、クリスマスイブと重なった。今までクリスマス用のパンとしてはシュトーレンやパネトーネを作ってきたので、今日はドライフルーツをたっぷり入れたクグログに挑戦。
波打った中央が空いている丸い型で焼くパンで、オーストリアでのクリスマスには欠かせないそうだ。
と言っても厳密に分類するとクグロフは強力粉と酵母を使ってはいるけれど、焼き菓子の仲間。材料を混ぜて合わせるだけなので何ともシンプルな作り方のパン(焼き菓子)なのだ(私も教室の様子を見て、こんなに簡単に作れるものなんだなあと驚いた)。
ランチ用のパンとしては甘いので、チャパティのような生地の薄いパンも焼き、ランチの時はそれにおかずをご自身でロールサンドのようにして食べていただいた。
来月は21日(火曜日)、黒豆の煮汁で生地を混ぜて作る黒豆パンと、同じ黒豆を入れて作る塩味の黒豆パンの2種類を作ります。よろしかったらぜひご参加下さい!参加費はランチとお土産付で3900円です。
今日はクリスマスイブ。素敵な夜をお過ごし下さいね。
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December 22, 2013

助っ人ミポリン

今日は事前のご予約が何件か重なって忙しくなることがあらかじめわかっていた。でも星庵さん以外のスタッフで都合のつく人がいなかった。二人では厳しい状況だったので、誰か助っ人で入れる人がいないかなと思い、瞑想会によく参加してくれているミポリンにお願いすることにした。
突然のお願いにもかかわらず気持ちよく引き受けてくれただけでなく、「勉強になるから」と言ってとてもはりきって来てくれた。
今、ミポリンのダンナさんはお坊さんの修行中。3年後には九州のお寺に入る予定だ。その時が来るまで、自分を成長させたいと、今ミポリンはいろいろなことに前向きに取り組んでいる。料理の勉強もその一つだ。
瞑想会の時もよく美味しいスープを作って来てくれる。ダンナさんが修行で留守の間も、きちんと食事を作って毎日を丁寧に過ごしている。
料理も好きなので、さっそく重ね煮のお味噌汁の具を煮てもらったり、青菜を無水で茹でてもらったりした。勘がとてもいいので、さっとコツを覚えてテキパキと動いてくれた。手があいたらすぐにお皿を洗ったり調理台の上を片付けたりと全く手を休めない。ひょうきんなキャラからは想像できないような?働きぶりで、今日は忙しかったけれどミポリンが来てくれたおかげで助かった。
仕事をしながらいろいろな話をした。私は食という仕事を通して様々なことを発見し、少しずつではあるけれど成長させていただくことができた。食は生きることの基本なので、自分の精神性が試される。料理のできばえはその時の自分の気持ちの反映だ。自分が食材に感謝しながら満ち足りた気持ちで食べものと向き合わないと、そっぽを向かれてしまうのだ。
ミポリンは感性の鋭い人だから、そういう話をしてもよく理解できる。きっと素敵な大黒さん(住職の奥さんのことをお寺ではそう呼んでいる)になるだろうなあ。
人に食べていただくことの喜び。そして作る側の心のありよう・・・そんなことも料理は私たちに教えてくれる。
仕事が終わってから、星庵さんとミポリンと3人でお茶を飲みながら、瞑想会のことや料理のことをあれこれ話した。
家族以外でも一緒にご飯を食べられる人がいてくれることのありがたさ。それを一人になるとしみじみ痛感する。瞑想会の輪がここにも広がっていっている。
そして互いの夢を応援しながら、それぞれ違う場所にいながらも自分のその時にやるべきことを丁寧に続けているミポリンとノリちゃん(ミポリンのダンナさん)夫婦。きっとこの3年間が二人の未来にとってとても大切な時間になり、二人を育てていってくれるのだろう。
前向きで一生懸命なミポリンの姿勢に私もいい刺激をいただきとても楽しく仕事ができた。また何かの時には助っ人をお願いできたらいいな。
今日は冬至。庭で収穫できた大納言を煮て、かぼちゃと一緒に塩味だけの小豆かぼちゃを作り、一口ずつ定食の付け合わせにした。さすが大納言。甘くてコクがあって美味しかった。
欠け始めた月が座敷の中にまで明るい光を届けてくれる。太陽の光が少ない分だけ月灯りが余計明るく感じられる夜だ。
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December 21, 2013

レンコンとひじきの柚子風味サラダ

今年もまた柚子を収穫しては皮をむいて千切りにし冷凍保存している。もちろん果汁は絞ってビンに保存し、種も焼酎に漬け込んで保湿ローションとして使用しているので、柚子は皮、果汁、種と全てを利用し捨てる所がない。
昨日も20個ほど柚子の皮むき。それでも絞れた果汁は全部で50ccちょっとだ。仕込んでいる間中、厨房は柚子のさわやかな香りでいっぱいになっている。柚子は柑橘の中でも最高級の香りで、少量でもかなり香りがあるが、果汁分自体の含有量はとても少ないので貴重だ。古民家に住んでから毎年、冬になると繰り返しているのがこの柚子仕事。柚子の種の焼酎漬けもかなり年季が入ってきた。
今日はその柚子の果汁を使って、ひじきとレンコンのサラダを作った。レンコンは薄くスライスして酢でゆがき、人参、ピーマン、パプリカ、玉ねぎと一緒に柚子の果汁をベースにしたドレッシングで和え、さっと湯通ししたひじきを加える。柚子の皮の千切りも一緒に散らして香りづけ。
色どりもキレイだし、レンコンのシャキシャキ感と柚子の香りがピッタリでとても美味しいサラダになった。
今日は久しぶりにお日様が顔を出してくれた。ただでさえ寒い冬に雨が続くとちょっと寂しくなる。たとえ外が寒くても、明るい陽射しが射し込んでくるだけで温かい気持ちになれそうだ。一年で一番日が短いこの時期、お日様の光は何よりありがたい。明日は冬至。
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December 20, 2013

今年最後の料理教室

今日は今年最後の料理教室。レシピを作ったものの、仕上がりが納得できず朝になってもまだ試作を繰り返していた。今回の新しいメニューは野菜だけで作ったミートローフ風のベジローフ。豆腐で作るテリ−ヌ風の蒸しもの、里芋とトマトのカレーシチューとデザート。
このまま盛りつけを工夫すればそのままクリスマス用のご馳走にもなりそうなメニューだった。
ベジローフは豆腐と長い芋で固めるのだが、肉で作るミートローフに比べて柔らかくなってしまうのが難点。何度も改善しようと試みたのだが、つなぎの粉類を多くすると美味しくなくなるので、仕上げが難しかった。ソースは豆味噌とリンゴジュースと赤ワインを煮詰めたもの。
豆腐のテリーヌは豆腐に山芋やスパイスを入れ蒸して固めたもの。蒸した後、冷やして薄くスライスしマスタードソースをかけたら、本当にテリーヌのようだった。水分を吸収させるため乾燥おからとコクを出すために乾燥湯葉を入れて作った。
里芋はクミンで香り付けをしトマト缶と豆乳でシチューに。スパイシーだけどアツアツシチューで体もぽかぽかになった。
今回からデザートの部分はまーちゃんが担当することになり、マクロビ仕様の豆腐のチョコレートケーキを作ってくれた。まーちゃんはビオンが終わった後、自分でもできることに挑戦していこうと、料理教室などを企画している。これから風楽の料理教室ではスィーツを担当してもらおうと思っている。
そんな料理教室も今回は今年最後。たくさんの方に料理教室にご参加いただきありがとうございました。来年もまた気軽に作れる美味しくって体に優しいお料理を皆さんとご一緒に楽しめたらと思っています。毎回、新しいレシピを考えるのは(レシピなしの思いつきで料理を作る私にとっては)けっこう大変でしたが、いい勉強になりました。
来年も機会がありましたらどうぞご参加下さいね。1月は17日(金)、体を温める根菜中心のメニューをご用意する予定です。一年間ありがとうございました。

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December 17, 2013

満月瞑想会&望年会

12月の満月は澄んだ空気の中でとてもキレイだった。特にまだ上り切る前は淡いオレンジ色のボールみたいで可愛らしかった。今日は今年最後の満月瞑想会。そして終わった後の交流会では一品持ち寄りの望年会を行った。
今日の日中は突然、息子が救急車で運ばれて入院というアクシデントがあったので、楽健法の足踏み会はセンちゃんに任せて参加できなかった。昼から病院の付き添いに行って、もしかしたら瞑想会が始まるまでに戻れないかもしれないと思い、センちゃんに後のことを頼んで家を出た。
でも何とか帰ることができ、ギリギリ始まる前に間に合ったので、帰ってから大急ぎで瞑想会の準備。成人しているとはいえ、子供の入院のことが気になって、気持ちがどこかそわそわとしていた。
だから今日は意識してできるだけ呼吸をゆっくりと深く行うようにした。自分が何かにとらわれている時、自分の気持ちをニュートラルに戻すためは深い呼吸が必要だ。今日はそのことを特に実感した。
ゆったりした呼吸の中、次第に気持ちも落ち着いてきて、息子が入院したこともきっと何かを振り返るための良いきっかけになるのだろうなと思えるようになってきた。
そして忘年会ではなく望年会では今日の瞑想の感想と共に、来年の豊富も皆さんに述べてもらうことにした。いよいよ今年も終わりが近づいてきた。来年もまた元気でよい一年になりますように。最後は一本締めで終わり。
飲んだ4人は今もちびちびと火鉢を囲みながら飲み会を続行中。大橋住職が「早く書いて飲もうよ〜」と呼んでいる。さあもう一飲み!
*1月の瞑想会はお休みする予定でしたが、大橋住職がやります!と宣言してくれたので、予定どおり満月の夜に開催します。ぜひ皆さんご参加下さい。
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December 16, 2013

iphone機種変更

ケータイをスマホに切り換えて2年以上になる。最初はタッチパネルの入力はできないし、機能も全くわからないしで、戸惑ってばかりいたけれど、使い慣れるに従ってなくてはならない必需品に変わっていった。
普通のケータイだった頃は、ほとんどかけない電話と、時々打つメール機能しか使っておらず、ネットも見られなかった。でもiphoneにしてからはネットでの検索はもちろんのこと、パソコンメールも同期して出先から見られるようになったし、画像もフォトストリームでパソコンと共有できるし、Facebookも手軽に覗くことができようになった。
また手帳機能やメモ帳、星座観測、ナビなど便利なアプリも使うようになったので、バックの中からいつのまにか紙の手帳が消えた。そして去年、パソコンをMacに変えてからは、もうiphoneはサブパソコンのような存在になり、不動の地位?を獲得した。
私は電化製品は壊れて動かなくなるまで使い続けるし、テレビも全く見ないので流行に疎く決してあたらしもの好きではない。でも古いiphoneのスピードが落ちてだんだん使いづらくなってきたので新しい機種に変更したいと思うようになった。
ただiphoneの機種変更はデータの移行を自分でやらなければならないとのこと。メカに弱い私にとてもできるわけがない。部門に応じていろいろ設定したIDやパスワードさえ管理もできていないのだ。
それにショップでいろいろなプランや専門用語の説明をされても実際のところよくわからない。これは詳しい人に頼むしかないと思い、息子にお願いすることにした。休みを利用して一緒に機種変更を手伝って?もらうことにしたのだ。
変更したのはiphone5s。ロックの解除が暗証番号ではなく登録した自分の指紋で認識できるようになっていてビックリ。受付の書類も用紙に記入するのではなくiPadで入力。ペーパーレスだ。
購入した後、息子に家まで来てもらって3時間ほどかけてデータを移動し、ようやく普通に使えるようになった。お礼に?夕ご飯を食べに行ったのだが、食事しながらも私はわからない機能について質問し続けるので、いい加減、息子は答えるのに疲れたみたい。でも今回は本当にいてくれて助かった。こういう時だけは?頼りになるかも?!
新しいiPhoneは以前のものと比べてサクサク動く。新しいアプリもいくつか入れてもらった。使いこなせるまでにはまだ時間がかかりそうだけど、これで一仕事終えた?気分だ(実は私は何もやっていないのだが・・・)。
文明の利器をうまく利用しながら、でも依存しすぎないように上手につき合っていけたらと思う。
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December 13, 2013

美しい朝の日光

今朝の冷え込みはこの冬一番の厳しさだったかもしれない。バリバリにおりた霜と冷たい木枯らし。いよいよ冬本番の寒い朝だ。ピーンと張りつめた冷たい空気の中で、ほんのりと空が明らみ、朝陽が射し込んでくるとそれはそれは美しい。
今朝も体を震わせながら、そんな冬の朝陽に出会えた。今日の場所からは周囲の木々が光の間から両手を広げるように枝を伸ばしていた。
こんな光景を目にするたびに宮沢賢治の「注文の多い料理店」序文の中にある大好きな詩を思い出す。 

わたしたちは、氷砂糖をほしいくらいもたないでも、
きれいにすきとおった風をたべ、
桃ももいろのうつくしい朝の日光をのむことができます。
またわたくしは、
はたけや森の中で、
ひどいぼろぼろのきものが、
いちばんすばらしいびろうどや羅紗らしゃや、
宝石いりのきものに、
かわっているのをたびたび見ました。
わたくしは、
そういうきれいなたべものやきものをすきです。

・・・こういう気持ちを忘れたくないなあと思いながら、今日も桃いろの朝の日光をのみながら、朝ヨガに向かう。決まった時間に家を出て空を眺めていると、毎日少しずつ日の出の時間が変化していくのがわかる。日がどんどん短くなっていく。もうじき冬至。
そこまで行けば、あとは日が少しずつのびていくばかり。
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December 10, 2013

安房神社と北条海岸の夕陽

安房神社にお参りしてきた。今年3回目になる。折に触れお参りしている大好きな神社だ。黄色に色づいた銀杏も半分以上葉を落としていたけれど、相変わらず静謐で穏やかな気配はそのままだった。おそらく今年最後のお参りになるだろう。毎回「ありがとうございました」と手を合わせてくるだけなのだが、お参りする度に余計なものが削ぎ落とされ、すーっとした気持ちになって自分の場所に戻って行けるような気がしている。今日は白い鳥居に傾きかけた冬の日が射し込んで神々しく輝いて見えた。
帰りに近くにある北条海岸で夕陽を見た。今日は9時過ぎから雨になり、館山に行くまでは雨が降っていたけれど、お昼にはやみ晴れて温かくなった。それでも雲は厚くとても夕陽などみられないだろうと諦めていたのだが、日が沈む頃になって太陽が雲の間から顔を出してくれた。そしてその周辺が何層にも雲に覆われていたので、オレンジ色の強い太陽の光がその雲の間に広がって、とても美しい夕陽になった。
海岸と反対側の陸の方にまで夕陽の残像が反射して空をピンク色に染めていた。お参りした後にこんなにキレイな夕陽に遭遇できるなんて、なんだか祝福されたような気分で嬉しくなった。

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December 06, 2013

風楽 12月のお知らせ

○枇杷温灸施療体験
12月13日(金)11:00・12:30・14:00・15:30(ご希望の時間をご予約下さい)
枇杷葉エキスの薬効と温熱療法、もぐさ効果の3つが味わえる無憂扇灸の施療を光川綾子さんが行います。
お一人さま着替えなどを含めて90分(施療自体は60分)で4000円。
体を芯から温め血行がよくなります。ぜひ体験してみて下さい!

○楽健法足踏み会
12月17日(火)13:30〜16:30
二人ヨガと呼ばれる足で踏むマッサージ。経絡をほぐして疲労回復に。
指導:楽健法セラピストあまね
参加費:2500円(お茶とケーキ付)

○満月瞑想会
12月17日(火)18:30〜21:30
真言宗の月輪観の手法を取り入れた瞑想を真言宗智山派住職大橋照賢が指導します。
瞑想の後は一品持ち寄りで交流会を兼ねた楽しい望年会を行います。ぜひご参加下さい!
参加費:500円

○玄米菜食料理教室
12月20日(金)15:00〜18:00
クリスマスのお料理特集です。
野菜ローフ・湯葉のソーセージ・里芋とトマトのカレーシチュー・酒粕チョコレートケーキ
参加費:3900円(夕食・お土産付)

○天然酵母のパン教室
12月24日(火)10:00〜13:30
ドライフルーツと木の実たっぷりのクグロフを焼きます。
焼きたてパンと一緒にオーガニックランチをどうぞ。
指導:もりのパンやさん主宰 高田温美
参加費:3900円(ランチ・お土産付)

*年末は12月29日(日)まで・年始は1月10日(金)からの営業になります。


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今朝の美しい朝焼け

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December 05, 2013

天上の舞 飛天の美

本選びの会で都内に出たついでにサントリー美術館で開催されている宇治平等院鳳凰堂の国宝、特別公開を観てきた。平等院鳳凰堂は半世紀ぶりの修理のためしばらく内部拝観ができない。来年4月には修理が終わり拝観が再開されるそうだが、今回の修理の期間中、国宝26点、重要文化財15点が、初めて寺外に持ち出され公開されることになった。
タイトルは「天上の舞 飛天の美」。平等院はこの世に出現した極楽浄土とも言われている。平等院鳳凰堂の堂内にはご本尊である阿弥陀如来が設置され、背後の光背には飛天と呼ばれる仏教における天人が、奥の壁には雲中供養菩薩像が何体も展示されている。
飛天は飛びながら各々持っている楽器を奏でたり、合掌したり、舞ったりしながら雲の上で阿弥陀如来を讃えている。その姿はとても優雅で天衣が風にたなびいている様子や、雲の動きまでが感じられ美しく軽やかだ。広告で今回の特別公開の写真を見て、ぜひ行きたいと思っていた。
この飛天の誕生はインドから始まり、中央アジア、そして日本に渡ってきたという。いにしえの人は空を飛ぶことに憧れ、彼らの思い描く浄土に行けば、人もまた空高く自由に舞うことができると信じていたのだろう。どの菩薩像も幸せに満ちたいいお顔をしていた。
展示も空を舞っているかのごとく、一部の像は高い位置に設置され、見上げるような形になっていた。また「ほとけとの血縁」と呼ばれ、展示してある一体の菩薩像には手で触れることができるようになっていた。見学者は並んで一人一人像に手を触れていった。鳳凰堂が公開されたら、その像もまた堂内に設置されるそうだ。
神社やお寺をご参拝し、そこにある仏像や観音様とゆっくり対面するのが私はとても好きだ。よくあちこちを回ってきたけれど、今日お会いした像たちは、雲にのり、どこか飄々としていて自由に風に吹かれて、とても気持ちよさそうだった。
美術館と隣接している六本木ミッドタウンはクリスマスイルミネーションであふれていたけれど、ひとたび美術館の中に入ると浮き世の喧噪とは無縁。漂う雲のごとく空に遊ぶ天人たちの姿が目に飛び込んでくる。とてもいい表情のほとけさまたちに出会え、私自身もしばし時空で遊んでいたような気がした。

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December 04, 2013

お食い初め

孫の謙心も生後3ヶ月。100日目を過ぎたので、向こうのご両親も交えて夕食会を兼ねたお食い初めを娘の家で行った。平安時代から行われている風習で、早ければ乳歯が生えてくる子もいるこの時期に、赤ちゃんの健やかな成長を願い「一生食べるものに困らないように」という願いをこめて行われる儀式だ。
祝い膳にはお頭付きの鯛や梅干、お赤飯の他、吸う力が強くなるようにとお吸い物や、歯固め用の小石などを並べる。小石は歯茎にあてて丈夫な歯が生えますようにと願うそうだ。
実はこの日の昼間は古民家で行われた曼荼羅アートの日だったので謙心を連れて娘も参加。夜に向けて忙しくなることはわかっていたので、前日からある程度、お料理は準備しておいたけれど、それでも曼荼羅アートが終わってから、お赤飯を炊いたり、鯛を焼いたり、唐揚げを作ったりとやることはたくさんあった。
大きすぎる鯛はグリルに入りきらず、焼くのがかなり大変だった。結局、半身が少々崩れてしまい頭を反対向きに置くしかなかった。
大勢の人に囲まれて興奮したのか、大人たちの忙しさを敏感に感じとったのか、朝からほとんど謙心は寝ていなかった。だからお食い初めの始まる夜には、もうすっかり眠いのに眠れなくてかなり不機嫌。
大人たちは写真を写すため何とか謙心を笑わせようと5人がかりで必死だったので、小石だけは口元に持っていったけれど、他のお食事は食べさせるまねごともしないまま終わってしまった。
料理は当然のごとく?私の担当なので、お煮染めやマリネや唐揚げ、豚汁、ケーキなどをいろいろテーブルに並べみんなでお祝い。「美味しい美味しい」といっぱい食べてもらったのでがんばって作った甲斐があった。
31年前。娘のお食い初めの時も私はお煮染めやお赤飯を作り、あの時は元夫の両親やひいおばあちゃん、私の父も来てくれた。義父やひいおばあちゃん、私の父はもういないけれど、きっとあの時の娘がこうして幸せな母になり、家族そろって子供の成長を祝っている姿をきっと天国から喜んで見てくれているだろう。
特に義父は初孫である娘のことをとても可愛がってくれたので、謙心のことも抱っこしたかっただろうなあと思う。
人は生まれては年をとり、やがては死んでいくけれど、命はこうして連綿と受け継がれていく。玉のようにピカピカで無垢な赤ちゃんを見ていると人は幸せになるために生まれてきたんだなあと思う。全ての子供たちに希望に満ちた未来が待っていますように。
みんなから愛されている幸せな謙心、元気に育っていくんだよ〜!
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December 03, 2013

曼荼羅アートワークショップ

ぽかぽかのお天気の中、古民家で2回目の曼荼羅アート体験のワークショップが行われた。始まる前は友達のヒロコさんを連れてマイちゃんの朝ヨガに参加。その後、家に来て3人でおしゃべりしながら古民家で朝ご飯。
そうこうしているうちに曼荼羅アートに参加する方たちが集まり始めた。今日は制作する前にヨガのマイちゃんに導入の瞑想のリードをお願いした。娘も子連れで参加したので、残念ながら私は子守りに専念。謙心がずっと起きていたので、私は謙心をあやしたり、抱っこしながらランチの用意をしたり、制作風景の写真を撮りに行ったりと大忙し。
それでも作品を制作せずにずっと外から眺めていられたので、全体の様子がよくわかった。前回は自分も一緒に制作していたので、案外、他の人の作品をみていなかったような気がする。どれも皆、その人らしい作品に仕上がっているのが面白い。
昼下がりの静かな古民家。縁側には冬の温かな陽射しが降り注ぎ、庭には狸が散歩し?時折、謙心の笑い声が響き、座敷に寝転んでいるミー介がいたり・・・あかねさんの指導もほんわかとしていて、とにかく優しい光に包まれた穏やかでのんびりした時間が終始、流れていた。
その雰囲気と参加された方一人一人のエネルギーが溶け合って、できあがった作品はどれも優しさに満ちた明るい色のものばかり。考えてみれば、こうして集まった方たちと一緒に作品を作れるのも一期一会。この日、この場限りの時間の中で生まれた作品なんだなと思うと、どれも愛おしくなっていく。
それにしてもこういう時間を過ごすのに古民家は最適だ。そこにいる人の心をときほぐし、誰もみな優しく穏やかな気持ちにさせてくれる不思議な場所だなあと思う。そしてそこに居合わせることができる幸せ。今日は曼荼羅アートを私は制作できなかったけれど、そんな古民家の様子を俯瞰しながら眺めていることができ、皆さんにも喜んでいただけてとても嬉しかった。
とても好評なので、また間をあけて、曼荼羅アートのワークショップを行う予定。興味のある方、次回はぜひご参加下さいね。


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