鈴木重子さん秋風コンサート
いつか風楽にお呼びしたいと思っていたアーティスト鈴木重子さんの歌が古民家に響きわたった。秋風コンサートは定員を上回り、50名のお客様であふれ、お座敷は足の踏み場もないほどギッシリ。キャンセル待ちの方もいらっしゃったほどだ。
私自身も重子さんのしなやかで優しい歌い方がとても好きだったので、本当にコンサートの日を心待ちにしていた。またお一人、およびしたいと思っていた方が来て下った・・・夢がひとつ叶ったのだ。
50名ものお客様を一度にお迎えするとなるとそれなりの準備が必要だ。朝から定食の仕込みと同時にお弁当用のお惣菜を仕込み、2時前にはPAの方が到着したのでセッティング。大きなスピーカーが設置され、ソファや桐ダンスなど動かせるものは全て動かし、会場が少しでも広く使えるように片付けた。
夢中になって動いているうちに重子さんも到着。本当にナチュラルで素敵な方だ。リハーサルで重子さんの歌声が聴こえてくると、仕事も手に付かなくなり?心がふっと歌の中へと入っていく。本当に今、古民家で重子が歌って下さっているのだ。
日中はとてもよいお天気だったけれど、夕方からとても冷え込んできた。まだストーブの用意のなかった古民家で重子さんはとても寒そうだったが一曲一曲丁寧に歌って下さった。お客様の熱気にあふれたぎゅうぎゅう詰めのお座敷で本当によかった。
重子さんはご自身の生き方がそのまま歌になっている。曲の間のお話も自然体で重子さんの思いが伝わってくる。特に平和への思いが強く、人を愛し、自然を愛し、大切にしたいという気持ちにあふれ、自分にできることをやろうとする姿勢に深く共感できた。
あえて同じ側と向う側という表現を使うとするならば、重子さんは確実に同じ側にいる人だ。音楽業界の中で活躍されながら、その姿勢を失うことなく生きていらっしゃることがとても素晴らしいなと思った。それも特別肩肘はらずにごくごく自然体で。
大好きな曲なので聴きたいと密かに思っていた「colors of the wind」を生で歌って下さった時、きっと同じ風を感じているのだろうなと嬉しくなった。
重子さん、遠くまでお越し下さって本当にありがとうございます。とても幸せな楽しい時間でした。どうかまたいつか古民家に帰ってきてくださいね!
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