成田さくらの里へ
野毛平にあるNPO成田さくらの里の活動拠点に行ってきた。自称「平成花咲か爺」と名のる代表飯田さん始め、会員の方達が荒れた里山を整備し、桜の樹を植え続けている場所だ。ずっと行きたいと思っていたら、代表の飯田さんがさくらまつりのチラシをお店に置いて下さいと訪ねてきて下さった。
古民家を修復している時から庭に桜の樹があったらいいなとずっと思っていた。さくらの里では桜を植樹するだけでなく苗木も育てて販売をしているという。
飯田さんは定期的に整備のために山仕事に通っていらっしゃるので、その時に合わせて見学させていただくことにした。今日はぽかぽかのいいお天気。仕事も忙しかったけれど、定食のオーダーが終わってからヨウコさんに片付けを任せて明るいうちにさくらの里に行ってきた。
51号からちょっと入っただけなのに高台の上からの見晴らしはとてもよく、眼下には田んぼや取香川が広がり、空港周辺のホテルがよく見える。篠竹を伐採し、枝払いをしながら手作業で上り道や小屋を作ったという。飯田さんは樹木や作物の生育にとても詳しい方なので、お話をお聞きするのが面白かった。
私は自然が大好きだけど、樹木を育てるのはあまり得意ではないので、接ぎ木して次々に木を増やしていけるなんて、まるで魔法使いみたいだ。
10年間、植樹を続けた結果、今では河津桜が200本、啓翁桜が100本。毎年訪れる人たちの目を楽しませてくれるようになったという。桜の開花に合わせてさくらまつりも開催。今年は3月13日から22日まで行われるそうだ。
土日のイベントには参加できないけれど、桜が満開になったら、人里離れた里山にお弁当を持って遊びに行こうと思った。
今日はさっそく河津桜、オオシマ桜(山桜)、啓翁桜、陽光と4本の苗木を分けていただいた。まだ私の背よりちょっと高いくらいの大きさなので、花が咲くのはかなり先だが、花の時期が少しずつズレるので、種類の違った桜を植えると長い間、花を楽しめると教えていただいた。それに啓翁桜は枝を切り花用に切っても大丈夫ということだった。室内にも桜が生けられそうだ。
帰ってからさっそくシャベルと鍬で大きな穴を掘り、根が乾かないうちにと桜を植え、竹で添え木をした。勢いでやったものの、篠竹の根が蔓延る固い土に穴を掘るのは重労働。大汗をかいて必死にやったのだが、終わった後、あまりの大変さにしばらく動けなかった。
いつかこの桜が咲いたら、座敷から花を愛でながら食事ができる。桜の木の下ではみーすけたちが遊んでいるのだろうな。椅子とテーブルをおいて満開の桜の下でご飯を食べられたら素敵だ。そんな日が今からとても楽しみ。
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