谷田学 経絡ストレッチセミナーに参加してきました
潮来にあるナチュラルショップ「くるむ」で行われた谷田学先生の経絡ストレッチセミナーにこの土日、お店をスタッフに任せて参加してきました。
鍼灸師だけど鍼を使わない治療をしている先生です。
東洋医学の視点に基づき、相手の体に手を当て同調することで力をゆるめ体を整えていく施療を実践していらっしゃいます。
そのセミナーがとても面白いと評判をよび、施療の合間に全国各地に呼ばれてセミナーを行っています。
今回私が参加したのは「経絡ストレッチセミナー」というもの。
陰陽五行の思想を基本に経絡を意識しながら行うストレッチです。
谷田さんが手を添えてくださることで、意識ではもうこれ以上曲がらないと思っていた体がゆるんで溶けてふわ〜っと曲がったり伸びたりしてしまうのです。
筋力や力で動かすのではなく意識や体の中に眠っている感覚を呼び覚まして動きたい方向に伸びていく・・・。
西洋のOSではなく東洋のOSはイメージの世界。
頭で考えるのではなく、イメージをいかに広げていけるか、正解や不正解にとらわれず自由にしなやかでいられるよう経絡という体からのアプローチを通して自分を観つめるセミナーでした。
私は背中が張りやすく、特にこのところ肩甲骨周辺にほぐれないコリがあり、また五十肩になりそうなのですが、陰陽五行的にみると金のエネルギーが強く肺大腸の経絡が滞りがちのようです。
臓器ごとに経絡を意識しながら谷田さんと一緒に体を伸ばしていくのですが、その時、自分の体が一つの柔らかなボールのようになれたら、とてもいいリリースができます。
体が解放されることで心も解放され、中には泣いたり笑ったり叫んだりする人もいました。
でも抵抗したり力んだり、痛みを意識したりすると動き(変化)がそこで止まってしまうのです。
自分を空っぽにして力を抜き、明け渡すことで、ふわっとした何かが入ってくる・・・のですが、どうも私は自我が強く、この明け渡すという作業が苦手なようです。
諸々のことを背負い、頑張りすぎてしまう自分とまたしても出会ってしまいました(笑)。
谷田さんは毎回一人一人のストレッチの導師として体に手を添え、隣りに立っていてくださるのですが、決してクライアントを直視しません。
どこかぼんやりと虚空をみつめ微笑んでいるのです。
当然ながら押したり動かそうとしたりもしません。
ただただそこにいる・・・。
体の中に天と地をつなぐ長〜い柱を一本立てて、意識するのは丹田だけ。
自我をなくして相手と同調されているそうです。
その状態で相手の変化を待っているのですが、いかにも待っているというのではなく、ただそこにふんわりと寄り添っているという感じです。
それがなんとも心地よく柔らかい気配を醸し出していきます。
そして動きが出てきても出てこなくてもオッケー。
そのままを受け容れている・・・それがとても温かくもありクールでもあり、とても居心地のよいものでした。
自由に生きているようでいて、最後までゆるめない根っこのようなものがある自分。
潜在意識では自分と相手との境界線を思っている以上に意識しているのかもしれません。
そんな自分を観察し根っこがどう変化していくのか、これからもこの体を味わい続けていきたいと思いました。
やっぱり人の体って本当に面白いですね。
そして今回、このセミナーに参加した目的はもう一つあって、古民家で谷田さんのセミナーを開催できないか直接お会いしてご相談したかったのです。
この地域での開催は初めてでまだまだ谷田さんを知らない方が多いですが、古民家のお座敷で谷田さんと皆さんが集まったらきっといい気の流れる素敵な時間になるだろうなあと確信しています。
とりあえず日程は4月の27日28日の二日間(10時から5時30分まで)。
一番最初なので、まずは「陰陽五行セミナー」基本編応用編(座学)を開催し、順を追ってこの経絡ストレッチセミナーなどにつなげていけたらと思っています。
詳細はもう少ししたらアップしますが、宇宙と体と食べ物と生き方をつなげたとても面白いお話を聞かせていただけそうで楽しみです。
とってもオススメですので、ぜひご参加くださいね!
谷田先生のブログもまたすごく面白いので覗いてみてください。
http://ameblo.jp/389navi/
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