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June 13, 2014

満月瞑想会

雨続きだったお天気が、今夜の瞑想会のために晴れたんじゃないの?と思うほど、久々にやってきた真夏日の一日。雲のない夜空に瞑想会の途中で大きな月が少しずつ昇ってきた。それをお座敷に座って真正面で見つめながら、ずっと月の光を感じていた。
阿字観のパネルの横には瞑想会に参加されているマルヤマさんが、お部屋を暗くする時に使って下さいと言ってプレゼントしてくれた竹のスタンドを飾った。灯りを付けるとキレイな光が小さく灯る素敵なスタンドだ。
今日の瞑想会のテーマは懺悔(さんげ)。かつて僧侶たちは毎月、満月と新月の夜に布薩(ふさつ)という儀式をしていたそうだ。戒律が書かれている本を読み上げながら、自ら戒律を犯していないか振り返り懺悔をすることも修行の一つだったという。
布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧などの教えと正反対の生き方をしてはいないか、十善戒(じゅうぜんかい)という戒律をおかしていないか、厳しく自分を省みていたという。
前世が弘法大師の師匠である恵果阿闍梨の生まれ変わりだと言われる覚鑁(かくばん)という高僧は、密厳院発露懺悔文(みつごんいんほつろさんげのもん)という偈文を書いた。今日はその原文を読みあげ、さらに口語訳も交えながら、わかりやすく住職が解説してくれた。
厳しい修行と懺悔を求められてはいるが、最後は「自らの行いと、言葉と、心の動きによってできた罪を、わたしはすべての人に代わって、懺悔いたします。なにとぞ、すべての人が悪行の報いを受けませんように」で締めくくられた素晴らしい文章だ。そこにあるのは弟子や回りの人たちに対する慈愛の心なのだと思う。
他人の犯した罪の償いを自らが請け負うことも厭わない覚鑁の大きな度量が感じられる。
その後に月輪観を行ったせいか、シェアタイムは個人個人の深い気づきについての話が多く、とても充実した内容だった。「今日はアダルトな瞑想会だねえ〜」なんて冗談で言っていたけれど、本当に落ち着いた雰囲気だった。差し入れもお惣菜がたっぷりで皆さんと一緒に美味しくいただけた。
真剣に仏道を学び、精進しようとしている大橋住職はこの懺悔文を読むたび、苦しくなるという。瞑想会終わった後も、今回は体が痛いと言っていた。体が痛くなるほど、この教典の深い意味を受けとめ自分に突きつけようとしているのだろう。
今日の瞑想会では、皆さんとの話に夢中になるあまり、最後の集合写真を写すのを忘れてしまったので、残っている人たちだけで撮影。先に帰られた皆さん、ごめんなさい!
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