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January 31, 2014

生パスタの酒粕クリーム

久しぶりにニューオークボのほうれん草入り生パスタを買った。正式名称は生タリアテレ。舌を噛みそうな名前だけど、これがまたとても美味しい。デュラム小麦の中心部分のみを粗挽きしたセモリナ100%。熱を加えずに製造しているのでとても風味がある。
宗吾霊堂の前で店をやっている時はパスタやピザのメニューもやっていたので、ニューオークボとも取引していて厨房の冷蔵庫にはいつも生パスタが入っていた。茹で時間が3分なので、その間にフライパンにオリーブオイルを流してにんにくとアンチョビを炒めておき、とにかく時間勝負。4口のコンロで定食のみそ汁を温め、揚げ物をしながら、カレーやスープを温めたり、パスタまで作っていたのだから、今思うと何とも無謀な?メニューの立て方だった。
今日の夕食は豆乳と寺田本家の酒粕(にぎり酒)と米粉で作ったクリームの中にむき身のムール貝とブロッコリーとアボカドを加え、茹でたてのタリアテレとからめた。わずか10分で作れる簡単で美味しいクリームパスタだ。生タリアテレは特にクリーム系のパスタソースにピッタリ。
今日は一日春のような温かさだった。そのせいかいつもお客様の少ない金曜日の古民家も久しぶりに賑やかだった。ここ数日、日中の寒さがゆんで過ごしやすい。
1月も今日で終わり。同時に今日は旧暦の元旦。終わりと始まりはいつも表裏一体であり本質的には同じものなのだろう。この温かさは旧正月を祝福しているのだろうか。しかも今日は新月なので何か節目のようなものを感じる。
大寒が過ぎ、あと数日で立春。いよいよ暦も新しくなる。今年は好きな禅の言葉を選んで筆で書いたものを日めくりにしているが今日31日の言葉は「春来草自生」(はるきたらば くさおのずからしょうず)。私の好きな禅語の一つだ。
春が来たら自然に草が生えてくるように、人にもそれぞれしかるべき時が来たら道が開けていくという意味だ。どんなに寒くてもいつまでも続く冬はない。寒い北総台地のあちこちでも梅が咲いたという声が聞こえてくるが、古民家の梅の初咲きもはあと少し。まだまだ冷え込む日は続くけれど、梅の開花はそんな冬もあとわずかだよと告げてくれる。春が待ち遠しい。
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January 26, 2014

火鉢のある暮らし

お座敷に座って火鉢にあたっている。昔から古いものが好きで箪笥や文机などを集めてきた。それらは今まで暮らしてきた普通の新建材の家の室内に置いて使っていた。どことなくアンバランスな感じがしないでもなかったが、それでも古いものが新しいものと仲良く並んでいるのを眺めているのが好きだった。でも彼らがいちだんと輝き始めたのは、この古民家に移り住むようになってからだ。
木製の冷蔵庫や古い食器棚などがあまりにもしっくりと古民家に溶け込んでいるので、お客様にも「最初からここにあったものですか?」と聞かれることが多い。もらったり拾ったり、時には骨董市で買ったりした古道具たちが、まるで古巣に帰ってきたかのようにごくごく自然に古民家の中に佇んでいるのだ。
今まで火鉢もいくつか集めてきた。でも密閉性の高い室内で使うには危険も多いので、火入れをすることはなかった。時には傘立てにしたり植木鉢代わりに使ったりして楽しんでいた。
でも最近は違う。友達が灰の入った小ぶりの火鉢と鉄瓶を持ってきてくれたので、実際に炭を起こして暖をとるようになったのだ。パチパチと起きた炭をしっかりと火鉢の中に並べると数時間は持つ。古民家はあまりにも広いので、火鉢だけで部屋全体を温めることはとてもできないが、寒い部屋の中にちょっとだけ温かい場所が生まれる。
燃えている炭の上に手をかざすととても温かい。パチパチと起こした煙たい炭の匂いや嗅いでいると、火鉢でお餅を焼いてくれた祖母のことを思い出す。私は火鉢の前に座り、大好きな祖母が器用に火箸を使って網の上でお餅をひっくり返すのをずっと眺めていた。焼けるとマンガの吹き出しのようにぷわ〜っとお餅が膨らんでいく。それを見る度に私と弟は毎回歓声をあげて喜んだ。うっかり火鉢の縁に触れたらやけどをするほど熱かった。昭和40年代の前半はまだ都会でも火鉢や七厘や豆炭の行火(あんか)が一般の家庭でも使われていたのだ。
いつのまにか使われなくなってしまった火鉢を久しぶりに使うようになって、寒い夜、部屋に火鉢があることのぬくもりのようなものを楽しんでいる。黒い炭に火がつくと赤い網の目状に小さな灯りが広がっていく。赤い炭はとても美しい。隙間風だらけの古民家だから一晩中つけていても中毒になることはなさそうだ。
友達が来ると鉄瓶の中で日本酒をお燗する。食事の後には鉄瓶で沸いたお湯で日本茶をいれる。そこには何とも言えないゆったりとした柔らかい時間があって寒さがほんの一瞬だけ和らいでいく。いいな火鉢のある暮らし。


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January 24, 2014

休日のごちそう食堂 千葉 増補版

幹書房から昨年発売された「休日のごちそう食堂千葉」の増補版がこのほど発売された。2010年に刊行された「休日のカフェめぐり」は一連のカフェガイドブックの火付け役となった一冊。以来、あちこちの出版社からカフェやレストランなどのガイド本が出版されるようになり、カフェの人気は高まるばかり。風楽はカフェと食堂の両方のガイドブックに掲載していただいたが、今でも日曜日になると本を片手に遠方からドライブがてら、お店に来ていただく方が後を絶たない。
特に幹書房のガイドブックは写真が多く装丁もキレイなので、ガイド本の中でも特に人気のあるシリーズだ。「休日のレストラン製作委員会」のメンバーがおすすめの店をリストアップしながらリサーチして作ったと言われているだけに取り上げられている店は素敵な所ばかり。食べ歩きが好きな私のお気に入りの店も、そしてまだ行ったことのない店もかなり紹介されているので嬉しくなってしまう。
初版本は50店舗の掲載だったが、一年後に発行された今回の増補版は66店舗!いっきに16店舗も増えた。相変わらず風楽はしんがり。増補に伴い風楽の内容的なものには変更はないが、古民家全景の写真だけ私が撮影したものに差し替えていただいた。
今日、発売されたばかりの増補版が届いた。相変わらずページをめくるのが楽しくて仕方ない。見ているだけでまたあちこち出かけたくなってしまう。ぜひご覧になってくださいね!

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January 21, 2014

パン教室〜黒豆パン〜

今日はパン教室。お正月に活躍した黒豆をパンにも入れて楽しもうというメニュー。一つは黒豆を塩茹した時の煮汁をパン生地の中に入れて焼いたプレーンな黒豆パン。もう一つは甘く煮た黒豆とホワイトチョコレートを生地に入れて焼いた甘いデザート風の黒豆パン。どちらもほっこりとした美味しいパンだった。
今日は娘が謙心を連れて参加したり、子連れのお母さんがいらしたりしたので、小さな子供たちが全部で3人もいた。赤ちゃんの泣き声や笑い声を聞きながらの教室だったので、とてもにぎやかで楽しげだった。
大事に保存しておいたつる首カボチャ(スープカボチャ)がいよいよこの寒さで柔らかくなってしまったので、今日はカボチャスープも作った。毎回のことだが、作る度に皆さんにから美味しい美味しいと大好評。本当にマイルドでコクがある甘いカボチャスープができあがった。
今日はお天気がとてもよくてポカポカと温かい一日になり過ごしやすかった。
パン教室の後はすぐに楽健法の足踏み会。イベントといろいろな用事が重なって、先週からとにかく休む暇なく忙しかった私の体はかなり疲れていたようで、リンパへの踏み込みに思わず「痛い!」と梅干し顔になって叫んでしまった。センちゃんはさらにそこをグイグイと踏み込んでいったので、脳天の方まで気が通ったようで?スッキリした。
今日は友達のアヤコさんも楽健に参加したので、終わった後、暗くなるまでみんなで話し込んでしまった。
それにしても私の回りにはボディワーカーが多いなあ。大きなくくりでそれらは全て代替医療にあたるものばかりだが、薬や病院に頼らずに体を自然界にあるものや、自分たちの手でサポートし合いながら整えていくことができたらいいなといつも思う。エネルギーの高い食べものをいただき、気持ちよく生き、体をじっくりと観察しながら身近なものでよりよい状態に保つこと。
そんな「健康自律」が私の生涯のテーマの一つだ。今年はそれをより具体的な方法で探っていく年になりそうだ。

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January 17, 2014

料理教室〜お正月で疲れた胃腸に優しい料理〜

今日の料理教室はお正月の後、食べ過ぎた体に優しいお料理をというご希望だったので、玄米と雑穀の梅粥と体の温まる根菜たっぷり生姜のスープ、人参と豆腐のグラタン、そしてマーちゃんスィーツはバナナとココアのパウンドケーキ。
生姜のスープには人参と生姜をたっぷりすりおろし、レンコンや大根、ごぼうなどと一緒にコトコトと煮込み、豆乳と味噌で味を付けた。今日はとにかく今が旬で美味しい人参をたっぷり食べていただこうとおかずには人参がわんさか入っている。何しろ今回の料理教室だけで使った人参は12本!。
ビタミンAやカロチンが多く含まれている人参には風邪の予防、血圧効果、視力回復、乾燥肌予防、貧血、冷え症、便秘、美肌などの効用がたっぷり。今が旬で安くて美味しくて栄養満点の人参を積極的に食べたいと思う。
人参と豆腐のグラタンは豆腐を水切りして、フードプロセッサーにかけてペースト状にして人参、玉ねぎ、しめじなどの上から流し入れ、オーブンで焼いたもの。粉類を使っていないけれど、豆腐に酸を加えて加熱することでトローリとしたグラタン風味に焼き上がった。
今日は料理教室の準備をしながら、明日のイベントに向けての準備もあったので朝から定食の支度の他、ケーキを焼いたり、カレーの仕込みをしたり、明日の下ごしらえをしたりと、お客様は少なかったけれど、一日中大忙しだった。
さて明日は久しぶりに、大勢の方が集まる。イベント「食と農から地域を耕す」。千葉のキーパーソンとなる素敵な生き方を実践されている林良樹さんと高坂勝さんのトークライブ。1部から3部まであります。よろしければぜひ古民家においでくださいね!
詳しくはこちら→http://furafura.cocolog-nifty.com/ibentoannai/
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食と農から地域を耕す〜明日のイベントのお知らせ〜

明日は「食と農から地域を耕す」というタイトルのイベントを風楽で開催します。鴨川地球生活楽校を主宰し、NPO活動と連携しながら「地域に調和という絵を描く」をテーマに有機的な地域活動を展開している鴨川在住のアーティスト林良樹さん。迊嵯市で「SOSA PROJECT」を仕掛け、都市と農村の橋渡しをしつつ「ダウンシフターズ」の著者として、また池袋にあるオーガニックBar「たまにはTSUKIでも眺めましょ」を営みながら「緑の党」の共同代表としても活動されている高坂勝さんのお二人を古民家にお迎えすることになりました。
お二人ともこれからの千葉のキーパーソンであり、とても素敵な暮らし方を実践されています。その特徴は生活と仕事、生き方全てが一直線上にあり、農を暮らしの中に取り入れながら、楽しく自然体で活動されているということでしょうか?
そんな姿勢は若者たちや移住に関心のある方たちに大きな影響を与え、自ずと回りに人が集まり、活動が広がっていくようです。
食と農は人が生きていく上での基本であり欠かせないものです。それを大切にしていくことは暮らしを大切にしていくことと同じと言っても過言ではありません。経済成長だけを重んじるのではなく、人と自然が調和しながら暮らしていくことの豊かさをもう一度、再確認することで諸々の社会問題を解決して行く糸口が見つけられるかもしれません。
そんなことを皆さんと一緒に考えてみませんか?
一部は2時半から4時半。林良樹さんのトーク(参加費:お茶とケーキ付き1000円)
二部は6時から7時半。高坂さんと林さんのトークライブ(参加費・1000円)
三部は7時半から9時半。美味しいオーガニック料理を食べながら皆さんと交流会をします。(参加費:お食事付き1500円)
交流会ではお飲みものや食べものの持ち込み差し入れ大歓迎です!
よろしければぜひご参加下さい。当日も受付もOKですのでご希望の方お電話かメールでどうぞ!
0476−36−1960 古民家空間風楽
*写真は夏に高坂さんをおよびした時の記念写真。なんだかみんなやけに楽しそう!?(中央の中腰が高坂さん)
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January 16, 2014

満月瞑想会

今日は今年最初の満月瞑想会。日中はぽかぽかと温かかったけれど夕方から徐々に冷え込んできて、瞑想会が始まる頃には外水道も凍ってしまった。その分、空気は澄んでいたので空に浮かぶ月は最初のうち、オレンジ色に輝いていてとても美しかった。
今日は参加人数も少なく寒かったので、2部屋だけを使うことにしてストーブ三台と火鉢を出して、みんなでかたまって?瞑想会。座敷に寄せ集まった感じが学生たちの合宿みたいで面白かった。大橋住職はみんなに貼ってもらうようにとホカロンを配ってくれたけれど、それでも寒かった。
今日は全体的に静かな瞑想会だった。最初に大橋住職が慈愛についての話をしたせいか、全体に流れているテーマが「愛」だったような気がする。交流会の時は皆さんが持ち寄ってくださったお菓子や温かい手作りのお汁やきんぴらなどが並び、食卓もにぎやかだった。
一人一人の感想がまたとてもその人らしいもので、聞きながらいろいろなことを考えさせられた。場が成熟していくと、そこで交わされる言葉も交流もより深いものになっていくのだろう。
瞑想という行為を通して一人一人が成長していく姿を発見できるってとても嬉しい。そんな時間を毎月、過ごせるのも大橋住職と参加してくださる方たちのおかげだ。
月の光に照らされながら、ここに集まる人たちが今年もまた元気で幸せな一年をおくれますようにと手を合わせた。
次回2月の瞑想会は久しぶりに週末15日の土曜日です。よろしかったらぜひご参加下さい。

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January 14, 2014

個性学ワークショップ&自家製酵母パンのビュッフェとランチ

今日はとっても楽しみにしていたイベントだった。フレンドベーカリーの増田さんを講師に個性学の講座を行った。個性に優劣はない・個性に善悪はない・個性は皆、異質であり、それぞれに役割がある・・・という大原則の元に、その人の持って生まれた種(気質)を探ろうという一番最初の個性学入門編。
生年月日から「人」「城」「大物」と気質を大別し、それぞれの特徴をプロジェクターの資料を見ながら紹介。あらかじめ参加される方には生年月日を教えていただき、増田さんの方で気質を調べてもらい、それを記入した名札を用意しておいた。どの人にも皆、持って生まれた気質があり、同時に生育過程で新たな意識が育まれていく。できることならその人の気質に合った生き方をする方が楽だし、周囲もその人の気質を知った上でつき合っていくと穏やかな関係が築けそうだ。
偶然にも参加される方はヒーリングや手技など何かしらの活動をしている方が多かったので、増田さんの言葉を通して、自分の人間関係を振り返り、いろいろなことを感じていただいたのではないかなと思う。個人的に私自身は気質を分類することよりも、個性学から学べる一番の根本は「互い(違い)を認め合う」ということなのだなと思った。
また年初ということもあって、10年サイクルで訪れるその年の特徴を全員、調べてもらった。いいと言われる時もあり、悪いと言われる時もある。でもそれは表層的な判断であって、どんな時も全て学びにつながると思えば、起こりくることを必要以上に怖れることはない。
講義の後は増田さんの自家製酵母パンをたっぷりカゴに並べ、風楽のオーガニックランチのプレートと一緒に自由に食べていただいた。増田さんのパンはどれも素材を厳選し、本当に美味しくて安心して食べられるものばかり。
特にシュトーレンは砂糖もバターも使わず、ドライフルーツやココナッツオイル、ヤシの木の花蜜などで作られた逸品。ちょっと感動ものだ。
増田さんがたっぷり焼いて来てくれたので、食べ応えも充分。お腹いっぱいになるまで天然酵母パンを食べられるなんてなんと贅沢なこと!皆さん、美味しい美味しいと感動しながら、和気あいあいと楽しいランチタイムだった。
食事をしながら感想をシェアし、次回の日程も決定。
次回は2月12日(水)10時からです。初めての参加の方もOK。参加費はパンビュッフェと風楽のランチプレート付きで2500円です。今から予定をあけておいて下さいね!お申し込みはメールでどうぞ。

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January 13, 2014

みーすけのお洗濯?

お庭と家の中を自由に行き来しているみーすけ。お腹が空いたら家にご飯を食べに帰ってきて、遊びに行きたくなったらお庭を走り回り、柿の木に上っては爪を研ぐ。お天気のいい日は縁側で日向ぼっこ。座布団を干していると、必ずその上に乗ってゴロゴロ。
夏の間はトカゲや虫を捕まえてきてはむしゃむしゃ・・・。畑仕事をしている時は隣りに来て一緒に土を掘って?くれる。
車の上も大好きで、しょっちゅう天井に上っては高い所に行った気分に浸っている。そして一日中、思いきり遊んだり昼寝をした後は再び家の中へ。夜寝る時は寒いので私の布団に潜り込み腕枕で一緒におやすみなさ〜い。
そんなみーすけとの毎日に、どれだけ和ませてもらっていることか・・・本当に可愛いくて仕方ない相棒だ。
でもずっと家の中にいるわけではないので、だんだん毛が汚くなってくる。猫は体をぬらすのが嫌いなので洗うのは一苦労。面倒なので半年ほど洗っていなかったけれど、さすがにちょっと薄汚れてきたようだ。
夕方、店が終わってから明るいうちにみーすけを洗うことにした。
お風呂場に連れていった瞬間、抱っこしていた私の体にしがみつく。降りようとせず必死に爪を立てて抵抗したけれど、「キレイにしてあげるから、ちょっとガマンしてね」と言いながら降ろしたら覚悟を決めた?ようだ。
シャワーをかけ始めたら、本当はイヤなんだけど、仕方ない、終わるまでガマンするにゃん・・・という感じでおとなしくなった。せっけんシャンプーで体を洗った。
前に洗った時よりもお利口さんになったみたい。話しかけながらシャワーをかけたら安心するみたいで思ったよりスムーズに洗えた。じっとしていてくれたので、一度流してからもう一度シャンプーした。
お風呂場から出たら風邪をひかないようにすぐにタオルでくるんで水気を拭いたが、本人も必死になって全身を舐め回し水滴を取っていった。
すっかり乾いてから抱っこしたら本当に真っ白でキレイになっていた。ほんのりと石けんシャンプーのいい香りがする。よかったねみーすけ。ますます美人さんになったみたい!?
*写真は順番に洗う前→洗った直後→洗って乾いた後
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January 12, 2014

ご予約ラッシュ?!

世の中三連休だ。お天気がよかったので昨日も比較的忙しい一日だった。だけど今日はそれを上回る猛烈な忙しさ。久しぶりに目が回り、極寒の厨房だというのにバタバタと動きすぎて汗をかいてしまった。冬の間、古民家はそれほど混雑しないので、スタッフも一人だけをお願いし、私と二人体制でシフトを組んでいた。それで充分やっていけると思っていたからだ。
ところが昨日の夜から今朝にかけてお電話が重なり、あっという間に15名ほどのご予約が入った。仕込み時間中にも電話がひっきりなしであっという間に満席に。これはもう星庵さんと私と二人ではどうにもならない。大急ぎで誰かに入ってもらおうとメールや電話で助っ人を探したけれど、連休の朝で中々見つけられなかった。
ようやく友達のヨウコさんが急きょ来てくれることになってほっとしたのも束の間。ご予約の数に合わせて、仕込みの量も増やすことにしたので、開店時間になっても定食の支度が終わらず厨房は大忙し。そうこうしているうちにお客様が次々に来て下さって、休む暇なく手を動かし続けた。
この1〜2ヶ月、日曜日でもそれほど忙しくはなかったので、久々の大賑わいとなり嬉しい悲鳴をあげてしまった。
どんなに大変でもやっぱり店を開けている時は暇よりも忙しい方がいいなあ。店を終えてから生姜紅茶を入れ干し柿を食べながら3人でお茶。「すごかったねえ〜」と脱力してしまった。突然、電話したにもかかわらず、着の身着のまま一つ返事で手伝いに来てくれたヨウコさんに本当に感謝だ。
その後、マッサージの勉強を始めた星庵さんが、復習がてらマッサージを体験してほしいというので、茶の間に寝っころがって施術を受ける。一つ一つのポイントに「ここは入っている」「ここは外れてる」と被験者から感想を伝えていくので、完全にリラックスできるという状態ではなかったけれど、今日みたいに動き回った仕事の後で体をほぐしてもらえる時間があるのはありがたかった。
そのまま寝てしまいたくなったけれど、終わったらすっかり真っ暗に。さっさと起き上がり買い物へ。明日は連休最後の一日、しっかりお店を回していかなくちゃ。
写真はそんな私と店をいつも優しく見守ってくれている土間の窓辺にある小さな石仏。店の守り神さまだ。
もう一つの写真は会津喜多方の友人タッコちゃんが毎年送ってくれる無農薬青大豆で作った五目豆。お母さんが入院したので以前のようにたくさん収穫できなくなってしまい、昨年の暮れも押し迫った30日になってからほんの15キロほどが届いた。
今年は無選別のため例年価格の1kg1500円から値引きして1300円で販売中!

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January 08, 2014

謙心の初詣

娘のダンナさんが仕事の研修でしばらく留守になるため、娘が謙心を連れて泊まりに来た。子供が生まれてから古民家に泊まるのは初めてのこと。極寒の古民家。毛布や布団を最大限用意して備えたけれど、新築で快適な住宅に住んでいる娘からしたら隙間風だらけの古民家は「外より寒い」らしい。夜は一つの部屋の中に丸まって謙心とミー介と娘と私で4本の川の字で寝た。赤ちゃんは両手を上に伸ばして寝る習性があるので、布団をかけてもかけても手だけが飛び出して、朝になったら謙心の手がものすごく冷たくなっていたので驚いた。
今日の午前中はちょっと用事があったので3人で出かけ、その後、謙心がお宮参りをした埴生神社に初詣に行った。生後一ヶ月で初めてお参りした埴生神社に4ヶ月ぶりにご参拝。謙心にとっての産土神社だ。いつも神社にお参りする時はお参りできたことのお礼と、自分のなすべきことをやらせていただけますようにと手を合わせるのだが、今回ばかりは謙心の健やかな成長をお願いした。
ランチはプチ・メゾンへ食べに行った。天然酵母のパンが大好きな私と娘はパンにピッタリなサラダやチーズが盛り合わされたパンプレートを注文し、美味しいパンがたっぷり食べられて大満足。謙心もランチの間中、ぐずらずにご機嫌だったのでゆっくり食べることができた。孫がいるとあやしたり、抱っこしているうちにあっという間に時間が過ぎてしまうようだ(こうして年をとっていくのかなぁ・・・?)


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January 05, 2014

百合根のスープ

ああ食べ過ぎだ〜お正月はとにかく飲んだり食べたりの機会が増えるので、それが5日も続くとそろそろお腹がパンパン・・・という方も多いことだろう。いよいよ明日からは本格的な仕事始めの時期となる。古民家は暦通りなので、営業は今週の金曜日からだがビオンの方は昨日から新年をスタート。
疲れた胃には優しい味のスープやお粥がぴったり。昔の人がお正月の後に七草粥をその頃に食べたというのも頷ける。
ヨウコさんから百合根をいただいた。北海道のご実家から送られてきたものだ。お正月以外はあまり使わない素材なので、若い頃はどうやって料理するかも知らなかった。いわゆる白百合の球根には毒があるので食用に使われるのはヤマユリやオニユリに限られているそうだ。
栽培にはとても手間がかかり育てるのに6年もかかると聞いて驚いた。国内で出回っているのはほとんどが北海道産でお正月前が出荷のピーク。収穫してからしばらく寝かせた方がでんぷんが糖分に変わり甘みを増すという。その辺りはでんぷんの多いじゃがいもさつまいもと同じだ。
ヨウコさんにスープにすると美味しいですよと言われたけれど、百合根のスープってどんな味なのか全く想像がつかなかった。根の汚れている部分だけを取り除きザクザクと切って鍋に入れ、フタをして蒸し煮してから牛乳(または豆乳)を加えてミキサーにかけた。
味付けは塩こしょう。たった¥これだけのことなのにとっても甘くてクリーミィなスープができあがった。生まれて初めて食べた百合根のスープはちょっと感動ものだった。甘さの中にもほんのりと苦みがある。漢方薬にも使われているくらいなので薬効があるのだろう。
成分はでんぷんが中心だけど、苦みの正体はアルカロイド。精神安定や安眠効果、更年期障害や自律神経失調症の症状などにも効果があるそうだ。
それはともあれ、こんなに優しい味の温かいスープを飲んでいたら、心も自ずとリラックスしてきそうだ。
ちょっとは控えようと思いつつ、ついついお餅を食べ過ぎてしまい、正直なところ食傷気味。体重計に乗るのが怖い?!

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January 04, 2014

帝釈天と浅草寺

昨日初詣に行った。地元の成田山には行かず、今年は電車に乗って都内まで出かけて行った。宗吾霊堂前に店があった時はお正月も休まずにずっと営業していたので、三が日には出かけたことがなかった。古民家に住んでから8年ぶりにお正月にお休みできるようになった。
今年のお正月はほとんど予定がなく珍しくのんびりしている。電車に乗る時は成田駅に車を止めて行くのだが、驚いたのは駐車場。いつもなら一日500円で止められる所が、お正月中は特別価格になっていて、なんと一時間500円!一日500円からいっきに一時間500円に値上げって凄すぎる。成田山があるから三が日中は駅前には車を止めない方がいいってことかな。
最初に行ったのは柴又の帝釈天題経寺寅さん映画の舞台になった場所だが私は今まで行ったことがなかった。駅前から帝釈天に続く狭い道にはおだんご屋さんやおせんべい屋さんなど昔ながらのお店がぎっしり。甘酒やら日本酒を店頭で販売している店もあった。下町の風情があってどことなく庶民的で懐かしい雰囲気。来ている人たちもどこかのんびりとしていた。遠くからお賽銭を投げるだけかと思ったら靴をぬいで本堂の中に入ってお参りすることができてよかった。
まだ時間があったので、その後は高砂から都営浅草線に乗り換えて浅草寺へ。
駅を降りたら左に寄って下さいという警察官のアナウンスが聞こえて来た。参拝客は大きく左に迂回して行列の最後尾に並ぶとのこと。そうして雷門に向かって並び少しずつ歩いて前に進んで行くのだ。
すぐそこなのに遥か彼方に見える雷門。参拝まで1時間半ですというアナウンスが聞こえてきた。あまりの人にめげそうになったけれど。友達もいたのでせっかくだから並ぶことにした。友達やカップル、家族連れが多く一人で来ている人は本当に少ない。一人だったら私も絶対に並ばないだろうなあ。近くにスカイツリーがよく見える。
考えてみれば当然と言えば当然なのだが、三が日に都内まで初詣に行ったことがなかったので、うっかり人出が多いということを忘れていたのだ。なんだかご参拝というには賑やかすぎて、本堂の正面に行っても落ち着いて手を合わせられないし、後ろから次々に人が来てしまうし、とてもお参りという感じにはならなかった。
いつもあちこちの神社仏閣にお参りしているけれど、お正月のご参拝は全くそれとは別のものなのかもしれない。でもなぜかこの人混みの中にいるとこれが日本人のお正月なんだなという気持ちになって面白かった。
誰もが新しい年を祝い、今年も元気で過ごせるよい一年になりますようにと願う・・・そして自分もその中の一人。
今年は三が日ともよいお天気に恵まれた。こんなお天気のように穏やかでよい年になるといいな。
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January 02, 2014

1月のイベント情報

1月は10日(金)より営業致します。
1月のイベント情報です。
寒い古民家ですが、今月も定番の天然酵母のパン教室、玄米菜食料理教室、楽健法足踏み会、満月瞑想会の他、個性学ワークショップ&自家製酵母パンとランチのビュッフェ、林良樹&高坂勝トークライブ、10日は枇杷温灸施療(予約制)と楽しいことが盛りだくさんです。ぜひお出かけ下さいね!
お申し込みは留守電、メール、FBアカウントをお持ちの方はFBメールでもどうぞ!

☆枇杷葉温灸
モグサのお灸と枇杷の葉のエキス、セラミックの温熱の3つの効果が合わさって体を芯から温めてくれます。
血行をよくし全身疲労の改善や免疫力の向上を助けてくれるとてもよい施療です。
□日時:1月10日(金)9:30/11:00/1:30/3:00 *ご希望のお時間をご予約下さい
□施療:光川綾子(無憂扇枇杷温灸)
□料金:1回1時間4000円(マンツーマンでの施療になります)

☆個性学講座&自家製酵母パンビュッフェとオーガニックランチの会
フレンドベーカリー主宰で個性学カウンセラーである増田知加子さんをお迎えして、生年月日から自分の種(気質や幸せ感)を知り、あなたに合った2014年の過ごし方を探っていきましょう。
こだわりの素材で作った自家製酵母の美味しいパンを増田さんが焼いて来て下さいます。
風楽のオーガニックお惣菜と一緒におしゃべりしながら楽しいランチタイムをご一緒しましょう!
□日時:2014年1月14日(火)10:00~14:00
□参加費:2500円
     フレンドベーカリーの美味しい自家製酵母パンビュッフェ+オーガニックランチ付

☆満月瞑想会
真言宗の月輪観の手法を取り入れた瞑想を行います。
終わった後は玄米おむすびを食べながら交流会を行っています。
初めての方も気軽にご参加下さい。
□日時:1月16日(木)18:30~21:30(お時間がある方は17:30よりどうぞ)
□参加費:500円(玄米おむすび付き)
□指導:真言宗智山派住職 大橋照賢
*交流会時の食べもの飲み物など差し入れ大歓迎です。

☆玄米菜食料理教室
少人数でアットホームなお料理教室です
お正月で食べ過ぎた胃に優しいお料理を作りましょう
雑穀のお粥
生姜と根菜のスープ
豆腐と人参のグラタン
マクロビスィーツ
□日時:1月17日(金)15:00~18:00
□参加費:3900円(夕飯・お土産付き)

☆食と農から地域を耕す~林良樹&高坂勝トークライブ~
鴨川地球生活学校を主宰し、NPO活動と連携しながら「地球に調和という絵を描く」をテーマに有機的な地域活動を展開している林良樹さん。
同じく迊嵯市を中心にNPO活動を立ち上げ、オーガニックBar「たまにはTSUKIでも眺めましょ」を営みながら、「緑の党」の共同代表でもある高坂勝さん。
このお二人の夢の対談を古民家で行うことになりました。
3部制の企画です。
子連れのママさんたちのために日中のプロブラムもご用意しました。
人間にとって欠かせない「食」と命を営む生産活動である「農」、そして地域活動について、人と自然が調和しながら豊かに生きていくために私たちに何ができるかご一緒に考えていきましょう!

□日時:1月18日(土) 14:30~21:30
☆第一部  14時30分から16時30分
      林良樹さんトーク
      参加費:1000円(お茶とケーキ付)
☆第二部  18時から19時30分
      林良樹さん高坂勝さんトークライブ
      参加費:1000円
☆第三部  19時30分から21時30分
      オーガニック料理を食べながら交流会
      参加費・1500円(お食事付き)
*定員に限りがありますのでご希望の方、ご予約下さい。
*当日の古民家の営業は2時までとさせていただきます。
*交流会の時の飲みもの食べものの差し入れ大歓迎です。

☆天然酵母のパン教室
お正月に煮た黒豆と黒豆の煮汁を使った甘いパン、そして塩味の黒豆パンの2種類を作りましょう。
焼きたてパンと一緒にオーガニックランチをどうぞ。
□日時:1月21日(火) 10:00~13:30
□参加費:3900円(講習・ランチ・お土産付き)
□講師:高田温美(もりのパン屋さん主宰)

☆楽健法足踏み会
一人が横たわり、一人が経絡に沿って足で踏んでいく「二人ヨガ」と言われるマッサージです。ご家庭でやれる方法をマスターし、ご家族で体をほぐし合っていけるようになるといいですね。
□日時:1月21日(火)13:30~16:30
□参加費:2500円(お茶とケーキ付き)
□指導:amane(楽健法セラピスト)


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January 01, 2014

謹賀新年

あけましておめでとうございます。いよいよ2014年が始まりました。
今年は穏やかで静かなお正月。初日の出もとても美しく見えたようですね。皆様いかがお過ごしでしょうか?
昨年は大変お世話になりありがとうございました。
2013年もいろいろなことがありました。年明け前後から五十肩が始まり、完治までほぼ1年がかり。特に寒さの厳しい冬だったので、冷えから体調を崩し、15年ぶりに病院に行くことになりました。とてもショックでしたが元気だけが取り柄だと思っていた自分の体に目を向けるきっかけにもなりました。
春から夏にかけては初めて参院選のお手伝いに関わり、暮らしと政治が直結していること、そしてこの国の状況は無責任な国民一人一人が作ってしまった結果だということを深く受けとめ、これからの活動につなげていきたいと思いました。
夏には初孫が生まれ、娘の産後の世話に追われ、ピカピカの新生児からたくさんのエネルギーをもらい、人の命の連なりと輝きに気づかせていただきました。
10月には私の愛するsoul sisterスーザン・オズボーンと再会し古民家にお迎えし、たくさんの愛と浄化のエネルギーをいただきました。スーザンからは愛を持って場を創っていく限り、そこには何の不安や恐れもないということ、だからもっと自分を信じていいのだということを教えていただきました。利他の行為には天からの後押しが必ずあるのですから。
秋には自分の育ってきた実家が取り壊され、いよいよ帰る場所がなくなってしまった寂しさを味わいながらも、自分の中で一つの時代が終わり、一つの区切りが着いたような気がしました。
また昨年の秋はあちこちの紅葉を堪能してきました。自然の造形美の美しさに感動しながら、丁寧に一つのことを見つめながら時を刻んでいくことの大切さと豊かさを改めて感じました。早く効率よく通り過ぎてしまうだけでは見落としてしまうものがあるということをようやく実感できる年代になってきたのかもしれません。
年末には2年前にオープンしたガーデンビオン風楽をトモちゃんに譲渡することを決め、仕事の面でも一つの整理ができました。
2013年もまた一年を通して、あちこちの場所に旅をし、楽しく本を読み、好きな音楽を聴き、美味しいものをたっぷりいただきました。そしてたくさんの方たちにお会いし、ゆっくりお話しながら自分を見つめ、互いの気づきとなるような温かな交流を深めることができました(言葉が足りなくて思いを伝えきれなかった時もあったかもしれませんが・・・)。
いろいろなことがありましたが、いつも仕事は楽しく、有機野菜のエネルギーに触れながら美味しく楽しい食事をたくさんいただくことができました。いい出会いにも恵まれ本当に幸せな一年となりました。
年を重ねる度に、できなくなることが増えていくかもしれませんが、その分、少しずつ人生は味わい深くより充実したものになって行く…そんな気がしています。
そして今年は久しぶりに新月とお正月が重なる記念すべき元旦になりました。新しい年と新月が重なったことを機に新たな祈願をたて、その実現に向けてスタートするにふさわしい一日になりそうです。
今年もまた自分の体を通して少しでも皆さんのお役に立てることをやらせていただけたらと思っています。そしてその中でまた一年、成長できたと思える自分でありたいです。
皆様にとって2014年が希望と幸せに満ちた時間でありますように。
今年もどうぞよろしくお願い致します。

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