« May 2014 | Main | July 2014 »

June 25, 2014

アロマヴィーガンスィーツ会へ

最近、あちこちでヴィーガンスィーツビュッフェや教室を開いて大人気の和尚の集まりに参加してきた。いつもイベントの告知を見ては「行きたいなあ」と思いつつ、中々日程が合わなくて、ようやく今日参加できた。
今回の会場となるのは新宿住友ビルの中にあるヤングリヴィングというエッセンシャルオイルの会社のショールーム。和尚というのは通称だが、彼の作るスイーツのコンセプトは安全安心・良質の材料で作る植物性100%。
チャヤクシガーデンをベースにしつつ、独自の発想力と試行錯誤で美味しいスィーツを開発している。
またクリームやタルト台に食用可能なオーガニックのエッセンシャルオイルを隠し味に使っているのも特徴だ。
美味しいハーブティとスィーツを5種類、いただきながら、アロマオイルのお話をお聞きした。通常、アロマオイルは飲用不適と言われているけれど、ヤングリヴィング社のオイルはオーガニック製品で、雑貨扱いではなく、食品(添加物)としての認可を受けており、医療にも使用できるほどハイグレードなものだという。
フルーツポンチの中にもレモンオイルを入れたり、タルト生地にはクローブオイルを入れたり、隠し味は一工夫で数滴のエッセンシャルオイル。ちょっとの香りを添加することで美味しさがぐんと引き立つそうだ。どれも華やかでフルーツたっぷり。とても美味しかった。その時、使っていたオイルがとてもよかったので、いくつか欲しくなって買ってきた。
実は先月、和尚が風楽にランチに来て下さり、7月に風楽でも和尚のスィーツ教室を開催することになった。それで今日は教室の打ち合わせをしながら、和尚の作ったスィーツも事前に食べてみたかったので参加してきた。風楽ではレシピ付きのクッキングライブのスタイルで、フルーツタルト、ジェラート、米粉のパンケーキ、ショコラを目の前で作りながら、最後にワンプレートに盛り合わせてデザートとして食べていただく予定。もちろんその前に風楽のランチもご用意。
7月17日(木)10時30分から1時まで。参加費は講習、ランチ、デザート盛り合わせ付きで4500円。
7月になったら告知upしますので、よろしかったらぜひご参加下さいね!


Img_2257_2


Img_2263


Securedownload


| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 24, 2014

先週のお料理教室

先週の金曜日の料理教室について。あまりにも盛りだくさんの一日だったため、料理教室のことを書くのをすっかり忘れてしまった。
今回は新じゃがと新玉ねぎがテーマ。
新じゃがは酒粕を入れたトマトソースと、酒粕で作ったチーズをかけたトマトグラタンに。
新玉ねぎは丸ごと(大きいので半分に切ったが)ココナッツミルクのスープにした。トマトとスパイスとココナッツミルクと豆乳で作った濃厚でエスニックな味の美味しいスープだった。
それと今年初収穫のバジルをペーストにしたひよこ豆のサラダ。シンプルにひよこ豆だけを使ってバジルにアーモンドを入れて作ったジェノバソースをからめたもの。
デザートは豆腐とチョコレートのパフェ。琉球ガラスの一輪ざしと一緒に並べたら、とても涼しげに写った。もちろんマクロビスィーツ。豆腐クリームの上にアボカドやナッツで作ったチョコレートクリームをトッピング。グラスが大きかったので、ちょっと量が多くてボリュームたっぷりだったかも。濃厚なので少しでも満足できた。
なお7月の料理教室は18日(金)。夏に向けてのカレー料理です。毎年夏の教室はスパイスで作るカレーと決めていて、その度に違うレシピを考えているので、長く続けてくるとレシピ作りが大変だ。でもその分、いろいろなカレー料理が創作できた。今回もスパイスを使って何種類か違うお料理をご用意しますのでよろしかったらぜひご参加下さい!
Dsc04202


Dsc04200


Dsc04207


| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 22, 2014

CafeSlow 夏至のイベントへ

昨日は夏至。ランチが一段落してから、最後の片付けをセンちゃんに任せ、大急ぎで店を抜け出して国分寺にあるCafe Slowへ行ってきた。スローでエコロジカルで人とのつながりを大切にする情報発信型のオーガニックカフェだ。
映画「地球交響曲」のプロデューサーである龍村ゆかりさんが企画した夏至の夜のイベントに参加してきた。
ネイティブアメリカンの言い伝えでは夏至は太陽が新しく生まれ変わる日と言われている。その日に合わせて、自然素材でできた風のようにまとう服「Little Eagle」の春夏向けの新作をギャラリーで展示。またその服や布地をふんだんに身にまといファッションショーの形を取った夏至のセレモニーが女性たちの手によってプロデュースされていた。
まずはハワイのチャント(永唱)をベースに生命の起源を伝える儀式が行われた。衣装というよりも衣をまとって歩くモデルさんたち。歌と踊りと詩の朗読で構成される幻想的な舞台だった。朗読は歌手の鈴木重子さん。
不思議で力強い女神のエネルギーが会場にあふれていた。
自然素材で作られ、人の身体に寄り添うような美しい曲線にデザインされた「Little Eagle」の服。着る人と共に風に揺れて美しいシルエットを醸し出していた。儀式の最後は鈴木重子さんがアカペラで大好きな「 The Rose」を歌ってくれた。
休憩の後の第二部は、日本の母と言われる奄美大島の歌者朝崎郁恵さんのコンサート。
生で聴くのは初めてだったけれど、奄美の言葉で歌い、歌詞の意味はわからなくても、郁恵さんの歌は人々の悲しみや喜びが心に染み入ってくるなあと思った。どこか悲しげだけど、故郷を愛する人たちの熱い思いが伝わってくるメロディに引き込まれていった。
コンサートの後、「Little Eagle」の服の展示を見ていたら、藍色のワンピースに一目惚れしてしまった。以前、アジア雑貨の買い付けの仕事をしていたので、在庫や展示品など自分のアジア系の服は充分にある。だからもう服は買わないでおこうと思っていたのだが、その服を試着した瞬間、あまりの着心地の良さに思わず買ってしまった。夏のお気に入りの一着になりそうだ。
夏至の夜に行われたセレモニーの中で、女神パワーに融合され、とても素敵なひとときを過ごしてくることができた。

Img_2236


Img_2237


Img_2233


Img_2238


| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 20, 2014

盛りだくさんだった?一日

過ぎてみればあっという間だったけれど、今日が無事に終わるよう、ここ数日アタマの中はそのことでいっぱいだった。まず一年に一度の保健所の店舗検査。この時ばかりは厨房の中を掃除しまくって落ち度のないよう念入りに準備。それだけでも数日を要するというのに、今日は3時から料理教室もあった。でもそれも毎月のことだからまだ何とかできる。
それより何より一番、気を使ったのは本日のお客様だ。観光バスで風楽にいらっしゃる46名の方のお食事をご用意させていただくことになった。世界の有機農業に関心のある要人が来日し、山武の有機農業推進特区の視察の後、風楽にお食事にいらっしゃるという。
5月に問い合わせをいただき、6月に正式に決定したので、店舗検査と料理教室の日程がすで決まっている所に、そんなお話が飛び込んできたのだ。6月に入ってからはツアー会社の方と毎日のように電話で打ち合わせをし、メニューを決めたり、アレルギーなどで食べられない食材の確認をしたり、ヴィーガン対応にするか、時間や人数、ご要望などをお聞きしてきた。
外国の方にお食事をしていただくこと自体は全く問題ないのだが、ツアーなのでお食事の後は次の視察先へ移動する。つまり限られた時間内で大勢の方のお食事を一度にお出しお見送りするとなると、かなり念入りに対応させていただかなければならない。
とにかく盛りだくさんの一日なので、忙しくても焦らず、気持ちを整えて仕事をしようと心に決めた。
お食事の方は人数が多かったので、テーブルや文机など全てを並べて人数分のお席をご用意し、食器はプライベート用も含めてあらゆるものを総動員。ご来店されたらすぐに食べていただけるようお味噌汁と玄米ご飯以外のものは全てテーブルにセッティングし、メインは冷めても美味しいテンペのマリネにした。スタッフも4人体制でのぞんだ。
布のランチョンマットが足りなかったので、厚手の紙を買ってきて、一枚一枚筆で「ありがとうございます」と書き風楽の落款を押してランチョンマット代わりに敷いた。器はいろいろなものを寄せ集めて並べたのだが、それがかえってよかったようで、お客様が到着される前に並んだお食事や机の上の一輪挿しの花を見て、なんだか全てがとってもキレイで整っているなあと思った。
当日のキャンセルもあって、人数は予定よりちょっと少なくなってしまったけれど、大勢の方がいらしたにも関わらず、全てがスムーズで大きな混乱もなく、和やかに会食していただけたのでほっとした。
皆さんがお帰りになってから、片付けをとりあえず中断しカズコさんとヨウコさんとみぽりんの4人で賄いを食べたが、今日はみんながそれぞれ自分なりにどう動くかを判断してくれたので、とても助かったし、大勢の方がいらしたにも関わらず、滞りなく対応できてよかったね〜なんて言いながらモリモリご飯を食べた。
大急ぎで片付け、気持ちを切り換え私は料理教室の準備。今日は人数が4人だったので、何とか無事に終わった。
こんなにいろんなことが一日に重なる日も珍しい。そのたびにアタマの中でどう動いたらやれるのかとシュミレーションし、その瞬間でできる最良のことを考える。大変だったけれど、気を整えて動くという意味で、とてもいい勉強になった。
何より、ちゃんといい仕事ができた日は気持ちが大満足で嬉しい!

Dsc04190


Dsc04187


Dsc04192


Dsc04196


| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 18, 2014

二人は仲良し

産休中の娘は謙心を連れてよく古民家に遊びにくる。伝い歩きをするようになったので、目が離せない。この時期は言ってもわからないし、好奇心が旺盛で何でも口に入れて確かめようとするので危険がいっぱいだ。
仕事がある時はちょっと大変だが、赤ちゃんが古民家でハイハイしている姿は何ともほほ笑ましい。
謙心はみーすけに興味津々で大好きなんだけど、ぎゅっとつかんで確かめようとするので、みーすけは謙心がやってくるとさりげなく?逃げてしまう。それでもどこか仲間意識があるのか?みーすけの方も謙心の様子を遠くからうかがったりしている。
昨日のパン教室にも子連れで参加していたが、途中で謙心は眠ってしまった。奥座敷の座布団に寝かせていたら、いつのまにか謙心の隣りでみーすけもお昼寝。寝ている間は近づいても安心?だと思ったのだろう。
そのあまりに自然な昼寝姿が可愛くて、パン教室の最中だというのに、カメラを持ってパシャパシャ写しまくってしまった。「みてみて超可愛い〜!」という声が広がって、いつのまにやら教室の皆さんもキッチンから抜け出して、二人の寝姿を見学に。結果、み〜んなを和ませてくれました。
ただ寝ているだけで和ませてくれるなんて、赤ちゃんは天使だ。そしてみーすけは立役者?!。

うってかわって今日は和む暇もなく一日中、草取り。苅払い機で外の土手と庭全面をざーっとかけて、ハーブの植えてある所を手で草取り。最近、忙しくて畑と草取りが追いつかない。じゃがいもは花がほとんど咲かないかった。連作障害だと農家さんから言われてショック!じゃがいもとさつまいもだけは下手な私でも60キロ近く毎年、収穫していたのに!。ずっと同じ場所に植えているから無理だったのかな。
この5年間、毎年のようにたわわに梅を実らせてくれた梅の木も今年は初めて外れ年のようだ。梅ジュース、梅干、梅酵素、梅サワー、梅ジャム・・・たっぷり仕込んでも、まだまだ使い切れず、友達にも分けていたというのに、今年はまだほんの2キロほどしか拾えない。最後まで拾ってもせいぜい5キロほどかな。
長く野のもの(自然)とつき合っていると、いろんな変化があるんだなあ。それにしても篠竹とスギナは全く減っていかないけれど。

Dsc04153
手をつないで仲良く寝てる

Dsc04156
真上から写すとこんな感じ

Dsc04143
動かない謙心に近づくみーすけ

Dsc04161
お昼寝から目覚めたら、もうこんな感じ。みーすけ即移動!

| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 17, 2014

地粉でパン教室

今日のパン教室は地元成田で収穫されたばかりの小麦粉でフォカッチャを作った。地粉は三里塚ワンパックが無農薬で作っている中力粉を全粒粉のまま使用。ワンパックのお手伝いをしているアヤミちゃんがパン教室に参加し、小麦粉を持ってきてくれたことから実現した。
日本の小麦の自給率は14%ととても低い。その中でもパンに使われている小麦粉はわずか1%だと言われている。実際、パンに適した強力粉は北国のごく限られた地域でしか生産できず、関東などでは強力粉に比べてコシが弱い中力粉までしか作れない。日本はやはり粉よりも米の食文化が基本なのだろう。
でも全粒粉には独特の風味がある。しかも同じ地域で収穫された粉でパンを作って食べることができたら、フードマイレージはうんと下がるし、何より無農薬なので安心して食べられる。
高田さんはあえて全粒粉にこだわり、100%全粒粉でも固くならないフォカッチャのレシピを考えてくれた。簡単に作れて美味しいフォカッチャだった。おかげで今日は時間的余裕のあるパン教室だったので、1時半から始まる楽健法の足踏み会にゆとりで参加できた。
今回は小麦で酵母を起こす予定だったが、高田さんの方の準備が間に合わなかったので、急きょ白神こだま酵母で作ることになった。来月は改めて小麦酵母のパンにチャレンジです!
来月のパン教室は7月15日(火)、この地粉から小麦酵母を起こして、ブールを焼きます。
ご希望の方ぜひどうぞ!

Dsc04169


Dsc04176

Dsc04166


| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 14, 2014

トマトとヒエのサラダ

いよいよトマトの季節。スーパーには一年中並んでいるけれど、冬の間はほとんど口にすることがない。でも暑くなってきたらトマトが食べたいと感じる体になっていく。ようやくおかげさま農場でもトマトが出始めた。
昨日、今日は梅雨の中休みで外は真夏日。体のほてりを取ってくれるトマトやナスやじゃがいもなどナス科の野菜をモリモリ食べたくなってきた。
今日はトマトとヒエのサラダ。夏になるとよく作るサラダだ。まだバジルペーストを作っていないので、今日はパセリをたっぷりと加えた。新玉ねぎとパセリと一口大に切ったトマトをドレッシングでからめ、その中に炊いたヒエを入れる。
トマトの赤とヒエの白がとてもキレイだ。食物繊維やマグネシウム、カリウム、鉄分がたっぷり含まれたヒエは積極的に摂りたい雑穀だが、単体で食べると独特の匂いがあってちょっと食べにくい。
なので、レモンやオリーブオイル、ニンニクなどで香りのあるドレッシングを作り、そこに加えてサラダにするととても食べやすくなる。
今日はお店は大忙し。縁側の窓や土間も網戸にしたら、とてもいい風が抜けていった。水を飲む暇もないほど忙しかったのに、さわやかな風のおかげで汗をかくこともなく、一日中、気持ちよく過ごせた。何人のお客さまに「とってもさわやかないい風が吹いていますねえ〜」と言われたことだろう。古民家ならではのぜいたく。

Dsc04139


| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 13, 2014

満月瞑想会

雨続きだったお天気が、今夜の瞑想会のために晴れたんじゃないの?と思うほど、久々にやってきた真夏日の一日。雲のない夜空に瞑想会の途中で大きな月が少しずつ昇ってきた。それをお座敷に座って真正面で見つめながら、ずっと月の光を感じていた。
阿字観のパネルの横には瞑想会に参加されているマルヤマさんが、お部屋を暗くする時に使って下さいと言ってプレゼントしてくれた竹のスタンドを飾った。灯りを付けるとキレイな光が小さく灯る素敵なスタンドだ。
今日の瞑想会のテーマは懺悔(さんげ)。かつて僧侶たちは毎月、満月と新月の夜に布薩(ふさつ)という儀式をしていたそうだ。戒律が書かれている本を読み上げながら、自ら戒律を犯していないか振り返り懺悔をすることも修行の一つだったという。
布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧などの教えと正反対の生き方をしてはいないか、十善戒(じゅうぜんかい)という戒律をおかしていないか、厳しく自分を省みていたという。
前世が弘法大師の師匠である恵果阿闍梨の生まれ変わりだと言われる覚鑁(かくばん)という高僧は、密厳院発露懺悔文(みつごんいんほつろさんげのもん)という偈文を書いた。今日はその原文を読みあげ、さらに口語訳も交えながら、わかりやすく住職が解説してくれた。
厳しい修行と懺悔を求められてはいるが、最後は「自らの行いと、言葉と、心の動きによってできた罪を、わたしはすべての人に代わって、懺悔いたします。なにとぞ、すべての人が悪行の報いを受けませんように」で締めくくられた素晴らしい文章だ。そこにあるのは弟子や回りの人たちに対する慈愛の心なのだと思う。
他人の犯した罪の償いを自らが請け負うことも厭わない覚鑁の大きな度量が感じられる。
その後に月輪観を行ったせいか、シェアタイムは個人個人の深い気づきについての話が多く、とても充実した内容だった。「今日はアダルトな瞑想会だねえ〜」なんて冗談で言っていたけれど、本当に落ち着いた雰囲気だった。差し入れもお惣菜がたっぷりで皆さんと一緒に美味しくいただけた。
真剣に仏道を学び、精進しようとしている大橋住職はこの懺悔文を読むたび、苦しくなるという。瞑想会終わった後も、今回は体が痛いと言っていた。体が痛くなるほど、この教典の深い意味を受けとめ自分に突きつけようとしているのだろう。
今日の瞑想会では、皆さんとの話に夢中になるあまり、最後の集合写真を写すのを忘れてしまったので、残っている人たちだけで撮影。先に帰られた皆さん、ごめんなさい!
Dsc04133


Dsc04127

| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 12, 2014

りげん堂へ

生活クラブの本選びの会で都内に行ったので、帰りに西荻に出てりげん堂に寄ってきた。石見銀山に本店を持つ群言堂(石見銀山生活文化研究所)のレストラン&ショップだ。
西荻の駅から歩いてすぐの所に小さな古い一軒家が見つかり、そこをスタッフたちと修復してお店にしたという。石見銀山の本店も使われなくなった古民家を再生したものだ。
自然素材で創ったオリジナルデザインの衣類から器や雑貨など選び抜かれた素敵なものたちが空間に溶け込んで、修復された古民家に並んでいる。
群言堂にはファンが多いので、全国にショップが広がり、美味しいごご飯が食べられるカフェや他郷阿部家という暮らすように泊まれる古民家の宿まである。群言堂はどこに行っても、とにかくオシャレで素朴でナチュラルで・・・とても居心地のいい空間なので私も大好きだ。
石見銀山の群言堂に行った時、なんて素敵な店なんだろうと一歩店内に入っただけでもう感動してしまった。古民家の修復も店内のデザインも使っている器や生活雑貨も全て統一された世界観の中にある。以来、代表の松場登美さんの著作を読んでその感覚を楽しませていただいている。
宗吾霊堂前の店の時にスタッフをやっていてくれたユキちゃんが、今はりげん堂の店長をやっている。時々メールをしたり風楽に遊びに来てくれたり、ずっと交流は続いているけれど、今やすっかり群言堂の一員となり、りげん堂を切り盛りしている。
食事の方は厨房のスタッフに任せ、接客や企画、ディスプレイ、庭の手入れなどを店一軒の運営を担っているという。
今日はランチをいただいた後、途中からユキちゃんも休憩時間になったので一緒に席に座ってお茶が飲めた。
元々料理も上手だし、センスがとてもいい子だったけれど、群言堂という一つの素晴らしい世界の中で、まして都内の古民家のこんな素敵なカフェで働いていたら、もっともっと成長しセンスも磨かれていくだろう。
ランチの後は久しぶりに西荻の街を歩いたり、大好きなほびっと村のナワ・プラサードに行ったり、楽しい時間だった。

Securedownload


Img_2221


| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 07, 2014

息子の顔合わせ

今月、結婚する三男の彼女のご両親が夕方、古民家に来て下さった。長かった交際を経て、ようやく結婚することになった。新しい住まいにも引っ越してようやく落ち着き二人の新生活がスタートした。彼女は会社の勤務先に移動の希望を出し、今は都内まで通勤している。
ご両親とお会いするのは初めてのこと。どこか他の店に行くよりも風楽で食事をした方がいいという二人の希望もあって、店が終わってから顔合わせのためにお出しする定食の準備をした。
風楽の定食は野菜中心で地味なので、ちょっとアクセントを添えたくて、カズコさんに何か一品オードブル的なものを作っていただけないかとお願いした。カズコさんは元々専門がフレンチなのだ。
自宅でススキなどの白身魚をおろしてすり身にし、テリーヌにして持ってきて下さった。ムール界をペーストにしてハーブと一緒にグリーンソースを作り、上からかけるようになっていた。
白いお皿の上に美しい色彩のテリーヌとソース、そして副菜を合わせ、素敵に盛りつけて下さった。
この時期、タラなどの手軽に買える魚が少ないので、白身のすり身を作るのはかなり割高になってしまうそうだ。でも一人2切れは充分にあるボリュームたっぷりのテリームができあがり大感激!
緊張している息子と彼女の姿を微笑ましく見守りながら、初めてお会いする向こうのご両親と一緒に楽しいお食事会ができてよかった。
帰りはすっかり土砂降りになってしまったけれど、これで一区切りとなってほっとした。二人で仲良く幸せな家庭を築いてほしい。

Dsc04116


Dsc04119


| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 06, 2014

千葉テレビ取材

関東地方もいよいよ梅雨入りし、今日も朝から一日、雨が降っていた。お日さまが出ないとひんやりするけれど、久しぶりに雨が降って、野菜や花たちは嬉しそうだ。
今日は昼過ぎから千葉テレビの取材があった。月曜日から金曜日まで夜9時半から放送されている「NEWSチバ」で成田の特集が組まれるそうだ。その中の一つとして風楽を紹介していただけることになった。千葉テレビの取材はこれで2回目だ。
定食のご用意をして、NEWSチバの担当アナウンサー中山京子さんに定食を実際に食べていただいた。私も古民家や食事のメニューについて少しだけお話させていただくので、隠しマイクをつけ出演。進行は中山アナウンサーの質問に答える形だが、ぶっつけ本番?だったので、何を話したのかよく覚えていない(番組を見るのが怖いなあ〜)。
あいにくの雨だったけれど、雨に濡れた緑がとても瑞々しかったので、雪見障子越しに見える縁側からの庭の風景も撮影していただいた。
放送は来週の月曜日。

Dsc04115


Dsc04107


Dsc04111


| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 05, 2014

蘇った圧力鍋

店を始める時に買ったティファールの圧力鍋。最近、蒸気が漏れているようで、玄米の炊きあがりがちょっと固くなっていた。ネジを締めてみたり、蒸気の漏れる所に布巾を乗せて炊いたりしたけれどやはり固い。どうしようもないので、玄米を二度炊きしたり、蒸したりしながら、だましだまし使っていた。
かれこれ13年以上も使っているので、そろそろ寿命なのかもしれない。ティファールには修理センターがあるので問い合わせたら、確認したいので鍋のフタの部分だけ送ってほしいと言われた。
数日後、連絡があった。フタを閉める芯棒が回らなくなっており、さらに安全弁とおもりが劣化しているとのこと。部品を交換すれば修理できるが、部品代と修理代で1万円ほどかかるらしい。店で使っているのは10ℓの大きなサイズ。定価は3万円以上だが、2万5千円くらいで新しい鍋も買えそうだ。鍋の本体部分も随分と使い込んでいるし、取っ手も取れてしまったので、どうしようかなと迷ったけれど、修理をお願いすることにした。
そして今日。修理が終わったフタが帰ってきた。箱を開けたらビックリ。修理していただいただけでなく、新品のようにピカピカに磨かれていた。明細をみたら修理代はたった千円。しかも送料込みだった。
フランスでは母から娘へ使い込まれた鍋が大切に受け継がれていくと聞いたことがある。この圧力鍋の本体も10年保障になっている。保障期間はとっくに過ぎているのに、部品が揃えられ修理可能というのは本当にありがたい。さすが世界で初めて圧力鍋を作ったメーカーだ。やはりいいものを長く使い続けるという文化があるのだろう。いつまで使えるかわからないけれど、私の仕事に欠かせない圧力鍋。いよいよ修理もできなくなるその日まで、これからも大切に使い続けていこうと思った。
修理中は小さい方の圧力鍋で二回づつ玄米を炊いていたけれど、これが戻って来てくれたら一安心。明日は久しぶりにふっくらと美味しい玄米が炊けそうだ。
*写真は修理が終わった圧力鍋のフタ。横にあるのは取り替えた部品。
Dsc03840


| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 04, 2014

寺田本家の酒粕料理教室

千葉市にあるショッピングセンターフレスポ稲毛内にあるまちスポ稲毛で「ふるさとの酒蔵から教わる発酵ごはんと自然酒づくり・発酵くらしのコツ」というテーマのイベントが行われた。寺田本家当主夫妻をお迎えして勝クンの自然酒の酒造りや発酵についてのお話と聡美ちゃんによる甘酒料理教室の二本立てだ。
店でも酒粕や甘酒の料理はよく作っているが、数年前まで自分にとって酒粕はほとんど馴染みのないものだった。それを身近な食材として活用するために寺田本家の酒粕を使った料理本を揃えたり、他のレシピもいろいろ参考にしながら、自分なりに工夫して作ってきた。その結果、本当に酒粕は使い方次第で何とも言えない味わいを醸し出す面白い食材であることがわかり、すっかり発酵食のとりこになってしまった。
その中でも二人の共著である「麹・甘酒・酒粕の発酵ごはん」は簡単でわかりやすいレシピが満載なのでとても参考になった。でも今まで直接、聡美ちゃんから料理を教わったことがなかったので、今回のイベントにはぜひ参加しようと思った。
今日はその本の中から聡美ちゃんが、甘酒ケチャップを使ったナポリタンと、甘酒バンバンジイサラダ、甘酒スムージーなどを作ってくれた。初めての方にもわかりやすいように一番簡単に作れてとても美味しいベーシックなメニューだったので、調理自体はあまり作る部分がなく、あっという間に終わってしまったが、全部、とても美味しかった。特に発芽玄米麹で作った甘酒は酸味がなくまろやかでとても美味しかった。
初めて甘酒料理に出会った人はこんなに手軽に楽しめる方法を知って、きっとハマってしまうだろう。
創業340年になる自然酒蔵元で生まれ、幼少の頃からお酒造りの中で育った聡美ちゃんならでは発酵ごはん。発酵をテーマに一つの酒蔵から始まった試みが町全体に広がって、今では神崎町は町をあげて発酵の里として活動を始めている。オモシロイ人たちが集まり、お蔵フェスタなど楽しいイベントもあれこれ開催されるようになった。まさにその広がりは微生物たちを介して多様に変化していく発酵と同じなのだと思う。
たくさんの顔馴染みの方たちにもお会いし、なんだか同窓会をしているみたい?で楽しかった。甘酒や酒粕には独特の深い味わいがあり、上手に活用すると腸内細菌も増えて、体がどんどん元気になっていく。いつもニコニコと楽しそうで仲のよい寺田本家のお二人の回りにはたくさんの若者たちが集まってくる。それを笑顔で迎えてより幸せにしてしまうのは、やはり発酵の賜物なんだろうなあ。
とても面白かった。
企画してくれた野口さんありがとうございました!


Img_2190


Img_2202


Img_2201


Img_2203


Img_2206


| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 02, 2014

6月のお知らせ

古民家空間風楽 6月のイベント情報です。
古民家は涼しいいい風が通り抜け、緑が青々と繁っている一番気持ちのいい季節です。
ぜひ遊びにいらしてくださいね。
ご希望の方はお電話かメールでお申し込み下さい。お時間があったらぜひどうぞ!

☆満月瞑想会
真言宗月輪観の手法を取り入れた瞑想を行います。お時間がある方は17時30分より呼吸法など行いながら瞑想に向けての準備をしています。
終わった後は玄米おむすびを食べながら交流会を行います。
□日時:6月13日(金)18:30~21:30(17:30開場)
□:参加費:500円(玄米おむすび付)
□指導:真言宗智山派住職大橋照賢
*交流会の時の差し入れ大歓迎!

☆天然酵母のパン教室
小麦で酵母を起こして地粉でブールとプチパンを焼きましょう。
収穫されたばかりの成田産無農薬小麦粉を使います。
焼きたてパンと一緒にオーガニックランチをどうぞ!
□日時:6月17日(火)10:00~13:30
□参加費:3900円(オーガニックランチ&お土産付)
□:指導:高田温美(森のパン屋さん主宰)
*当日キャンセルは材料の都合上、半額をいただきますのでご了承下さい。

☆楽健法足踏み会
二人ヨガと言われるマッサージ。
一人が寝っころがって、もう一人が相手の経絡に沿って足で体を踏んでいきます。
リンパのつまりをほぐし血行がよくなり疲労回復にもつながるご家庭でできる健康法です。
□日時:6月17日(火)13:30~16:30
□参加費:2500円(お茶&ケーキ付)
□指導:楽健法セラピストamane

☆玄米菜食料理教室
アットホームで気軽に参加できる料理教室です。
料理教室というよりはキッチンでみんなで作っておしゃべりしながら美味しく食べるという楽しいクラスです。

<メニュー>
新ジャガのグラタン
丸ごと新玉ねぎのスープ
ひよこ豆のサラダ
マクロビスィーツ
□日時:6月20日(金)15:00~18:00
□参加費:3900円(玄米ご飯の夕食・お土産付)
*当日キャンセルは材料の都合上、半額をいただきますのでご了承下さい。

Dsc03678
ここ数日、真夏日が続いています。こう暑くなるとゴーヤが食べたくなります。今夜はチャンプーを作りました。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

« May 2014 | Main | July 2014 »