満月瞑想会
今日の満月は皆既月食の赤い月。太陽と地球と月が一直線に並んだ。その天体ショーを瞑想会に来た皆さんとシェアできたことがとても思い出に残る一日となった。
夕方、台風一過の澄んだ空気の空にぽっかりと大きな月が浮かんでいた。その月が6時15分頃から欠け始め、7時24分には月が完全に地球の影に隠れた。今夜は肉眼でぐんぐんと欠けていく様子が見えるので、住職も話を早めに切り上げ、今日の数息観は庭で銘々行いましょうということになり、急きょ全員で庭へ。かなり冷え込んできたけれど、しばらくの間、庭で過ごし月光浴をした。
それぞれ椅子に座って庭で月の満ち欠けを眺め呼吸を整えてから再び古民家の中へ。プラネタリウムみたいにはっきり見える月の変化を時間と共に追うことができたなんてラッキーだった。
おそらく誰の心の中にも今夜は月輪観の月をしっかりとイメージできたんじゃないかな。とても神秘的な時間だった。今日の住職の講話は般若心経。般若心経の口語訳と解説を聞きながら全員で唱えた。
台風の後ということもあって、今夜、皆既月食を迎えるのも浄化のエネルギーが働いていたように感じた。そういう意味で瞑想が終わってから「オーム」を皆さんと一緒に唱えたくなったので住職にお願いし、全員で唱和。音魂の響きでこの場を整えていただくことができますように、全ての人が大いなるものに守られ導かれていけますように・・・そんな思いを込めて唱えた。
シェアタイムも今夜は手作り料理の差し入れが多く、とても賑やかな食卓となった。いつもおむすびを乗せる小さなお皿を用意しているのだが、お料理が多すぎて乗り切らなかったくらい。一人一人の発言も、皆さんそれぞれの人生や思いが凝縮されたお話が多く、じっくりと聞いてしまった。
片付けが終わって解散した後も、なぜかすぐには帰りがたく?住職と私と4人のメンバーが集まって、残っていたお菓子をつまみながら1時近くまであれやこれやと話し込んだ。何となくみんな月を見ながらゆっくりしたい和みモード?だったのかな。リラックスできて楽しい時間だった。
きっと今回の皆既月食のことはずっと記憶に残るだろうなあ。
次回の瞑想会は11月7日です。お時間ある方はぜひお出かけ下さいね!
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